ちょっと気になった金融工学の本、実験の本、大学授業の本 ― 2011年02月11日 20時19分58秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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お買い上げありがとうございました。
ちょっと気になりました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0470857455/showshotcorne-22/
Alternative Risk Transfer: Integrated Risk Management through
Insurance, Reinsurance, and the Capital Markets (The Wiley Finance
Series) [ハードカバー]
Erik Banks (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0470398825/showshotcorne-22/
Design and Analysis of Experiments [ペーパーバック]
Douglas C. Montgomery (著)
出版社: John Wiley & Sons Ltd; 7th International student edition版
(2009/1/20)
第7版だから、定番中の定番本なんですね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4771015767/showshotcorne-22/
大学の授業を変える―臨床・教育心理学を活かした、学びを生む授業法 (大阪
経済大学研究叢書) [単行本]
古宮 昇 (著)
---
お買い上げありがとうございました。
ちょっと気になりました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0470857455/showshotcorne-22/
Alternative Risk Transfer: Integrated Risk Management through
Insurance, Reinsurance, and the Capital Markets (The Wiley Finance
Series) [ハードカバー]
Erik Banks (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0470398825/showshotcorne-22/
Design and Analysis of Experiments [ペーパーバック]
Douglas C. Montgomery (著)
出版社: John Wiley & Sons Ltd; 7th International student edition版
(2009/1/20)
第7版だから、定番中の定番本なんですね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4771015767/showshotcorne-22/
大学の授業を変える―臨床・教育心理学を活かした、学びを生む授業法 (大阪
経済大学研究叢書) [単行本]
古宮 昇 (著)
CIA秘録、スパイのためのハンドブック ― 2011年02月11日 20時20分42秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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お買い上げありがとうございました。
これ、情報省の関係者、必読だな。\(^O^)/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163708006/showshotcorne-22/
CIA秘録上 [単行本]
ティム・ワイナー (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163708103/showshotcorne-22/
CIA秘録 下 [単行本]
ティム・ワイナー (著)
--- ここから ---
日本版のために著者は2章分を書き下ろし。 「CIAによる自民党に対する秘密
献金」「日米自動車交渉での経済諜報」などが明らかに。
--- ここまで ---
だって。ますます必読やのぉ。
日米自動車交渉での経済諜報は、橋本政権のときですね。交渉時に日本側は
盗聴されていたが、日本側は盗聴に気づいておらず、手の内バレバレだったと
いう例の話ですね、きっと。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166604457/showshotcorne-22/
CIA 失敗の研究 (文春新書) [新書]
落合 浩太郎 (著)
CIAも連戦終結後、アイデンティティをどうするか、よく論じられましたね。
それと、電子的な情報収集などに力を入れすぎて、ヒューミントをおろそかに
したために弱体化したといわれました。それが9.11につながったともいわれて
いました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150500797/showshotcorne-22/
スパイのためのハンドブック (ハヤカワ文庫 NF 79) [文庫]
ウォルフガング・ロッツ (著), 朝河 伸英 (翻訳)
「スパイのためのハンドブック」は、昔、売れていて、紹介しようとして忘
れたままの気がする。モサドの人が書いた本。スパイも老後まで考えないとい
けないのね。
---
お買い上げありがとうございました。
これ、情報省の関係者、必読だな。\(^O^)/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163708006/showshotcorne-22/
CIA秘録上 [単行本]
ティム・ワイナー (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163708103/showshotcorne-22/
CIA秘録 下 [単行本]
ティム・ワイナー (著)
--- ここから ---
日本版のために著者は2章分を書き下ろし。 「CIAによる自民党に対する秘密
献金」「日米自動車交渉での経済諜報」などが明らかに。
--- ここまで ---
だって。ますます必読やのぉ。
日米自動車交渉での経済諜報は、橋本政権のときですね。交渉時に日本側は
盗聴されていたが、日本側は盗聴に気づいておらず、手の内バレバレだったと
いう例の話ですね、きっと。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166604457/showshotcorne-22/
CIA 失敗の研究 (文春新書) [新書]
落合 浩太郎 (著)
CIAも連戦終結後、アイデンティティをどうするか、よく論じられましたね。
それと、電子的な情報収集などに力を入れすぎて、ヒューミントをおろそかに
したために弱体化したといわれました。それが9.11につながったともいわれて
いました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150500797/showshotcorne-22/
スパイのためのハンドブック (ハヤカワ文庫 NF 79) [文庫]
ウォルフガング・ロッツ (著), 朝河 伸英 (翻訳)
「スパイのためのハンドブック」は、昔、売れていて、紹介しようとして忘
れたままの気がする。モサドの人が書いた本。スパイも老後まで考えないとい
けないのね。
新原理の量子コンピュータ、昆虫サイボーグ、素粒子の曼荼羅、リー代数、E8群 ― 2011年02月11日 20時27分00秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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読んでだいぶ時間が経ったがやっと感想を書く。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004IAB1SI/showshotcorne-22/
日経サイエンス 2011年 03月号
は、相変わらず、たまげた話ばかりだった。
目次は、
http://www.nikkei-science.com/item.php?did=56103
日経サイエンス 2011年3月号
相変わらず面白い記事が多いが、中でも印象に残ったもの。
その前に、NEWSCANに出ていたスキルミオン結晶という言葉は、なんかしら
んが、かっちょいいね。ステライルニュートリノという言葉も知った。演算も
記憶もできる素子、フォトニック結晶の設計図というのもあったし。
一覧。
--- ここから ---
スキルミオン結晶/軌道面が直立した惑星/とことん微細な分光解析/鉄鎧な
しスケーリーフット/演算も記憶もできる素子/「あかつき」故障原因は弁/
沖縄近海の海底下に巨大熱水湖/マクスウェルの悪魔ができた/群れ飛ぶ粒子
/幽霊粒子が大量に/あなたのがんは何歳か?/誰がためにノーベルの鐘は鳴
る/ガラスを遠隔破壊/キリンは浮くの?/遺体を寄付してお金を節約/電池
内蔵ボディーアーマー/眠りの効用/真空調理法の科学/“誤評価”の落とし
穴/血液脳関門を破れ/フォトニック結晶の設計図
--- ここまで ---
鉄鎧なしスケーリーフットもすごい話。
スケーリーフットは、海底の熱水が出ている極限環境に生きる貝。鉄鎧なし
の種類が見つかったという記事だが、これまで見つかっていたのは、鉄鎧あり
の種類。なんと硫化鉄でできている貝だって。すごすぎるのぉ。
ウロコフネタマガイというのか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ウロコフネタマガイ
やっぱ、深海生物はすごいのばっかりだね。
じゃ、お前、東京湾じゃなくて日本海溝に沈めてやろうか。
いやーん。\(^O^)/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777051250/showshotcorne-22/
深海生物ファイル―あなたの知らない暗黒世界の住人たち [単行本]
北村 雄一 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344018532/showshotcorne-22/
深海のとっても変わった生きもの [単行本(ソフトカバー)]
藤原義弘 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569675042/showshotcorne-22/
ここまでわかった! 深海の謎 (PHP文庫) [文庫]
株式会社レッカ社 (著, 編集, イラスト), 三輪 哲也 (監修)
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/01/17/5639677
サイエンス・ZERO、極限環境生物、生命の起源、レアアース、全ては海から!
