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小野善康「誤解だらけの構造改革」その他2009年07月28日 08時45分02秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 本や雑誌を整理しなければならず、捨てようとしていた本の中に、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532149576/showshotcorne-22/
誤解だらけの構造改革 (単行本)
小野 善康 (著)
があった。
 2001年の出版だが、手を止めて、ざっと読み返したが、小泉純一郎・竹中平
蔵構造改革バカヤローの声が高い今、8年前になかなか示唆的なことが書いて
ある。

 調べると、小野善康氏は、これ以降にも一般向けのものを書いているね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860520165/showshotcorne-22/
節約したって不況は終わらない。―日本経済に答えはある (単行本)
小野 善康 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121018931/showshotcorne-22/
不況のメカニズム―ケインズ『一般理論』から新たな「不況動学」へ (中公新
書) (新書)
小野 善康 (著)

超能力で億万長者の脳をコピペ\(^O^)/2009年07月28日 08時45分32秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 ヤフオク(Yahoo! Japanのオークション)で、神田昌典や勝間和代で検索した
ら、変なのがいろいろ出てきて面白いというので、やってみた。

http://search.auctions.yahoo.co.jp/search/auc?p=%BF%C0%C5%C4%BE%BB%C5%B5&auccat=0
とか
http://search.auctions.yahoo.co.jp/search/auc?p=%BE%A1%B4%D6%CF%C2%C2%E5&auccat=0
とか、やったわけ。
 引っかかって、本や教材を買ったけど、役に立たず、売りに出しているのが
よくわかるね。ほかにも、なんか、怪しげなセミナーのCDやらいろいろ売って
るね。

 中でもサイコーなのは、
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g72868318
超能力を獲得して億万長者になる秘密

 これ、オークションのふりして、怪しげなものを売りつけているのね。
 この田中武という人、写真、本人なのかなあ。なんか、全部、でっち上げで、
裏にはオークションに参加するふりして、こうやって宣伝しているバイトの連
中がいっぱいいる気もするね。
 結局、神田昌典や勝間和代に引っかかる連中は、だましやすいわけ。すなわ
ち、怪しい商品も売りつけやすいから、神田昌典や勝間和代というキーワード
で検索すると、こういう商品が出てくるんだろうね。売りつけようと思ってい
る連中、少しは頭使ってるよね。

 しかし、すごいね。超能力者に教わって、億万長者の脳をコピペする技を身
に付けた、あなたにもできるというんだもんね。
 なんか、説明を読んでいると、その技とは、セックスじゃないかと思わない
でもないが、誰か、買って試してみてください(笑)。もちろん、おれは責任も
たないよ。
 ともかく、これは、神田昌典や勝間和代の世界に引っかかり続けた先に何が
あるかを、拡大してみせてくれている。彼らのビジネスは、これとあんまり変
わらないと思うのね。
 神田昌典や勝間和代は、新しいビジネスモデルを打ち立てろと説教垂れてい
るが、彼らのビジネスモデルは、大昔と変わらない。要は、大昔からある怪し
げなビジネスや詐欺的商法と基本手法は同じなんだよね。
 不安心理につけ込んで売り込む。いまの時代、みんなクビ切りに脅えている
から、なんとかスキルアップで会社にしがみつこうと思っている。その心理が、
引っかける側の連中には、好都合。
 有名大学教授の肩書きがあれば、なおいい。科学的なことを装えるなら、な
おいい。
 科学的といっても自然科学や工学のように、しっかりしたベースがあって、
白黒がはっきりわかっているものは、嘘がすぐバレるので避けたほうがいい。
狙い目は、脳科学、心理学、経済学といった、まだ何が何だかよくわかってい
ない分野。これらはいずれも人間を対象にしている分野なんです。
 そういう分野なら、いろんな学説が飛び交っているし、どれが本当なのかま
だわかってないから、何を言っても嘘にはならない(逆にいえば、何を言って
も嘘)。
 科学の臭いをちょっとかがせるだけで、ころころ引っかかるんだもん、科学
は最高の撒き餌。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488380917X/showshotcorne-22/
バカヤロー経済学 (晋遊舎新書 5) (新書)
竹内 薫 (著)
にも、だます方とだまされる方の情報格差があればあるほど、リテラシーの差
があればあるほど、だましやすいという話が出てくる。
 以上は、詐欺師がやるのと同じ手口なんですよ。

 さて、この怪しい広告にあるA-10神経で思い出したが、昔、電脳騒乱節にお
いて、「もっと側頭葉を刺激してくれ」というタイトルで書いたネタを思い出
した。
 脳科学とパソコンの技術とを意図的に混同して、臨死体験を語る、いや、騙
るというネタ。これは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4874085423/showshotcorne-22/
電脳騒乱節〈オブジェクト指向臨死体験編〉 (単行本)
中村 正三郎 (著)
に収録されているが、A10神経が出てくる部分を抜粋する。

