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本屋で気になった数学関係の雑誌や本2009年11月23日 00時41分13秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 新宿ジュンク堂や紀伊國屋書店高島屋のほうの店に行ったりして、気になっ
た数学関係の雑誌や本。
 どれもまだ買ってないし、買わないものもあると思うけど、金が入ったらな
んとかするつもりで、一応の狙いはつけました(笑)。
 超ひも理論(超弦理論)、ループ量子重力理論、非可換幾何学、ブレーンワー
ルドなどの数学的な話が1冊にまとまった数理科学別冊が出ていました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002R1OG82/showshotcorne-22/
数理科学別冊 量子重力理論
 目次などは
http://www.saiensu.co.jp/index.php?page=book_details&ISBN=4910054701098&YEAR=2009
をどうぞ。
 アマゾンでセドリを狙ってる奴が、定価1980円(税込み)なのに、もう、3745
円なんて付けている。
 大きな本屋にはあるだろうから、そっちで買った方がいいですね。

 「量子コンピュータの基礎」なんてのもあるね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002O0DMC2/showshotcorne-22/
数理科学2009年9月号別冊 量子コンピューターの基礎第2版 2009年 09月号
[雑誌]
 目次などは、
http://www.saiensu.co.jp/index.php?page=book_details&ISBN=ISBN4910054700992&YEAR=2009
をどうぞ。
 量子コンピュータといえば、古澤先生の
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062576481/showshotcorne-22/
量子テレポーテーション (ブルーバックス) (新書)
古澤 明 (著)
は、とても面白かった。感想はいつか書ければいいけれど。書きっぷりも相変
わらず脳天唐竹割りな一刀両断。
 もっと詳しいことを知りたい人は、古澤先生の本では、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/02/13/1179605
量子コンピュータ入門書
で、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901683233/showshotcorne-22/
古澤明著「量子光学と量子情報科学」
を紹介しています。
 それにしても、物理学って、いまの学生にそんなに人気がないのかと思って
愕然としたね。それじゃ、日本に未来はありません。\(^O^)/

 次は、リーマン予想。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002U22YZK/showshotcorne-22/
数学セミナー増刊 2009年11月号 リーマン予想がわかる 2009年 11月号 [雑誌]

 定価1600円(税込み)なのに、もう2856円なんてなってる。すごいね。

 目次などは、
http://www.nippyo.co.jp/book/5158.html
をどうぞ。
 冒頭の「高校生からわかる――超入門・リーマン予想/桜井進」を書いた桜
井さんのブログがありますね。
http://ssfactory.sblo.jp/article/32846611.html
をどうぞ。
 たしかこれだったと思うけど、書店でちらっと読みしたとき、SFでしたよ。
年表的に20xx年にどうなって、ああなってなどと。量子コンピュータができた
り、超人類みたいなのも出現していたような。リーマン予想とどう関係するの
かよく読んでないからわからなかったけど。
 おれ、もう、この前のNHKの番組観て、ものすごいセレンディピティが来ち
ゃって(爆笑)、大変よ。
 時間があったら書きたいけど、この宇宙のすべてがわかりました。\(^O^)/

 リーマン予想はまだ解けませんが、これも大問題だといわれていて肯定的に
解けてめでたしのポアンカレ予想。ポアンカレ予想を解いた数学者ペレルマン
は数学のノーベル賞といわれるフィールズ賞を辞退するなど、興味深い人物で
すが、評伝が出ました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163719504/showshotcorne-22/
完全なる証明 (単行本)
マーシャ・ガッセン (著), 青木 薫 (翻訳)

 そして、おれが大好きな、でも、彼の詳しい生涯や業績のすごさはわからな
い悲劇のスーパースター、ラマヌジャンの評伝が出ました。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822284034/showshotcorne-22/
数式に憑かれたインドの数学者 上 ラマヌジャンの渡英 (単行本)
デイヴィッド・レヴィット (著), 柴田 裕之 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822284042/showshotcorne-22/
数式に憑かれたインドの数学者 下 ラマヌジャンの挫折 (単行本)
デイヴィッド・レヴィット (著), 柴田裕之 (翻訳)

