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将棋名人戦第3局、歴史的大逆転2008年05月14日 09時06分42秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 森内名人に羽生2冠が挑戦している、第66期名人戦第3局。
 先手森内名人が圧倒的優勢の状況から、羽生2冠が耐えに耐えて一瞬のワン
チャンスをものして歴史的大逆転。羽生マジック炸裂ですね。
 今度から毎日とともに名人戦を共催することになった朝日なんて浮かれチン
ポ、もとい、浮かれポンチ状態で50年に1度の大逆転などと見出しに出してい
ます。
http://www.asahi.com/shougi/news/TKY200805090266.html
羽生、50年に1度の大逆転 将棋名人戦2勝1敗に

 昔のプロレス。力道山と吉村道明のタッグで、吉村道明が外人タッグにやら
れっぱなし。しかし、最後の最後で回転エビ固めで勝ったみたいなもんか。\(^O^)/
 あのさあ、もうここを読んでいる人間の半数以上は、知らんと思うよ。力道
山のプロレスなんて。
 そ、そうなの? なんか、寂しい。^^;

 実は、おれ、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/05/09/3490825
将棋、第66期名人戦、谷川DVD
でちょろっと書いたが、実際に、将棋会館の大盤解説会に行ってきたんです。
 感動した。\(^O^)/
 東京の将棋会館は、千駄ヶ谷の鳩森神社の裏手にある。割とこじんまりした
ビルだった。神社の裏にあるので、なんか、神社で玉を囲っているようなイメ
ージ。さすが、将棋。\(^O^)/

http://www.shogi.or.jp/event/meijin_66/main.html
にあるように、東京は、鈴木大介八段と船戸陽子女流二段の解説。
 囲碁・将棋チャンネルでもたまに鈴木八段の解説がある。そのときも面白い
と思っていたが、生鈴木八段の解説はもっと面白い。
 っていうか、会場に入った途端、目の前に鈴木八段がいて感激のあまり放尿
状態になって、おれの小便で将棋会館が水没しました。\(^O^)/

 プロの読みと研究って恐ろしいね。桁違いなんて言葉が無意味なくらい桁違
い。読みの速さと深さだけじゃなくて、過去の研究や経験もすごいから、何が
いいか悪いかは、すぐわかるし、かなり手を進めてみせてくれた上で、いいか
悪いかなのね。その評価も、プロの感覚的な話だから、言葉にはしにくいんで
すがと、詰め掛けたファンに申し訳なさそうにいうこともしばしば。
 鈴木八段は、早見えで、手が素早くいろいろ見えるので、いろいろな筋を解
説してくれました。素直に、私、こういう形は得意じゃないのでわかりません
とか、私レベルじゃ、こういう手は指せませんなどと、いうこともあるし。
 そういえば、前日、公式戦(竜王戦だと思う)で、木村一基八段との対戦で7
手詰めを逃して負けたことを、しきりにぼやいてました。^^;
 おれは7手詰めの詰将棋は、まず、解けません。\(^O^)/

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/03/1623062
詰将棋、3手詰ハンドブック
で紹介した浦野さんの3手詰、5手詰ハンドブック、都合4冊買ったけど、3手詰
ハンドブックの2冊やっただけで、もう頭が沸騰したので、5手詰はまだ積読の
まま。\(^O^)/

 対局は、1日目ですでに森内名人が少しいいくらいだそうで、羽生2冠の封
じ手6三銀は、鈴木八段にはあまり評判がよくなかった。その後の展開は、森
内名人が見事な差し回しで、優位をどんどん拡大。羽生さんが逆転するのは難
しい将棋になっているという評価でした。途中、「もう、羽生さん、いつ投了
してもおかしくない」といった話も出ていました。
 会場には強いアマチュアも来ているから、ぽんぽん、そこでこうだったらど
うなりますか、こっちの手のほうがいいんじゃないかという意見も出て、なる
ほどいい手ですねとか、それだとこうなってああなってと10数手進めてこうじ
ゃないかなどと、1つ1つ丁寧に鈴木八段が答えてました。船戸陽子女流二段
が、これだとどうですかということもあって、鈴木八段がなるほどそうかとい
う場面も。
 そばにいた小学生も強いのね。鈴木八段が、「ここでこうやりたいんですけ
ど、すると」と言った途端、「あ、王手飛車」とすぐわかってるの。7手くら
い先の話なんですけど。もちろん、おれはわかりません。実戦だったら、その
まま突っ込んで、王手飛車食らいますね(泣)。

