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堀晃「バビロニア・ウェーブ」「地球環」2007年05月03日 10時56分57秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 橋元さんのことを書いて、堀さんのことを書かないわけにはいかない。\(^O^)/

 堀さんといえば、日本ハードSFの大傑作であり星雲賞をとった「バビロニア・
ウェーブ」。これ、直径1200万キロ、全長5380光年に及ぶレーザー光束という
設定。
 昔、短編で読んだ記憶はあるんだけど、長編で読んだかどうか。読んだとし
たら、府中の図書館から借りて読んだと思う。たしか、版元品切れ(廃刊)状態
だったから。
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=9861
にも、復刊希望がある。というか、おれ、ここで投票した気がする。\(^O^)/
 ところがいま、復刊してますね。
http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3671
バビロニア・ウェーブ
http://www.tsogen.co.jp/wadai/0702_06.html
創元SF文庫 2007年2月より日本SF刊行開始
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488722016/showshotcorne-22/
堀晃著「バビロニア・ウェーブ」

 買おう。\(^O^)/
 もう1つ、人間のスパイが全銀河的なコンピュータネットワークの端末のよ
うになってるシリーズがあったでしょ。なんだっけな。
 あれ、おれの情報省構想を掘さんがSF化したんだよね。
 嘘ばっか、いうな。話が逆だろ。お前が、その作品からパクって情報省だと
か言い出したんじゃないか。
 そ、そうだったかなあ。\(^O^)/
 で、調べたら、情報サイボーグシリーズですね。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~sakatam/book/cyborg.html
<情報サイボーグ・シリーズ>

 これこれ。昔読んで、めちゃくちゃ面白かった。シリーズ最初の作品が1970
年だから、40年近く前の発表だけど、情報化社会を見越して、さらに通り越し
ているから、いま、読んでも先進的なんじゃないかな。
 太陽系規模でセンサーを張り巡らして、それを自分の体の感覚にマップして
いる奴が出てきたと思うが、あれが特に印象的だった。
 太陽表面の温度をチンポの先にマップしたら、どうなるんだ。考えただけで、
怖いわ。\(^O^)/
 なるほど。情報省の新しい拷問に使えるな。\(^O^)/
 肉体的に痛めつけるんじゃなくて、いや、痛めつけるんだけど、そのまま殴
る、蹴るじゃなくて、センサー入力を体感覚にマップして、そのセンサーに超
高温や超低温を入れて痛めつけるのが、情報省的でいいよね。^^;
 ネットワークとセンサーが肉体と融合して、体感覚マッピングができるよう
になったら、新しいSMが生まれて、新時代の団鬼六が現れて、新世紀SMSFがブ
ームになるのかも。\(^O^)/

 前述のリンクの説明をみると、おれ、「地球環」のようにまとまった形では
読んでないかもしれない。実家がなくなって昔の本は姉のところの物置のどこ
かにあるか捨てられたかで、確認できないもんね。たぶん、「太陽風交点」な
どでバラバラに読んだんじゃないかな。
 それはともかく、情報サイボーグシリーズをまとめた
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894567814/showshotcorne-22/
堀晃著「地球環」
は、もう品切れでプレミアがついて、いま、なんと5000円。\(^O^)/
 それだけ面白くて人気があるってことですね。読みたいけど、5000円だもん
ね。前述の創元SF文庫の日本SF刊行予定にないのかな。ないなら、しょう
がない。買うか。\(^O^)/
 あー、そのリンク、よく読んだら、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/17/1412347
東京外国語大学の好奇字展(その2)
で書いた川又千秋「幻詩狩り」も予定に入っている。あー、また読みたい、ま
た読みたい。これ、大傑作。言語SFなんてのが成立するんだ。プロの作家って
怖いこと考えるなあと思って震撼した記憶がある。
http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3706
幻詩狩り
をみたら、あれ? 3月の予定なのが、まだ未刊だ。^^; だから、アマゾンで
もまだ古いのしか出てこないのか。

 「地球環」の話題に戻ると、
http://www.sf-fantasy.com/magazine/interview/001201.shtml
「地球環」の著者インタビュー
のインタビューアーの雀部さんは、destroyさんでしょ?
 すごーい。
 堀さんとも、もう10年以上お会いしてないのかな。
 穂高さんたちが行った?名古屋か大阪であった洋輔さんのイベントには、お
れ、行ってないもんね。あのとき、堀さん、来られた? あれ? 荒木先生が
堀さんと飲み歩いたのは、大阪? 名古屋? うー、わからん。
 あとは、パスカル文学賞のとき? 山の上ホテルは、あれ、なんだっけ。
 筒井さんの
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101171343/showshotcorne-22/
筒井康隆著「朝のガスパール」
の関係? 穂高さん、この作品、出演してるもんね。\(^O^)/
 たしか、荒木先生が博多の祝いめでたで締めたときだよね。あれ? 祝いめ
でたじゃなくて、博多手一本で締めたんだっけ?
 もう、記憶がテキトー。\(^O^)/

http://ww7.tiki.ne.jp/~k-kujira/hakata/hakata/iwaimedeta.html
【祝いめでたの由来】
http://www.nakasu.org/yama_topics.html
山笠よもやま話

 最後になりますが、堀さんのウェブ
http://www.jali.or.jp/hr/index.html
堀晃公式ウェブ

錯視、ぐるぐる蛇\(^O^)/2007年05月03日 10時57分29秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 映画「バベル」で気分が悪くなった観客が出たというニュース。
たとえば、これ↓
http://www.nishinippon.co.jp/entertainment/cinema/news/20070502/20070502_005.shtml
で、思い出した。
 以前、日経サイエンスで錯視の話があった。
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/item.php?did=55605
茂木健一郎と愉しむ科学のクオリア
現在は錯視のルネサンス/ゲスト:北岡明佳(立命館大学助教授)
ですね。
 北岡さんの錯視は、すごかった。みていると、蛇みたいなのが、ぐるぐる回
るんです。これ、気分が悪くなる奴がいるんじゃないかと。
 今月号には、色の錯視の話がある。
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0706/200706_078.html
脳が生み出す色の錯覚
J. S. ワーナー/B. ピナ/L. シュピルマン
ですね。

