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第2回gauche.nightと「プログラミングGauche」の記録2008年03月23日 00時36分56秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/09/2714537
第2回gauche.nightと「プログラミングGauche」
の素晴らしいリポートがありますね。
 Ruby on RailsならぬGauche on Railsを作ったyuum3さんの
http://d.hatena.ne.jp/yuum3/20080310
に、それらがリストアップしてあります。

http://mono.kmc.gr.jp/~yhara/w/?BiwaScheme
BiwaScheme
を当日発表したyharaさんの
http://mono.kmc.gr.jp/~yhara/d/?date=20080309#p02
にも記録がありますね。

 yharaさんの記録にちょろっと出てますが、会場では、司会のえんどうさん
が、ぼくの名前を出して、ぼくがCommon LispやSchemeの標準規格は、休戦協
定だといってたことを紹介していましたが、そうなんですよ。
 Lisp系の言語はいくらでも変化できてしまうし、そういう変化のエネルギー
を常に内に秘めていて、油断するとすぐ変化しちゃう。方言が非常に多かった
のもそうですし。
 だから、とりあえず、産業界への応用や移植性を考えて結んだ休戦協定が標
準規格だと。
 休戦協定であって終戦を迎えたわけじゃないところがミソ。\(^O^)/
 Lisp屋が終戦なんか受け入れるわけがない。\(^O^)/

 移植性に関しては、おれが学生当時の30年くらい前に聞いた話。
 FORTRANはすでに標準規格があって、各社のFORTRANは規格準拠だった。
 Lispは、標準規格がなくて方言乱立。
 でも、LispのほうがFORTRANより移植性が高いという話があった。
 今から思うに、Lispの差異はかなり小さいということなのか。あるいは、
Lisp屋は簡単に他のLispで書かれたプログラムを自分のLispに変形するプログ
ラムをすぐ書けたんだと思う。
 たぶん、後者の比重のほうが大きいかな。

日本のLispマシン2008年03月23日 00時37分53秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/22/2810715
日本のコンピュータ博物館
で紹介した
http://museum.ipsj.or.jp/index.html
コンピュータ博物館
には、日本のLispマシンの紹介ページ
http://museum.ipsj.or.jp/computer/work/index.html
ワークステーション・Lispマシン
がありますね。\(^O^)/
 そこで紹介されているLispマシン、いくつか断片的に紹介しています。
 神戸大学のLispマシン、Prologマシンについては、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/11/1107622
全文検索とSBCによるサムネイル化デモ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/01/02/2541270
Erlang, Oz/Mozart, Prolog, 単一化
をどうぞ。
 TAOとELISについては、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/11/17/145926
Lisp特別イベント
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/06/29/1613199
Gauche Night
をどうぞ。

或るダメ学生さんから2008年03月23日 00時39分49秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/01/02/2541270
Erlang, Oz/Mozart, Prolog, 単一化
に「或るダメ学生さん」からコメントがついていた。
 慶応でもLispやPrologの講義があるけど、学生さん、見向きもしないんだっ
て。
 まあ、そういうもんよ。\(^O^)/
 あとになって、わかる。
 おれなんか、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/11/2727866
留数
に書いたけど、習って30年経って、留数、フーリエ解析やテイラー展開やらの
すごさがわかってきた。仕事とは全然関係ないんだけど、こりゃ、すごい考え
方だなあと。
 これらの発想は、それ以前の数学への批評としても読めるし、知的作業です。
 だから、
「それが面白くて(難解すぎてあまり理解できませんでしたが)僕は毎回ちゃん
と出席していました」
でいいんです。心の片隅にでもちゃんと残っていれば、いつか役に立つ日が来
る。役に立たなくても人生のある日に、ああ、あのときのあれはそういうこと
だったのかと、一気に視界が開けるときが来ますって。
 だから、わからなくても、細々とでもしがみついているのが大事です。そう
いう時間的余裕があるのは、学生時代だけですから。
 しかも、安村通晃先生や向井国昭先生から直接LispやPrologを教わるなんて、
すごい贅沢ですよ。両先生とは、ぼくはもちろん面識はないですが。^^;

