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クイーンのブライアン・メイの宇宙本「BANG!」2007年08月26日 21時10分42秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/08/25/1750348
Re: 海部宣男著「すばる望遠鏡の宇宙」、Google Sky, Mitaka
で、紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797337311/showshotcorne-22/
福江純, 粟野由美著「宇宙はどこまで明らかになったのか 太陽系の誕生から
ブラックホール、宇宙の進化まで」
を買いに、府中駅の啓文堂書店に行ったけど、なかった。他のサイエンス・ア
イ新書は数種類あったけど。まだ、新参で棚が確保できないのか。

 レジ付近に、宇宙のコーナーができていた。\(^O^)/
 インプレスの必死の売り込みなのか、店の自主的な企画なのかわからないが。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844324314/showshotcorne-22/
村沢譲著「月のすべてがわかるDVD&Book 月への招待状(DVD付)」
と、Mitakaの解説本、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844324349/showshotcorne-22/
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト (著, 監修)「パソコンで巡る137
億光年の旅 宇宙旅行シミュレーション」
が平積みされていて、「月のすべてがわかる」は、プロモーションビデオも流
していた。
 この2冊、どちらもインプレス。やっぱ、インプレスの必死の売り込みなの
かな。

 「月のすべてがわかるDVD」は、かぐやの成功を祈念して買うか。^^;
 Mitakaの解説本「パソコンで巡る137億光年の旅 宇宙旅行シミュレーション」
は、三鷹天文台が近いから地元企画という解釈もできなくはない。^^;
 本の作りは、画面のどこをどう指定すればいいか図をいっぱい使った、イン
プレスのできるシリーズ的作り。パイオニアやボイジャーの軌道も行けるのね。
知らなかった。こりゃ、地元ご祝儀で買うか。^^;

 などと、思っていたら、2冊の横に、でかい宇宙の本が平積みされていて、
それが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479734007X/showshotcorne-22/
Brian May/Patrick Moore/Chris Lintott著, 渡部潤一監修, 後藤真理子訳
「BANG! 宇宙の起源と進化の不思議 (大型本) 」

 店が作ったポップに、「著者に秘密が!」などと書いてあったので、よくみ
たら、ブライアン・メイ。
 えっ、ひょっとして、おれらが高校生や大学生のころ大人気だった、ロック
グループ「クイーン」のギタリスト、あのブライメン・メイと同姓同名?
 著者紹介見たら、あなた、同姓同名どころか、ご本人でした。\(^O^)/
 ああ、そういえば、何十年ぶりかで研究を再開して、大学に博士論文出した
ってニュース、NHKでもやってたような。
 たとえば、
http://www.astroarts.co.jp/news/2007/07/31brian_may/index-j.shtml
「クイーン」のブライアン・メイ氏が天体物理学の博士号取得へ
をどうぞ。
 本書の紹介を読むと、メイさん、イギリスでは以前から科学番組に出演して
たみたいね。全然、知らんかったわ。そして、その科学番組に一緒に出ている
パトリック・ムーアさん、そして研究者のクリス・リントットさんと本を出し
たのが、本書というわけ。
 これ、手にとって観るとわかるが、絵や写真が素晴らしい。この前、新書で
すばるやハッブルの写真が載っているものを紹介したが、大型本にはかなわな
い。
 やはり、大型本はいい。宇宙の写真が素晴らしくきれい。新書とは迫力の次
元が違う。
 内容は、宇宙の歴史のビッグバンの話から始まって銀河、太陽系、惑星がど
うやってできたかという話、そして宇宙の未来はどうなるかなどぎっしり。
 おれは、「宇宙はどこまで明らかになったのか」がなかったので、ゲンが悪
いと思って、今回は買いませんでしたが、たぶん、次に手に取ると買いそうな
気がする。
 クイーンのファン、ブライアン・メイのファン、ギター小僧は買いなさい。\(^O^)/

 ちなみに、インプレスの2冊の横に並べてあったが、この本は、ソフトバン
ク。やっぱ、ソフトバンク、この方面、気合が入ってますね。\(^O^)/
 明らかに、宇宙好き、科学好きの編集者がいるね。連絡ください。\(^O^)/
 孫さん、どうせなら、早く、国立天文台を買収しなさい。\(^O^)/