 錯視の本を調べたら、やはり、いろいろ出てますね。脳ブームに便乗したみ
たいなタイトルもありますね。^^;
 日本のエッシャーともいわれる福田繁雄さんの本もあるし、赤瀬川原平さん
も共著で出していますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4759813012/showshotcorne-22/
北岡明佳著「だまされる視覚 錯視の楽しみ方」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901782711/showshotcorne-22/
北岡明佳著「脳が活性化する魔法のイラスト集―トリック・アイズ ブレイン」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901782169/showshotcorne-22/
北岡明佳著「トリック・アイズ〈2〉ながめるだけで、「脳が活性化して、こ
ころの健康によい」魔法のイラスト集」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901782533/showshotcorne-22/
北岡明佳著「トリック・アイズ グラフィックス」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062744082/showshotcorne-22/
馬場雄二, 田中康博著「試してナットク! 錯視図典 CD-ROM付」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4620314595/showshotcorne-22/
福田繁雄著「福田繁雄のトリックアート・トリップ」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309726674/showshotcorne-22/
種村季弘, 高柳篤, 赤瀬川原平著「図説 アイ・トリック―遊びの百科全書」

参考:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/07/1238277
NHK教育、高校数学基礎
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/24/1340919
エッシャーの数理、不可能図形、不可能立体、錯視

http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/
北岡明佳の錯視のページ
は、いきなり、すごい。あの蛇がぐるぐる回る奴。ぐるぐる蛇だ。\(^O^)/
 なお、ぐるぐる蛇はいまおれが勝手につけました。おれの場合は、高速回転
じゃなくて、じんわりぐるぐる回ってます。みなさんは、どうみえるかな。
 あ、ちゃんと、みていて気分が悪くなったらすぐ脱出しろと書いてあります
ね。^^;
 北岡さんは、立命館大学教授だから、
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/kankaku2006.html
情報処理心理学
という講義がありますね。ここにあるリンク先はいろいろ面白いですね。ソフ
トもあるし。
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/catalog.html
錯視のカタログ
は、基本錯視がいろいろありますね。

 ぐるぐる蛇をはじめ、北岡さんの錯視は
http://www.kanzen.jp/trick-eyes/jissei.html
株式会社カンゼン
が窓口なんですね。

たかじんのそこまで言って委員会2007年05月03日 10時58分09秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/06/1234078
たかじんのギャラネタ
で、みたーいと書いた、そして北海道では放送されているとたまさんが書いて
くれた、たかじんの「そこまで言って委員会」。DVDが2つも出てますね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000FBFRDO/showshotcorne-22/
たかじんのそこまで言って委員会 SPECIAL EDITION I
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000N6U0I8/showshotcorne-22/
たかじんのそこまで言って委員会 SPECIAL EDITION II

 笹塚の江川さんとこ、入れないかな。^^;
 しかし、たかじんの反骨精神はすごいね。これ、関東、特に東京では絶対放
送させないといってやってるらしいですね。
 やっぱ、ソニーロケフリやアイ・オー・データのSlingboxで、関西から飛ば
してもらうしかないか。^^;

http://www.sony.jp/products/Consumer/locationfree/index.html

http://www.iodata.jp/prod/shouhin/slingbox/index.html
Slingbox
http://www.amazon.co.jp/gp/search?index=blended&keywords=slingbox&tag=showshotcorne-22

 テレ朝のテレビタックルは、なんか、つまんないよね。全然、政治の現実に
は切り込まないし、うそ臭いもん。やらせ、演出が下手なプロレスというか、
テキトーにバラエティ化した、ガス抜きばかりだもんな。
 あんなの観る時間があったら、週刊ダイヤモンドの連載、鈴木棟一「新・永
田町の暗闘」を読むほうがよっぽどいいですよね。時間密度が違いすぎる。

ISIT定期交流会2007年05月04日 21時55分56秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 遅くなりましたが、九州システム情報技術研究所(ISIT)のISIT定期交流会の
案内です。
 今回は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062754355/showshotcorne-22/
毎日新聞社科学環境部編「理系白書 この国を静かに支える人たち」
の取材キャップの元村さんの講演です。
 理系白書については、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/07/1379047
はやぶさ、ついに地球へ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/03/02/275289
経済学におけるゲーム理論の扱い
でちょっとだけ言及しているけど、一番多く言及しているものは、ブログには
ない。ブログの最初は、2005/02/24の
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/02/24/31
だもんね。
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo87.html
の「乳の詫び状(2005/01/13)」の「青色LED和解」を読んでください。
 理系白書を読んで、理系は、なぜ、こんなに虐げられているのか、怒りを燃
やしましょう。\(^O^)/

 定期交流会の申し込みは、
http://www.isit.or.jp/kouryuu-new.html
をどうぞ。

 おー、「理系白書」取材班キャップって女性なんだ。びっくり。てっきり、
我が国の理系の処遇に頭にきている理系出身の男がやった連載かと思っていた。\(^O^)/
 しかも美人。\(^O^)/
 ばかー。それより、出身を見ろ。
 お、北九州市。
 ということは、元村さんは、自動的に我が情報省の女スパイに決定。\(^O^)/
 なお、情報省では、年齢性別に関係なく、女スパイ、くノ一(女忍者)も募集
中です。
 ばかー。女スパイ、女忍者なのに「性別に関係なく」は、おかしいだろ!
 ばかー。求人は年齢性別で差別しちゃいけないんだぞ。トランスセクシュア
ル(トランスセクシャル)時代だぞ。ゲノム的には男だけど、女スパイ、女忍者
がいても不思議はない。\(^O^)/
 そ、そうか。じゃ、女のホモや男のレズがいてもおかしくないのか。これは
おれの勉強不足だった(何の勉強じゃ)。
 おかしくない、おかしくない。\(^O^)/

