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ラクビー、府中ダービー、プレーオフ、東芝、サントリー、がんばれ!2012年02月19日 07時46分43秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のkick/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 ラグビーのトップリーグ。
 もうとっくに総当たり戦のラウンドロビンが終わって、今日から、サントリ
ーサンゴリアス、東芝ブレイブルーパス、パナソニックワイルドナイツ(この
前まで三洋電機)、NECグリーンロケッツの4強によるプレーオフが始まるけど、
第11節の、サントリー対東芝の府中ダービーは、府中ダービーの名に恥じない、
すさまじくスリリングな試合だったので、忘れないように書いておく。

これまで書いた府中ダービー関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/01/17/6295537
1月22日(日)は、ラグビー、サントリー対東芝の府中ダービーと市長選挙の日
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/01/11/5633048
トップリーグ最終節、東芝対サントリーの府中ダービーは、東芝の完勝
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/01/22/5646354
ラグビートップリーグプレーオフ、東芝対サントリーはサントリーの勝ち!
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/12/20/4766663
ラグビートップリーグ、2009/12/26(土)は、府中ダービー\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/12/27/4780460
ラグビートップリーグ、府中ダービーはサントリーの完勝\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/09/2713884
サントリー、府中ダービーを制す
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/01/13/4055282
サントリー、清宮は坊主頭になれ!
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/12/24/187553
東芝府中圧勝、トップリーグ・府中ダービーマッチ

 何度も書くが、この両チームは、おれが住む東京都府中市に本拠地がある。
両チームともリーグ優勝や日本選手権で優勝する強豪チームで、府中市民の誇
りであり、選手たちも、市民の誇りであり、あこがれであり、スターです。
 府中には、全国から高校のラグビー部が、合宿に来たりもしています。

http://www.suntory.co.jp/culture-sports/sungoliath/
サントリーサンゴリアス
http://ja.wikipedia.org/wiki/サントリーサンゴリアス
http://www.toshiba.co.jp/sports/rugby/index.htm
東芝ブレイブルーパス
http://ja.wikipedia.org/wiki/東芝ブレイブルーパス

 さて、今期の府中ダービーの話。
 試合開始早々から、すごい駆け引きがあった。
 先にサントリーが、東芝陣内でチャンスをつかんだ。ペナルティキック(PG)
を狙えるところなので、狙うかと思ったら、タッチに蹴り出して、ラインアウ
トからトライを狙いに行った。
 その試合のフォワード戦の調子をみるために、こういうのは、よくある。こ
れが、一発勝負のトーナメントだったら、安全にPGを狙うだろうけどね。
 結局、サントリーの攻撃は成功せず。
 そのあと、今度は東芝にPGのチャンスが。しかし、これを狙わず、タッチに
蹴って、フォワード勝負。
 でも、これすごい選択だったのよ。なぜかというと、ペナルティをもらった
位置が、ゴール間近で、しかもゴール正面。それを狙わず、タッチだもんね。
 デビッド・ヒル選手が、PGを狙わず、タッチキックを蹴ったとき、うぉぉな
どと、会場がどよめいた。
 それもそのはず。サッカーでいえば、PKをもらって、しかも、ゴールキーパ
ーがいないPK。それくらい簡単に点が入る状況なのに、わざわざコーナーキッ
クから点を狙いに行くようなもの。
 その意気込みはすごかったが、しかし、この攻撃は成功せず、おれは、東芝、
失敗したんじゃないかと。全勝で試合巧者でもあるサントリー相手に、取れる
ときに取っておかないと後で響くぞと思った。
 その後、東芝はトライを取って逆転したが、サントリーは、最初のフォワー
ド戦でトライを取れなかったこともあって、以後、PGのチャンスは、全部、PG
を狙って、ニコラス・ライアン選手が次々と決めて、あっさり逆転し、どんど
んリードを広げていく。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/11/01/6181394
で、書いたように、ニコラス・ライアン選手は、府中市内、分倍河原駅付近で、
家族連れでのんびり歩いているところを、すぐ、そばで見たよ。奥さん、美人。
お子さん、かわいい。