アスキー新書ってあるんだ。新書戦争?2007年08月26日 21時13分20秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 新宿のブックファーストで初めて知ったが、アスキーも新書を出しているの
ね。アスキー新書というのを。インプレスや技評(技術評論社)は出してない?
 この前も書いたけど、パソコン関係だけじゃ、もう終わってるから、パソコ
ン系出版社も必死ですね。でも、新書は、光文社新書や幻冬舎新書もこの数年
がりがりやってるし、厳しいバトルフィールドでしょう。新書戦争なんでしょ
うね。

 ソフトバンクは文系ありのソフトバンク新書と、理科系特化のサイエンス・
アイ新書と出してますね。簡単にいえば、理科系特化新書の老舗、講談社ブル
ーバックスの、もうちょっとこなれたとっつきやすい路線。
 アスキー新書は理科系かと思ったら、文系のほうが比重が高いね。理科系だ
けじゃ、アスキーの体力では、やってけないということなのか。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756148883/showshotcorne-22/
フィリップ・トルシエ著「オシムジャパンよ! 日本サッカーへの提言」
なんてのも、出している。

 ちなみに、府中の啓文堂書店では、アスキー新書は存在感なし。サイエンス・
アイ新書は理系でマーケットが狭いので中規模書店では棚に置きづらいだろう
から当然だとしても、ソフトバンク新書も存在感なし。
 これも新参だからでしょうが、光文社新書や幻冬舎新書は、新参でも、一発
当てて、あっという間に存在感を確立しましたよね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032915/showshotcorne-22/
山田真哉著「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学
(光文社新書)」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980115/showshotcorne-22/
手嶋龍一, 佐藤優著「インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980093/showshotcorne-22/
橘玲著「マネーロンダリング入門」
とかね。
 「さおだけ屋」は売れたけど面白くなさそうだから読まなかったが、「イン
テリジェンス」と「マネーロンダリング入門」は、出てすぐ読んだ。馴染みの
ある著者だもん。
 感想を書こうって思って、もう半年以上なんだね。この2冊は、リアルのゴ
ルゴ13の世界だから、どっちもあれこれ妄想を膨らませるには最高でしたね。
\(^O^)/

 ソフトバンク新書もアスキー新書も、なんとか一発当てて一気に知名度上げ
ないと、苦しいんじゃないか。
 一発当たると、書店も見方、扱いが変わるからね。
 どや、一発狙いで、最終兵器のおれにひとつ原稿依頼してみんか。一発で会
社、ふっ飛ぶで。
 そういう意味の最終兵器か。\(^O^)/

夏の終わり2007年08月26日 21時13分57秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 競馬場の花火、きれいだったなあ。
 景気がよくなってる? 例年より派手な気がしたけど、きのせい?

 近所からは子供たちの歓声と、わんこのわんわんが聞こえてきます。夏やね
え。
 前、住んでいたところ、競馬場のすぐそばの家の近くにいて、朝から、ワオ
ーンと吠えるので、ワオーン犬と勝手に呼んでいたわんこ、あれから20年ほ
ど経つから、もう死んじゃっただろうなあ。
 夏も終わりだね。

アインシュタインの部屋2007年08月27日 08時13分37秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 某所で、門司港レトロのことが出たので。門司港レトロの総合案内は、
http://www.retro-mojiko.jp/
門司港レトロ倶楽部
をどうぞ。
 タイトルに書いたアインシュタインの部屋は、
http://www.retro-mojiko.jp/asobu/kankou_kankou.html#mitsui
旧門司三井倶楽部
にあります。
 アインシュタインは、1922(大正11)年にただ一度の来日をしている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/アルベルト・アインシュタイン
にも、当時の様子が詳しく出ている。
http://www.keio.ac.jp/staind/248.htm
は、アインシュタインの来日、慶応義塾にアインシュタインが来た時の様子を
描いているが、「山口県門司港」は大間違い。「福岡県門司港」だろう!(怒)
 さっそく、慶応(www@info.keio.ac.jp)にメール。
--- ここから ---
担当者様
 慶応の「塾」2005年AUTUMN(No.248)のステンドグラスに、大きな間違いあ
ります。ウェブでは、
http://www.keio.ac.jp/staind/248.htm
アインシュタインと慶應義塾
です。
 この中で、
山口県門司港より日本郵船「榛名丸」に乗船し、
とありますが、門司港は、福岡県です。
福岡県門司港より日本郵船「榛名丸」に乗船し、
が正しい記述です。
 ご訂正ください。