この本が面白い「徴税権力」「メディア・バイアス」「官僚とメディア」2007年05月04日 21時56分26秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 いま、朝日ニュースターの「ニュースの深層」で、この本が面白いというテ
ーマで、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163687408/showshotcorne-22/
落合博実著「徴税権力―国税庁の研究」
をやっています。著者の落合さんが出て、いろいろ背景やらを話していますが、
チョー面白い。
 普段は、すごく地道な情報収集やってるんですね。
 国税は東北出身者が多いそうですが、それが粘り強いという性格につながっ
ているそうです。以前も書いたけど、おれら、九州人は辛抱が足りないから、
すぐ決着つけたがって、戦争でも玉砕しちゃうんですよね。
 政治家、芸能人、スポーツ選手、金持ちなど、ちゃんとマークされているん
だな。
 金丸信の脱税やら、政治家の介入やら(介入した政治家に小泉純一郎の名前
もある)、検察との確執やら、その他、すごい話、連発ですねえ。

 ぼくは、この休み前や休み中に、あれこれ本を買いました。
 アルゴリズム関係の本やら、分厚い本やらいろいろ買って、なかなか紹介し
ている時間はないんですが、それにバイオインフォマティクスやLispや超ひも
理論(超弦理論)の入門書やアルゴリズムの本を紹介するつもりでほったらかし
だし。
 あ、セキュリティ本も日経BPから送られてきたのに、ほったからしだったの
を思い出した。
 と書いて、あ、日経BPに女スパイが2人いることを思い出した。\(^O^)/
 そうか、このセキュリティ本、スパイからの報告なんだ。\(^O^)/

 いま、期待して買って、積読状態なのを2つだけ紹介する。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033989/showshotcorne-22/
松永和紀著「メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学」

 これ、知らずに買ったんですが、朝日ニュースターの「ニュースの深層」で
も取り上げていたそうです。松永和紀さんは、これまで
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/08/10/479109
フードファディズム
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/09/14/523175
鷺一雄著「また、「あるある」にダマされた」
でも、紹介したことがある科学ジャーナリストです。
 疑似科学、ニセ科学で詐欺に等しいビジネスをやってる関連話だと、以前読
んだ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488759528X/showshotcorne-22/
左巻健男著「水はなんにも知らないよ」
が面白い。
 波動、なんとか還元水、πウォーターだ、なんとか活性水、なんとか水素水
などなど、怪しい水ビジネスは詐欺同然であることを指摘し、水にやさしい言
葉をかけたらきれいな氷の結晶ができるという、水はなんでも知っているの世
界のデタラメなどを明らかにしています。あのデタラメを小学校で教えている
教師集団がいるのも、驚きだよね。
 日本は、進化論を認めない、アメリカのキリスト原理主義の州なのか。\(^O^)/

 もう1つは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047100897/showshotcorne-22/
魚住昭著「官僚とメディア」

 魚住さんのことは改めて紹介するまでもないでしょう。優れたジャーナリス
トで、すごい作品はいくつもある。テレビ「ウワサの眞相」にもたびたび登場
していました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062738112/showshotcorne-22/
魚住昭著「渡邊恒雄 メディアと権力」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062753901/showshotcorne-22/
魚住昭著「野中広務 差別と権力」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167656655/showshotcorne-22/
魚住昭著「特捜検察の闇」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480422757/showshotcorne-22/
魚住昭著「国家とメディア―事件の真相に迫る」

 この中で、個人的に決定的に面白かったのが、ナベツネの軌跡を追った「渡
邊恒雄 メディアと権力」。
 バリバリ強烈な共産主義者、共産党員だったナベツネさんが、いかにして巨
大メディアグループ読売に君臨するようになったか。すごいねえ、やっぱ。
 かつて、大阪読売新聞社会部は、庶民の目線での紙面づくりで非常に支持を
受けていて、そのチームは、黒田軍団と呼ばれていました。黒田軍団を率いて
いたのが、いまは亡きジャーナリストの黒田清さん。
 いま、ワイドショーのコメンテータでよく出ている大谷昭宏氏は、かつての
黒田軍団の若頭格。大谷さんの言動は、墓場で黒田さんが泣いてるぞと思うこ
とはあるけどね。
 黒田軍団、大阪読売社会部には興味があったので、昔、関係する本を、まだ
黒田さんが現役で、もちろん存命のころに読み漁ったことがある。その黒田軍
団をナベツネ、潰すんですよ。大阪で好き勝手あれこれやって、言うこときか
ないし、目障りだから。「渡邊恒雄 メディアと権力」には、そういう話も出
てきます。
 ナベツネさん、最近、ミョーに善玉キャラ扱いだもんね。ちょっと不思議。

 いま、アマゾンで、「官僚とメディア」をみたら、品切れで、ちょっとだけ
だけど、プレミアがついてますね。よかった、先に買っといて。
 きっと、話題、霞ヶ関の官僚たちの間で沸騰なんだろうね。\(^O^)/
 最近、身辺で品切れとプレミアの話が続けざまに起きている。これも覚えて
いたら、書きますわ。

アウトサイダーアート、澤田真一さん2007年05月05日 20時27分42秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 さっき、NHK教育の「きらっといきる」という番組。「ただ一心にトゲをつ
くる~自閉症・澤田真一さん~」と題して、自閉症の澤田真一さんを採り上げ
ていましたが、この人、すごいです。陶芸をやってるんですが、独特のとげが
びっしりの作品を作り続けています。

http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2007-05-05&ch=31&eid=8229
きらっといきる「ただ一心にトゲをつくる~自閉症・澤田真一さん~」
http://www.nhk.or.jp/kira/
きらっといきる

 恥ずかしながら知りませんでしたが、番組の説明では、正式な美術教育を受
けてない人たちの芸術作品をアウトサイダーアートというそうで、スイスのア
ール・ブリュット美術館が世界的に有名だそうです。
 ↓ここですね。
http://www.artbrut.ch/
アール・ブリュット美術館

