将棋名人戦、将棋最新戦法 ― 2008年06月18日 05時20分01秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
とうとう、羽生2冠が4勝2敗で森内名人を破り、永世名人になりましたね。
羽生さんは3冠、森内さんは無冠で、九段になるのかな。
羽生さん、おめでとうございます。
それにしてもすごいのは、名人戦を戦いながら、佐藤棋聖とは棋聖戦を戦っ
ているし、このあとすぐ、橋本七段との王位戦挑戦者決定戦だし、竜王戦も挑
戦者になれるかもしれないし、また7冠に向って驀進再開でしょうかね。恐ろ
しい。\(^O^)/
千駄ヶ谷の将棋会館に、また大盤解説会を観に行ったんです。
行ったのは午後7時過ぎで、もう大勢は決した感じでした。解説の深浦王位
によると、7:3か8:2で羽生さんが有利とのこと。
次の一手クイズの候補手の解説が終わったばかりで、次の一手よくわからな
かったけど、5七桂成にした。これ自体は当たりだったけど、抽選にはずれた
ので、賞品はもらえませんでした。^^;
でも、藤井九段の解説を観に行った
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/05/22/3534662
将棋名人戦第4局
では、賞品ももらえたし、いいや。
賞品といえば、今回、もし、羽生2冠が勝って永世名人の資格を得れば、終
局後、会場全員の抽選をまたやって、羽生さん直筆の色紙を額入りでもらえる
という太っ腹のプレゼント抽選がありました。
もちろん、はずれました。\(^O^)/
会場にあったチラシに、コンピュータ将棋の解説でもお馴染み、教授と呼ば
れる勝又清和六段の最新戦法講座のチラシがありました。詳しくは、
http://www.shogi.or.jp/~doujou/news/index.html#20080629
「プロの最新戦法 & 第66期名人戦 森内VS羽生を総解説!」
をどうぞ。
行こうかと思ったら、6/29は、たまさん合宿で、東京にいない。^^;
そんな人には、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/23/2813919
将棋の最新戦法
で紹介した、将棋世界2008年4月号から始まった、勝又さんの連載を読むか、
以前の連載をまとめた
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861370167/showshotcorne-22/
最新戦法の話 (最強将棋21 #) (単行本)
勝又 清和 (著)
がお薦め。
いまの連載は、これよりさらに流動化、複雑化した戦法を解説していますが、
この本を読むだけでも、将棋の鑑賞能力が飛躍的にアップすると思います。
オビには、
--- ここから ---
ヘンな序盤急増中! だから、戦法の仕組みとリクツ、教えます!
なぜヘンな序盤が増えたのか? 新手が多すぎてついて行けない。結論がコロ
コロ変わりすぎる!
そんな疑問や悩みにお答えします!
--- ここまで ---
とあって、序盤の数手の駆け引きの裏にいかにすごい歴史と蓄積と血と汗と涙
があるか、とてもよくわかります。
だめだと忘れられていた定石が現代的に復活したり、先手よし、後手だめだ
と思われていた局面の結論が新手が出て逆の結論になったり、その対策が出て
またひっくり返ったり、ワンダーランド状態。
いま、どんな状態か、たとえると、こんな感じ。
将棋を指すために和服で着たら、相手は柔道着を着てきた。\(^O^)/
観客は、えっ?と思うけど、実は和服を着てきたプロは、それを予想してい
て、和服を脱ぐと剣道着だった。\(^O^)/
観客は、またも、えっ?となるんだけど、それもまた、柔道着を着てきたプ
ロの読み筋で、柔道着を脱いだら、アメフトだ。\(^O^)/
と思ったら、こっちはアイスホッケーになったと思ったら、あっちは、サッ
カーになって、と思ったら、こっちは野球になってという具合に、駆け引きが
すごい。
最終的には、両者、パンツ一丁で、プロレスの試合になりました。\(^O^)/
そういうことが、よくわかります。
---
とうとう、羽生2冠が4勝2敗で森内名人を破り、永世名人になりましたね。
羽生さんは3冠、森内さんは無冠で、九段になるのかな。
羽生さん、おめでとうございます。