さて、本題。
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1103/201103_072.html
ウェブを殺すな
T. バーナーズ=リー(ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)
ウェブを発明したT. バーナーズ=リー御大自身による、現在のウェブへの
危機感の表明。
FacebookなどのSNS, AppleのiTtunesなどがウェブを分断している。通信会
社も自社のネットワークの流量を不透明な方法で不公平に制限する。政府が都
合の悪い情報を遮断する。そんなこんなで、ウェブはいま危機に直面しつつあ
る。いまから手を打たないと、いまみたいな自由で技術革新が進む世界はなく
なっちゃうという話。
この問題意識は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4153200034/showshotcorne-22/
インターネットが死ぬ日 (ハヤカワ新書juice) [新書]
ジョナサン・ジットレイン (著), 井口耕二 (翻訳)
や
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4153200166/showshotcorne-22/
人間はガジェットではない (ハヤカワ新書juice) [単行本]
ジャロン ラニアー (著), 井口耕二 (翻訳)
と同じだね。それぞれの商品説明から。
インターネットが死ぬ日
--- ここから ---
インターネットが爆発的に普及して生活が豊かになった反面、悪意あるサイト
への誘導、ウイルス感染、ネット犯罪に直面する危険性は増している。この状
況に嫌気がさし、人々はPCよりもiPhoneやXbox360のような「消毒された」メ
ディアに向かいつつあるが、オープンで「肥沃な」端末が廃れると、現在のネ
ットを築いた活力と民主性は削がれることになってしまう。両者を共存させる
ことはできないのだろうか。世界が注目するサイバー法学者が放つ「ウェブ退
化論」。
--- ここまで ---
人間はガジェットではない
--- ここから ---
21世紀、デジタル革命はどこに我々を導いていくのだろう? 「バーチャルリ
アリティの父」と呼ばれた本書の著者は、このままでは暗澹たる未来が待って
いると説く――新しいものを何一つ産まないマッシュアップが横行する文化の
なか、クラウドコンピューティングの力を底上げするため、個々の人間の能力
が不当に低く見積もられ、貶められる時代が来る、と。デジタルガジェット開
発の立役者自らが、歴史を踏まえた透徹な視線をIT社会の現在抱える問題点
に当て、陥穽に落ち込こもうとする現代人に鋭く警告する予見の書。
--- ここまで ---
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1103/201103_062.html
血の通った化石
M. H. シュバイツアー(ノースカロライナ州立大学)
従来の定説を覆して、化石に、血管やタンパク質など有機物が残ってるんだ
って。最初にそれを発表したら、学会から非難囂々だったそうな。
非難囂々、マッハ、ゴー、ゴー、ゴー。\(^O^)/
定説を覆す驚くべき研究を発表するときの研究の進め方、考え方は、参考に
なるよ。自説を否定する反証を集めまくる努力をする。その全ての試練に耐え
たら、ほんとに定説を覆す大発見になる。
これぞ、健全な懐疑精神、科学精神だ。
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1103/201103_094.html
サイエンス・イン・ピクチャー
生命の美
D. カステルベッキ(SCIENTIFIC AMERICAN編集部)
これ、ちょー、きれいだった。写真は、
http://www.scientificamerican.com/article.cfm?id=life-unseen
Life Unseen: Images of Magnificent Microscopic Landscapes [Slide Show]
で見られるね。
おお、いま、SCIENTIFIC AMERICANに行くと、NECが「はやぶさ」の広告を出
している。
http://www.scientificamerican.com/
SCIENTIFIC AMERICAN
http://www.nec.com/global/ad/cosmos/?cid=PJ072bn2
The dawn of a new age of solar system exploration
それより、オリンパスの国際コンテストのサイトがいいか。
http://www.olympusbioscapes.com/
Olympus BioScapes International Digital Imaging Competition
受賞作のスクリーンセーバーもある。Version 1とVersion 2の違いは何?
ファイルサイズがちょっと違うけど、説明文は同じだね。
http://www.olympusbioscapes.com/screensavers/
BioScapes Winning Entry Screen Savers
ダウンロードしてインストールしてみた。Version 1とVersion 2で収録され
ている画像が違うね。おれはVesion 2のほうが好きかも。
毎年、この時期、日経サイエンスには、この国際コンテストの優秀作が載る
が、サイトに行ったのは初めて。素晴らしいね。過去の受賞作もあるし、スク
リーンセーバーまであった。
オリンパス、偉い!
おれ、高校のときに、オリンパスのカメラOM-1を買ったよ。初めての自分の
カメラ。うれしかった。でも、その後、全然、カメラには、のめり込まなかっ
た。
OM-1のテレビコマーシャルに使われていたのが、ザ・プレイヤーズの曲。
リーダーのコルゲンさんこと、ジャズピアニスト、キーボードプレイヤー、
作曲家、アレンジャーの鈴木宏昌さんもずいぶん前に亡くなった。あこがれの
人の一人だったが。
その話は、股の機械に。
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1103/201103_032.html
もうひとつの量子コンピューター
古田 彩(編集部)
ボース・アインシュタイン凝縮で計算
T. バーンズ(国立情報学研究所)/山本喜久(スタンフォード大学)
表紙をみたとき、この量子コンピュータ、先月号
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004FO4RBK/showshotcorne-22/
日経サイエンス 2011年 02月号 [雑誌] [雑誌]
に出ていた、見るだけ量子コンピュータかと思った。
http://www.nikkei-science.com/item.php?did=56102
日経サイエンス 2011年2月号
のNEWSSCANにある「見るだけ量子計算機」ね。しかし、違っていた。
今月号のは、いままでの量子の重ね合わせを使う量子コンピュータとは全然
違って、ボース・アインシュタイン凝縮(BEC)を使う。
これに、エキシトン・ポラリトンという粒子を使う。なんか、名前だけでも
かっちょいい。
「NP完全問題」を高速で計算できる可能性があるらしい。すごいねえ。
「NP完全問題」が実用的な時間で解けるようになったら、世の中の風景が激
変するだろう。
さて、ボース・アインシュタイン凝縮(BEC)といえば、カモリーマン。
読者のみなさまには、これまで、おれが、ボース・アインシュタイン凝縮化
したカモリーマンのことを書いてきて、ボース・アインシュタイン凝縮(BEC)
化したポストモダンから、ついに、量子化したポストモダンと命名したのは、
記憶に新しいことだろう。
もちろん、おれは忘れていたが。\(^O^)/
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/09/20/4588845
命名 量子化したポストモダン(QPM)
今回の記事を読んで情報省の狙いが、ようやくわかった。\(^O^)/
勝間和代など、カモリーマン向けの本を量産し、日本の知的水準を下げてい
る連中が跋扈するのは、なぜか。なぜ、日本に量子化したポストモダンが必要
なのか。なぜ、カモリーマンを量産して、ボース・アインシュタイン凝縮化す
る必要があったのか。
民主党の蓮舫の「2位じゃなだめなんですか」発言に象徴されるように、ス
ーパーコンピュータへの風当たりが強くなり、日本で強力なスーパーコンピュ
ータが作れなくなることを、情報省は見越していたのだ。
つまり、カモリーマンをボース・アインシュタイン凝縮化して、量子コンピ
ュータとして使う狙いがあったのだ。
一億総量子コンピュータ!!