中村(show)
--- ここまで ---

 それはともかく、門司に来たときに止まったのが、三井倶楽部。
 あそこには、いまでもアインシュタインの霊がいます。\(^O^)/
 泊まった部屋はそのまま残っていて、残留思念があるので、おれのような超
A級の霊能力者にはすぐわかります。\(^O^)/
 アインシュタインが、来日したときに泊まって、気に入ってそのままいつい
たんでしょう。\(^O^)/
 この前、帰ったとき、超弦理論(超ひも理論)やら、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140812397/showshotcorne-22/
リサ・ランドール著, 塩原通緒訳「ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く」
で、一般向けに詳しく解説してあるリサ・ランドールの歪曲した余剰次元の話
などをしてあげたら、
「うぉぉ、いま、そげんことになっとるとですかー。もっと、知りたいっちゃ。
正ちゃん、なんとかならんですかー」
と喜んでました。\(^O^)/
 なんで、アインシュタインが九州弁なんだよ。それも、北九州弁と他の九州
弁がごちゃまぜ。
 それは、九州生活が長いからでしょう。\(^O^)/

 ところで、個人的には
http://www.moji9.com/
門司港レトロ案内と写真の世界
にある
http://www.moji9.com/dairi.html
大里地区
が感慨深い。この地図でいう13番、仏願寺あたりが元の実家があったところ。
 この前、仏願寺に行って、御院家と話していろいろわかったことがあって、
またひとつ人間に近づいた。
 門司駅は以前は、もっと門司港側、いまの関門トンネル入り口あたりにあっ
たらしいんですね。というのは、そこだと大里の港に直結できてそこから下関
に渡っていたと。関門トンネルができるので、いまの位置に門司駅が移ったそ
うだ。
 その昔は、仏願寺の横の通り、線路から海に向かう通りが、昔のメインスト
リートだったそう。遊郭があったりしてにぎやかったらしい。
 おれが小学生のとき、我が家は高砂湯という銭湯をその角で経営していたが、
高砂湯もその名残りだったのかも。
 あと、小石のじいちゃん、おれも子供のころ、何度か遊びに行ったことがあ
るけど、やっぱ顔役だったんだね。本町での揉め事が調整がつかなくなると、
最後は小石のじいちゃんが収めていたらしい。たしか、そういう話は父もして
いた記憶がある。

 ついでといっちゃなんだけど、以前、テレビ神奈川tvkで、小倉のことをや
ってました。
http://www.ktv.co.jp/b/tabi/070610.html
をどうぞ。
 小倉駅前のパン屋、シロヤのあのパンは、サニーパンというんだ。甘いフラ
ンスパンとしか覚えてない。名前があったんだ。初めて知った。\(^O^)/
 卵家(らんや)は、父が息を引き取った病院のそばにあって、最後のころは何
度か訪れてあれこれ食べましたが、おいしいです。
 あと、平尾台に行ったら、ぜひ、千仏鍾乳洞も。おれ、ここ、大好きなんで
す。
 ブログには、まだ始めてないからないけど、ウェブのほうでは言及してます
ね。
http://www.asahi-net.or.jp/%2Eki4s-nkmr/wabijo10.html
の乳の詫び状(1998/03/22)や、
http://www.asahi-net.or.jp/%2Eki4s-nkmr/wabijo68.html
の乳の詫び状(2003/06/08)
を読んでみてください。
 もう一昨年かな。帰ったとき、姉が行ったことがないというので、連れて行
きましたが、30年ぶりくらいだったけど、やっぱ、楽しかった。おれの人生最
大のリアルな秘密基地ですね。

馬と言えば2007年08月29日 09時26分40秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
インフルエンザどうなったの?

mtv
===
標題: Re: 馬と言えば
---
>インフルエンザどうなったの?

 中央だけでなく、地方にも多数出ているので、いつ終息することやら。
 JRAは昨日、一昨日と、出走馬の検査を行ったうえでレースを開催した
ということですが、潜伏期間を考えると本当に出走馬全頭が陰性なのか
ちょっと疑問。
 また、オーストラリアでもインフルエンザが発生して、日本から持ち
込まれた馬からの感染を疑われていて、国際的にも多大な影響が行って
いるみたい。
 この騒動でメイショウサムソンがインフルエンザに感染、凱旋門賞を
回避となったうえ、栗東に戻れず美浦にとどまったままのようです。
 宝塚記念1着のアドマイヤムーンはドバイへ売られ、2着のメイショウ
サムソンはインフルエンザ、ウォッカも回避っつーことで、今年は日本
からの凱旋門出馬は無しかな。

                              穂高

===
標題: Re: 馬と言えば
---
 週刊ダイヤモンド今週号(2007/09/01号)で、ぼくが好きな福山庸治の連載ひ
とコマ漫画「F氏的日常」でも、馬インフルエンザをネタにしています。
 馬が、この馬、ほんとにインフルエンザ?と疑われています。
 馬の名前が、アサショウリュウ\(^O^)/