 で、ここの館長(だったと思う)の女性が昨年来日して、実際に澤田真一さん
の作品を生で観て、高い評価をしていました。それで、今度、澤田真一さんの
作品展をやりたいというオファーがあったそうです。いきなり世界的な話で、
ご家族、びっくりですよね。\(^O^)/
 それで3月23日にお父さんたちが作業所で3日3晩交代で火の番をして釜
で作品を焼いている模様が出ていました。
 ひと目、独自の世界。独特のプリミティブな力強さ、柔らかさと土着性を感
じました。

http://www.museumstation.net/archives/mu/06/07/14-164951.php
障害の有無を超え、表現者として等しくむかえる場「ボーダレス・アートギャ
ラリーNO-MA」
 ここに澤田さんの作品の写真がちょこっとありますね。

http://www.dokyoi.pref.hokkaido.jp/hk-asamu/nenkan/nenkan.htm
アール・ブリュット・コレクションと日本のアウトサイダー・アート
 ここにも1つありますね。

http://city.takahama.lg.jp/cyber/05_7_15/18.pdf
高浜市やきものの里かわら美術館
アウトサイダー・アート展
 ここにも1つありますね。

 どれも「無題」になってますが、番組に出ていたお父さんの話だと、最近に
なって、ちゃんと真一さんは、名前をつけていることがわかったそうです。\(^O^)/
 鬼、ウニ、ツボとか、それぞれにちゃんと名前がついてました。
 妹さんがかわいいの。お兄さんを尊敬はしているし、そんな世界的な話にな
ってすごいと思うけど、でもなんかやっぱ私のお兄ちゃんという距離感をもっ
ててよかったです。

 アウトサイダーアートは障碍者の芸術という言い方もされるんですね。
Wikipediaの説明
http://ja.wikipedia.org/wiki/アウトサイダー・アート
をみると、それに対する反発もあるんだね。
 本も若干ながら、出てますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032141/showshotcorne-22/
服部正著「アウトサイダー・アート」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763000365/showshotcorne-22/
「アウトサイダー・アート」

 こっちの人間の評価基準で、あっちの人間の芸術を評価できるのかというの
は、深い話だなあ。
 これで思うのは、SFで他の知性体とコンタクトする話は多いけど、互いの芸
術をどう評価するか、それをメインにしたSFってあります? 別にSFじゃなく
ていいけど、そういう小説、戯曲、映画ってあるんですかね。
 あれ? あれはどこで読んだのかな。マーズ・アタックという映画があった
でしょ。
 見た目コミカルだけど、実は残虐非道な火星人が地球を滅ぼす映画。最後は
マックでコンピュータウイルスをばらまいてという奴ね。
 あれに関してかな。地球にまでやって来られるような文明をもつ知性体が芸
術や文学をもたないということがあるだろうかって話。たとえ侵略に来ても、
地球の芸術や文学に興味を示さず殺戮だけするなんてことがあるのかって話。
 どうなんでしょうね。
 もっというと、そういう知性体が地球の数学の体系に興味を示さないなんて
ことはあり得ないと思うよね。科学や技術に興味を示すだろうし、すると必然
的に数学にも興味を示すと思うのね。
 おれの一番の興味は、我々のこの宇宙、ある特定の数理構造でできているわ
けだから、遠くの銀河から来た知性体も、結局は同じ数学を使っていると予想
できるけれど、でも、表記法や開拓した数学内ジャンルは、どれくらい違って
いるんだろうなと。
 その違いの距離をなんとか指標化すると、銀河文明の発達度や伝播の様子、
いや、何が言いたいかというと、ミトコンドリアDNAを使って遺伝子の系統樹
ができるじゃないですか。あれの類推で、数学を使って、銀河規模の文明の系
統樹とかできないかなと。\(^O^)/

 日本だと、裸の大将、山下清もアウトサイダーアートなのかな。
 おれが小学校1年くらいのとき、門司港の山城屋(いまはもうないデパート)
で、山下清展があって、山下清本人が来ました。
 それで、じいちゃんが、絵を描いてもらいました。色紙にさらさらとサイン
ペンで描いた蜂の巣と蜂の絵でした。ずっと、実家の応接間に飾ってあったけ
ど、あれ、実家処分したとき、どうしたのかな。捨てちゃったのかな。\(^O^)/
 あったら、今度、もらってこようかな。もう汚くなってたから、価値はゼロ
だろうが。
 当時のおれのイメージでは、山下清は、頭はパーだけど絵がすごくて、全国
歩き回って好き勝手に描いているすごい人というイメージだった。実際に、目
の前で、さらさらと描いたをみてほんとにすごーーーーーーーーーいと思った
もん。
 絵が描けるってすごいなあって。あのころからなのか。おれがずっと絵に対
してコンプレックスがあるのは。\(^O^)/

 話が例によって発散しました。\(^O^)/
 アウトサイダーアート。今日はまたひとつ賢くなった。一歩人間に近づいた
ぞ。\(^O^)/

Re: 堀晃「バビロニア・ウェーブ」「地球環」2007年05月06日 09時44分19秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/03/1480602
堀晃「バビロニア・ウェーブ」「地球環」
の続き。
---
 堀さんの「バビロニア・ウェーブ」(単行本)は「太陽風交点」(単行本)と
共に友人にあげた。私よりその人が持った方がより相応しいだろうと。(^^;)


> 穂高さんたちが行った?名古屋か大阪であった洋輔さんのイベントには、お
>れ、行ってないもんね。あのとき、堀さん、来られた? あれ? 荒木先生が
>堀さんと飲み歩いたのは、大阪? 名古屋? うー、わからん。
> あとは、パスカル文学賞のとき? 山の上ホテルは、あれ、なんだっけ。