常温で人間をボース・アインシュタイン凝縮化してしまうというアイデアが
すごいね。情報省、さすがですね。\(^O^)/
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1103/201103_042.html
翔べ! 昆虫サイボーグ
M. M. マハルビズ/佐藤裕崇(ともにカリフォルニア大学バークレー校)
昆虫の中でも、甲虫を使っている。
これほど、小さくて軽くてエネルギー効率もいい飛翔体を地球人はまだ人工
的には作れない。そこで、甲虫の脳を刺激する無線制御回路を背負わせて思い
通りに飛ばす研究。
これ、兵器としての昆虫でもあります。
東京大学先端科学技術研究センターの神崎亮平先生も昆虫ロボット、昆虫サ
イボーグで有名ですよね。
NHKの爆笑問題の番組で初めて観た。蛾が車みたいなものに乗って、フェロ
モンを嗅ぎながら運転するものだった。
http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20110111.html
FILE134:「昆虫の超脳力」2011年1月11日放送
http://www.brain.rcast.u-tokyo.ac.jp/
神崎・高橋研究室
http://www.brain.rcast.u-tokyo.ac.jp/research/bio_machine.html
昆虫-機械融合システム
神崎先生の本がある。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894791560/showshotcorne-22/
ロボットで探る昆虫の脳と匂いの世界―ファーブル昆虫記のなぞに挑む
(香り選書 10) [単行本]
神崎 亮平 (著)
でも、蛾より、甲虫の方がかっこいいよね。でもでも、カブトムシやクワガ
タは高くて研究には使えないんだろうね。
上記の研究ではテキサスキベリツノカナブンという飛翔能力が高いカナブン
を使っていた。
アメリカには研究に使える大型の甲虫を育てている業者がいないそうで、ま
ず安定供給源を探すことから始めたそうだ。果樹園で害虫として駆除している
テキサスキベリツノカナブンを1匹5ドルで買ったと書いてあった。農園主は、
信じられないという顔をしたそうな。
結局、2年間で数千匹使ったそうだから、毎日、電極を刺して、ここを刺激
するとこう飛び、あそこを刺激するとああ飛ぶと実験する毎日だね。
情報省のクローンを使えば、人間で実験できたのに。しかも、一人1ドルだ
よ。\(^O^)/
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/02/04/5662045
ソフトバンク「光の道」の陰謀を暴く!\(^O^)/
そして、おれが一番感動したのは、
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1103/201103_050.html
幾何学で迫る究極理論
A. G.リージ(フリーの科学者)
J. O.ウェザロール(カリフォルニア大学アーバイン校)
これは、すごかった。美しさに感動した。
これを提唱しているA. G.リージさんは、サーファーでフリーの理論物理学
者ってのも、なんか、すごいなあと思った。
数学にリー群、リー代数というのがあるそうな。おれも名前だけは知ってい
る。その中に、E8群と呼ばれるものがあるそうで、これを使って素粒子を分類・
図示すると実にきれいな図形が表われる。
編集後記で中島さんが、
--- ここから ---
曼荼羅は仏教の世界観を表していますが、究極の万物理論につながるE8理論の
図(50ページ)は物理学における曼荼羅ではないかと思える美しさがあります
(素粒子が仏様のように思えてきたりして)。
--- ここまで ---
と書いているが、おれも、編集後記を読む前に、この記事を読んで、というか、
最初のページにある図をみた瞬間、同じことを思った。
おお、これ、胎蔵曼荼羅(胎蔵界曼荼羅)だ!
図形的には、金剛界曼荼羅より、胎蔵曼荼羅でしょう、これは。
上記、概要に小さく図が出てるでしょ。同心円の。あれがE8理論で描かれた図。
http://ja.wikipedia.org/wiki/曼荼羅
http://ja.wikipedia.org/wiki/両界曼荼羅
http://www.sakai.zaq.ne.jp/piicats/mandara2.htm
両界曼荼羅
おれ、いつも胎蔵界曼荼羅といってたが、胎蔵曼荼羅のほうが正しいのね。
それから、曼陀羅より曼荼羅の表記が正式なのね。
おれ、電脳曼陀羅では、曼陀羅を使ってるね。無知だったね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4938704897/showshotcorne-22/
電脳曼陀羅 [単行本]
中村 正三郎 (著)
出版社: ビレッジセンター出版局 (1995/01)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894360489/showshotcorne-22/
電脳曼陀羅 [単行本]
中村 正三郎 (著)
出版社: ビレッジセンター出版局; 改訂新版版 (1997/03)
後者が、改訂新版です。アマゾンのデータは、改訂新版版になってるね。
記事に戻ると、ファイバー束が出てくるよ。ファイバー、ファイバー束は圏
論と共に、おれが飛んで逃げる対象だが、これだけ美しいものが出てくるなら、
もっと知りたいという気にもなるね。もちろん、一瞬、なるだけだが。^^;
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/12/07/4744912
続第59回東レ科学講演会。折り紙工学、ホログラフィックニューラルネットワーク、DNAロボットなどなど
リー群もいろいろ出てくる。SU(2)群、U(1)群、SU(3)群、SU(5)群、Spin(10)
群、Spin(11, 3)群、E6群、E8群など。これらの群が、電弱理論、標準モデル、
大統一理論、重力の組み込みなどに使われるそうな。
そして、ウェイトダイアグラムというのを描くと、曼荼羅と思えるような、
実にきれいな図形が出てくる。その過程が図示されているが、センスオブワン
ダー満載のマジックだ。
E8群を使った、万物の理論候補としてのE8理論だと、ヒッグス粒子、アクシ
オンなども図に出てくる。それどころか、まだ発見されていない粒子が山ほど
ある。
CERN(セルン、欧州原子核研究機構)のLHC(大型ハドロン衝突型加速器)で見
つかるかも知れない粒子も、この図にはいろいろ出ているそうな。
それにしても、ありすぎるだろう、素粒子。\(^O^)/
http://ja.wikipedia.org/wiki/欧州原子核研究機構
http://ja.wikipedia.org/wiki/LHC
さて、この記事が出るのを情報省は予想していたかのように、この前、アマ
ゾンで、「リー代数と素粒子論」という本が売れていた。お買い上げありがと
うございます。
ひょっとして、情報省が買ったのか。\(^O^)/
いや、そうではない。これが売れたのをみて、波動関数を操作して、米サイ
エンス、日経サイエンス編集部に、この記事を書かせたんだ。
おれのために。\(^O^)/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785310383/showshotcorne-22/
リー代数と素粒子論
竹内 外史 (著)
ちょっと調べたら、物理学とリー代数、リー群の教科書では、これが名著だ
そうです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0738202339/showshotcorne-22/
Lie Algebras In Particle Physics: from Isospin To Unified Theories
(Frontiers in Physics) [ペーパーバック]
Howard Georgi (著)
My Favorite !, 2005/4/24 By aleksei の素人評に、吉岡書店から邦訳が出
ているがだめだというのがあるが、それは第1版の邦訳のこと。
調べたら、2010年10月に原書第2版の翻訳が出ている。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4842703571/showshotcorne-22/
物理学におけるリー代数―アイソスピンから統一理論へ (物理学叢書 107)
[単行本]
ジョージァイ (著), 九後 汰一郎 (翻訳)
吉岡書店にある紹介。
http://www3.ocn.ne.jp/~yoshioka/phys/ISBN978-4-8427-0357-2.html
物理学におけるリー代数 原著第2版
リー群、リー代数といわれてもなあ。
おれ、リーと聞けば、ブルース・リーとプロ野球ロッテのリー兄弟しか思い
浮かばないもんね。情けない。
よし、勉強してみるか。
無理無理無理無理無理。
リー群は無理としても、対称性ってすごいなあと思ったから、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822283682/showshotcorne-22/
もっとも美しい対称性 [単行本(ソフトカバー)]
イアン・スチュアート (著), 水谷 淳 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4826901445/showshotcorne-22/
対称性―レーダーマンが語る量子から宇宙まで [単行本]
レオン・M. レーダーマン (著), クリストファー・T. ヒル (著), Leon M.
