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筒井さんの三島賞、選評が読めますよ2007年10月13日 20時23分58秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjtti/salon(筒井康隆会議室)からホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000WC3J90/showshotcorne-22/
中央公論2007年11月号
で谷崎潤一郎賞発表があり、筒井さんの選評が載っているという話がありまし
た。
 関連して、つい、数日前、知ったばかりですが、以前、筒井さんが選考委員
をされていた三島賞は、筒井さんや他の審査員の選評が無料でオンラインで読
めます。
 新潮社、筒井さん、他の審査員の方々ともども太っ腹で、ありがたいことで
す。

 なぜ、これを知ったかというと、以下の通り。
 我が情報省のスパイが言うには、筒井さんが小倉での講演で、ライトノベル
を書くと宣言されたあのライトノベル。実際にもう執筆が進行中。\(^O^)/
 ところが、そのスパイが3歩歩くと忘れるという、鶏には悪いが鶏みたいな
記憶力なので、タイトルは忘れたという大失態。ただし、カタカナ4文字だっ
たようなおぼろげな記憶があるとのこと。\(^O^)/
 で、その報告を受けたおれは、ライトノベル執筆を触発したとされる
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061498835/showshotcorne-22/
東浩紀著「ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (新書)」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000R34APQ/showshotcorne-22/
「キャラクター小説とポストモダン」(『群像』07年7月号)の東氏との対談
を読まねばの娘と思ったわけです。
 ライトノベルが発表されるのはもっとずっと先だと思っていたので、まだ読
んでないのです。しかし、スパイの報告によって、そろそろ読もうかなどと思
って、東浩紀氏のことを検索していたら、三島賞の選評、それも
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4104262013/showshotcorne-22/
東浩紀著「存在論的、郵便的―ジャック・デリダについて」
について述べているものに出くわしたのでした。
 その選評は、
http://www.shinchosha.co.jp/mishimasho/012/tsutsui.html
第12回三島賞選評 現代思想と文学 筒井康隆
です。その他の選評は、
http://www.shinchosha.co.jp/mishimasho/011/tsutsui.html
第11回三島賞由紀夫賞選評 甘美なる胎内めぐり 筒井康隆
http://www.shinchosha.co.jp/mishimasho/013/tsutsui.html
第13回三島賞由紀夫賞選評 若さと気負いに好感 筒井康隆
http://www.shinchosha.co.jp/mishimasho/014/tutui.html
第14回三島賞由紀夫賞選評 前景化ということ 筒井康隆
http://www.shinchosha.co.jp/mishimasho/015/tutui.html
第15回三島由紀夫賞選評 「にぎやかな湾に背負われた船」を推す 筒井康隆
http://www.shinchosha.co.jp/mishimasho/016/tutui.html
第16回三島賞由紀夫賞選評 「阿修羅ガール」を推す 筒井康隆
をどうぞ。

 読むといろいろ考えさせられました。何を考えたか、もう忘れたけど。\(^O^)/
 読後感として残っているのは、やっぱ、言ってることが深いし、面白いし、
笑い出すところもあるし、考えさせられるところもあるし、心を動かされます
ね。
 いまさら大家に向かってエラソーにいうのもなんですが、さすがですね。

門司駅に降り立って知ったこと2007年10月13日 22時04分53秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 今月初め九大に行って、門司に行った。そのときのことは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/10/07/1840677
門司の関門絶景露天風呂、楽の湯もじ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/10/07/1841814
Re: 門司の関門絶景露天風呂、楽の湯もじ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/10/07/1841817
生「じーも」君に、会えた\(^O^)/
に書いたが、まだ続きがある。
 門司駅北口(海側出口)を出て、左前面に広がる草ぼうぼうの空き地。SWITCH
という看板が立っていて、何かと思って説明の看板をよく読むと、みくに産業
というところが、ここにひまわりをいっぱい咲かせる計画なんだという。

http://www.mikunisangyo.com/himawari/index.html
みくに産業の大里ひまわり1万本作戦

 へぇと思って空き地をみると、すでに、大里の日の丸幼稚園のうめ組、きく
組、ゆり組などの標識が立っていて、すでに種を蒔いたらしいのね。日の丸幼
稚園、懐かしい。
 おれは、日の丸幼稚園じゃなくて、白金幼稚園(すでにない。石黒先生たち
はどうなさったんだろう)だった、大里東小学校には日の丸の子、多かった。

