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感動で言葉にならない山下洋輔トリオ復活祭2009年07月20日 21時54分28秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjtti/salon(筒井康隆会議室)からホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 圧倒的なエネルギーの奔流でした。
 言葉になりません。
 こっちの体と心に、そのエネルギーが強制注入されたことがわかるだけです。

 コンサートの構成は、山下洋輔トリオの活動を、メンバー構成によって4期
に分けて、一番最近の第4期から第1期へと、40年の時間を遡る趣向でした。
 相倉久人さんの軽妙な司会で、山下トリオの伝説の披露などもありました。
 曲目は、Heavy Moon(重月)さんが、iPhone 3Gにメモをとっていたのをみせ
てもらったので、Heavy Moonさんが書いてくれるでしょう。

 あまりの熱演に熱中症は大丈夫なのかと心配していました。特に山下さんは、
他のメンバーと違って出ずっぱり。他のメンバーは途中ステージでも水分補給
をしていたけれど、山下さんはその気配もないし。

 コンサートの途中、虹が出ました。ドラムの森山さんが、スティックで空を
指すので、相倉さんが、「あ、虹が出ています。しかも、2重に虹が出ていま
す」と、会場に紹介しました。
 ぼくのところからは、1つの虹しか見えませんでしたが、あほうどりさん、
FAT'Nさんが書いておられる通り、これは亡くなった武田和命さん、平岡正明
さんが来られたと直観しました。

 平岡さんが、この復活祭を観たら、山下洋輔トリオは40年前にiPS細胞の出
現を予言していたと書くと思いました。
 読み筋は次の通り。
 #21771「西アフリカのモシ族の太鼓言葉。言語と音楽。サブリミナル・イン
パクト」で書いたことからの連想。
 そこでは、音楽、太鼓音楽や叫び、言語の順に、情動(感情)的なものから論
理的なものへと、組織化、体系化された世界が構築されてきた話を書きました。
 言語化される過程で、原初の音楽がもっていた混沌が整理整頓され、失った
ものもいろいろあると。叫びは、音楽と言語の中間表現で、言語で表現できな
いものを、やむにやまれぬ思いで混沌のエネルギーとともにはき出すものだと。
 これを音楽自体に当てはめると、原初の音楽から現代音楽(クラシックもジ
ャズ)へと進化発展する過程で、原初の音楽がもっていた混沌のパワーやエネ
ルギーのうち、失ってしまったものもいろいろあったと想像できます。
 実際、クラシックでもジャズでも行き詰まりました。
 山下洋輔トリオは、原初の音楽のパワーやエネルギーを取り戻す活動だった
と。それも単純に原初の音楽に戻るのではなく、技術的にも音楽的にも当時の
最先端のジャズを知り尽くした上で戻ることで、進化発展の過程で失ったもの
を取り戻す活動だったと。
 これを表にすると、
==================================================================
原初的   中間的存在    組織化体系化済み
------------------------------------------------------------------
音楽    太鼓音楽や叫び  言語
------------------------------------------------------------------
原初音楽  山下洋輔トリオ  組織化体系化されたが行き詰まった音楽
==================================================================
という構図。
 実際、復活祭の演奏は、叫びでした。中でも、坂田明さんは、ほんとにマイ
クパフォーマスで吠えまくり、叫びまくってました。それは、叫びのもつ原初
的パワー、エネルギーそのものであり、会場は大ウケの大ウケの大ウケ。
 iPS細胞はご存じの通り、すでに体細胞として機能が固まってしまったもの
を、遺伝子の操作で、何にでもなれる原初の細胞、万能細胞の状態、混沌の状
態へと戻す技術によって造られる細胞です。
 もう、ばっちり、山下洋輔トリオと筋書きが対応しますね。\(^O^)/
 あとは、落語、歌舞伎、狂言か、山下さんの新刊「蕎麦処 山下庵」での平
岡さんの文章から連想すれば、最近の平岡さんに似せるには、座頭市とうどん
を添えれば、平岡節が出来上がるのではないかと。
 虹から、そんなことを考えていました。
 そうそう。平岡さん。「蕎麦処 山下庵」の原稿依頼は、蕎麦に関する依頼
なのに、蕎麦を入り口に座頭市が出てそこからうどんに飛んでしまうという、
相変わらずのワンダホーな平岡節。入院してからの依頼だったそうですが、さ
すがです。

 コンサート終了後は、221の面々と集まり、大歓迎なので突入せよと山下
さんからお許しを頂戴していた楽屋突入へ。
 のら☆さん、立派なお花が届いているのを楽屋でみました。猫のぬいぐるみ
付きの花は初めてみた。\(^O^)/
 その後、午前0時からの打ち上げまでは、みんなで居酒屋に移動して、呑み
食い談笑。
 本日の演奏のあそこがこうだ、あれはすごかったという今日の話から、過去
の山下トリオのライブのこと、楽器のこと、レコード・CDに何がどう収録され
ていて、あれが入っているあれを再発売しろなどと、221の面々も精神高揚
興奮ドーピング状態。
 よー、みんな、細かいところまで聴いとるし、知っとるわ。おれ、全然、わ
からんわ。