Lederman (原著), Christopher T. Hill (原著), 小林 茂樹 (翻訳)
は、買って読んでみようと思う。
と思って、注文履歴を確認したら、もう買ってた。
でも、積ん読だった。\(^O^)/
今回の日経サイエンスの記事で、仏教哲学、中でも密教は、やはり宇宙を記
述していたことがわかったので(笑)、予定通りではあるが、ますますしばらく
空海三昧になりそう。すでに少し始めた。
まず、やっと完結した夢枕獏「新・魔獣狩り」は読了。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396208839/showshotcorne-22/
新・魔獣狩り12 完結編・倭王の城 上 (サイコダイバー・シリーズ24)
[新書]
夢枕獏 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396208847/showshotcorne-22/
新・魔獣狩り13 完結編・倭王の城 下 (サイコダイバー・シリーズ25)
[新書]
夢枕獏 (著)
空海のことは長くなるので、別に書く。
---
読んでだいぶ時間が経ったがやっと感想を書く。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004IAB1SI/showshotcorne-22/
日経サイエンス 2011年 03月号
は、相変わらず、たまげた話ばかりだった。
目次は、
http://www.nikkei-science.com/item.php?did=56103
日経サイエンス 2011年3月号
相変わらず面白い記事が多いが、中でも印象に残ったもの。
その前に、NEWSCANに出ていたスキルミオン結晶という言葉は、なんかしら
んが、かっちょいいね。ステライルニュートリノという言葉も知った。演算も
記憶もできる素子、フォトニック結晶の設計図というのもあったし。
一覧。
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スキルミオン結晶/軌道面が直立した惑星/とことん微細な分光解析/鉄鎧な
しスケーリーフット/演算も記憶もできる素子/「あかつき」故障原因は弁/
沖縄近海の海底下に巨大熱水湖/マクスウェルの悪魔ができた/群れ飛ぶ粒子
/幽霊粒子が大量に/あなたのがんは何歳か?/誰がためにノーベルの鐘は鳴
る/ガラスを遠隔破壊/キリンは浮くの?/遺体を寄付してお金を節約/電池
内蔵ボディーアーマー/眠りの効用/真空調理法の科学/“誤評価”の落とし
穴/血液脳関門を破れ/フォトニック結晶の設計図
--- ここまで ---
鉄鎧なしスケーリーフットもすごい話。
スケーリーフットは、海底の熱水が出ている極限環境に生きる貝。鉄鎧なし
の種類が見つかったという記事だが、これまで見つかっていたのは、鉄鎧あり
の種類。なんと硫化鉄でできている貝だって。すごすぎるのぉ。
ウロコフネタマガイというのか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ウロコフネタマガイ
やっぱ、深海生物はすごいのばっかりだね。
じゃ、お前、東京湾じゃなくて日本海溝に沈めてやろうか。
いやーん。\(^O^)/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777051250/showshotcorne-22/
深海生物ファイル―あなたの知らない暗黒世界の住人たち [単行本]
北村 雄一 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344018532/showshotcorne-22/
深海のとっても変わった生きもの [単行本(ソフトカバー)]
藤原義弘 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569675042/showshotcorne-22/
ここまでわかった! 深海の謎 (PHP文庫) [文庫]
株式会社レッカ社 (著, 編集, イラスト), 三輪 哲也 (監修)
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/01/17/5639677
サイエンス・ZERO、極限環境生物、生命の起源、レアアース、全ては海から!
さて、本題。
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1103/201103_072.html
ウェブを殺すな
T. バーナーズ=リー(ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)
ウェブを発明したT. バーナーズ=リー御大自身による、現在のウェブへの
危機感の表明。
FacebookなどのSNS, AppleのiTtunesなどがウェブを分断している。通信会
社も自社のネットワークの流量を不透明な方法で不公平に制限する。政府が都
合の悪い情報を遮断する。そんなこんなで、ウェブはいま危機に直面しつつあ
る。いまから手を打たないと、いまみたいな自由で技術革新が進む世界はなく
なっちゃうという話。
この問題意識は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4153200034/showshotcorne-22/
インターネットが死ぬ日 (ハヤカワ新書juice) [新書]
ジョナサン・ジットレイン (著), 井口耕二 (翻訳)
や
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4153200166/showshotcorne-22/
人間はガジェットではない (ハヤカワ新書juice) [単行本]
ジャロン ラニアー (著), 井口耕二 (翻訳)
と同じだね。それぞれの商品説明から。
インターネットが死ぬ日
--- ここから ---
インターネットが爆発的に普及して生活が豊かになった反面、悪意あるサイト
への誘導、ウイルス感染、ネット犯罪に直面する危険性は増している。この状
況に嫌気がさし、人々はPCよりもiPhoneやXbox360のような「消毒された」メ
ディアに向かいつつあるが、オープンで「肥沃な」端末が廃れると、現在のネ
ットを築いた活力と民主性は削がれることになってしまう。両者を共存させる
ことはできないのだろうか。世界が注目するサイバー法学者が放つ「ウェブ退
化論」。
--- ここまで ---
人間はガジェットではない
--- ここから ---
21世紀、デジタル革命はどこに我々を導いていくのだろう? 「バーチャルリ
アリティの父」と呼ばれた本書の著者は、このままでは暗澹たる未来が待って
いると説く――新しいものを何一つ産まないマッシュアップが横行する文化の
なか、クラウドコンピューティングの力を底上げするため、個々の人間の能力
が不当に低く見積もられ、貶められる時代が来る、と。デジタルガジェット開
発の立役者自らが、歴史を踏まえた透徹な視線をIT社会の現在抱える問題点
に当て、陥穽に落ち込こもうとする現代人に鋭く警告する予見の書。
--- ここまで ---
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1103/201103_062.html
血の通った化石
M. H. シュバイツアー(ノースカロライナ州立大学)
従来の定説を覆して、化石に、血管やタンパク質など有機物が残ってるんだ
って。最初にそれを発表したら、学会から非難囂々だったそうな。
非難囂々、マッハ、ゴー、ゴー、ゴー。\(^O^)/
定説を覆す驚くべき研究を発表するときの研究の進め方、考え方は、参考に
なるよ。自説を否定する反証を集めまくる努力をする。その全ての試練に耐え
たら、ほんとに定説を覆す大発見になる。
これぞ、健全な懐疑精神、科学精神だ。
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1103/201103_094.html
サイエンス・イン・ピクチャー
生命の美
D. カステルベッキ(SCIENTIFIC AMERICAN編集部)
これ、ちょー、きれいだった。写真は、
http://www.scientificamerican.com/article.cfm?id=life-unseen
Life Unseen: Images of Magnificent Microscopic Landscapes [Slide Show]
で見られるね。
おお、いま、SCIENTIFIC AMERICANに行くと、NECが「はやぶさ」の広告を出
している。
http://www.scientificamerican.com/
SCIENTIFIC AMERICAN
http://www.nec.com/global/ad/cosmos/?cid=PJ072bn2
The dawn of a new age of solar system exploration
それより、オリンパスの国際コンテストのサイトがいいか。
http://www.olympusbioscapes.com/
Olympus BioScapes International Digital Imaging Competition
受賞作のスクリーンセーバーもある。Version 1とVersion 2の違いは何?
ファイルサイズがちょっと違うけど、説明文は同じだね。
http://www.olympusbioscapes.com/screensavers/
BioScapes Winning Entry Screen Savers
ダウンロードしてインストールしてみた。Version 1とVersion 2で収録され
ている画像が違うね。おれはVesion 2のほうが好きかも。
毎年、この時期、日経サイエンスには、この国際コンテストの優秀作が載る
が、サイトに行ったのは初めて。素晴らしいね。過去の受賞作もあるし、スク
リーンセーバーまであった。
オリンパス、偉い!