--- ここから ---
死後の世界は存在するか
 臨死体験の解釈において厳しく立場が別れるのが,死後の世界を想定するか
どうかという点である.
 体外離脱が起こったと体験者はいうが,それは極限状態におかれた脳のイメ
ージを見ているにすぎないのではないか.上昇する,トンネルに入る,光の中
に突入する,といった体験も脳のイメージではないか.
 先に文化的背景によって体験が違うと書いた.川があって向う岸から死んだ
父母が呼んでいたという,あの世との境と思しきイメージは,実は仏教徒に特
有のものである.三途の川があり,それを渡って死後の世界,彼岸に到達する
という仏教によって作られたイメージを持っている人のみが,体験している.
 最新の大脳生理学が解き明かした地点から臨死を眺めれば,死後の世界はな
く,脳のイメージを体験者は見ているという説が有力になる.
 では,大脳生理学は脳の何を解明したのだろうか.そのキーとなるモデルが,
メモリモデルである.これには,タイニー,スモール,コンパクト,ミディア
ム,ラージ,ヒュージといくつもモデルがあるのだが,共通しているのは以下
の点である.かつて大脳基底核,脳幹,辺縁系と呼ばれた部分を ROM に,新
皮質を1次記憶の RAM と2次記憶のディスクに分離統合している.ROM メカ
ニズムには,シャドウ RAM,ファントム ROM,CMOS バッテリバックアップ領
域などが含まれる.RAM は心理学でいう短期記憶,ディスクは長期記憶になる
ことは論をまたない.
 最近の研究では,RAM も内部を複雑なモデルで使い分けていることが明らか
になってきた.通常メモリ,EMS,UMB,HMA,プロテクトメモリなどに分類さ
れているが,臨死体験との関係でいえば,通常メモリ以外のメモリが有効化さ
れてのち,臨死体験が急増している(総理府平成3年度国民意識調査による).
バイオテクノロジーが解明したところによれば,汚染された食物に対する特別
の抗体が作られ,その反応が,ないものをあるように見せる一種のメモリの幻
覚を作り出すのではないかと考えられている.脳内麻薬物質エンドルフィンの
作用である.抗体として明らかになっているのは,日本人に多い MEMORY-
PRO386 とアメリカをはじめ外国人に多い QEMM386 である.
 これらの抗体はエンドルフィンを作り,それがページと呼ばれる酵素を作る.
ページ酵素が活動すると,ノルアドレナリンやドーパミンが脳内に大量に分泌
される.すると快感神経 A10(アドレス線としては A20)が興奮し,プロテクト
モードに移行する.このモードでは,ページング機構による仮想メモリが発生
して,NMDA受容体が混乱する.受容体が混乱するとどうなるか.いわゆる上昇
感が発生するのだ.つまり,もっと高いところへ自分自身を移動できるような
感覚になり,恍惚となる.専門家はこれをロードハイ(LoadHigh)感覚と呼んで
いる.ロードハイ感覚が高じると,実在しない場所にも自由に行けるようにな
る.これは臨死体験者の,「自由自在に時空を超えて移動できた」という報告
ともよく合致する.専門家はこれを,仮想アドレスから物理アドレスへのアド
レス変換で説明している.
--- ここまで ---

 タイニー、スモールなどのメモリモデルの話は、インテルの8086系プロセッ
サでプログラミングをした人、特にアセンブラでプログラミングをした人なら、
みんな知っていた技術用語。EMS,UMB,HMA,プロテクトメモリなども当時の
パソコンで使われていた技術。
 MEMORY-PRO386は、日本のメガソフトのメモリ管理ソフト、QEMM386は、アメ
リカのメモリ管理ソフト。
 ロードハイは、QEMM386が、いまからみれば、640KBのメモリの上のほうの狭
っちい猫の額みたいなところに、無理矢理、データやプログラムをロードする
技術。当時、ここにどういう順序でどう詰め込むかをみんな競っていた。1坪
1億円という銀座のスプーン一杯分の土地に、高層ビルを何棟も建てるような
ことをやっていたのだ。
「通常メモリ以外のメモリが有効化されてのち,臨死体験が急増している(総
理府平成3年度国民意識調査による)」というのは、もちろんでっち上げ。

 1992年に書いて、単行本になったのは、1993年。もう15年以上前なんだね。
  A10神経が、実はパソコンのアドレス線としてはA20線で、ここを刺激する
と脳はプロテクトモードに移行して、脳は物理的な制約から解き放たれ、脳を
物理脳よりはるかに巨大な仮想メモリとして使えて、世界を自由に飛び回れて
臨死体験までできるというんだから、そのヴィジョンの壮大さからすれば、神
田昌典の全能思考なんて、小さい、小さい。鼻くそ以下ですね。\(^O^)/
 いまでも書き直して、「IT脳はA20力で作る!」という本が書けそうだね。
勝間和代に推薦してもらえば、馬鹿売れだろうね。\(^O^)/