それにしてもすごいのは、名人戦を戦いながら、佐藤棋聖とは棋聖戦を戦っ
ているし、このあとすぐ、橋本七段との王位戦挑戦者決定戦だし、竜王戦も挑
戦者になれるかもしれないし、また7冠に向って驀進再開でしょうかね。恐ろ
しい。\(^O^)/
千駄ヶ谷の将棋会館に、また大盤解説会を観に行ったんです。
行ったのは午後7時過ぎで、もう大勢は決した感じでした。解説の深浦王位
によると、7:3か8:2で羽生さんが有利とのこと。
次の一手クイズの候補手の解説が終わったばかりで、次の一手よくわからな
かったけど、5七桂成にした。これ自体は当たりだったけど、抽選にはずれた
ので、賞品はもらえませんでした。^^;
でも、藤井九段の解説を観に行った
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/05/22/3534662
将棋名人戦第4局
では、賞品ももらえたし、いいや。
賞品といえば、今回、もし、羽生2冠が勝って永世名人の資格を得れば、終
局後、会場全員の抽選をまたやって、羽生さん直筆の色紙を額入りでもらえる
という太っ腹のプレゼント抽選がありました。
もちろん、はずれました。\(^O^)/
会場にあったチラシに、コンピュータ将棋の解説でもお馴染み、教授と呼ば
れる勝又清和六段の最新戦法講座のチラシがありました。詳しくは、
http://www.shogi.or.jp/~doujou/news/index.html#20080629
「プロの最新戦法 & 第66期名人戦 森内VS羽生を総解説!」
をどうぞ。
行こうかと思ったら、6/29は、たまさん合宿で、東京にいない。^^;
そんな人には、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/23/2813919
将棋の最新戦法
で紹介した、将棋世界2008年4月号から始まった、勝又さんの連載を読むか、
以前の連載をまとめた
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861370167/showshotcorne-22/
最新戦法の話 (最強将棋21 #) (単行本)
勝又 清和 (著)
がお薦め。
いまの連載は、これよりさらに流動化、複雑化した戦法を解説していますが、
この本を読むだけでも、将棋の鑑賞能力が飛躍的にアップすると思います。
オビには、
--- ここから ---
ヘンな序盤急増中! だから、戦法の仕組みとリクツ、教えます!
なぜヘンな序盤が増えたのか? 新手が多すぎてついて行けない。結論がコロ
コロ変わりすぎる!
そんな疑問や悩みにお答えします!
--- ここまで ---
とあって、序盤の数手の駆け引きの裏にいかにすごい歴史と蓄積と血と汗と涙
があるか、とてもよくわかります。
だめだと忘れられていた定石が現代的に復活したり、先手よし、後手だめだ
と思われていた局面の結論が新手が出て逆の結論になったり、その対策が出て
またひっくり返ったり、ワンダーランド状態。
いま、どんな状態か、たとえると、こんな感じ。
将棋を指すために和服で着たら、相手は柔道着を着てきた。\(^O^)/
観客は、えっ?と思うけど、実は和服を着てきたプロは、それを予想してい
て、和服を脱ぐと剣道着だった。\(^O^)/
観客は、またも、えっ?となるんだけど、それもまた、柔道着を着てきたプ
ロの読み筋で、柔道着を脱いだら、アメフトだ。\(^O^)/
と思ったら、こっちはアイスホッケーになったと思ったら、あっちは、サッ
カーになって、と思ったら、こっちは野球になってという具合に、駆け引きが
すごい。
最終的には、両者、パンツ一丁で、プロレスの試合になりました。\(^O^)/
そういうことが、よくわかります。
物理数学入門本の感想 ― 2008年06月18日 05時21分43秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
昔を思い出して、毎日、30分でも、数学、音楽とかやろうと思うんだけど、
なかなかそれがができてない。^^;
特にサッカーのEURO 2008なんて、いま、夜中というか早朝にやってるし。
いまもフランス対イタリア戦を観ながら書いている。フランス劣勢ですね。イ
タリア、しぶといわ。
それでも、数学は、紙と鉛筆で、微分したり積分したり(暗記できてないし、