おれ、高校のときに、オリンパスのカメラOM-1を買ったよ。初めての自分の
カメラ。うれしかった。でも、その後、全然、カメラには、のめり込まなかっ
た。
OM-1のテレビコマーシャルに使われていたのが、ザ・プレイヤーズの曲。
リーダーのコルゲンさんこと、ジャズピアニスト、キーボードプレイヤー、
作曲家、アレンジャーの鈴木宏昌さんもずいぶん前に亡くなった。あこがれの
人の一人だったが。
その話は、股の機械に。
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1103/201103_032.html
もうひとつの量子コンピューター
古田 彩(編集部)
ボース・アインシュタイン凝縮で計算
T. バーンズ(国立情報学研究所)/山本喜久(スタンフォード大学)
表紙をみたとき、この量子コンピュータ、先月号
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004FO4RBK/showshotcorne-22/
日経サイエンス 2011年 02月号 [雑誌] [雑誌]
に出ていた、見るだけ量子コンピュータかと思った。
http://www.nikkei-science.com/item.php?did=56102
日経サイエンス 2011年2月号
のNEWSSCANにある「見るだけ量子計算機」ね。しかし、違っていた。
今月号のは、いままでの量子の重ね合わせを使う量子コンピュータとは全然
違って、ボース・アインシュタイン凝縮(BEC)を使う。
これに、エキシトン・ポラリトンという粒子を使う。なんか、名前だけでも
かっちょいい。
「NP完全問題」を高速で計算できる可能性があるらしい。すごいねえ。
「NP完全問題」が実用的な時間で解けるようになったら、世の中の風景が激
変するだろう。
さて、ボース・アインシュタイン凝縮(BEC)といえば、カモリーマン。
読者のみなさまには、これまで、おれが、ボース・アインシュタイン凝縮化
したカモリーマンのことを書いてきて、ボース・アインシュタイン凝縮(BEC)
化したポストモダンから、ついに、量子化したポストモダンと命名したのは、
記憶に新しいことだろう。
もちろん、おれは忘れていたが。\(^O^)/
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/09/20/4588845
命名 量子化したポストモダン(QPM)
今回の記事を読んで情報省の狙いが、ようやくわかった。\(^O^)/
勝間和代など、カモリーマン向けの本を量産し、日本の知的水準を下げてい
る連中が跋扈するのは、なぜか。なぜ、日本に量子化したポストモダンが必要
なのか。なぜ、カモリーマンを量産して、ボース・アインシュタイン凝縮化す
る必要があったのか。
民主党の蓮舫の「2位じゃなだめなんですか」発言に象徴されるように、ス
ーパーコンピュータへの風当たりが強くなり、日本で強力なスーパーコンピュ
ータが作れなくなることを、情報省は見越していたのだ。
つまり、カモリーマンをボース・アインシュタイン凝縮化して、量子コンピ
ュータとして使う狙いがあったのだ。
一億総量子コンピュータ!!
常温で人間をボース・アインシュタイン凝縮化してしまうというアイデアが
すごいね。情報省、さすがですね。\(^O^)/
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1103/201103_042.html
翔べ! 昆虫サイボーグ
M. M. マハルビズ/佐藤裕崇(ともにカリフォルニア大学バークレー校)
昆虫の中でも、甲虫を使っている。
これほど、小さくて軽くてエネルギー効率もいい飛翔体を地球人はまだ人工
的には作れない。そこで、甲虫の脳を刺激する無線制御回路を背負わせて思い
通りに飛ばす研究。
これ、兵器としての昆虫でもあります。
東京大学先端科学技術研究センターの神崎亮平先生も昆虫ロボット、昆虫サ
イボーグで有名ですよね。
NHKの爆笑問題の番組で初めて観た。蛾が車みたいなものに乗って、フェロ
モンを嗅ぎながら運転するものだった。
http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20110111.html
FILE134:「昆虫の超脳力」2011年1月11日放送
http://www.brain.rcast.u-tokyo.ac.jp/
神崎・高橋研究室
http://www.brain.rcast.u-tokyo.ac.jp/research/bio_machine.html
昆虫-機械融合システム
神崎先生の本がある。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894791560/showshotcorne-22/
ロボットで探る昆虫の脳と匂いの世界―ファーブル昆虫記のなぞに挑む
(香り選書 10) [単行本]
神崎 亮平 (著)
でも、蛾より、甲虫の方がかっこいいよね。でもでも、カブトムシやクワガ
タは高くて研究には使えないんだろうね。
上記の研究ではテキサスキベリツノカナブンという飛翔能力が高いカナブン
を使っていた。
アメリカには研究に使える大型の甲虫を育てている業者がいないそうで、ま
ず安定供給源を探すことから始めたそうだ。果樹園で害虫として駆除している
テキサスキベリツノカナブンを1匹5ドルで買ったと書いてあった。農園主は、
信じられないという顔をしたそうな。
結局、2年間で数千匹使ったそうだから、毎日、電極を刺して、ここを刺激
するとこう飛び、あそこを刺激するとああ飛ぶと実験する毎日だね。
情報省のクローンを使えば、人間で実験できたのに。しかも、一人1ドルだ
よ。\(^O^)/
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/02/04/5662045
ソフトバンク「光の道」の陰謀を暴く!\(^O^)/
そして、おれが一番感動したのは、
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1103/201103_050.html
幾何学で迫る究極理論
A. G.リージ(フリーの科学者)
J. O.ウェザロール(カリフォルニア大学アーバイン校)
これは、すごかった。美しさに感動した。
これを提唱しているA. G.リージさんは、サーファーでフリーの理論物理学
者ってのも、なんか、すごいなあと思った。
数学にリー群、リー代数というのがあるそうな。おれも名前だけは知ってい
る。その中に、E8群と呼ばれるものがあるそうで、これを使って素粒子を分類・
図示すると実にきれいな図形が表われる。
編集後記で中島さんが、
--- ここから ---
曼荼羅は仏教の世界観を表していますが、究極の万物理論につながるE8理論の
図(50ページ)は物理学における曼荼羅ではないかと思える美しさがあります
(素粒子が仏様のように思えてきたりして)。
--- ここまで ---
と書いているが、おれも、編集後記を読む前に、この記事を読んで、というか、
最初のページにある図をみた瞬間、同じことを思った。
おお、これ、胎蔵曼荼羅(胎蔵界曼荼羅)だ!