 結局、後半30分時点で、18-7でサントリーリード。
 サントリー相手に、残り10分で11点差の逆転は、まず無理。サントリー
の勝利はほぼ確定と思っていたら、ここから東芝が2トライ2ゴールで大逆転
するんだもんね。
 これだから、ラグビーはわからない。これだから、府中ダービーは見逃せな
い。

 逆転へのきっかけになった、30分過ぎからの攻撃。
 それが、皮肉というか運命のいたずらというか、サントリーがそれまで得点
を積み重ねてきたPGからなのよ。
 PGのチャンスを得たサントリーは、距離はあったがPGを選択。決まれば、ほ
んとに試合は決まるね。
 これまで、ビシバシ決めてきたニコラス・ライアン選手が蹴ったボールは、
左にはずれ、しかも届かず。これをキャッチしたヒル選手が、カウンターアタ
ックに入って、ここからの連続攻撃が、トライにつながった。
 試合を決めるはずのPGが、逆に東芝のトライになっちゃうんだもんね。

 最後の逆転トライにつながった連続攻撃。
 解説では、おれの大好きな東芝の大野選手の突破が効いたといっていたが、
それもあるが、おれが高く評価したいのは、前キャプテンの廣瀬俊朗選手のが
んばり。
 前述のように、大野選手が突破してラック(潰れた団子状態)になり、ボール
が出て、それがまた潰れてラックになった。この中に、廣瀬選手が巻き込まれ
て倒れていたが、ボールが出るときに、すぐ立ち上がって、懸命にボールキャ
リアを追いかけて、攻撃ラインに参加した。
 これで、サントリーの守備陣が混乱した。廣瀬選手の走りで数的優位ができ
たわけ。
 サントリーとしては、パスを受けた廣瀬選手を止めないといけないから、タ
ックルに行ったが、廣瀬選手はわざと自分にタックルさせて、相手を一人消し
ながら、外のスティーブン・ベイツ選手にパス。サントリーは、ベイツ選手に
もタックルに行かざるを得ず、結局、外に望月雄太選手が余り、ベイツ選手が
望月選手にパスして、逆転トライ。
 タイムアップのホーンが鳴る中、ゴールも決まって大逆転という試合だった。
 サッカーでも、パスをする選手、パスを受ける選手のほかに、第3の選手の
動きが重要というが、廣瀬選手のあの動き、巻き込まれたラックから、すばや
く抜け出して、懸命に走ったあのプレーが、逆転トライの決め手だったと思う。
 さすが、前キャプテンだ。\(^O^)/

 その他、詳しい内容は、
http://www.top-league.jp/news/news12665.html
11節 マッチサマリー(サントリー 18-21 東芝)
http://www.top-league.jp/reports/2011/mr11.html#01
トップリーグ2011-2012 第11節 TOPマッチレポート
接点にこだわった東芝、劇的な逆転でサントリーの全勝止める

 大大大ベテランの松田努選手は、この試合も出場して(たしか先発)、トップ
リーグの最年長出場記録を更新。その後の試合でも出場して、さらに更新して
いました。
 そうそう、その後、最年長トライ記録も更新しました。
http://www.top-league.jp/news/news12984.html
松田選手(東芝ブレイブルーパス)、最年長トライ記録を2試合連続で更新
 41歳9ヶ月5日に更新だ。

 親には見せられないというほど厳しい練習の東芝の中でも、40歳を過ぎて
も、フィットネスは全選手の上位だそうです。この試合か、別の試合か、解説
で言ってました。
 ケガさえなければ、来年も出場しそうな勢い。
 ぜひ、来年も出場してほしいです。