 門司駅に祝~の横断幕があって、敬愛中学の女子柔道部が全国優勝したこと
がわかったけど、敬愛って何だっけと、たしか姉から教わったのにと思ったら、
昔の鎮西なのね。しかも、高校の女子柔道部は、金鷲旗でも優勝している。素
晴らしい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/敬愛中学校・高等学校
http://www.nishinippon.co.jp/nsp/judo/20070904/20070904_002.shtml
行橋に柔道スーパー中学生 九州大会無敵、全国も団体でV 敬愛中3年 山
尾百合さん 「敬愛高で金鷲旗連覇貢献を」
http://www.nishinippon.co.jp/nmo/20070724/20070724_001.shtml
敬愛が初優勝 金鷲旗柔道女子

 さらに別の横断幕で知ったのだが、門司北高校は創立100周年で、柔道の
金メダリスト古賀稔彦が来て講演するのね。
 どうしたんだ、門司。一躍、柔道のメッカ?\(^O^)/

http://mojikita.fku.ed.jp/
福岡県立門司北高等学校

 でも、門司高校と門司北高校は統合されて、門司北高校はなくなるんですよ
ね。
 大里高校と門司商業高校も統合されるし。やっぱ、少子高齢化なんですね。
 実は北九州市、財政的にもヤバいんです。西日本新聞と読売で知ったけど、
2010年度には財政再建団体転落の可能性があると。読売はパーマネントなリン
クじゃないので、もう別の記事に変わっているからリンクを張らないけど、西
日本のほうで。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20071005/20071005_031.shtml
「2010年度財政破たん」 北九州市が見通し 経営方針素案 400億円
収入不足
 ほかに、青森も佐賀もなんですね。
http://dorobune.at.webry.info/200710/article_4.html
青森県、北九州市も財政再建団体に転落の恐れ

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/13/1398863
驚愕の少子社会
で書いたように、横浜も今後危ないなんて話を知ってびっくりしたけど、もう、
日本全国、財政再建団体転落自治体だらけですか。
 北九州市は、この前、生活保護の切捨てで男の人が死んだでしょ。あれが非
難されているけど、全国的にはあのやり方、悪名高い北九州方式といって各地
でやってるんだってね。そうしないと、財政破綻するというので。

 公害とそこからの脱却、環境技術の集積などで、日本の未来を先行して経験
したかのような北九州市ですが、いま、少子高齢化、経済停滞、財政破綻など、
ここでも日本の未来を先行して経験しようとしているのでしょうか。^^;

 気にはなるけど、でも、おれ、ふるさと納税なんてする気にならんのよね。
 おれ、「代表なくして課税なし」の立場ですから。
 ボストン・ティーパーティーか。\(^O^)/