 年代別だと
 まず"山の上ホテル"は(どうせ「フライデー」に載っていたからバラしても
いいか)1992年4月21日「朝のガスパール」が完結した時のパーティー。
荒木先生は蝶ネクタイをしていて「山の上ホテルのボーイです」と自己紹介を
し、博多手一本もやりました(私がshowさんと初めて会ったのはこの時だ)。

 名古屋は1995年3月18日名古屋「ラブリー」での"厄払いセッション"
のことかな?この時、荒木先生には会ったけど堀さんがいらしてたかどうかは
失念。

 "パスカル短篇文学賞"は1~3回あったけど、堀さんとshowさんは3回目の
1996年9月15日にもお会いしているはず。

 それ以降はどうだったかなぁ。showさん用に監視カメラがいるか?年々記億
が怪しくなってる。(T_T)

                       いい天気だなぁ 穂高

===
標題: Re: 堀晃「バビロニア・ウェーブ」「地球環」
---
> 堀晃著「バビロニア・ウェーブ」

学生時代に書店で見かけたんですが、金がないため読みたい2冊のうちどちらかしか
買えなくてバビロニア・ウェーブを来月回しにしたところ、それっきり買えずじま
い。
以来20年。ようやく文庫で読むことが出来ました。
繰り返し読んでいますが描写の内容を理科年表の助けを借りて想像すると
日常感覚のスケールとのあまりの違いに頭がくらくらします。

> 堀晃著「地球環」
> は、もう品切れでプレミアがついて、いま、なんと5000円。\(^O^)/

角川春樹事務所のページ
http://www.kadokawaharuki.co.jp/
から直接購入がまだ出来るようですが、表に載っているだけで品切れってことです
か。

bk1もだめでした。2001年には買えたのですが。
ハルキ文庫は買い取り制なので書店に在庫があまりないのが残念なところです。
その代わり、店頭在庫でまだあるかもしれません。

以前新書版でまとめられた「遺跡シリーズ」は創元から再刊の予定で喜ばしい。
「梅田地下オデッセイ」の21世紀版の刊行も予定されているようですが、
どうなったのでしょうか?新作も読みたいです。
--
ryo

===
標題: Re: 堀晃「バビロニア・ウェーブ」「地球環」
---
 あっ、間違えてる。

> まず"山の上ホテル"は(どうせ「フライデー」に載っていたからバラしても

 「フライデー」じゃなく「フォーカス」だった。

               今日は暑かったからなぁ...... 穂高


===
標題: Re: 堀晃「バビロニア・ウェーブ」「地球環」
---
> http://www.sf-fantasy.com/magazine/interview/001201.shtml
> 「地球環」の著者インタビュー
> のインタビューアーの雀部さんは、destroyさんでしょ?
 あ~、はい(^o^)/
 ご訪問ありがとうございます。

> 言語SFなんてのが成立するんだ。プロの作家って
> 怖いこと考えるなあと思って震撼した記憶がある。
 神林長平さんの『言壺』とかも。

                 2007/05/04(金)<destroy>

===
標題: Re: 堀晃「バビロニア・ウェーブ」「地球環」
---
>繰り返し読んでいますが描写の内容を理科年表の助けを借りて想像すると
>日常感覚のスケールとのあまりの違いに頭がくらくらします。

 今月(2006年6月号)の日経サイエンスに、ブラックホールから噴き出すジェ
ットが、銀河団の謎を解明するのに重要な役割を果たしたという記事がありま
す。
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0706/200706_038.html
ブラックホールからの大逆流

 記事中、銀河団の中を泡が移動するなどという話で出てくる泡の大きさが、
直径60万光年。\(^O^)/
 我々が住む天の川銀河の直径がたった10万光年だから、泡のくせに我々が
住む銀河6個分の大きさ。笑うしかないでしょ。\(^O^)/
 しかも、空洞は、1億年前に作られ、超新星爆発100億個分のエネルギー
を持っていることがわかったそうです。\(^O^)/
 わはははははははははは。
 この世界をみると、バビロニア・ウェーブの設定がかわいくみえます。\(^O^)/
 普段どでかい数字を扱っている天文学者たちも、泡の巨大さにあっけにとら
れたそうです。\(^O^)/

>角川春樹事務所のページ
http://www.kadokawaharuki.co.jp/
>から直接購入がまだ出来るようですが、表に載っているだけで品切れってこ
とですか。

 ソッコー行って、注文したら、結局、クロネコヤマトのブックサービスに飛
んで、そこで調べたら品切れでした。太陽風交点も品切れだったなあ。

 きしもとさんからのメールも紹介。
--- ここから ---
中村様、きしもとと申します

「バビロニア・ウェーブ」の巻末の解説に、もうひとつのシリーズであるトリ
ニティ・シリーズの作品集「遺跡の声」が「創元 SF 文庫近刊」とありますの
で、それらの売行き如何で、情報サイボーグ・シリーズも、と期待できるかも、
と思います
ただ、「遺跡の声」が出たのは 96 年ですが「地球環」は 2000 年なのがちょ
っと気にかかる所ではありますが
--- ここまで ---

中村(show)

===
標題: Re: 堀晃「バビロニア・ウェーブ」「地球環」
---
> それ以降はどうだったかなぁ。showさん用に監視カメラがいるか?年々記

>が怪しくなってる。(T_T)

 ゴードン・ベルといえば、我々の世界では知らない奴はいない、知らない奴
はバカというくらいの有名人。DEC時代には名機VAXの設計をしたりとコンピュ
ータアーキテクトの偉人。ゴードン・ベル賞という有名な賞まであります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ゴードン・ベル賞

 多体問題専用スーパーコンピュータGRAPEがこの賞を取っていることも知っ
ておきましょう。
 あ、
http://www.astroarts.co.jp/news/2003/11/27nao685/index-j.shtml
東京大学と国立天文台、GRAPE-6システムで2003年ゴードン・ベル賞を受賞
は知ってたけど、
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0611/17/news056.html
理研、ペプチドの凝集シミュレーションでゴードンベル賞を受賞
は知らなかった。
 分子動力学専用機で、MDGRAPEってのもあるんだね。MDは、Molecular
Dyanamicsなのかな。