暗記する気もないので公式をみながら)、微分方程式の変数分離、あったあっ
たとかいって、簡単な問題を解いたりしてるわけ。Maximaなどの数式ソフトに
頼らず。\(^O^)/
っていうか、Maximaなど使おうと思っても、微分って何?のレベルじゃ、困
るもんね。^^;
やってると、ヘンテコな数式フェチ、記号フェチなりに、関数を擬人化して
考えちゃって、感情移入している自分に、また爆笑するんだよね。
たとえば、指数関数って、微分されても同じ形で、ああこれは、人から批判
されても政府の弾圧にあっても、自分の信念を貫いているんだ。偉いなあ、指
数関数。\(^O^)/
だから、世界中の人から、尊敬されて、いまでも日夜世界中で使われている
んだね。\(^O^)/
三角関数は変わり身が早くて、すぐ態度をころころ変えやがるなぁ。信用な
らない奴だな。\(^O^)/
けど、しばらくすると元に戻るし、ああみえて、芯はしっかりしているとい
うことなのか。\(^O^)/
だから、世界中の人から、尊敬されて、いまでも日夜世界中で使われている
んだね。\(^O^)/
その指数関数と三角関数という正反対の性格の奴らが、オイラーの公式で結
びついているんだから、世の中、ちょっと心を広くもって、意識を広げ、思考
範囲、交友範囲を広げることで、こんな素敵な関係になっちゃうんだから、平
和って大切だね。\(^O^)/
オイラーの公式によって、指数関数の性格を変えて三角関数の性格にできる
し、その逆もできる。その指数関数と三角関数の性格変換のために、虚数が決
定的な役割を果たしているということは、やっぱり、いい虚言というか、いい
嘘って、人が変わっていくために必要だね。
だから、文学があるんだ。\(^O^)/
などという哲学的発見までしちゃって、もう、大変よ。\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/11/2725375
物理数学入門本、大人買い\(^O^)/
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479800698X/showshotcorne-22/
図解入門 よくわかる物理数学の基本と仕組み―物理、工学のための数学入門
(How‐nual Visual Guide Book) (単行本)
潮 秀樹 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061556517/showshotcorne-22/
今日から使える物理数学 (今日から使えるシリーズ) (単行本)
岸野 正剛 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534034903/showshotcorne-22/
道具としての物理数学 (単行本)
一石 賢 (著)
のうち、「道具としての物理数学」を最初始めたんだけど、途中で本がどこか
に散歩に行ったのか見つからなくなって(後にまた探したら出てきた^^;)、
「今日から使える物理数学」にスイッチ。この本は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/11/3572169
多少反論めいたものをば
で書いたように、最後までとにかく終わった。
帰ってきてから、紙と鉛筆で式をしこしこ変形したりして。2週間くらいか
かったかな。ほんと、リハビリ。^^;
こうやってじっくり読みながら、実際に手を動かしてやってみると、「今日
から使える物理数学」は、式の変形がすごく丁寧なのがわかった。おれのよう
な人間でも、ついていける。
物理の歴史やそういう数学が必要となった背景などもお話調で書き込んであ
るし、退屈させないようになっている。しかし、ほんとに退屈しないのは、や
はり、式の変形。
日常言語とは全然表記が違うけれど、数学が言葉であることを実感する。数
学という言葉で書かれた波乱万丈のストーリを読んでいる気分になってくる。
「おぉ、最後はごげんことになるとですか。感動的なストーリーですばい、
鮎原さん!」
鮎原さんって、何?
ばかー。アニメ「アタックNo.1」だよ。あの中で、熊本だか福岡だか知らな
いけど、九州弁で「なんとかかんとか、鮎原さん」ってよくいうライバルがい
たでしょ? あれよ、あれ。
あれれ? いま、アタックNo.1って実写ドラマがあるの?