「しかし、学事やコンピュータ・サイエンスに無理解な他の先生から「論理プ
ログラミング」の授業を止めろ、と言われたりするそうです」
 そういうのは、どこにでもあります。バイオでさえ、金がかかる割には結果
が出ないなんていわれて、研究費を化学など他の分野に投入しろという話もあ
るそうですし。
 そこを踏ん張ってどう伝えていくかでしょうね。
 或るダメ学生さんから教わった
http://web.sfc.keio.ac.jp/~mukai/2006-LP/04/index.html
2004年度 論理プログラミング
http://web.sfc.keio.ac.jp/~mukai/mathcgi/
CGI in Prolog
の2つのリンク。
 どっちもすごいよね。
 「2004年度 論理プログラミング」の内容をみると、素晴らしいじゃないで
すか。
 差分リスト、制約論理プログラミング、機械学習、データマイニング、知識表
現,推論とメタプログラミングなどなど、これからの時代にこそ求められる話
がてんこ盛り。おれ、聴講に行きたいくらい。\(^O^)/
 こんなのを教わる機会があるとは、贅沢。
 社会人になって、独学しようと思うと大変だよ。せいぜい、どこかの勉強会
でみんなでやるくらいしかないからね。
 「CGI in Prolog」も、どれも面白そうなのばっかり。「正規表現をオート
マトンに変換する( 改訂版)」は、視覚的にもいいですね。
 JavaScriptからサーバ側のPrologを呼べるようにしてあるんですね。

 話変わるけど、Prologなど宣言的な、論理型言語で実用的なものを書けるの
かという疑問があると思うけど、何度か名前を出す九工大の梅田先生(もう呼
び捨てにも君付けしません^^;)は、昔から医療関係の実用的なシステムをやっ
ているし、最近、知って驚いたのは、ある世界中に販売されているソフトが、
Mercuryを使って書いてあること。
 Mercuryは、論理型関数型の言語です。詳しくは、
http://en.wikipedia.org/wiki/Mercury_(programming_language)
http://www.cs.mu.oz.au/research/mercury/index.html
The Mercury Project
をどうぞ。

佐渡裕さんが司会に。「題名のない音楽会」リニューアル2008年03月23日 00時46分28秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のtti/salon(筒井康隆会議室)からホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 4月から、テレビ朝日系の「題名のない音楽会」がリニューアルして、エン
カウンターのトリノライブ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000WZO5XG/showshotcorne-22/
山下洋輔/ピアノ協奏曲(エンカウンター)+山下洋輔のボレロ
で、ヤノピ様との共演もなさっている佐渡裕さんが司会者になるんですね。
 詳しくは、
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080124/tnr0801240823001-n1.htm
「題名のない音楽会」4月リニューアル 45年目の再出発
をどうぞ。