 話を戻すと、
 ゴードン・ベル先生は、いまマイクロソフトリサーチにいて、なんと、6年
位前から、自分の全生活をデジタルアーカイブしている。\(^O^)/
 また日経サイエンス今月号ですが、
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0706/200706_058.html
暮らしをまるごとデジタル記録
をどうぞ。
 GPSで位置は全部把握されているし、センスカムという首から下げた小さな
カメラでたまたま会った奴とかも、自動的に全部記録されているんだもん。
 迷惑だよなあ。
 こういう試み、いろんなところでやっていて、ライフログ(Life Log)という
そうです。記事には東大のシステムの話もあります。

中村(show)

===
標題: Re: 堀晃「バビロニア・ウェーブ」「地球環」
---
> GPSで位置は全部把握されているし、センスカムという首から下げた小さな
>カメラでたまたま会った奴とかも、自動的に全部記録されているんだもん。

 すごいなぁ。会う人は驚愕ものか。(^^;)

 記憶の低下はここ数年著しい。以前は過去5年くらい遡って年月日入りの
日記を大雑把に書く程度なら何でもない事だと思っていたし、実際に憶えて
いてできたけど、今は全然駄目。何故急激に低下したかを考えたら、平穏な
生活になってから欠落が始まっている。思い出す時の、頭の中が冷たくなる
ような感覚が楽しかったんだけど(もっとも、夢の記憶は勘弁の世界だった)。
 未だに忘れられないのが、小学低学年の時のテストのようなもので、描い
てある図を30秒くらいで記憶しろというのだった。
 △□○○□□△○□△○○ ←不要なのにこの記憶が消えない。

                                穂高

左巻健男「水はなんにも知らないよ」2007年05月06日 11時34分56秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 この前、ちょっと紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488759528X/showshotcorne-22/
左巻健男著「水はなんにも知らないよ」
をもう少し紹介しよう。
 波動水、磁化水、マイナスイオン水、πウォーター、パワーストーンやトル
マリンを使った水、創生水、クラスターの小さな水、抗酸化性をうたう水、な
んとか活性水、なんとか水素水などなど、こういうのは、全部、詐欺同然のイ
ンチキですって。
 そういえば、さっき、テレビショッピングで、ドクター水素水というのを宣
伝していたな。ドクター水素水の装置を使うと、水に活性水素が増えて、この
水を飲むと体内の活性酸素を除去できて、健康長生きできると言い張ってます
ね。\(^O^)/
 嘘っぱちだろうね。

 水に、ありがとうというときれいな結晶ができて、ばかやろーというと汚い
結晶ができるという、どうみてもトンデモなのに、癒し系としてベストセラー
になったのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763193961/showshotcorne-22/
江本勝著「水は答えを知っている―その結晶にこめられたメッセージ」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4939098044/showshotcorne-22/
江本勝著, 編「水からの伝言―世界初!!水の氷結結晶写真集 (Vol.2)」
といった、一連の氷の結晶写真集。
 フツーなら、こんなのに引っかかるバカがいっぱいいるんだなで終わりなん
ですが、驚いたことにこんなデタラメを真に受けて小学校で教えている教師集
団がいる(いた)んです。
 教育技術法則化運動「TOSS」(向山洋一代表)という教員集団で、全国で、水
伝(水からの伝言)を使った道徳の授業をやったそうです。
 安倍ちゃん。こういう連中がいるから、日本の道徳教育、大丈夫だね。\(^O^)/
 戦前の教育に戻りたくないとかいって、水伝の世界まで行ったら、それはそ
れですごいな。\(^O^)/
 安倍ちゃん、道徳教育なんかよりまず理科教育、科学教育しろって。物事の
理がわかるようになれば、道徳なんてすぐ身につく。TOSSの例をみてもわかる
ように、科学的な教育がない状態の道徳教育なんて、有害なだけ。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/09/26/538274
水に話しかけて核融合!?
も参照。
 読み直して、つばめどんのギャグはまた笑ったなあ。
 つばめどんは、水を輸出禁止物資にしたギャグだけど、水に話しかけて核融
合なら、「持たず、作らず、持ち込ませず」の非核三原則は完全に崩れて政治
的大大大大大問題ですね。
 だって、日本の周りは海だから、水だもんね。\(^O^)/
 っていうか、人間も水の塊なんだから、いつも持ち歩いてるじゃん。\(^O^)/
 つーことは、日本人、全員、自殺しないと非核三原則は守れないってことか。
 論理的な帰結はそうなる。
 うーん。となると、日本人全員ひと思いに死のうと思ったら、核を使うしか
ないなあ。\(^O^)/
 あ、それで小泉と安倍ちゃんが北朝鮮に頼んで、北朝鮮は核開発を進めたの
か。\(^O^)/

 本書以外でも、このデタラメな教育は、優れたジャーナリストである斎藤貴
男氏の
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163530401/showshotcorne-22/
斎藤貴男著「カルト資本主義―オカルトが支配する日本の企業社会」
にも、出てきます。万能微生物EM運動とかいってね。このEMってのも怪しいよ
ね。
 斎藤氏によれば、TOSSがやってるのは、「愚民教育」。
 この本、ソニーのオカルトとかいろいろ出てきて面白いです。

 左巻氏の本書に戻ると、日本の大人の科学技術への理解度は、日欧米17ヵ
国中13位だそうです。科学技術への興味や関心も、調査国中最低。
 「あるある」みたいなデタラメに引っかかる奴ばっかりということですね。
テレビ屋、広告屋も含めて、詐欺師には天国ですね。
 いわゆる科学リテラシーの欠如。これはアメリカで大問題になって、この言
葉がよく使われるようになったそうですが、日本は最低ランクで、非常にひど
いんですね。
 これが科学立国や技術立国といわれている日本の現実なんですね。
 大体、テレ朝とか、ゴールデンで、「オーラの泉」なんてインチキオカルト
番組をやってるし、TBSやらフジやもゴールデンで細木数子を使ったり、お前
ら、オウム真理教のときに大問題になってオカルト番組自粛しただろ。あの反
省はもうなくなったのか。
 はい、ありません。もうないから、視聴率ほしさでゴールデンでもあんなの
放送できるんです。これだから、我々テレビ屋は人間のクズだといわれてます。\(^O^)/
 こういう世界ですね。