図形的には、金剛界曼荼羅より、胎蔵曼荼羅でしょう、これは。
上記、概要に小さく図が出てるでしょ。同心円の。あれがE8理論で描かれた図。
http://ja.wikipedia.org/wiki/曼荼羅
http://ja.wikipedia.org/wiki/両界曼荼羅
http://www.sakai.zaq.ne.jp/piicats/mandara2.htm
両界曼荼羅
おれ、いつも胎蔵界曼荼羅といってたが、胎蔵曼荼羅のほうが正しいのね。
それから、曼陀羅より曼荼羅の表記が正式なのね。
おれ、電脳曼陀羅では、曼陀羅を使ってるね。無知だったね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4938704897/showshotcorne-22/
電脳曼陀羅 [単行本]
中村 正三郎 (著)
出版社: ビレッジセンター出版局 (1995/01)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894360489/showshotcorne-22/
電脳曼陀羅 [単行本]
中村 正三郎 (著)
出版社: ビレッジセンター出版局; 改訂新版版 (1997/03)
後者が、改訂新版です。アマゾンのデータは、改訂新版版になってるね。
記事に戻ると、ファイバー束が出てくるよ。ファイバー、ファイバー束は圏
論と共に、おれが飛んで逃げる対象だが、これだけ美しいものが出てくるなら、
もっと知りたいという気にもなるね。もちろん、一瞬、なるだけだが。^^;
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/12/07/4744912
続第59回東レ科学講演会。折り紙工学、ホログラフィックニューラルネットワーク、DNAロボットなどなど
リー群もいろいろ出てくる。SU(2)群、U(1)群、SU(3)群、SU(5)群、Spin(10)
群、Spin(11, 3)群、E6群、E8群など。これらの群が、電弱理論、標準モデル、
大統一理論、重力の組み込みなどに使われるそうな。
そして、ウェイトダイアグラムというのを描くと、曼荼羅と思えるような、
実にきれいな図形が出てくる。その過程が図示されているが、センスオブワン
ダー満載のマジックだ。
E8群を使った、万物の理論候補としてのE8理論だと、ヒッグス粒子、アクシ
オンなども図に出てくる。それどころか、まだ発見されていない粒子が山ほど
ある。
CERN(セルン、欧州原子核研究機構)のLHC(大型ハドロン衝突型加速器)で見
つかるかも知れない粒子も、この図にはいろいろ出ているそうな。
それにしても、ありすぎるだろう、素粒子。\(^O^)/
http://ja.wikipedia.org/wiki/欧州原子核研究機構
http://ja.wikipedia.org/wiki/LHC
さて、この記事が出るのを情報省は予想していたかのように、この前、アマ
ゾンで、「リー代数と素粒子論」という本が売れていた。お買い上げありがと
うございます。
ひょっとして、情報省が買ったのか。\(^O^)/
いや、そうではない。これが売れたのをみて、波動関数を操作して、米サイ
エンス、日経サイエンス編集部に、この記事を書かせたんだ。
おれのために。\(^O^)/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785310383/showshotcorne-22/
リー代数と素粒子論
竹内 外史 (著)
ちょっと調べたら、物理学とリー代数、リー群の教科書では、これが名著だ
そうです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0738202339/showshotcorne-22/
Lie Algebras In Particle Physics: from Isospin To Unified Theories
(Frontiers in Physics) [ペーパーバック]
Howard Georgi (著)
My Favorite !, 2005/4/24 By aleksei の素人評に、吉岡書店から邦訳が出
ているがだめだというのがあるが、それは第1版の邦訳のこと。
調べたら、2010年10月に原書第2版の翻訳が出ている。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4842703571/showshotcorne-22/
物理学におけるリー代数―アイソスピンから統一理論へ (物理学叢書 107)
[単行本]
ジョージァイ (著), 九後 汰一郎 (翻訳)
吉岡書店にある紹介。
http://www3.ocn.ne.jp/~yoshioka/phys/ISBN978-4-8427-0357-2.html
物理学におけるリー代数 原著第2版
リー群、リー代数といわれてもなあ。
おれ、リーと聞けば、ブルース・リーとプロ野球ロッテのリー兄弟しか思い
浮かばないもんね。情けない。
よし、勉強してみるか。
無理無理無理無理無理。
リー群は無理としても、対称性ってすごいなあと思ったから、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822283682/showshotcorne-22/
もっとも美しい対称性 [単行本(ソフトカバー)]
イアン・スチュアート (著), 水谷 淳 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4826901445/showshotcorne-22/
対称性―レーダーマンが語る量子から宇宙まで [単行本]
レオン・M. レーダーマン (著), クリストファー・T. ヒル (著), Leon M.
Lederman (原著), Christopher T. Hill (原著), 小林 茂樹 (翻訳)
は、買って読んでみようと思う。
と思って、注文履歴を確認したら、もう買ってた。
でも、積ん読だった。\(^O^)/
今回の日経サイエンスの記事で、仏教哲学、中でも密教は、やはり宇宙を記
述していたことがわかったので(笑)、予定通りではあるが、ますますしばらく
空海三昧になりそう。すでに少し始めた。
まず、やっと完結した夢枕獏「新・魔獣狩り」は読了。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396208839/showshotcorne-22/
新・魔獣狩り12 完結編・倭王の城 上 (サイコダイバー・シリーズ24)
[新書]
夢枕獏 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396208847/showshotcorne-22/
新・魔獣狩り13 完結編・倭王の城 下 (サイコダイバー・シリーズ25)
[新書]
夢枕獏 (著)
空海のことは長くなるので、別に書く。
コンピュータが仕事を奪う、Wordのイライラ根こそぎ解消術 ― 2011年02月11日 21時09分36秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
いろいろ、売れていてありがとうございます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062577143/showshotcorne-22/
Wordのイライラ 根こそぎ解消術 (ブルーバックス) [新書]
長谷川 裕行 (著)
Wordは契約書を作るときなど、たまにしか使わないが、いらいろするよね。
マージンが勝手にできたりなくなったり、箇条書きのマークが出たりなくな
ったり。
エディタやワープロを作った経験からいうと、あれ、その機能を示すものが
テキストの流れに埋め込まれていて、それが有効になるときならないときがあ
れこれあるのよ、きっと。その規則が人間にはわかりにく。それがいらいらの
原因だと思うよ。挙動が予測可能なら、人間はそんなにいらいらしないから。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532316707/showshotcorne-22/
コンピュータが仕事を奪う [単行本]
新井 紀子 (著)
新井紀子さんは、数学教育のことで紹介しています。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/08/16/1727476
百マス計算、インド式九九では数学力は育たない
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/11/14/5500964
安田亨の入試数学の本
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/05/14/3510780
屋久島全島100万円でIT化
お、関連で、弾さん(小飼弾)の本が出てくるね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534045220/showshotcorne-22/
小飼弾の 「仕組み」進化論 [単行本(ソフトカバー)]
小飼 弾 (著)
新井さんの本は、おれが、ここで何度もいってる、コンピュータにない人間
の強みで勝負するようにしないと、これから先、どんどんだめになっていくと
いう話と同じですね。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/15/3928331