 サントリーは、極力キックを使わない試合をするが、そのことについて、
tvk(テレビ神奈川)の放送では、解説の、NECグリーンロケッツOB、元日本代表
の河合レオさんが、触れていた。
 サントリーのエディ・ジョーンズ監督(今度、日本代表監督になる)に聞いた
ら、キックは使わないわけではなく、必要なときは使うと。高校生だと、「キ
ックを使うな」と指示すると、キックを使わないといけない場面でも使わない
ということになりがちだが、サントリーの選手は、さすがにそんなことはない
と。
 グランドコンディション、試合展開、相手チームによって、使うときは、ど
んどん使うと。
 この試合でも、グランドコンディションが悪いせいもあって、サントリーの
ピシ選手は、巧みにキックを使って試合をコントロールしていた。
 これ、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/01/11/6285737
高校ラグビー、福岡の東福岡3連覇、高校バレー女子、大分の東九州龍谷4連
覇、高校バレー男子、長崎の大村工が優勝、トヨタ自動車アルバルクがバスケ
で日本一\(^O^)/
で書いた話と同じ指摘だね。
 河合レオさんも、あの試合を見て、おれと同じように思ったのかも。 

 この話は、ラグビーに限らず、仕事や生活面でも、よくあること。
 こうしろと指示すると、馬鹿の一つ覚えで、そのやり方しかしない人がいる
でしょ。状況に応じて、対応する力がないわけ。そういう人は、結局、自分の
頭で考えない、判断しない、指示待ち人間、指示通りにしか動けないロボット、
つまりは、使えない奴という評価になっちゃうんだよね。

 ところで、プレーオフといえば、JSportsで、直前特集として、過去のプレ
ーオフ決勝や日本選手権決勝の試合を放送していた。
 それで、東芝の渡邉選手の勇姿を、また観た。元日本代表で、頼れるアニキ、
愛称は「まんきち」。でも、突然、亡くなった。ショックだった。
 それと、トップリーグ最高のキャプテンといわれた冨岡鉄平も、躍動し、ど
のインタビューも感動を残す名インタビューといわれた、試合後のインタビュ
ーも観られた。
 観てると、じわじわ、感慨にふけってしまう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/渡邉泰憲
http://ja.wikipedia.org/wiki/冨岡鉄平
関連:
http://ja.wikipedia.org/wiki/日本ラグビーフットボール選手権大会
元ラグビー東芝府中の名フランカー渡辺泰憲さん、鎌倉で転落死

 府中ダービーと冨岡キャプテンで思い出した。
 清宮監督率いるサントリーとのプレーオフ決勝も、今回、放送されていた。
 薫田監督のラストシーズン。冨岡キャプテンもキャプテンとして最後の年。
 6点差でロスタイム。ラストワンプレー。
 冨岡キャプテンの選択は、
「5年間、モールで戦ってきたから、最後は、トライを取れなくてもいいから、
モールで攻めたい。みんなに訊いたら、みんな賛成してくれたので、モールで
勝負した」。
 ドライビングモールで押し込んで、最後は、侍バツベイ選手が、相手ディフ
ェンスをはじき飛ばして、片手を大きく伸ばして、トライ。この時点では1点
差で負けているが、トライ後のゴールキック(コンバージョン)も決まって1点
差で逆転。そのまま、試合終了という、全身に鳥肌が立つほど劇的な優勝だっ
た。
 何度観ても、すごい試合。
 解説の村上晃一さんも、神戸製鋼と三洋電機の1990年度の社会人大会決勝、
ラストワンプレーで、神戸製鋼のイアン・ウィリアムスが、奇跡的な独走トラ
イを決めた試合に匹敵すると絶賛していました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/神戸製鋼コベルコスティーラーズ
の、「3連覇達成」に、この伝説の逆転トライが書いてありますね。
 三洋電機の宮地監督は、どうしても、神戸製鋼に勝てなかったんですよね。
近年は、三洋電機、そしてパナソニックの方が、神戸製鋼より強くなっている
から、宮地監督も溜飲を下げているでしょうが。