 打ち上げ会場の新宿ピットインに移動してからが、また、すごかった。
 山下さん、のっけからピアノに向かい、「今日は、コンサートの途中で虹が
出たそうですね」といって、いきなり、「オーバー・ザ・レインボー」をソロ
で弾き始めました。
 あれだけのエネルギーを大放出する演奏をやり終えたばかりなのに、深夜に
なってもまだ弾く。
 あほか、こいつ。
 男どあほうジャズピアノ。\(^O^)/
 それから、セッションが続いて、まあ、ほんと、すごいわ。
 この人、一体、底がどこにあるのか、空恐ろしい。
 こういう生活をほぼ毎日、旅をしながら原稿も書きながら、40年間続けてき
たわけですよ。それを思うと、世界的な演奏家、超一流の人のエネルギーの巨
大さに、背筋が凍る思いでした。
 まあ、ともかく、圧倒されました。ありがとうございます。
 朝へべさん(朝日新聞 大上朝美さん)、五十肩治療のトレーニング方法、ご教
授ありがとうございました。
 半漁人さん(SF作家 堀晃さん)、Cosyさん(ジャズ評論家 村井康司さん)、ほ
んとうにお久しぶりでした。皆様とまたお会いでき、楽しかったです。
 なお、地上波はフジテレビで、8月8日の深夜に、このコンサートの模様が放
送されるそうです。日にちについては、もう一度、ご自分で確認してください。
 フジテレビ系のデジタルでもやるようです。

 最後にとんでもない副産物があった報告を。
 この数ヵ月、五十肩で悩まされていました。
 四十肩をやったときのように、ほとんど腕が上がらないということはないの
ですが、服を着るとき、右腕を袖に通して次に左腕を袖に通そうとすると左腕
を体の側面からやや後ろでひねる形になるので左肩が痛くて往生し、痛みが少
ない左腕から袖に通すようにしていました。もちろん、左腕を頭の側面につけ
る形でまっすぐ上に伸ばすことなど、痛くてできませんでした。
 しかし、最初は気づいていなかったのですが、終了間近に気づいたんです。
 山下洋輔トリオの演奏に感動して、1曲終わるたびに頭の上で拍手をしてい
る自分がいる!
 あれ? おれ、左腕をまっすぐ上に伸ばして拍手している。左腕、伸ばして
平気じゃん。
 なんという、霊験あらたか、御利益満点の復活祭なのでしょうか。
 ああ、ありがたや、ありがたや。五十肩が治った。\(^O^)/
 これもすべて、歴代山下洋輔トリオ皆様の熱演のおかげです。
 稲尾もびっくり、神様、仏様、山下様。
 ああ、ありがたや、ありがたや。

 最後はインチキ宗教のおかげ話みたいになってすみません。

追伸:
 五十肩が治ったのは、演奏に興奮してアドレナクリン出まくりで痛みを感じ
なかっただけではないのかという疑問をお持ちの方。この部分を書いている今、
復活祭からすでに24時間以上、経っています。少し違和感は残っていますが、
左腕はまっすぐ上に伸ばせます。
 ああ、ありがたや、ありがたや。
 神様、仏様、山下様。

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/06/03/4339624
題名のない音楽会「山下洋輔大特集」など6月、7月は怒濤の洋輔祭!
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/07/02/4405784
「結成40周年記念! 山下洋輔トリオ復活祭」特設ブログ、怒濤の新婦攻撃
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/07/05/4415006
Re: 「結成40周年記念! 山下洋輔トリオ復活祭」特設ブログ、怒濤の新婦攻撃
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/07/10/4424320
平岡正明さん、亡くなる

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093878412/showshotcorne-22/
蕎麦処 山下庵 (単行本)
山下 洋輔 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4094083995/showshotcorne-22/
山下洋輔の文字化け日記 (小学館文庫 や 10-1) (文庫)
山下 洋輔 (著)

補足:
 ぶるさんが、曲目や新宿ピットインでのセッションの模様もブログに書いて
います。
http://syoshii.blog52.fc2.com/blog-entry-892.html
結成40周年記念!山下洋輔トリオ復活祭@日比谷野音

===
標題: Re: 感動で言葉にならない山下洋輔トリオ復活祭
---
 書き忘れ。
 jouwa/salonで、たまさんが紹介してくれた
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/415050346X/showshotcorne-22/
はじめての現代数学 (数理を愉しむ)シリーズ (ハヤカワ文庫NF) (文庫)
瀬山 士郎 (著)
という本があります。名著です。
 この最後にこんな一節があります。
--- ここから ---
 19世紀数学は「モノ」から「コト」へ、具体的な対象から抽象的な関係へと
その研究対象を変えていったが、20世紀も後半に入り、再び「モノ」が数学の
中によみがえりつつあるようだ。(略)
 もちろん、この「モノ」は19世紀流の単純な「モノ」ではなく、「コト」を
経た「モノ」であって、複雑な構造を内蔵した「モノ」である。
--- ここまで ---
 これ、さっき書いた
--- ここから ---
 山下洋輔トリオは、原初の音楽のパワーやエネルギーを取り戻す活動だった
と。それも単純に原初の音楽に戻るのではなく、技術的にも音楽的にも当時の
最先端のジャズを知り尽くした上で戻ることで、進化発展の過程で失ったもの
を取り戻す活動だったと。
--- ここまで ---
と、よく似ています。
 人類の営みはこういうことの繰り返しなんですね。
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