 全体を通じて、この手を指すんじゃ、羽生さん、苦しいという話が多かった。
でも、「この辛抱はすごい、自分なら、辛抱できずにここで決戦してしまう」
などという話もありました。結果的に、その辛抱が実るわけですね。
 羽生さんは、本で、「将棋でいい手は滅多にない。悪い手を指さないように
するのが精一杯のことがほとんど」ってなことを言ってた記憶がある。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410301671X/showshotcorne-22/
羽生善治, 松原仁, 伊藤毅志著「先を読む頭脳」
だったかな。この本のことは何度か書いているので、「先を読む頭脳」で検索
してみてください。

 森内玉が入玉できるかどうかの流れになりましたが、振り飛車党で美濃囲い
を使う鈴木八段は、美濃囲いは入玉が難しい囲いなので、玉が逃げ出さないと
いけない状況になったら自分は投げます(投了する)といってました。\(^O^)/
 鈴木八段は、今シーズンからA級に復帰。この2,3年、4間飛車より、中
飛車、3間飛車をよく指していたけど、みんな中飛車(ゴキゲン中飛車)をやる
ようになって、つまらなくなって、今年は4間飛車で勝負するそうです。
 みんなと同じことはやりたくない、誰かが人と違ったことを研究していない
と将棋が進化しないという信念、プロとしての矜持ですね。
 将棋や囲碁のプロって、勝負師でもあるけど、将棋や囲碁の世界を探求する
研究者でもあるんですよね。少しでも、その世界の未知なる部分を探求して、
棋譜として残し、世の中に研究成果を明らかにする研究者なんです。

 141手目の森内名人の9八銀が歴史的な大ポカということですが、会場では、
その少し前から、これは逆転模様かという話になっていたと思います。
 9八銀も予想されていて、それは、森内名人がうっかりしていたという8六
桂でまずいでしょうという話になっていた記憶があります。
 6九金だったら名人の勝ちだったろうという6九金は出たかなあ。実は、会
場の大盤では並べ損なっている箇所があって、5七に金が残っていたんです。
あとで気づいて、申し訳ありませんということになったんですが、もし6九金
が出てないとしたら、それが影響したかも。龍が5九にできて、金取りになっ
てまずいという話があったような気がしてきた。^^;

参考:
http://www.asahi.com/shougi/news/TKY200805090036.html
将棋名人戦第3局第2日目ダイジェスト

 羽生2冠が後手で勝ったのは大きいですね。この二人の対戦、最近、先手し
か勝ってないらしいですから。
 次の対戦で、森内名人が後手で勝てるかどうか。負けると1勝3敗になって、
羽生さん相手に3連勝しないといけませんからね。防衛の可能性がだいぶ少な
くなりますね。
 羽生さんだって、この永世名人になるチャンスを逃すと、次にいつそのチャ
ンスが来るかわかりませんしね。

 これに関連して、鈴木八段は、このシリーズで羽生さんが意欲的過ぎる感じ
がするのが、気にかかるそうです。車でいえば、トップギアに入れっぱなしの
ような将棋らしいです。それでは七番勝負の最後までもたないかもしれない。
だから、いつペースを通常モードに切り替えるか注目ということでした。2勝
1敗で有利になったから、次から通常モードなんですかね。

 また関連して、鈴木八段は受け将棋なんですって。弟弟子の田村康介六段は、
攻め将棋。会場に途中から、田村康介六段と、最新戦法やコンピュータ将棋に
詳しい勝又清和六段が現われて、田村六段が鈴木八段と掛け合い漫才を始めま
した。\(^O^)/
 というのは半分冗談だけど、お互いの感覚が噛み合わないのが笑った、笑っ
た。
 鈴木八段は、「将棋は相手に動いてもらってそれを受けるほうが疲れなくて、
楽なんです。攻めてると疲れるでしょう」と田村六段に振ると、田村六段「全
然。自分は受けてるほうが疲れる」\(^O^)/
 そんな感じで、棋風が違うと局面の評価や見える筋もずいぶん違いますね。

 さらに脱線すると、この3人だと、勝又六段が一番お兄さん役っぽかった。
途中、手持ちの歩の数が違っていると、勝又六段が「大ちゃん」といったか、
「大介」といったか、その両方とも使ったか、「歩が違う。先手が一歩足りな
い」。そんな風に鈴木八段に気軽に呼びかけてました。