http://www.tv-asahi.co.jp/no1/
なんてサイトがある。
http://eternal.s39.xrea.com/attack1.htm
『アタックNO.1(アタックナンバーワン)』登場人物詳細
なんてのがある。すごい。
ははあ、これによると、あれは、垣之内良子なのかな。
話戻して、「今日から使える物理数学」は、フーリエ解析は、かなりリキが
入っていたと感じた。
フーリエの主張は、とんでもないよね。あらゆる関数は、三角関数の級数展
開で表現できるというんだからね。フツー、どう考えてもトンデモでしょう。\(^O^)/
ディラックのデルタ関数なんてのも出てきた。
おれ、すぐ、人のこと、ばか、ばかというでしょ。「頭、悪いよ、こいつ」
とかいって、最近だと梅田望夫とか勝間和代とか、バカにしてるし。
「じゃあ、あんたが、頭がいいと思っているの、誰?」と聞かれたときに、
真っ先に思い浮かぶのが、ディラックなんです。アインシュタインじゃなくて。
なぜだかわからないけど、中学か高校のころの刷り込みなんですかね。ディ
ラックが陽電子の存在を予言なんてのが影響しているのかも。芥川龍之介と反
物質とドッペルゲンガーが結びついちゃってるんです。
あれ、ひょっとして、どこかで書いた記憶があるぞと思ったら、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/01/21/220708
ちくま学芸文庫 Math & Science
で書いてますね。
あらら。そこでは、やっぱ、頭のいい人のトップは、アインシュタインかな
と書いてる。ディラックは、トップかNo.2かなだって。ビミョーにいうこと違
うな。
お前、高田純次並みにテキトーだからね。
揺れ動く乙女心といってくれ。\(^O^)/
超天才数学者ラマヌジャンは出てこないのね。物理という枠組みで考えちゃ
っているのかな。
話戻して、留数はやっぱすごいね。コーシーの積分公式なんて、最高品質の
マジックか詐欺みたいもんだよね。\(^O^)/
「今日から使える物理数学」は、式の変形や解説が丁寧な分、守備範囲は前
述の他の2つの本に比べて狭い気がする。
「道具としての物理数学」もお話調の記述で、行列にずいぶんページを割い
ているけど、「今日から使える物理数学」は、ベクトル解析はあっても行列は
ほとんど扱ってない。
「道具としての物理数学」が行列に力を入れているのは、量子力学の複素ヒ
ルベルト空間まで視野に入れているからなんでしょうかね。
「図解入門 よくわかる物理数学の基本と仕組み」は、他の2つと違って、
ギャグを織り交ぜるわけでもなく、淡々と書いてあります。もっとも、教科書
的、受験参考書的な作り。
「今日から使える物理数学」は、ポイント毎に簡単な練習問題があって、そ
れもよかった。「道具としての物理数学」にも練習問題があるけど、数は少な
い。「図解入門 よくわかる物理数学の基本と仕組み」は練習問題はない。だ
から、説明のところを、もう一度自分で手を動かして練習問題代わりにやった
ほうがいいでしょうね。もちろん、他の2つも、それをやったほうがいいです。
どちらも問題の数は少ないから。
ということで、手を動かす練習が少ないと感じたおれは、もっとやさしい練
習問題が多い数学入門本を探したわけです。
それが、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/11/2725375
物理数学入門本、大人買い\(^O^)/
で、「これらは買わずに別のシリーズを買おうと、いまは、思ってます」と書
いたことに関係あります。
で、買ったのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320016335/showshotcorne-22/
やさしく学べる微分積分 (単行本(ソフトカバー))
石村 園子 (著)
をはじめとする、「やさしく学べる」シリーズ。
シリーズ全巻、大人買いしました。\(^O^)/
こつこつやっていけば、今年中に全部終わるんじゃないかなと。
あ、いまのところ、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/432001846X/showshotcorne-22/
やさしく学べる離散数学 (単行本)
石村 園子 (著)
は、やり終えました。
一応、コンピュータのソフト屋のはしくれだから、離散数学くらいは、でき
るだろうと。実際、けっこうできました。\(^O^)/
発見もあったし、もう一度、基礎に戻ると面白いですね。いままでとは違う
風景が見えてくる。あ、この場合、「見えてくる」じゃなくて、「観えてくる」