文藝春秋2008年12月号の本の特集
から。
--- ここから ---
格差拡大で切羽詰まって、仕事の処理能力上げようと思って、勝間的な世界
を真似ようとしている人。少々やったって、クビを切られるよ。機械に置き換
え可能なそういう方面でがんばってもコンピュータが駆逐していくよ。駆逐を
目的にやってるわけじゃないけど、結果的にそういう人たちを駆逐するために、
おれらは技術開発をがんばってることになるから。いまのうちに、人間の幸せ、
人間の強みは何か考えた方がいいよ。
--- ここまで ---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/19/3772063
武部尚志著「数学で物理を」
--- ここから ---
これもデータ処理的数学力・データ処理的読解力は、ほんとの数学力、数学
的読解力とは違うという話だよね。勝間和代や弾さんみたいに、たくさん本を
読めて読解力があるようにみえても、実は文学的文盲。数学の証明ができても、
それだけじゃ、数学的文盲。
証明だけなら、コンピュータの定理証明系で証明できるものがあるし、微積
分程度なら、おれより数式ソフトが圧倒的に速くて正確だし、データ処理的な
読み方なら、月にたった100冊しか読めない人間なんて相手にならないスピー
ドで、コンピュータがテキストマイニングをしまくってるしね。
本書のこの余談、そういう時代に、人間の強みがどこにあるか。人間の知性、
知的活動、知的生産はどうあるべきか。その辺とつながる深い話ですよね。
--- ここまで ---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/10/08/4619991
出版事情
から。
--- ここから ---
フツー、商売でさ、自分で目利きもせず、商品が売れなくても返品OKなんて、
あり得ないでしょ。まっとうに物を売るインセンティブがないもの。取次のい
いなりの本を並べておくだけなら、店なんか構えず、自動販売機で十分だよ。
人間不要だもん。
これも、機械に対して人間の強みは何かを考えないといけないという話にな
るね。
--- ここまで ---
--- ここから ---
これも何度も書いた話。勝間和代的なデータ処理的読解力があっても、文学的
読解力がないと人間として意味がない。データ処理的読解力は、所詮、コンピ
ュータにかなわないし、そんなスキルしかない連中は、コンピュータがどんど
ん駆逐していく。勝間和代を信奉する連中は、集団自殺するレミングみたいと
以前も書いたが、そういうこと。
--- ここまで ---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/10/14/4631686
Re: 出版事情
から。
--- ここから ---
これは勝間和代ですね(笑)。データ処理的読解力しかない。データ処理的読
解力のスピードを速読術、フォトリーディングなどというインチキくさいもの
で鍛えても意味なし。字面を読むだけなら、コンピュータのほうがはるかに上。
だから、勝間和代は、「針の穴から覗いて、蚤の脳で考える」レベルにしか
ならない。そんな奴の信者になってる連中は、下手な手品で人を騙しているイ
ンドのサイババを信じる連中と一緒。
暗喩は、まだ、人間しかわからない。人間としての強み、そういう力をつけ
ないと、人間としての尊敬は得られないし、金を稼ぐことに限定して考えても、
奴隷として安く買い叩かれるだけ。
勝間的な世界、カモリーマンビジネスでいうスキルは、奴隷としてのスキル
が大半。世の中の流れは速い。スキルを上げたつもりが、コンピュータに駆逐
されるスキルじゃ、奴隷にしかなれない。食物連鎖の最底辺に落ちて餌になる
だけ。
コミックモーニングに載ってた、勝間が提唱する男女共同参画のための政策
と称するモノは、男女を問わず、食物連鎖の最底辺に叩き落とす公算が高い。
自分で自分の墓を堀る話になる。はったりでみんなをだまくらかして墓堀り
させてるのが、勝間だって気づかないのかな。
ま、まず、勝間自身が気づいてないからね(爆)。彼女は、政治的利用に関し
ても鈍感。ま、グーグルを便利だから使ってますという程度の頭だから、しょ
うがないけれど。
そんなのが持て囃されるんだから、ほんと、いまの日本は、すごいと思うよ。
基本的な教養というか、健全な社会常識というか、そういうものが根こそぎ
壊れてるよね。
右翼や保守の連中が、日本の伝統に回帰しろと吠えるのも道理。
左翼や革新の連中だって、ここまで基本部分が壊れてちゃ、革新もなにもあ
ったもんじゃないからね。
--- ここまで ---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/02/08/4864995
将棋世界2010年3月号、コンピュータ将棋、機械学習の弱点
から。
--- ここから ---
勝間和代や野口悠紀雄のつまらぬハウツーが、知的生産術と持て囃されるレ
ベルの低い世界、おれがいうところのカモリーマンをターゲットにしたカモリ
ーマンビジネスの世界は、人間ならではの知性とはほとんど関係ない。あんな
のを知的生産術と呼ぶのは、詐欺同然。でも、引っかかるバカがいっぱいいて、
お金になるからね。
そんなカモリーマンも、人間ならではの部分、自分の強みに気づけば、ああい
うニセモノに引っかからないのに、不況で首切りやら精神的に追い詰められて
るからね。
--- ここまで ---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/02/19/4890935
藤原博文「Cプログラミング診断室」でわかる勝間和代は、なぜダメか。
から。
--- ここから ---
勝間和代的データ処理的読書で何冊も本を読んで知識を増やしたつもりになる
ことなんて、現代では、あまり意味がない。彼女のように文学的読解力がない
がために、世界観が貧しい人間になっちゃうと、結局、ブルペンエース。実戦
のマウンドでは使えないし、コンピュータとロボットの台頭によって、職を失
う人生にしかならない。人間としての知、人間としての強みがないからね。
--- ここまで ---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/07/20/5228561
「借り暮らしのアリエッティ」関連、「カニ暮らしのアリエッティ」
から。
--- ここから ---
結局、ここで何度も繰り返してきた、脳と身体性の話、勝間和代がなぜだめ
か、データ処理的な読み方と文学的な読み方の違い、まともな食い物とジャン
クな食い物、芸術作品と単に消費されるものの違い、まとも人間がやる努力と
カモリーマンの努力まがいの違い、コンピュータに対する人間の強みなどと同
じ話。
--- ここまで ---
何度も書いた通り、表面的なノウハウ、ハウツー、つまらないノウハウ、ハ
ウツーは、コンピュータのほうがはるかに効率的にやる。よって人間は、首切り。
おれを含めて、我々、ICT業界は、そんな非効率をコンピュータと電子ネッ
トワークと人工知能(AI)に置き換えるために、半世紀以上やってきている。
もちろん、首切りだけが目標ではなく、人間社会を豊かにするためにやって
いるのだが、労働生産性向上のことを考えると首切りに使える技術というので、
使われてきたわけ。
工場のブルーカラー労働者が、機械やロボットに置き換えられていく。これ
は成功した。
次は、オフィスのホワイトカラーだというのは、おれが学生のころだから、
少なくとも30年前くらいからずっと言われてきて、業界の目標のひとつであり、
セールストークのひとつ。
アメリカ経済がクリントン政権の時にITで復活したが、そのときは、ジョブ
レス・リカバリー(jobless recovergy)、雇用なき景気回復と言われた。不況
で首にしたホワイトカラーを雇う代わりにオフィスのコンピュータ化を進めて
競争力をつけて景気回復を果たしたから。
ICT、中でもかつてAI(人工知能)と呼ばれた技術の進展、成熟を考えれば、
今後の景気後退と景気回復が繰り返されるとき、景気回復はジョブレス・リカ
バリーになることは必然だろう。景気回復が拡大し雇用がついてくることもあ
るだろうが、景気回復の初期は、ジョブレス・リカバリーになるしかないと思
うよ。
---
いろいろ、売れていてありがとうございます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062577143/showshotcorne-22/
Wordのイライラ 根こそぎ解消術 (ブルーバックス) [新書]
長谷川 裕行 (著)
Wordは契約書を作るときなど、たまにしか使わないが、いらいろするよね。
マージンが勝手にできたりなくなったり、箇条書きのマークが出たりなくな
ったり。
エディタやワープロを作った経験からいうと、あれ、その機能を示すものが
テキストの流れに埋め込まれていて、それが有効になるときならないときがあ
れこれあるのよ、きっと。その規則が人間にはわかりにく。それがいらいらの
原因だと思うよ。挙動が予測可能なら、人間はそんなにいらいらしないから。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532316707/showshotcorne-22/
コンピュータが仕事を奪う [単行本]
新井 紀子 (著)
新井紀子さんは、数学教育のことで紹介しています。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/08/16/1727476