将棋の最新戦法2008年03月23日 01時48分21秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 早く紹介しないと来月号になっちゃうので。^^;
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00143XRKM/showshotcorne-22/
将棋世界2008年4月号
の特集は、「勝又教授のこれならわかる!最新戦法講義スペシャル」です。
 将棋の戦法の革命といわれた藤井九段が編み出した藤井システムも以前ほど
勝てなくなってますし、最近、角道を止めない振り飛車という、振り飛車の常
識を覆す戦法もプロが熱心に指してますね。
 近藤正和六段のゴキゲン中飛車はブームで、対策もいろいろ出て研究が発展
しているし、超急戦は新手がいろいろ出てますよね。佐藤二冠の佐藤新手(後
手5四歩)、さらに羽生二冠の羽生新手(先手9六角)。
 この戦形で最近注目は、久保八段が羽生二冠に負け続けても意地を張って、
ゴキゲン中飛車超急戦を挑み続け、羽生二冠も喜んで応じていることですね。
その中で羽生新手も出たんですが。
 いま、囲碁将棋チャンネルでは、村山慈明五段の「最新定跡は村山に聞け!」
というのを断続的にやっていて、これは大流行の後手一手損角換わりという戦
法の解説ですが、研究が進むにつれ、どんどん定跡が変化してきたのがよくわ
かります。
 それはわかるんだけど、変化そのものはおれには難しすぎる。\(^O^)/
 特集では、阪口悟四段のワンパク中飛車も出ているし、何がなんだかわから
ないまだ未踏の領域に思える相振り飛車の話も出ています。
 囲いも銀冠が流行してきたり、次々と対策、対策、対策でいろいろ戦法が変
化していることがわかります。
 そういえば、特集ではありませんが、2手目3二飛というものすごい手があ
るんですが、これを公式戦で初めて指した長岡裕也四段の解説もあります。こ
の前の銀河戦では、長岡四段はこれを採用して強豪阿久津六段を破りました。
 人気連載企画(少なくともおれにとっては大人気)の「イメージと読みの将棋
観」でも、この2手目3二飛を採り上げています。この企画、トッププロ6人
に同じ局面をみせて、どう思うか聞いているんですが、いろいろ考え方があっ
て面白い。人によって評価が正反対のときも珍しくない。
 羽生さんは、2手目3二飛について、序盤にはいろんな可能性がありますよ
ねってな短いコメントだけでそっけない。まだ本書の解説執筆時の公式戦で3
局、先の銀河戦を入れても4局しかないうちの1局を羽生さんは公式戦で指し
ているんですけど。^^;
 このそっけなさは、実は、この戦法を深く研究してまたやってみようと思っ
ているからなのでは。\(^O^)/
 森内名人は、これは重大な発見になるかもしれないという意見です。
 解説によると、この作戦、関西奨励会の今泉健司三段の発案が久保八段経由
で関東の長岡四段に伝わったものだそうです。

 囲碁と将棋のコラボといえば、囲碁将棋チャンネルの週刊囲碁パラダイスに、
なんと、米長将棋連盟会長が出演して、囲碁と将棋を語ってました。
 米長流というか、囲碁の局面評価には独特の尺度をもっているんですね。な
るほど、そういう考え方なのかと思いました。棋力は、プロが本気を出すと四
子でも勝てないが、三子でも勝つ秘術をもっていると。それで趙治勲さんに勝
った。その秘術がすごかった。\(^O^)/

 特集を読みながら、あれこれ考えると、たしか
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480063927/showshotcorne-22/
頭脳勝負―将棋の世界 (ちくま新書 688) (新書)
渡辺 明 (著)
の中で書いていたと思うが、渡辺竜王がいうように、コンピュータ将棋が人間
の名人に、一度や二度は勝っても、常に勝つのは非常に難しいんじゃないか。
 ハードウェアの進化があっても、よほどのブレークスルーがないとあと10年
で人間の名人に常に勝つようになるとは、あまり、考えられない。
 プロが指した棋譜から統計的な学習や強化学習をする手法だと、どうしても
プロの後追いにしかならない。人間は、コンピュータの棋風がわかれば、徹底
的に研究し、対策を編み出してしまうだろうし、コンピュータそのものには創
造性や創発性はないから、対策を思いつくことがない。コンピュータ囲碁に革
命を起こしたモンテカルロ法による手法も人間の名人級に常に勝つには難しい。
 この辺は、1980年代までのAI(人工知能)をかじった人なら、その限界が容易
にみえると思うので、なんか、ブレークスルーがないとね。目からウロコ、コ
ロンブスの卵みたいな発見かもしれないけれど。
 いっそ、量子コンピュータを完成させて囲碁や将棋の全局面を計算してしま
わないとだめなのかも。^^;
 量子コンピュータは、実用化されて普及するには、少なくともあと50年はか
かると思うのね。おれが生きているうちは無理でしょう。くやしいなあ。残念
なことです。^^;

 そうそう、銀河戦では、まだ高校生の最年少棋士である豊島将之四段が、飯
島栄治五段に勝ちましたね。解説の橋本崇載七段によれば、途中、飯島五段が
勝勢といっていいくらいだったのに、豊島四段が丁寧に粘りに粘って、9五角
一発で一気に差を詰めて逆転までもっていきました。これで、豊島四段は6連
勝。プロになって初めての年で、勝率が8割ですって。
 関西では、谷川永世名人以来の超大型有望棋士と期待沸騰です。
 銀河戦の決勝トーナメントでは、トッププロとも戦うので、楽しみですね。