http://ja.wikipedia.org/wiki/代表なくして課税なし
http://ja.wikipedia.org/wiki/ボストン茶会事件

 あとは、久しぶりに大里の有名ラーメン屋、「ミンズラーメン」に行
った。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/08/07/41137
だるまのラーメン、きたー!!
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo35.html
乳の詫び状(2000/08/24)の小倉紀行
に書いたように、漢字がJISにないからカタカナで「ミンズ」と書くけど、ミ
ンは王がヘンで民がツクリ。ズは子供の子です。Unicodeだと、U+73C9みたい。
 もう大将も奥さんもお年だし、数年前からかな。手伝いの人を一人入れてる
けど、いつまで営業できるか、仕込みなんてほんとに大変だと思うのね。だか
ら、機会があれば行って、今回は、ミンズラーメンじゃなくて、特製ラーメン
を食べました。
 この店、35年くらい前の、おれが中学生のときにできたんです。場所はい
まの表通りから少し引っ込んだところではなく、門司駅から不老公園に上がっ
ていく不老通り、もうなくなったけど門司競輪場に上がっていく通りといった
ほうがわかりやすいか。あの通りの門司駅から見て右側、
GoogleMapsでみると、
http://maps.google.co.jp/maps?q=%E5%8C%97%E4%B9%9D%E5%B7%9E%E9%96%80%E5%8F%B8%E5%8C%BA%E9%AB%98%E7%94%B0%E4%B8%80%E4%B8%81%E7%9B%AE
でみえる、高田一丁目の交差点と寿一旅館の間の部分にあった。浜田ビルの寿
一旅館側1つか2つ隣くらいか。その1階で、カウンターだけ5、6人でいっ
ぱいになる小さな店だった。いまでもカウンターだけで、10人くらいでいっ
ぱいだから、そんなに変わらないけど。
 開店、数日目に行って、以来、ずっとよく通った。いまのところに移ったの
は4、5年後だった?
 大学に行くようになって福岡に住んでいても、帰ってきたらよく行っていた。
そのころまでは、大将もおれの顔を覚えていてくれて、「帰ってきたんかね」
などと声をかけてくださった。
 東京に出てきてからは、帰省しても何年も10年も行かないような状態だっ
た。店が開いてる時間がなかなか合わなかったから。この数年、やっと行ける
ようになったといっても、3年で2回くらいだけど。\(^O^)/
 いま、戸畑のほうに暖簾分けした店が出ているそうだが、大里の店も大将も
奥さんも元気で長生きしてください。
 以下にラーメンや店や大将の写真があります。

http://www13.ocn.ne.jp/~nobukobo/dairi.html
http://homepage3.nifty.com/ph-ken/noodles04.htm

 大将の名前、東郷盛高さんというのか、30数年経って初めて知った。\(^O^)/
 これだけでも、今回の帰省の大きな収穫だ。\(^O^)/

Re: The LLVM Compiler Infrastructure2007年10月13日 22時10分36秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/10/07/1840679
The LLVM Compiler Infrastructure
にお便り。ブログのほうではすでにコメントがついていて、それは公開しまし
たが、メールでもらったものは、時間がなくていまごろで、すみません。

 olfaさんから。
--- ここから ---
中村様へ。

> 素晴らしいコンパイラ技術をもっていた富士通や日立は、その技術を若い

>代の技術者に伝承することなく捨てちゃったし、プロセッサもせいぜい日立

>SHでがんばってるくらいかな。

もったいないです。
昔々、OFORT77(日立の最適化FORTRANコンパイラ)のスーパーコンピュータ版を
使ってたらベクトル命令列が2個に分離して間にスカラー(汎用機)命令が入る
ので遅い部分がありました。

私「なんで1個にまとめてくれないのー」
77「だって、その計算式なら途中で負数になるかもしれないから
  平方恨の例外チェックのためにスカラーで仕切り直すの」
私「その部分では負数にならないのに。
  じゃあABS()で囲んで確実に正数にするから1個にしてね。」
77「なんだ、だったら例外の心配がないから1個にするね。」
私「わーい」

TSSの会話型コンパイラではなく、バッチで毎回JOB投入してました。
それでも当時はコンパイラと会話していた気になっていましたよ。

その後、転職してパソコンのコンパイル結果(MSのアセンブラのリスト)を見て
日立がパソコンのコンパイラ作ったら世界征服できると思っていました。
とっても残念です。
--- ここまで ---

 日立のコンパイラは、次のメールに出てくる中田先生がやってらしたんです
よね。

 また、ぼくが最初に就職した管理工学研究所の元社長、吉村さんから。
--- ここから ---
正三郎君:

今日の「乳の詫び状」に,

>日本はもうプロセッサの研究もコンパイラの研究も放棄してますもん。

とあります.学界も産業界も大勢は確かにそうなんですが,コンパイラについ
ては細々ながらCOINS プロジェクト
http://www.coins-project.org/index.html
というのがあって,かの中田育男先生がリーダーとなり電通大を拠点にして今
でも続けています.(K3も私の在任中に数年間お手伝いしました)

蛇足ながら,中田先生が70才を過ぎてまだ仕事として人が使うためのプログラ
ムを書いておられるのには,全く頭が下がります.