だな。
このシリーズのことは別に書く機会があれば。
---
昔を思い出して、毎日、30分でも、数学、音楽とかやろうと思うんだけど、
なかなかそれがができてない。^^;
特にサッカーのEURO 2008なんて、いま、夜中というか早朝にやってるし。
いまもフランス対イタリア戦を観ながら書いている。フランス劣勢ですね。イ
タリア、しぶといわ。
それでも、数学は、紙と鉛筆で、微分したり積分したり(暗記できてないし、
暗記する気もないので公式をみながら)、微分方程式の変数分離、あったあっ
たとかいって、簡単な問題を解いたりしてるわけ。Maximaなどの数式ソフトに
頼らず。\(^O^)/
っていうか、Maximaなど使おうと思っても、微分って何?のレベルじゃ、困
るもんね。^^;
やってると、ヘンテコな数式フェチ、記号フェチなりに、関数を擬人化して
考えちゃって、感情移入している自分に、また爆笑するんだよね。
たとえば、指数関数って、微分されても同じ形で、ああこれは、人から批判
されても政府の弾圧にあっても、自分の信念を貫いているんだ。偉いなあ、指
数関数。\(^O^)/
だから、世界中の人から、尊敬されて、いまでも日夜世界中で使われている
んだね。\(^O^)/
三角関数は変わり身が早くて、すぐ態度をころころ変えやがるなぁ。信用な
らない奴だな。\(^O^)/
けど、しばらくすると元に戻るし、ああみえて、芯はしっかりしているとい
うことなのか。\(^O^)/
だから、世界中の人から、尊敬されて、いまでも日夜世界中で使われている
んだね。\(^O^)/
その指数関数と三角関数という正反対の性格の奴らが、オイラーの公式で結
びついているんだから、世の中、ちょっと心を広くもって、意識を広げ、思考
範囲、交友範囲を広げることで、こんな素敵な関係になっちゃうんだから、平
和って大切だね。\(^O^)/
オイラーの公式によって、指数関数の性格を変えて三角関数の性格にできる
し、その逆もできる。その指数関数と三角関数の性格変換のために、虚数が決
定的な役割を果たしているということは、やっぱり、いい虚言というか、いい
嘘って、人が変わっていくために必要だね。
だから、文学があるんだ。\(^O^)/
などという哲学的発見までしちゃって、もう、大変よ。\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/11/2725375
物理数学入門本、大人買い\(^O^)/
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479800698X/showshotcorne-22/
図解入門 よくわかる物理数学の基本と仕組み―物理、工学のための数学入門
(How‐nual Visual Guide Book) (単行本)
潮 秀樹 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061556517/showshotcorne-22/
今日から使える物理数学 (今日から使えるシリーズ) (単行本)
岸野 正剛 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534034903/showshotcorne-22/
道具としての物理数学 (単行本)
一石 賢 (著)
のうち、「道具としての物理数学」を最初始めたんだけど、途中で本がどこか
に散歩に行ったのか見つからなくなって(後にまた探したら出てきた^^;)、
「今日から使える物理数学」にスイッチ。この本は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/11/3572169
多少反論めいたものをば
で書いたように、最後までとにかく終わった。
帰ってきてから、紙と鉛筆で式をしこしこ変形したりして。2週間くらいか
かったかな。ほんと、リハビリ。^^;
こうやってじっくり読みながら、実際に手を動かしてやってみると、「今日
から使える物理数学」は、式の変形がすごく丁寧なのがわかった。おれのよう
な人間でも、ついていける。
物理の歴史やそういう数学が必要となった背景などもお話調で書き込んであ
るし、退屈させないようになっている。しかし、ほんとに退屈しないのは、や
はり、式の変形。
日常言語とは全然表記が違うけれど、数学が言葉であることを実感する。数
学という言葉で書かれた波乱万丈のストーリを読んでいる気分になってくる。
「おぉ、最後はごげんことになるとですか。感動的なストーリーですばい、
鮎原さん!」
鮎原さんって、何?