 本書を読んで、ほほぉと思ったのは、まずいとかいろいろ入ってて危ないと
か世間では悪い水の代表のように思われている、日本の水道水。
 実際は非常に優秀な水。世界最高レベルの品質。簡単にいえば世界一安全で
上質な水だそうです。
 だから、水ビジネスの詐欺師連中が、少々あれこれ入れたり、ヘンな装置
(実際はほとんど何もしない)を使ったりしても、安全なままなので、健康被害
が発生しにくい。
 よって、社会問題化しにくい。\(^O^)/
 よって、バカをカモり続けることができて、儲かる。\(^O^)/
 こういう、図式なんですね。頭いいー。\(^O^)/
 たしかに、すぐ腹をこわしたり、死んだりしたら、大問題で、詐欺商売あが
ったりだもんね。
 それに、実質何も変わってない水道水を飲んでるのに、なにかよさげなもの
を飲んだと思っている以上、ほんとは以前と変わらなくても、健康になってき
たと思いたがるのが人間心理。いいとこ、突いてますね。
 テレビの通販で、なんとか水を飲んで元気になったなんていうのは(一応、
個人の感想ですという注意書きは出るだけテレビ局の「あるある」に代表され
る健康番組よりマシ)、当人の錯覚、思い込み、信じたがりなんですね。だっ
て、水道水は実質何にも変わってないんだから。
 水道水なんて飲んでると健康を害するといって恐怖につけこむ連中の商売は、
実は世界最高品質の、世界一安全で上質な水道水があってこそなんですね。
 おもしろいねえ。世の中、うまくできてますねえ。\(^O^)/

 なお、左巻氏たちは、現状の理科教育をもっとよくしたいという活動の一環
として、検定外の教科書シリーズを出していますね。本書には、その紹介もあ
りました。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4829900741/showshotcorne-22/
検定外中学校理科教科書をつくる会, 左巻健男著「新しい科学の教科書―現代
人のための中学理科〈第1分野〉化学・物理編」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/482990075X/showshotcorne-22/
検定外中学校理科教科書をつくる会, 左巻健男著「新しい科学の教科書―現代
人のための中学理科〈第2分野〉生物・地学編」

 これは、それ以前に出してベストセラーになった新しい科学の教科書のシリ
ーズ3冊を、分野別に再編集して2冊にしたものだそうです。

 高校生向けの検定外教科書は、我らが講談社ブルーバックスです。\(^O^)/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062575108/showshotcorne-22/
杵島正洋, 松本直記編, 左巻健男著「新しい高校地学の教科書―現代人のため
の高校理科」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062575094/showshotcorne-22/
山本明利, 左巻健男著「新しい高校物理の教科書―現代人のための高校理科」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062575078/showshotcorne-22/
栃内新, 左巻健男著「新しい高校生物の教科書」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062575086/showshotcorne-22/
左巻健男著「新しい高校化学の教科書」

 中学生向けのは、みたことないなあ。講談社ブルーバックスに入っている高
校生向けのは、みかけましたね。買ってないけど。^^;
 こういう本が出版できて、かつ、ベストセラーになったということは、日本
もまだまだ捨てたもんじゃないですね。
 こういう本を読んで自分を高めている人たちが多いってことだから、いいこ
とですよね。読者は中高生ではなく、たぶん、学生時代理科が苦手だったけど
再挑戦しようと考えた知識欲旺盛、向上心旺盛な大人が大半だと思います。
 そんな人たちがどんどん偉くなって金持ちになって、「オーラの泉」や細木
数子の番組を観てるような連中はどんどん貧乏になってほしいね。\(^O^)/
 そうか、情報省が、
「『オーラの泉』や細木数子の番組を観ていると、バカになって、貧乏になっ
て、不幸になって、悲惨な一生を送るよ。そんなとき、江原も細木も何にも助
けてくれないよ。所詮、金の切れ目が縁の切れ目の連中だから」
と、情報操作すればいいのか。\(^O^)/
 ってか、デマじゃなくて、事実だったりして。\(^O^)/

はうあ!!2007年05月06日 20時59分35秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 この数ヵ月、おれのマイブームになっているのが、ビジネスジャンプの漫画、
「世にも奇妙な漫☆画太郎」。
 漫画そのもののデタラメ、スカタンさ、破綻ぶりも気に入ってるけど、何よ
り、気に入っているのが、驚いたときに登場人物が発するセリフというか叫び
というか奇声というか。
 それが、「はうあ!!」。
 おれ、実生活で、ここんとこ、「はうあ!!」を連発しています。\(^O^)/
 今週読んだ 5/15 号なんて、「はうあ!!」の連発で、めちゃめちゃうれしか
った。コピペして同じコマ何度も使ってセリフだけ少し変えてるんだよね。そ
のセリフも必ず「はうあ!!」入りで、めちゃ手抜きで省エネ。\(^O^)/
 以前も同じようにコピペやってたなあと思ったら、
http://ja.wikipedia.org/wiki/漫☆画太郎
をみると、得意技のひとつなんですね。