 これは、冬休みの読書候補か。

 そうそう、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/11/14/4693753
技術者のための高等数学、教員のための数学
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/11/22/4712694
Re: 技術者のための高等数学、教員のための数学
で話題にした、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0471728977/showshotcorne-22/
Advanced Engineering Mathematics (ペーパーバック)
Erwin Kreyszig (著)
の日本語版である「技術者のための高等数学」。
 紀伊國屋書店新宿高島屋の店にもなかった。やっぱ、原書を買う方が話が早
いか。
 それと、新宿高島屋店は、紀伊國屋書店の新宿東口店と比べ、数学のコーナー、
大して広くないのね。ちょっとがっかり。

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/12/1647337
算数、数学は、いま、インドがブーム!? ラマヌジャンのことも
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/08/19/1736166
ポアンカレ予想を解いた数学者
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/10/16/1856390
ポアンカレ予想
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/10/29/1877162
Re: ポアンカレ予想
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/08/14/4510753
オイラー、無限級数、ゼータ関数、リーマン、ラマヌジャン、ポアンカレ予想
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/11/04/4675181
無限を読みとく数学入門、リーマン予想は解決するのか?など小島寛之本
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/11/15/4698498
NHK「魔性の難問 ~リーマン予想・天才たちの闘い~」

中田育男著「コンパイラの構成と最適化 第2版」、タイガーブックも2009年11月23日 01時19分18秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 旧版をつい数日前に買っている人がいて、申し訳ない。早く知らせないとい
けなかった。すみませんね。
 中田育男先生の「コンパイラの構成と最適化 第2版」が出ています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4254121776/showshotcorne-22/
コンパイラの構成と最適化 (単行本)
中田 育男 (著)
 朝倉書店のページは、
http://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-12177-3/
コンパイラの構成と最適化 (第2版)
をどうぞ。
 旧版の評判などは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4254121393/showshotcorne-22/
コンパイラの構成と最適化 (単行本)
中田 育男 (著)
をどうぞ。
 朝倉書店にある旧版のページ
http://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-12139-1/
コンパイラの構成と最適化
によれば、1999/09/20だから、10年ぶりの改訂です。
 旧版でも、静的単一代入形式(SSA形式)の解説がありましたね。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/11/10/4685769
Andrew W. Appel「最新コンパイラ構成技法」、その他コンパイラ本のこと
で、本にまとまった日本語の解説は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798114685/showshotcorne-22/
最新コンパイラ構成技法 (大型本)
Andrew W. Appel (著), 滝本 宗宏 (編集), 神林 靖 (編集, 監修)
が初めてかもなどと書いたけど、大嘘でした。すみません。
 10年前の記憶なし!\(^O^)/

 ちなみに、「最新コンパイラ構成技法」は、トラの表紙なので、タイガーブ
ック、タイガー本と呼ばれています。
 先日のLispセミナーで、数理システムの阿部正佳さん。中田先生たちがやっ
ていたCOINSプロジェクトにいた人です。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/11/22/151472
Lisp特別イベントその2
でも、ご登場です。
 今回は、Lispコンパイラの最適化はだめだめじゃんという発表でした。驚き
の結果というべきかもしれないが、会場からも意見が出ていたが、Lispの場合、
あんまり、整数や数値について最適化うんぬんは、どうかなと思いました。
 ランタイムの出来の方が効いてくる気がするから。特にメモリ管理ね。
 ただ、阿部さんのいうことももっともはもっとも。いろいろ制約があるのは
わかるけど、これくらいの最適化はやってほしいよねと。
 知らなかったけど、GCCの最適化って、異端なんだね。教科書的なやり方じ
ゃなくて、将棋でいえば、筋の悪い手。俗手。でも、それはそれで徹底してい
るからかなり最適化できると。
 阿部さんは、いま、ドラゴンブックよりタイガーブックでしょと、「最新コ
ンパイラ構成技法」のほうを薦めていましたね。

 とにかく、中田先生の「コンパイラの構成と最適化 第2版」は、ボーナス
でご祝儀で買いますね。めでたい、めでたい。
 「最新コンパイラ構成技法」もよろしくね。

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/08/3615983
中田育男著「コンパイラの基盤技術と実践」