中村(show)

===
標題: あらあら
---
インフルエンザ輸出しちゃったの。
麻疹につづく快挙だな。

mtv

===
標題: Re: 馬と言えば
---
> 馬が、この馬、ほんとにインフルエンザ?と疑われています。
> 馬の名前が、アサショウリュウ\(^O^)/

 わはは。名前もちゃんと9文字以内におさまってる。(^o^)
 テレビ、相撲のこと騒ぎすぎ。
 逆に、JRAは情報提供少なすぎ。たまにはレース休んでもいいかも。
競馬の会議室で、預金が減らずに済むとか、のんびりできたと書かれ
ていたぞ。そのかわり、競艇が賑わったそうな。競艇場行きのバス待
ちの人が長蛇の列となっているのを見て、わしも吃驚した。

                            穂高

セカンドライフはガラガラ?2007年08月29日 09時27分07秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 ちょっと前の話ですが、
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0708/23/news050.html
業界人が告白:Second Life「企業が続々参入」の舞台裏
で、セカンドライフに企業が参入しているけど、店はガラガラという話が出て
います。
 マーケ屋にだまされて、参入しているみたいね。ありがちな話。
 だってさ、週刊東洋経済もセカンドライフの特集やってたし、テレビではテ
レビ東京が必死でやってたもんね。オジサンたちはひっかかるよなあ。\(^O^)/

 セカンドライフの不動産を買っても、それは要はPCを1台サーバとして
割り当てることらしいから、同時アクセス50人でアップアップなら、人をたく
さん集めるのは無理でしょうね。不動産(PC20台)買ってやって1000人規模のア
クセス。
 おれはやったことはなく、見ただけど、あのユーザインターフェースでは人
は集まらない。操作が面倒くさすぎる。

 スラドJでも話題になってましたね。
http://slashdot.jp/articles/07/08/24/0028252.shtml
ほとんど人が来ないSecond Lifeに企業が参入する理由
 ほかに、
http://wiredvision.jp/news/200708/2007081723.html
『Second Life』の銀行破綻:「無法空間」での規制とは
という話もありますね。
 ウェブ2.0なんて、言葉があったの、みんな、覚えてる?\(^O^)/
 梅田望夫の、100年後に振り返ったら、ウェブ2.0が歴史上の大きな転換点だ
ったというバカな発言も懐かしいね。\(^O^)/ もう1年前なのね。

参考:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/08/24/496985
朝日のWeb 2.0記事と西垣通の著作
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/06/05/1556512
「ウェブ社会をどう生きるか」「iPhone 衝撃のビジネスモデル」「低度情報
化社会」

保木邦仁, 渡辺明著「ボナンザVS勝負脳―最強将棋ソフトは人間を超えるか」2007年08月29日 09時27分37秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 出たぁ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047101079/showshotcorne-22/
保木邦仁, 渡辺明著「ボナンザVS勝負脳―最強将棋ソフトは人間を超えるか」
が出てました。
 ボナンザの開発者である保木さんと渡辺竜王が交互に書いていて、対談もあ
ります。
 渡辺竜王、やっぱ、超一流は考え方が超一流ですね。勉強は、まず、量だ。
明快です。
おれもなんとか、1日2時間か3時間、あることをやるために1年くらい時間
を作らなければと思ってるんだけど。
 本気でやるなら、1日10時間、みっちり1年やれば大概のことは基礎がで
きるもんね。
 勉強、習い事はみんなそうだもんね。基礎練習の量が絶対必要。脳と肉体を
プログラム、あるいは再プログラムするには、それくらいはかかるよね。

 対談部分で、保木さんは、自分の専門から、人間機械論的な話をしていて、
渡辺竜王が驚いているのが面白かった。
 これまで何度か簡単に言及したが、柳澤大臣の「女性は産む機械」発言。世
間よりおれは柳澤大臣に同情的だといったけど、女性差別の歴史があることを
知っていてなお思うのは、あれに反発している人が、現代分子生物学、ナノテ
クロノジー、生命情報科学が明らかにしてきたことについて、ほとんど理論武
装できてないでしょ。これらの科学的知見をベースにした、人間分子機械論は
手強いよ。地球生命がいかに精緻、巧妙、驚異的なナノマシンであるか。単純
に「人を機械扱いして」といって反発するのは勝手だが、その辺を知ってない
と議論にならない。知性ゼロ、知識ゼロ、無知の極致扱いされてしまう。「女
性は産む機械」に反発するなら、もっと勉強してないとね。

