アウトサイダーアート、澤田真一さん ― 2007年05月05日 20時27分42秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
さっき、NHK教育の「きらっといきる」という番組。「ただ一心にトゲをつ
くる~自閉症・澤田真一さん~」と題して、自閉症の澤田真一さんを採り上げ
ていましたが、この人、すごいです。陶芸をやってるんですが、独特のとげが
びっしりの作品を作り続けています。
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2007-05-05&ch=31&eid=8229
きらっといきる「ただ一心にトゲをつくる~自閉症・澤田真一さん~」
http://www.nhk.or.jp/kira/
きらっといきる
恥ずかしながら知りませんでしたが、番組の説明では、正式な美術教育を受
けてない人たちの芸術作品をアウトサイダーアートというそうで、スイスのア
ール・ブリュット美術館が世界的に有名だそうです。
↓ここですね。
http://www.artbrut.ch/
アール・ブリュット美術館
で、ここの館長(だったと思う)の女性が昨年来日して、実際に澤田真一さん
の作品を生で観て、高い評価をしていました。それで、今度、澤田真一さんの
作品展をやりたいというオファーがあったそうです。いきなり世界的な話で、
ご家族、びっくりですよね。\(^O^)/
それで3月23日にお父さんたちが作業所で3日3晩交代で火の番をして釜
で作品を焼いている模様が出ていました。
ひと目、独自の世界。独特のプリミティブな力強さ、柔らかさと土着性を感
じました。
http://www.museumstation.net/archives/mu/06/07/14-164951.php
障害の有無を超え、表現者として等しくむかえる場「ボーダレス・アートギャ
ラリーNO-MA」
ここに澤田さんの作品の写真がちょこっとありますね。
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.jp/hk-asamu/nenkan/nenkan.htm
アール・ブリュット・コレクションと日本のアウトサイダー・アート
ここにも1つありますね。
http://city.takahama.lg.jp/cyber/05_7_15/18.pdf
高浜市やきものの里かわら美術館
アウトサイダー・アート展
ここにも1つありますね。
どれも「無題」になってますが、番組に出ていたお父さんの話だと、最近に
なって、ちゃんと真一さんは、名前をつけていることがわかったそうです。\(^O^)/
鬼、ウニ、ツボとか、それぞれにちゃんと名前がついてました。
妹さんがかわいいの。お兄さんを尊敬はしているし、そんな世界的な話にな
ってすごいと思うけど、でもなんかやっぱ私のお兄ちゃんという距離感をもっ
ててよかったです。
アウトサイダーアートは障碍者の芸術という言い方もされるんですね。
Wikipediaの説明
http://ja.wikipedia.org/wiki/アウトサイダー・アート
をみると、それに対する反発もあるんだね。
本も若干ながら、出てますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032141/showshotcorne-22/
服部正著「アウトサイダー・アート」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763000365/showshotcorne-22/
「アウトサイダー・アート」
こっちの人間の評価基準で、あっちの人間の芸術を評価できるのかというの
は、深い話だなあ。
これで思うのは、SFで他の知性体とコンタクトする話は多いけど、互いの芸
術をどう評価するか、それをメインにしたSFってあります? 別にSFじゃなく
ていいけど、そういう小説、戯曲、映画ってあるんですかね。
あれ? あれはどこで読んだのかな。マーズ・アタックという映画があった
でしょ。
見た目コミカルだけど、実は残虐非道な火星人が地球を滅ぼす映画。最後は
マックでコンピュータウイルスをばらまいてという奴ね。
あれに関してかな。地球にまでやって来られるような文明をもつ知性体が芸
術や文学をもたないということがあるだろうかって話。たとえ侵略に来ても、
地球の芸術や文学に興味を示さず殺戮だけするなんてことがあるのかって話。