百マス計算、インド式九九では数学力は育たない
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/11/14/5500964
安田亨の入試数学の本
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/05/14/3510780
屋久島全島100万円でIT化
お、関連で、弾さん(小飼弾)の本が出てくるね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534045220/showshotcorne-22/
小飼弾の 「仕組み」進化論 [単行本(ソフトカバー)]
小飼 弾 (著)
新井さんの本は、おれが、ここで何度もいってる、コンピュータにない人間
の強みで勝負するようにしないと、これから先、どんどんだめになっていくと
いう話と同じですね。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/15/3928331
文藝春秋2008年12月号の本の特集
から。
--- ここから ---
格差拡大で切羽詰まって、仕事の処理能力上げようと思って、勝間的な世界
を真似ようとしている人。少々やったって、クビを切られるよ。機械に置き換
え可能なそういう方面でがんばってもコンピュータが駆逐していくよ。駆逐を
目的にやってるわけじゃないけど、結果的にそういう人たちを駆逐するために、
おれらは技術開発をがんばってることになるから。いまのうちに、人間の幸せ、
人間の強みは何か考えた方がいいよ。
--- ここまで ---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/19/3772063
武部尚志著「数学で物理を」
--- ここから ---
これもデータ処理的数学力・データ処理的読解力は、ほんとの数学力、数学
的読解力とは違うという話だよね。勝間和代や弾さんみたいに、たくさん本を
読めて読解力があるようにみえても、実は文学的文盲。数学の証明ができても、
それだけじゃ、数学的文盲。
証明だけなら、コンピュータの定理証明系で証明できるものがあるし、微積
分程度なら、おれより数式ソフトが圧倒的に速くて正確だし、データ処理的な
読み方なら、月にたった100冊しか読めない人間なんて相手にならないスピー
ドで、コンピュータがテキストマイニングをしまくってるしね。
本書のこの余談、そういう時代に、人間の強みがどこにあるか。人間の知性、
知的活動、知的生産はどうあるべきか。その辺とつながる深い話ですよね。
--- ここまで ---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/10/08/4619991
出版事情
から。
--- ここから ---
フツー、商売でさ、自分で目利きもせず、商品が売れなくても返品OKなんて、
あり得ないでしょ。まっとうに物を売るインセンティブがないもの。取次のい
いなりの本を並べておくだけなら、店なんか構えず、自動販売機で十分だよ。
人間不要だもん。
これも、機械に対して人間の強みは何かを考えないといけないという話にな
るね。
--- ここまで ---
--- ここから ---
これも何度も書いた話。勝間和代的なデータ処理的読解力があっても、文学的
読解力がないと人間として意味がない。データ処理的読解力は、所詮、コンピ
ュータにかなわないし、そんなスキルしかない連中は、コンピュータがどんど
ん駆逐していく。勝間和代を信奉する連中は、集団自殺するレミングみたいと
以前も書いたが、そういうこと。
--- ここまで ---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/10/14/4631686
Re: 出版事情
から。
--- ここから ---
これは勝間和代ですね(笑)。データ処理的読解力しかない。データ処理的読
解力のスピードを速読術、フォトリーディングなどというインチキくさいもの
で鍛えても意味なし。字面を読むだけなら、コンピュータのほうがはるかに上。
だから、勝間和代は、「針の穴から覗いて、蚤の脳で考える」レベルにしか
ならない。そんな奴の信者になってる連中は、下手な手品で人を騙しているイ
ンドのサイババを信じる連中と一緒。
暗喩は、まだ、人間しかわからない。人間としての強み、そういう力をつけ
ないと、人間としての尊敬は得られないし、金を稼ぐことに限定して考えても、
奴隷として安く買い叩かれるだけ。
勝間的な世界、カモリーマンビジネスでいうスキルは、奴隷としてのスキル
が大半。世の中の流れは速い。スキルを上げたつもりが、コンピュータに駆逐
されるスキルじゃ、奴隷にしかなれない。食物連鎖の最底辺に落ちて餌になる
だけ。
コミックモーニングに載ってた、勝間が提唱する男女共同参画のための政策
と称するモノは、男女を問わず、食物連鎖の最底辺に叩き落とす公算が高い。
自分で自分の墓を堀る話になる。はったりでみんなをだまくらかして墓堀り
させてるのが、勝間だって気づかないのかな。
ま、まず、勝間自身が気づいてないからね(爆)。彼女は、政治的利用に関し
ても鈍感。ま、グーグルを便利だから使ってますという程度の頭だから、しょ
うがないけれど。
そんなのが持て囃されるんだから、ほんと、いまの日本は、すごいと思うよ。
基本的な教養というか、健全な社会常識というか、そういうものが根こそぎ
壊れてるよね。
右翼や保守の連中が、日本の伝統に回帰しろと吠えるのも道理。
左翼や革新の連中だって、ここまで基本部分が壊れてちゃ、革新もなにもあ
ったもんじゃないからね。
--- ここまで ---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/02/08/4864995
将棋世界2010年3月号、コンピュータ将棋、機械学習の弱点
から。
--- ここから ---
勝間和代や野口悠紀雄のつまらぬハウツーが、知的生産術と持て囃されるレ
ベルの低い世界、おれがいうところのカモリーマンをターゲットにしたカモリ
ーマンビジネスの世界は、人間ならではの知性とはほとんど関係ない。あんな
のを知的生産術と呼ぶのは、詐欺同然。でも、引っかかるバカがいっぱいいて、
お金になるからね。
そんなカモリーマンも、人間ならではの部分、自分の強みに気づけば、ああい
うニセモノに引っかからないのに、不況で首切りやら精神的に追い詰められて
るからね。
--- ここまで ---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/02/19/4890935
藤原博文「Cプログラミング診断室」でわかる勝間和代は、なぜダメか。
から。
--- ここから ---
勝間和代的データ処理的読書で何冊も本を読んで知識を増やしたつもりになる
ことなんて、現代では、あまり意味がない。彼女のように文学的読解力がない
がために、世界観が貧しい人間になっちゃうと、結局、ブルペンエース。実戦
のマウンドでは使えないし、コンピュータとロボットの台頭によって、職を失
う人生にしかならない。人間としての知、人間としての強みがないからね。
--- ここまで ---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/07/20/5228561
「借り暮らしのアリエッティ」関連、「カニ暮らしのアリエッティ」
から。
--- ここから ---
結局、ここで何度も繰り返してきた、脳と身体性の話、勝間和代がなぜだめ
か、データ処理的な読み方と文学的な読み方の違い、まともな食い物とジャン
クな食い物、芸術作品と単に消費されるものの違い、まとも人間がやる努力と
カモリーマンの努力まがいの違い、コンピュータに対する人間の強みなどと同
じ話。
--- ここまで ---
何度も書いた通り、表面的なノウハウ、ハウツー、つまらないノウハウ、ハ
ウツーは、コンピュータのほうがはるかに効率的にやる。よって人間は、首切り。
おれを含めて、我々、ICT業界は、そんな非効率をコンピュータと電子ネッ
トワークと人工知能(AI)に置き換えるために、半世紀以上やってきている。
もちろん、首切りだけが目標ではなく、人間社会を豊かにするためにやって
いるのだが、労働生産性向上のことを考えると首切りに使える技術というので、
使われてきたわけ。
工場のブルーカラー労働者が、機械やロボットに置き換えられていく。これ
は成功した。
次は、オフィスのホワイトカラーだというのは、おれが学生のころだから、
少なくとも30年前くらいからずっと言われてきて、業界の目標のひとつであり、
セールストークのひとつ。
アメリカ経済がクリントン政権の時にITで復活したが、そのときは、ジョブ
レス・リカバリー(jobless recovergy)、雇用なき景気回復と言われた。不況
で首にしたホワイトカラーを雇う代わりにオフィスのコンピュータ化を進めて
競争力をつけて景気回復を果たしたから。
ICT、中でもかつてAI(人工知能)と呼ばれた技術の進展、成熟を考えれば、
今後の景気後退と景気回復が繰り返されるとき、景気回復はジョブレス・リカ
バリーになることは必然だろう。景気回復が拡大し雇用がついてくることもあ
るだろうが、景気回復の初期は、ジョブレス・リカバリーになるしかないと思
うよ。
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