 ボナンザの思考アルゴリズムについても少しだけ解説がありますが、囲碁・
将棋チャンネルで、勝又6段が解説していたとき、ボナンザの思考アルゴリズ
ムについて保木さんが配ったという資料をぱらぱらみせたんですが、おれの動
体視力は、そこにラグランジュの文字があったのを見逃さなかった。\(^O^)/
 ん? ラグランジュ?
 評価関数の計算を運動方程式を解くことに還元しているのか、すなわち、力
学の問題として解いているのかなどと思っていた。本書では、ラグランジュの
未定乗数法が出てくるので、あのラグランジュという文字は、運動方程式のこ
とじゃなくて、ラグランジュの未定乗数法のことだったのかも。大したものだ、
おれの動体視力\(^O^)/
 ラグランジュの未定乗数法については、
http://www12.plala.or.jp/ksp/mathInPhys/lagrangeUndetermin/
をどうぞ。
 この「物理のかぎしっぽ」は以前も紹介したことがあるかもしれないが、ほ
かのすごく面白くて、ちょくちょく勉強させてもらってます。なお、ラグラン
ジュ、ラグランジェ、両方表記がありますが、ラグランジュのほうがメジャー
みたいなので、そっちを採用しております。^^;

 最終章は、保木さんが科学的思考について語っている。テレビでみる保木さ
んは、物静かな人だが、本書では熱いよ。捏造で番組が終わった「あるある大
辞典」批判もあるし、マイナスイオン批判もあるし、基礎研究の重要性も強調
しているし、セレンディピティのことも、この言葉は直接は使ってないが熱く
語っている。

 セレンディピティは、偶然(多くの失敗)を大発見、大発明に結びつける能力
のこと。
 たとえば、
http://ja.wikipedia.org/wiki/セレンディピティ
をどうぞ。
 有名なのは、3Mのポストイットがどうやってできたかの話。間違って、くっ
つかない接着剤を作っちゃったのがポストイットにつながるんですね。最近だ
と、田中耕一さんのノーベル賞ね。
 物理学だと、そのエピソードが事実だったかどうかは別として、人類史上最
大の発見でもある、ニュートンがリンゴが落ちるのをみて、重力の法則をひら
めいた話もそうでしょうね。
 本も出ていて
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396681127/showshotcorne-22/
宮永博史著「成功者の絶対法則 セレンディピティ」

 これ、よく、口を開けて待っていれば、たまに運よくものすごい発見が転が
り込んでくる、努力なしでOKみたいに受け取る人がいるが、そうじゃなくて、
日頃の地道な積み重ねがあって初めてそういう幸運が訪れる、そこから何かに
気づけるんですよね。その意味でも、基礎研究は重要なんです。

参考:
 渡辺竜王対ボナンザの対決当時の模様は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/21/1330939
渡辺竜王対ボナンザ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/21/1332685
Re: 渡辺竜王対ボナンザ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/29/1352978
渡辺竜王対ボナンザの感想
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/21/1455004
Re: 渡辺竜王対ボナンザの感想
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/22/1457587
Re: 渡辺竜王対ボナンザの感想
をどうぞ。

Re: 武田邦彦著「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」2007年08月30日 08時27分28秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 武田邦彦というと、武邦彦(調教師)と間違えて反応してしまふ。(^^;)

> ダイオキシンといえば、わが府中市はゴミを減らすために、庭持ちの家で、
>家庭に焼却炉を置けるところは家庭で焼却できるように補助金出して、焼却炉
>の設置を進めていたことがあった。そしたら、しばらくしてダイオキシン騒動
>になって、焼却するとダイオキンを近所にばら撒くことになるという話になっ
>ちゃったから、やめちゃったんだよね。

 府中市でたまに焼却炉で燃やしている家がありまっせ。焼却炉は無いからよく
知らんが、すべてを燃やしてはいけないのではなく、材木や雑草や紙類はokで
はなかったかな。府中市のダストボックスは、分別ができていないということと、
他所からのゴミの持ち込みが多いため、撤去されるという噂がまことしやかに流
れていますね。