取り敢えずご参考まで.
--- ここまで ---

 CONINSについては、以前
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/11/22/151472
Lisp特別イベントその2
で紹介しています。まだ、活動しているわけですね。

 中田先生のコンパイラの本は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274130134/showshotcorne-22/
中田育男著「コンパイラ 新コンピュータサイエンス講座」(オーム社)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4254121393/showshotcorne-22/
中田育男著「コンパイラの構成と最適化」(朝倉書店)
があります。前者は、後者よりポイントを絞った解説ですが、後者は、前述の
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/11/22/151472
Lisp特別イベントその2
でも、紹介している通り、中田先生の集大成のような本で、みっちりみっちり
です。

2009/11/23 追記:
 中田育男先生の「コンパイラの構成と最適化 第2版」が出ています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4254121776/showshotcorne-22/
コンパイラの構成と最適化 (単行本)
中田 育男 (著)
 詳しくは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/11/23/4714067
中田育男著「コンパイラの構成と最適化 第2版」、タイガーブックも
をどうぞ。

 ついでにいうと、コンパイラの定番本であるドラゴンブックこと、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4781905854/showshotcorne-22/
A. V. エイホ、R. セシィ、J. D. ウルマン著、原田賢一訳「コンパイラ―原
理・技法・ツール」は、第1巻はあるけど、第2巻
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4781905862/showshotcorne-22/
は、マーケットプレイスにしかないみたいですね。
 なお、原書は、2nd Editionになっています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0321486811/showshotcorne-22/
Alfred V. Aho, Monica S. Lam, Ravi Sethi, Jeffrey D. Ullman著
「Compilers: Principles, Techniques, and Tools (2nd Edition)」
 このドラゴンブックの最新刊。我が情報省のスパイからの情報によれば、い
ま、日本の某所で翻訳中だそうです。この報告が今年の4月。スパイによれば
信頼度30%らしいから、果たして、いつ、日本語版が出るかなあ。^^;
 ドラゴンブック以外にも評判のよさげなものがあって、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1558603204/showshotcorne-22/
Steven S. Muchnick著Advanced Compiler Design and Implementation」
です。
 これ、翻訳、出るんでしょうか。スパイからの情報求む。\(^O^)/
 もう1つ、評判がよさげなのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1558602860/showshotcorne-22/
Randy Allen, Ken Kennedy著「Optimizing Compilers for Modern
Architectures: A Dependence-based Approach」
です。
 これ、翻訳、出るんでしょうか。スパイからの情報求む。\(^O^)/

 あの和田英一先生も、まだLispやHaskellなどでプログラムを書いてらっし
ゃるそうで、頭が下がります。生涯一プログラマというか、ほんとにプログラ
ミングが好きというより、呼吸や食事のように、ないと生きていけないんでし
ょうね。^^;

 年を取っても現役という話では、将棋の加藤一二三九段が公式戦1000敗とい
う前人未到の大記録(これ皮肉でもなんでもなく金字塔です)を打ち立てたので、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000WC3IT6/showshotcorne-22/
将棋世界2007年11月号
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000VY19F0/showshotcorne-22/
近代将棋2007年11月号
も、この偉大なる1000敗を特集しています。
 1940年1月1日生まれの67歳。現役プロ棋士54年目。神武以来の天才と称され、
史上最年少記録や最多記録を数々打ち立て、もちろん、名人などにもなった加
藤さんですが、1000敗もすごいが、2007/09/20現在で1261勝と勝ち越している
こともすごい。さらに、真に驚くべきことに、病気による欠場や不戦敗がただ
の一度もないこと。\(^O^)/
 こっちは、その年まで生きているかどうかもわからんのに。\(^O^)/