どうなんでしょうね。
もっというと、そういう知性体が地球の数学の体系に興味を示さないなんて
ことはあり得ないと思うよね。科学や技術に興味を示すだろうし、すると必然
的に数学にも興味を示すと思うのね。
おれの一番の興味は、我々のこの宇宙、ある特定の数理構造でできているわ
けだから、遠くの銀河から来た知性体も、結局は同じ数学を使っていると予想
できるけれど、でも、表記法や開拓した数学内ジャンルは、どれくらい違って
いるんだろうなと。
その違いの距離をなんとか指標化すると、銀河文明の発達度や伝播の様子、
いや、何が言いたいかというと、ミトコンドリアDNAを使って遺伝子の系統樹
ができるじゃないですか。あれの類推で、数学を使って、銀河規模の文明の系
統樹とかできないかなと。\(^O^)/
日本だと、裸の大将、山下清もアウトサイダーアートなのかな。
おれが小学校1年くらいのとき、門司港の山城屋(いまはもうないデパート)
で、山下清展があって、山下清本人が来ました。
それで、じいちゃんが、絵を描いてもらいました。色紙にさらさらとサイン
ペンで描いた蜂の巣と蜂の絵でした。ずっと、実家の応接間に飾ってあったけ
ど、あれ、実家処分したとき、どうしたのかな。捨てちゃったのかな。\(^O^)/
あったら、今度、もらってこようかな。もう汚くなってたから、価値はゼロ
だろうが。
当時のおれのイメージでは、山下清は、頭はパーだけど絵がすごくて、全国
歩き回って好き勝手に描いているすごい人というイメージだった。実際に、目
の前で、さらさらと描いたをみてほんとにすごーーーーーーーーーいと思った
もん。
絵が描けるってすごいなあって。あのころからなのか。おれがずっと絵に対
してコンプレックスがあるのは。\(^O^)/
話が例によって発散しました。\(^O^)/
アウトサイダーアート。今日はまたひとつ賢くなった。一歩人間に近づいた
ぞ。\(^O^)/
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さっき、NHK教育の「きらっといきる」という番組。「ただ一心にトゲをつ
くる~自閉症・澤田真一さん~」と題して、自閉症の澤田真一さんを採り上げ
ていましたが、この人、すごいです。陶芸をやってるんですが、独特のとげが
びっしりの作品を作り続けています。
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2007-05-05&ch=31&eid=8229
きらっといきる「ただ一心にトゲをつくる~自閉症・澤田真一さん~」
http://www.nhk.or.jp/kira/
きらっといきる
恥ずかしながら知りませんでしたが、番組の説明では、正式な美術教育を受
けてない人たちの芸術作品をアウトサイダーアートというそうで、スイスのア
ール・ブリュット美術館が世界的に有名だそうです。
↓ここですね。
http://www.artbrut.ch/
アール・ブリュット美術館
で、ここの館長(だったと思う)の女性が昨年来日して、実際に澤田真一さん
の作品を生で観て、高い評価をしていました。それで、今度、澤田真一さんの
作品展をやりたいというオファーがあったそうです。いきなり世界的な話で、
ご家族、びっくりですよね。\(^O^)/
それで3月23日にお父さんたちが作業所で3日3晩交代で火の番をして釜
で作品を焼いている模様が出ていました。
ひと目、独自の世界。独特のプリミティブな力強さ、柔らかさと土着性を感
じました。
http://www.museumstation.net/archives/mu/06/07/14-164951.php
障害の有無を超え、表現者として等しくむかえる場「ボーダレス・アートギャ
ラリーNO-MA」
ここに澤田さんの作品の写真がちょこっとありますね。
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.jp/hk-asamu/nenkan/nenkan.htm
アール・ブリュット・コレクションと日本のアウトサイダー・アート
ここにも1つありますね。
http://city.takahama.lg.jp/cyber/05_7_15/18.pdf
高浜市やきものの里かわら美術館
アウトサイダー・アート展
ここにも1つありますね。
どれも「無題」になってますが、番組に出ていたお父さんの話だと、最近に