>清水義範著「蕎麦ときしめん (講談社文庫)」

 先週水曜に名古屋へ行ったら、暑い(37.5度)からか、習性なのか、人は地下に
潜っていた。
 昔、名古屋まで通学していた頃もやはり地下がメインだった。地下鉄東山線を
利用していたから、人が沢山地上にいるってあんまし見たことなかったな。
 そいや当時、東山線は名駅でホームに人が入り切れず頻繁に改札止めがあるく
らいに混む路線なのに、冷房車が一本しかなくて、夏はえらい暑かった。黄色の
車両が行き交うなか、銀色の車両が入って来ると「おおっ、冷房車だっ」と喜ん
だものだった。鶴舞線には何本もあったのに。
 改札止めというと、授業をサボッて1人名城公園へ行った時に起きた出来事が
甦る(19歳の初夏のおぞましい思い出)。(--;)

                                 穂高


===
標題: Re: 武田邦彦著「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」
---
> 告書の和訳)の件。
>  IPCCは、気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on
> Climate Change)のこと。環境問題はここの報告書を参照することが多い。
>  その報告書の原文では、北極と南極の氷は海水面上昇にほとんど影響してな
> いと書いてあるのに、それを訳した環境白書では、温暖化で極地の氷が溶けて
> 海水面が上昇するという正反対のことが書いてある。これに憤慨した武田研究
> 室の学生が環境省に電話して問い質したら、返ってきた役人の答がすごい。

 海面上昇は、海水温上昇による水の膨張という、温暖化の別の側面での話しだ
とわかりやすいんですけどね。
 いまだにテレビなどは、こうした与太をそのまま通している。氷は解けると体
積は減るから、極点の氷が溶けただけでは海面上昇は説明できない、ということ
なんだけど。

 最近、北極海の夏の氷原減少が話題になっていて、予想より30年ほど前倒し
で夏場に極点の氷原が無くなる状態になりそうだ、ということなんだけど、経済
界はむしろ北極海航路が使えると考えてウハウハのようで、ロシアやカナダ、ア
メリカや北欧諸国が航路利権で大騒ぎという話もあります。ロシアなんか、今頃
は大昔にアメリカにアラスカを譲渡したことを悔やんでいるでしょう。アラスカ
を売却しなければ、ベーリング海峡はすべてロシアが通行税を取れたわけですから。

 この、大規模な環境変化が前倒し気配になってきたというのは、環境の弾性限
界値を、実はわれわれは知らぬ間に突破してしまっている、ということの証拠な
のかも知れません。

 私が東京に出た30数年前は、暑いとは言っても現在の猛暑日は年に数日だっ
たわけ。それが年々ひどいことになっている。いまや札幌の夏は、時として30
数年前の東京に近づいていて、今年なんか限りなく熱帯夜に近い状態なんぞも出
てきているわけで、冷房なんぞはパリと似たようなものだから、あ~、確かにパ
リで熱中症で何千人も死亡したのは、いや確かにわかるのです。
--
たま@無精庵

===
標題: Re: 武田邦彦著「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/08/20/1738477
武田邦彦著「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」
の、うちださんのコメントにあった
http://miranca.com/
ミランカ 「博士も知らないニッポンのウラ」
を観ました。
 意図的な編集でないとすれば、武田氏の完勝ですね。
 最初、番組が10個かな。武田氏の本からポイントを抜き出して、それが「ト
ンデモ」か「ごもっとも」かを山本氏に言ってもらってましたが、「トンデモ」
としたのはほとんどがペットボトルのこと。ペットボトル関係だけで半分の5
個くらいあったね。残りの5個は、「ごもっとも」が2個?と、どちらともい
えないというのが3個だったかな。
 要は、トンデモだといってるのは、ペットボトル関係の記述。山本氏はいろ
いろ資料を取り出して迫ったんですが、武田氏は、余裕でことごとく論破。ど
うして、その数字を入れてないか、どう推計したかなど、説得力がありました。
 いまの日本のリサイクルは、バーゼル条約違反じゃないかという話も出てま
したね。
 産廃関係はヤクザがからむこと多いから、中国に違法輸出しても大儲けでき
るとなれば、ヤクザが見逃すことはない。この前紹介した週刊ダイヤモンド
2007/08/05号の特集でも、この問題が指摘されていましたね。
 と学会の山本氏が一矢報いたのは、武田氏が海面上昇大騒ぎの元になったと
した朝日のパロディ記事の引用が不正確という点だけでしたね。森林がCO2を
吸収できないというのもごもっともだったし。あれ、成熟した植物だったかな。
トータルで考えると吸収したCO2はいつか排出しちゃうからね。