ひらめき☆ときめき サイエンス ~ようこそ大学の研究室へ~2009年07月28日 09時15分11秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 小、中、高校生に科学に触れてもらう、大学で何を研究しているか知っても
らうということで、この夏休みに
「ひらめき☆ときめき サイエンス ~ようこそ大学の研究室へ~」
というのが行なわれています。全国各地の大学でやっているので、夏休みの1
日をこういうところで過ごすのもいいと思います。
 詳しくは、
http://www.jsps.go.jp/hirameki/index.html
ひらめき☆ときめき サイエンス ~ようこそ大学の研究室へ~
https://cp11.smp.ne.jp/gakujutu/seminar
実施プログラム一覧
http://www.jsps.go.jp/j-news/topix.htm#20090723
平成21年度の「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~
KAKENHI」が始まりました!
をどうぞ。

日経サイエンス2009年9月号、2009年8月号のこともちょっと2009年07月28日 09時53分09秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 日経サイエンス2009年9月号の特別付録は、「親と子の科学の冒険2009」で
す。毎年、恒例になってきた付録ですね。たしか、3年目。
 夏休みに親子でできる、いろいろな観察、全国の科学館などで行なわれるイ
ベントの情報、科学を知るためのブックガイドなどがあります。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002GP07NM/showshotcorne-22/
日経サイエンス2009年9月号
 目次は、
http://www.nikkei-science.com/item.php?did=55909
日経サイエンス 2009年9月号 目次
をどうぞ。

 本文の記事では、アポロ計画以来といわれた月の探査に挑んだ「かぐや」の
話が、
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0909/200909_026.html
「かぐや」が見た月の600日
加藤 學(宇宙航空研究開発機構)
がすごいですね。
 太陽系以外にある惑星、いわゆる系外惑星の話が、
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0909/200909_040.html
意外な星にも惑星が
M. W. ワーナー(NASAジェット推進研究所)/M. A. ジュラ(カリフォルニア大
学ロサンゼルス)
 系外惑星を見つける話、見つける手法については、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/07/16/4436983
日食、宇宙の本、太陽系大地図、IMAX, トランスフォーマーリベンジ
でちょっと感想を書いた
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774133671/showshotcorne-22/
宇宙は「地球」であふれている -見えてきた系外惑星の素顔- (知りたい!サイ
エンス 26) (単行本(ソフトカバー))
井田 茂/佐藤 文衛/田村元秀 須藤 靖 (著)
が面白かった。

 我々の業界に関係するところでは、
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0909/200909_072.html
サイドチャネル 盗み見られるあなたのパソコン
W. W. ギブズ(SCIENTIFIC AMERICAN編集部)
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0909/200909_080.html
スピンで走る 超高速レーストラックメモリー
S. S. P. パーキン(IBM)
がすごい。
 どっちも、あり得ないだろうと思うことをやってます。
 サイドチャネル攻撃は、少し知っていたけれど、ここまですごくなっている
のかと驚きました。情報省のスパイ技術、もっと進化させないと。^^;
 レーストラックメモリーは、すごいよ。ナノサイズのワイヤーに、スピント
ロニクスを使って磁気記録、読み書きをする。ハードディスクのような機械的
可動部分がないから、超高密度、超高速外部記憶になる。
 昔懐かしい、富士通が出していたバブルメモリの話も出てきます。

 ほかにも、面白うそうな記事があるけど、また読んでない。面白そうな本の紹
介や宣伝も出ているけど、それはまたいつか。
 あ、そうそう。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002C7UOSW/showshotcorne-22/
日経サイエンス2009年8月号
のことを書いてないみたい。書く時間がないから、ちょっとだけ、
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0908/200908_038.html
海を渡る日本脳炎ウイルス
古田彩(編集部)協力:森田公一(長崎大学熱帯医学研究所)
は、えっ、日本脳炎って、まだ危ないの? というか、新たな脅威になってき
ているのねと認識を新たにした。結核もとっくに終わった話だと思っていたら、
以外と結核になる人いるわけでしょ。認識を改めないといけないこと多いね。
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0908/200908_068.html
食糧不足で現代文明が滅びる?
L. R. ブラウン(地球政策研究所)
は、シビアな話ですわ。
 茂木健一郎対談、
メスだけで生まれたネズミが語る男女の差/河野友宏(東京農業大学)
は、これはびっくりの話。
 一番ウケたのは、
http://www.nikkei-science.com/topics/bn0908_3.html#2
ゾウリムシが光通信
です。\(^O^)/

http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/07/20/4447113
感動で言葉にならない山下洋輔トリオ復活祭
で久々に会った、藤本ベさんも、最近、ウケた科学ネタとして、これを挙げて
いた。
 ウェブ界のライターや編集者がいかにダメかという話も出た。
 それは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/07/10/4424318
ゴールドマン一人勝ちの秘密兵器が流出。物理学者、ウォール街を往く
で、
--- ここから ---
ビジネスメディア誠というウェブマガジンのメルマガ「ビジネス通信 誠 Biz.
ID」で、鷹木創という人物が、メディアの側にいる人間とは思えないレベルの
低いことを書いていたので、それを批判しようと思って忘れていた。時間がで
きたら、書こう。
--- ここまで ---
と書いたことを、書くときについでに書こう。いつになるやら。