 さらにさらに脱線すると、勝又六段は、将棋世界の今月号
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0017TWYJ8/showshotcorne-22/
将棋世界 2008年 06月号 [雑誌] (雑誌)
の付録である「新手 ポカ 妙手選 2007年版」というのを編纂しています。昨
シーズンのプロの公式戦で出た、新手、ポカ、妙手を集めたものです。すごい
手やプロでもそんなポカがあるのかというポカもあります。来年版では、この
名人戦の9八銀が出るんでしょうかね。
 この中で、鈴木八段と田村六段の兄弟弟子対決が採り上げてあります。指し
た手より、この将棋の対戦時間がすごい。
 消費時間が、田村3分、鈴木4分で、終了時刻が10時27分だって。\(^O^)/
 10時から対局開始のはずなので、たった27分。この二人、早見え、早指
しで有名ですし、田村六段は特にそうなんですけど、それにしてもねえ。小学
生の将棋みたい。\(^O^)/
 大盤解説会当日も田村六段は、早く対局が終わったようです。

 森内名人は、昨年の永世名人をかけた郷田九段との第6局でも、王手飛車竜
取りという超大技まで決めて、郷田九段がいつ投了か、もう森内永世名人誕生
とみんな思っていたところから、まさかまさかの歴史的大逆転負けをしたんで
す。しかも、そのショックから立ち直って名人を防衛して永世名人になりまし
た。
 そういう意味では、今回の敗戦、大ショックだろうけど、ある意味、慣れて
いるという見方もできます。\(^O^)/ 第3局だし、立て直す時間もあるだ
ろうし。

http://www.meijinsen.jp/
将棋名人戦の公式中継サイト
に行くと、動画が置いてあります。その中で、感想戦終了後に森内名人一人が
将棋盤の前で無言で座っているものがあります。

http://video.nifty.com/cs/catalog/video_metadata/catalog_080509085189_1.htm
名人戦第3局、感想戦終了

 いろいろな思いが駆け巡って、立つに立てなかったのか。でも、立ったとい
うことは気持ちの整理がついたのかな。そうあってほしいです。
 最後に、将棋盤に一礼するところが、さすが森内名人であり、礼に始まり礼
に終わる日本文化を伝えてますね。
 これまでも何度かお名前を出している我々の業界の大御所であるSRAの岸田
さんは、森内名人のファンなんです。おれが将棋に興味をもっていると聞いて、
びっくりしてましたもん。
 「あんた、将棋の駒の漢字読めるの?」\(^O^)/
 ま、これ(↑)はネタですけどね。
 マジな話、将棋の駒に漢字が書いてあることが、欧米での普及、小学生など
の子供への普及を阻害しているという話もあるんです。囲碁は白と黒の丸い石
で子供でも、外国人でもわかりますもんね。
 我が情報省は、この問題の驚くべき解決策を思いついたが、それを書くには
この余白は狭すぎる。\(^O^)/

 名人の真価が問われるのは、これからです。
 好漢、森内俊之、がんばれ!

 あ、羽生さんも大ポカやってる。
http://www.asahi.com/culture/update/0512/TKY200805120062.html
羽生二冠が初の反則負け ネット棋戦、操作で時間切れ

 パソコンでの将棋は、これがあるんですよね。
 飛車先の歩を交換しようとして、2四歩、同歩、同飛としようとして、2四
に飛車を動かそうとしたら、ドラッグしていたマウスから指が離れて2五に飛
車を置いちゃって、歩で飛車のタダ取り。\(^O^)/
 その瞬間、将棋、終わりですね。

 あ、大事なことを書き忘れていた。
 鈴木大介八段と船戸陽子女流二段の解説。午後6時から始まって、まず、1
時間強やって、休憩。その後、午後7時半から再開して、以後、ずっと休憩な
し。途中、休憩入れましょうという運営側からの話も出てたんですが、いま、
佳境なのでもうちょっと局面が落ち着いたらなど鈴木八段がいって、そのまま、
終局までやって、終局後も初手からまた検討をやりました。おれは午後10時
になったので、お暇しましたが、午後10時まででも、2時間半も、鈴木八段
と船戸女流二段は、水一杯すら飲まず、立ちっぱなし、しゃべりっぱなし。
 将棋にかけるその情熱とパワーに、本当に感動しました。鈴木大介八段、船
戸陽子女流二段、ほんと、お疲れ様でした。

 金曜日の夜は冷え込んで、外に出たら、寒いのよ。あれで風邪引いたような
感じになって、翌日の土曜日は微熱が出て、寝てました。
 お前、それ、風邪じゃないぜ。将棋の解説をたくさん聞いて、お前には難し
すぎて、知恵熱が出たんだよ。\(^O^)/

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http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/05/14/3511011
将棋名人戦第3局、歴史的大逆
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