 kankyoNGOさんのコメントに、「武田教授を認めているのは、環境問題をつ
ぶしたい一部財界の利権がらみの人々」というのがあったけど、本書を読むと
わかりますが、武田氏の主張の根本は、今後、もはや今みたいな環境負荷の高
い生活はできないから、生活水準を下げろって話で、財界とは利害が逆だと思
いますけどね。
 でも、週刊ダイヤモンドのインタビューでは、技術開発のブレークスルーに
期待しているかに思えるんですが、本書での武田氏は、排出権の取引には反対
です。金で発展途上国の顔を引っぱたいて、自分たちは、CO2を削減せず、のう
のうといい生活を送るなんてけしからんという主張になっています。
 普通に考えれば、排出権取引は温暖化ガス削減技術開発のインセンティブに
なると思うので、前記の美学や感情論を抜くと、なぜ、反対なのか、合理的理
由がないと思う。
 どうせ、アメリカや中国なんて、温暖化ガス削減の技術開発に精出すより、
エネルギー、食料、資源の確保に血道を上げるから、インセンティブにはなら
ないと見越しているということなのか。

 来たばかりの
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000UUQWXO/showshotcorne-22/
日経サイエンス2007年10月号
は、地球温暖化特集です。目次は、
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/item.php?did=55710
をどうぞ。
 IPCCの第4次報告書を書いた人たちが書いています。
 温暖化ガスを直ちに削減してガス濃度を現状で安定させたとしても、気候変
動が数世紀にわたって続く予想ですね。当然、今の人類は、温暖化ガスを直ち
に削減してガス濃度を現状で安定させられないほど愚かなので、今後、数千年
は気候変動に翻弄されるでしょうね。人類がもてばいいけどね。
 資源、経済力、軍事力に富むアメリカと中国が手を組んで、温暖化で地球60
億人の人口のうちアメリカと中国を中心に10億人残ればいいと考えて、\(^O^)/
 資源、エネルギー、食料確保に狂奔するシナリオもありかもね。\(^O^)/
 日本なんて、当然、ぼろぼろになってるので、生き残るためには、日本人は
日本列島を捨てて世界にちりぢりですね。\(^O^)/ 小松左京が「日本沈没」
でほんとに描きたかったことですね。書いたのはその序章だったんですよね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4094080651/showshotcorne-22/
小松左京著「日本沈没 上 小学館文庫」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/409408066X/showshotcorne-22/
小松左京著「日本沈没 下 小学館文庫」

 懐かしいなあ。いま、小学館文庫なのか。これ、最初にベストセラーになっ
たのは、中学生のときかな。感動したもんね。やっと、谷甲州の協力で第2部
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093876002/showshotcorne-22/
小松左京, 谷甲州著「日本沈没 第二部」
が出ましたが、未読です。なんか、SMAPのくさなぎ君が主演した映画がひどか
ったので、おれの熱が冷めたのかも。
 小松左京「日本沈没」といえばセットで語られるのが
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041305225/showshotcorne-22/
筒井康隆「日本以外全部沈没」
 この映画化については、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/07/16/446728
日本以外全部沈没完成披露試写会

 日経サイエンスに戻って、連載コラム塩谷喜雄「いまどき科学世評」は、温
暖化対策に及び腰の日本の産業界批判。家庭やオフィスにCO2削減努力を求め、
「国民1人1日1kg削減」などという奇妙な論調が出ていると。たしかに家庭
やオフィスで排出は増えているが、日本の家庭と運輸は世界一のエネルギー効
率を誇っている。改善すべきは産業界で、かなりの業種がドイツや英国に世界
一の座を奪われていると。
 つまり、家庭と運輸は元々の排出量が非常に少ないので、そこが少し増えた
からといって目くじらを立てるのはまやかし。元々排出量が多い産業界にこそ、
削減を求めよという話ですね。
 で、なぜか、日本の経営者たちは、排出権取引に及び腰。先進国で唯一、日
本の産業界だけは反対。この理由として塩谷氏は、経営者の科学に対する無理
解を挙げている。
 おれは、日本の経営者が排出権に及び腰なのは、排出権の取引って、金融工
学が扱うような、オプションや証券化といったデリバティブの世界でしょう?
 日本の経営者、経営陣の多くは文系で、金融工学や国際金融の実務が理解で
きない。きっとこれもハゲタカファンドの連中にめちゃくちゃにされるに決ま
っている。だから、怖い。だから、やめておこう。という流れもあるのではと
思うが。理解がない点では同じだけど。
 この日本社会の断面も、日本は、文系が社会を支配していて、理系は、おと
なしくてお人よしで奴隷扱いに甘んじてきたとても特殊な世界だという
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062754355/showshotcorne-22/
毎日新聞社科学環境部 (編集)「理系白書 この国を静かに支える人たち (講談
社文庫)」
の世界ですね。^^;
 理系白書については、ブログを始める前のウェブにはあります。
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo69.html
乳の詫び状(2003/07/14) 標題: 国立大学法人化の闇
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo73.html
乳の詫び状(2003/11/22) 標題: 理系ネタ
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo87.html
乳の詫び状(2005/01/13) 標題: 青色LED和解
をどうぞ。