ばかー。アニメ「アタックNo.1」だよ。あの中で、熊本だか福岡だか知らな
いけど、九州弁で「なんとかかんとか、鮎原さん」ってよくいうライバルがい
たでしょ? あれよ、あれ。
あれれ? いま、アタックNo.1って実写ドラマがあるの?
http://www.tv-asahi.co.jp/no1/
なんてサイトがある。
http://eternal.s39.xrea.com/attack1.htm
『アタックNO.1(アタックナンバーワン)』登場人物詳細
なんてのがある。すごい。
ははあ、これによると、あれは、垣之内良子なのかな。
話戻して、「今日から使える物理数学」は、フーリエ解析は、かなりリキが
入っていたと感じた。
フーリエの主張は、とんでもないよね。あらゆる関数は、三角関数の級数展
開で表現できるというんだからね。フツー、どう考えてもトンデモでしょう。\(^O^)/
ディラックのデルタ関数なんてのも出てきた。
おれ、すぐ、人のこと、ばか、ばかというでしょ。「頭、悪いよ、こいつ」
とかいって、最近だと梅田望夫とか勝間和代とか、バカにしてるし。
「じゃあ、あんたが、頭がいいと思っているの、誰?」と聞かれたときに、
真っ先に思い浮かぶのが、ディラックなんです。アインシュタインじゃなくて。
なぜだかわからないけど、中学か高校のころの刷り込みなんですかね。ディ
ラックが陽電子の存在を予言なんてのが影響しているのかも。芥川龍之介と反
物質とドッペルゲンガーが結びついちゃってるんです。
あれ、ひょっとして、どこかで書いた記憶があるぞと思ったら、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/01/21/220708
ちくま学芸文庫 Math & Science
で書いてますね。
あらら。そこでは、やっぱ、頭のいい人のトップは、アインシュタインかな
と書いてる。ディラックは、トップかNo.2かなだって。ビミョーにいうこと違
うな。
お前、高田純次並みにテキトーだからね。
揺れ動く乙女心といってくれ。\(^O^)/
超天才数学者ラマヌジャンは出てこないのね。物理という枠組みで考えちゃ
っているのかな。
話戻して、留数はやっぱすごいね。コーシーの積分公式なんて、最高品質の
マジックか詐欺みたいもんだよね。\(^O^)/
「今日から使える物理数学」は、式の変形や解説が丁寧な分、守備範囲は前
述の他の2つの本に比べて狭い気がする。
「道具としての物理数学」もお話調の記述で、行列にずいぶんページを割い
ているけど、「今日から使える物理数学」は、ベクトル解析はあっても行列は
ほとんど扱ってない。
「道具としての物理数学」が行列に力を入れているのは、量子力学の複素ヒ
ルベルト空間まで視野に入れているからなんでしょうかね。
「図解入門 よくわかる物理数学の基本と仕組み」は、他の2つと違って、
ギャグを織り交ぜるわけでもなく、淡々と書いてあります。もっとも、教科書
的、受験参考書的な作り。
「今日から使える物理数学」は、ポイント毎に簡単な練習問題があって、そ
れもよかった。「道具としての物理数学」にも練習問題があるけど、数は少な
い。「図解入門 よくわかる物理数学の基本と仕組み」は練習問題はない。だ
から、説明のところを、もう一度自分で手を動かして練習問題代わりにやった
ほうがいいでしょうね。もちろん、他の2つも、それをやったほうがいいです。
どちらも問題の数は少ないから。
ということで、手を動かす練習が少ないと感じたおれは、もっとやさしい練
習問題が多い数学入門本を探したわけです。
それが、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/11/2725375
物理数学入門本、大人買い\(^O^)/
で、「これらは買わずに別のシリーズを買おうと、いまは、思ってます」と書
いたことに関係あります。
で、買ったのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320016335/showshotcorne-22/
やさしく学べる微分積分 (単行本(ソフトカバー))
石村 園子 (著)
をはじめとする、「やさしく学べる」シリーズ。
シリーズ全巻、大人買いしました。\(^O^)/
こつこつやっていけば、今年中に全部終わるんじゃないかなと。
あ、いまのところ、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/432001846X/showshotcorne-22/
やさしく学べる離散数学 (単行本)
石村 園子 (著)
は、やり終えました。
一応、コンピュータのソフト屋のはしくれだから、離散数学くらいは、でき
るだろうと。実際、けっこうできました。\(^O^)/
発見もあったし、もう一度、基礎に戻ると面白いですね。いままでとは違う
風景が見えてくる。あ、この場合、「見えてくる」じゃなくて、「観えてくる」
だな。
このシリーズのことは別に書く機会があれば。
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