なって、ちゃんと真一さんは、名前をつけていることがわかったそうです。\(^O^)/
鬼、ウニ、ツボとか、それぞれにちゃんと名前がついてました。
妹さんがかわいいの。お兄さんを尊敬はしているし、そんな世界的な話にな
ってすごいと思うけど、でもなんかやっぱ私のお兄ちゃんという距離感をもっ
ててよかったです。
アウトサイダーアートは障碍者の芸術という言い方もされるんですね。
Wikipediaの説明
http://ja.wikipedia.org/wiki/アウトサイダー・アート
をみると、それに対する反発もあるんだね。
本も若干ながら、出てますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032141/showshotcorne-22/
服部正著「アウトサイダー・アート」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763000365/showshotcorne-22/
「アウトサイダー・アート」
こっちの人間の評価基準で、あっちの人間の芸術を評価できるのかというの
は、深い話だなあ。
これで思うのは、SFで他の知性体とコンタクトする話は多いけど、互いの芸
術をどう評価するか、それをメインにしたSFってあります? 別にSFじゃなく
ていいけど、そういう小説、戯曲、映画ってあるんですかね。
あれ? あれはどこで読んだのかな。マーズ・アタックという映画があった
でしょ。
見た目コミカルだけど、実は残虐非道な火星人が地球を滅ぼす映画。最後は
マックでコンピュータウイルスをばらまいてという奴ね。
あれに関してかな。地球にまでやって来られるような文明をもつ知性体が芸
術や文学をもたないということがあるだろうかって話。たとえ侵略に来ても、
地球の芸術や文学に興味を示さず殺戮だけするなんてことがあるのかって話。
どうなんでしょうね。
もっというと、そういう知性体が地球の数学の体系に興味を示さないなんて
ことはあり得ないと思うよね。科学や技術に興味を示すだろうし、すると必然
的に数学にも興味を示すと思うのね。
おれの一番の興味は、我々のこの宇宙、ある特定の数理構造でできているわ
けだから、遠くの銀河から来た知性体も、結局は同じ数学を使っていると予想
できるけれど、でも、表記法や開拓した数学内ジャンルは、どれくらい違って
いるんだろうなと。
その違いの距離をなんとか指標化すると、銀河文明の発達度や伝播の様子、
いや、何が言いたいかというと、ミトコンドリアDNAを使って遺伝子の系統樹
ができるじゃないですか。あれの類推で、数学を使って、銀河規模の文明の系
統樹とかできないかなと。\(^O^)/
日本だと、裸の大将、山下清もアウトサイダーアートなのかな。
おれが小学校1年くらいのとき、門司港の山城屋(いまはもうないデパート)
で、山下清展があって、山下清本人が来ました。
それで、じいちゃんが、絵を描いてもらいました。色紙にさらさらとサイン
ペンで描いた蜂の巣と蜂の絵でした。ずっと、実家の応接間に飾ってあったけ
ど、あれ、実家処分したとき、どうしたのかな。捨てちゃったのかな。\(^O^)/
あったら、今度、もらってこようかな。もう汚くなってたから、価値はゼロ
だろうが。
当時のおれのイメージでは、山下清は、頭はパーだけど絵がすごくて、全国
歩き回って好き勝手に描いているすごい人というイメージだった。実際に、目
の前で、さらさらと描いたをみてほんとにすごーーーーーーーーーいと思った
もん。
絵が描けるってすごいなあって。あのころからなのか。おれがずっと絵に対
してコンプレックスがあるのは。\(^O^)/
話が例によって発散しました。\(^O^)/
アウトサイダーアート。今日はまたひとつ賢くなった。一歩人間に近づいた
ぞ。\(^O^)/
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_ ホットコーナーの舞台裏 - 2008年03月24日 01時46分19秒
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/05/1485736
アウトサイダーアート、澤田真一
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アウトサイダーアート、澤田真一
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