 今回の府中ダービーも、それに迫るような東芝の大逆転劇だったが、サント
リーは、すでに1位通過が確定的だったし、東芝とプレーオフで当たることを
想定して、手の内を明かさなかった可能性も大。
 tvk(テレビ神奈川)の放送では、河合レオさんは、サントリーのディフェン
スは、密集に人数をかけず、東芝にボールを出させて止めるディフェンスだっ
たが、それを突き破った東芝の攻撃がよかったのかどうかは、判断が難しいと。
 つまり、サントリーは、超本気モードで東芝の攻撃を止めにいったかという
と、違うかもしれないということですね。
 東芝の選手も、その辺は、いろいろ感じているだろうから、この両チームが
決勝で当たると、前述の決勝のような、大激戦になる予感。

 東芝対サントリーの決勝が実現するためには、東芝はパナソニック、サント
リーはNECを、今日、やっつけないとだめ。
 東芝はラウンドロビンの最終節でパナソニックと対戦して、快勝したが、パ
ナソニックはベストメンバーではなかったし、プレーオフ通過も決めていたの
で、モチベーションの面で、どこまで本気だったかは不明。
 負けたとはいえ、パナソニックは、ワンチャンスでトライまで持って行く鋭
さも見せたし、今日の準決勝は、どっちが勝つかわからない。
 もちろん、東芝に勝ってほしい。東芝ブレイブルーパス、がんばれー!

 そして、サントリー対NEC。
 力的には、サントリーが上なんだが、NECはリーグ戦で東芝を粉砕しました
からね。あの試合、東芝は、スクラムハーフが次々と負傷するという災難があ
ったが、以前の強いNECが戻ってきたことを印象づけたし、実際にその後も勝
ち星を続け、プレーオフに進出してきたわけです。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/01/11/6285736
ラグビー、トップリーグ。祝、東芝の中居選手が史上初100キャップ。\(^O^)/

 そして、NECは、トーナメントに、滅法強い。
http://ja.wikipedia.org/wiki/NECグリーンロケッツ
をみると、ミラクル7の話も出ている。
 箕内拓郎キャプテンの時代(日本代表でもキャプテンを務めた)、サントリー
と決勝を戦って、そのときも王者サントリーにNECが挑戦するという構図で、
下馬評を覆して、NECが優勝したんですよね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/日本ラグビーフットボール選手権大会
をみると、
40 2002年 NEC (社会人3位)36 - 26 サントリー(社会人1位)
ですね。
 それに今年は、トライ王のナドロ選手がいる。ラトゥ選手も要注意。
 もちろん、サントリーも対策は立ててあるだろうけれど、一発勝負だから、
どっちが勝つかはわからない。
 もちろん、サントリーに勝ってほしい。サントリーサンゴリアス、がんばれ
ー!

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/01/11/6285736
ラグビー、トップリーグ。祝、東芝の中居選手が史上初100キャップ。\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/01/17/6295534
NEC ネマニ・ナドロ選手のスーパートライ。

 そういえば、NECのナドロ選手は、結局、トライ数は新記録ではなく、タイ
記録の19トライでしたね。
 でも、第7節のホンダ戦では、1試合6トライのリーグ新記録を樹立しまし
た。すごすぎ。

 お、こんなニュースが。
http://www.sanspo.com/rugby/news/120218/rga1202182101005-n1.htm
ノヌーがリコー退団「スーパー15」へ/TL
2012.2.18 20:59
--- ここから ---
今季加入した昨年のワールドカップ優勝メンバーのニュージーランド代表CT
Bマア・ノヌー(29)が退団することを明らかにした。
--- ここまで ---
--- ここから ---
ノヌーと同じく今季加入したイングランド代表FWジェームス・ハスケル(2
6)もチームを離れる。
--- ここまで ---
 ああ、スーパースターが、ほとんどプレイせずに、退団。リコー踏んだり蹴
ったり。
 なんか、プロ野球の阪神タイガースを思い出した。^^;

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/09/20/6108065
ラグビーワールドカップ、日本対ニュージーランド
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/10/11/6145979
ラグビーワールドカップ、日本対カナダ。デフラグビー(聴覚障碍者ラグビー)