中村(show)

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標題: 京都で、何割減て目標だったけどあれおかしいと思ってる
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原点をいつにせよ、さきに沢山使ってるもの勝ち ってのはおかしい。
だから先進、発達途上 でいさかいとなる。

一人当り排出量を幾つにする ってせんと。
それでも贅沢したい国は高い金だして横っ面はたけば良い。

まぁ、絶対通らない案だろうけれどね。
mtv

「Xbox360」関連機器で異常発熱、発煙2007年08月30日 08時28分06秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 ちょっと前の話ですが、Xbox360のレーシングゲーム用のコントローラを使
うと発熱、発煙の恐れがあるそうです。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007082301000588.html
Xbox用の機器で発煙 報告50件、運転ゲーム向け

 昔、電源ケーブルが火災の恐れがあるというのがありましたね。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050217/101826/?ST=trouble_leaf
「Xbox」の電源ケーブルに火災の恐れ,全世界の1410万台が対象に

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/08/15/1725308
欠陥だらけXbox360の熱暴走を検証
で紹介したように、Xbox360は、まともな熱設計なんてやってそうにないこと
が書いてありましたが、本体以外も適当な設計・実装ってことなんでしょうか
ね。

Re: 牛肉の安全を再考する~来年、全頭検査が中止に その22007年08月31日 09時06分48秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/08/16/1727470
Re: 牛肉の安全を再考する~来年、全頭検査が中止に
のコメントにコメント。
 土屋さん。ぼくは牛肉も食うし、タバコも喫むから、タバコを喫んでいるの
に、怖くて牛肉は食わないという心理はよくわからない。きっと、マスコミ報
道に毒されているんでしょうが、本質的には、人間は非合理的な存在だからだ
と思いますよ。

 余談。最近は、タバコは吸うというけど、以前は、タバコは喫む(のむ)とい
ってましたね。彼は「タバコ喫み」だという言い方もしていた。お茶だって、
以前は、「飲む」ではなく、「喫む」とも書いてましたもんね。
 書き分けは当然あって、ぼくの場合、「飲む」と書くと即物的に単に摂取し
ているだけというニュアンス。「喫む」と書くと、楽しんでいる、嗜んでいる
感じ。趣味や芸事に近いニュアンスを感じますね。
 お茶を飲むというと、喉が渇いたから飲んでるだけ。お茶を喫むというと、
もっと心が豊かな状態ですね。本来、喫茶店は、そういうひと時を過ごす場所
ということだもんね。
 たばこも「吸う」だと即物的摂取。「喫む」だと、いかにも嗜好品を楽しん
でいる感じします。

ひさん。
全頭検査が研究に役に立つというのは、牛そのものより、データです。いつ
からいつまで、どういう技術でどう検査して、出た、出なかったというデータ。
これが網羅的、継続的であれば、後に役に立つ可能性が非常に高くなる。「出
た」というデータと同等に、場合によってはそれ以上に「出なかった」という
データも重要。そのとき、全頭検査であれば、もっと価値が高まるわけ。

>ちなみに中西さんは「米国については、状況によって判断が正しいが、国内
牛の「全頭検査」は全く不要とした。」という意見です。

 中西氏も池田氏も、リスク評価をいってますが、そんなのは、政策決定者へ
のアドバイス程度のことで、病気の本質や科学の真理探究とは全く関係ない。
それに、EUのように月齢24ヵ月以上のみ検査しようとしたけど、全頭検査にし
てみたら、24ヵ月以下の牛からもBSEが見つかったなんて話があるわけでしょ。
 だから、その意味では、彼らの意見は科学的合理性皆無。彼らと科学者は立
ち位置が全然違うんです。
 年3億円なんて、塩爺こと塩川正十郎の「母屋(一般会計)でおかゆをすすっ
て節約しているのに、離れではすき焼きを食ってる」という発言で有名な、官
僚の腐敗と利権の温床たる特別会計にちょっとメスどころか、針の先でつっつ
くだけで、捻出できそうですけどね。