 ばばあものは、たしかにいいです。
 この前なんかめちゃくちゃな話で、山の寒村で食えない。ばあさんを捨てよ
うという話になって、楢山節考かと思うような展開なのに、ばあさんを捨てに
行く途中のつり橋で、ばあさんが息子にセックスしてくれと言い出す。\(^O^)/
 その理由として、つり橋を一緒に渡っていると恐怖が同調して愛が芽生える
みたいな心理学の説明を「らしい」とかいって、とってつけたような理屈をこ
ねてる。\(^O^)/
 でもって、結局、つり橋の上でセックスする。
 家では、父ちゃんが、ばあさんを山に捨てに行ったまま、待てど暮らせど帰
ってこないから、奥さんと子供は餓死寸前。
 ほんとに餓死寸前で、父ちゃんがやっと帰ってきた。
 奥さんや子供が「あんたー」とか「父ちゃん」などといって飛びつかんばか
りだったのに、その後ろには、捨てたはずのばあさんがいて、さらにびっくり
赤ん坊までいる。\(^O^)/
 あのセックスでできたってことで、ますます食えないというオチ。\(^O^)/
 いやあ、よかったよかった。\(^O^)/

 じゃ、みなさんも、ご一緒に、「はうあ!!」 \(^O^)/

Lispにやさしい新宿ジュンク堂書店\(^O^)/2007年05月06日 21時00分02秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 新宿紀伊國屋書店のほぼまん前の旧新宿三越というか、そこにできた新宿のジュンク堂書店。非常に挑発的な立地ですが、新宿で本屋に行くときは、まず、ジュンク堂になっちゃいましたね。本の品揃えがいいから。紀伊國屋も高島屋のほうなら品揃えもいいんだけど、ちょっと遠いから。

http://www.junkudo.co.jp/
ジュンク堂書店

http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/22/1041912
バイナリ・プログラミング、バイナリ・ハック
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434046683/showshotcorne-22/
ジュニア,ヘンリー・S. ウォーレン著, 滝沢徹, 赤池英夫, 藤波順久, 鈴木貢,
葛毅, 玉井浩訳「ハッカーのたのしみ―本物のプログラマはいかにして問題を解くか」
を買ったのも、実は、新宿ジュンク堂。AI関係や理論関係、それと「ハッカーの楽しみ」みたいなフツー置いてないようなものもちょくちょくあるんです。

 で、その新宿ジュンク堂書店が、増床してまた広くなったというので、行ってみた。
 そしたら、あなた、Lispをプッシュしてくれてました。\(^O^)/
 プログラミング関係の棚をみると、単独のプログラミング言語で一番棚の占有面積が大きいのは、Java。やっぱりなという感じ。Lispを抜かすと、次が、C/C++くらいかな。その次が、PHPで、それからPerlとRuby、それにC#/.NETくらいかな。
 そんな中、Lispがあなた。Javaの次かC/C++の次くらいに、棚の面積取ってるの。\(^O^)/
 書店でLispの扱いがそんな上位なんて、フツー、あり得んでしょう。^^;
 これも地球温暖化の影響ですね。\(^O^)/

 Lispは本の種類は少ないんです。和書は特に。
 それなのにそれだけの面積をなぜ取れるのか。
 我が情報省のエージェント(実はおれ)は、命を賭して潜入調査。\(^O^)/
 何いうとんじゃ、一目、みたまんまやん。
 ほかは背表紙がみえるびっしり詰めた状態だけど、Lisp本は表紙がちゃんと見えるように陳列してあるの。種類と数量が少ないのをそれでカバーして面積を稼いでいる。\(^O^)/
 表紙をみせて、並べてあったのは、覚えているのは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274066371/showshotcorne-22/
Paul Graham著, 野田開訳「On Lisp―Advanced Techniques for Common Lisp」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320025881/showshotcorne-22/
Guy L.,Jr. Steele著, 井田昌之訳「COMMON LISP」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839920818/showshotcorne-22/
新納浩幸著「入門Common Lisp―関数型4つの特徴とλ(ラムダ)計算」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756139264/showshotcorne-22/
石丸清登著「プログラミング言語Lisp入門からマルチメディアまで」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894714337/showshotcorne-22/
ポール・グレアム著, 久野雅樹, 須賀哲夫訳「ANSI Common Lisp」
 あと、和彦君の
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756134424/showshotcorne-22/
山本和彦著「リスト遊び―Emacsで学ぶLispの世界」
も、表紙がちゃんとみえるように並べてあったと思う。

 いやあ、店員によっぽどLisp好きか、おれのファンがいると思ったね。\(^O^)/
 Lisperは、一度、行って、Lispの棚の前で、ひざまずいて礼拝しなさい。\(^O^)/
 神道式に拍手を打って礼をしてもいいし、イスラム式で礼拝してもいい。\(^O^)/
 とにかく、感謝しなさい。
 Lispの本がこれだけ実際に揃っていて、棚の面積をどーんと取っているリアル書店は、人類が観測可能な全宇宙を探しても日本ではここだけ。\(^O^)/
 ジュンク堂、ますます贔屓にするぞ。\(^O^)/
 情報省は、新宿ジュンク堂をLisp本の聖地に決定。\(^O^)/
 他の書店が負けじとやれば、すぐ聖地を変更しますので、Lispに力を入れた書店さんはご一報ください。\(^O^)/

 前から疑問に思っていたけど、恥ずかしながら、この機会にみなさんに訊こうと思うんだけど、Paul Grahamは、発音は、ポール・グレアムなんですか?
 ポール・グラハムじゃなくて。当人は、自分をどう呼んでるんでしょうかね。どなたか、ご存知?

 そうそうそ。もうすぐ、Schemeのイベントですよ。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/06/1374459
Shiroさんが作ったScheme、Gaucheに関するお知らせ
をどうぞ。
 算法騎士団か、かっこいいなあ。これでネタを思いついていたんだけど、書き忘れてるね。
 さあ、なんとか、5/9は行けるかな。
 はうあ!!
http://karetta.jp/blog/gauche-night
をみると、完売だって。\(^O^)/
 はうあ!!
http://karetta.jp/article/blog/gauche-night/020305
によると、どうしても見たいなら、出演するしかないだって。\(^O^)/
http://karetta.jp/article/blog/gauche-night/019972
をみると、当日券もほとんどないんだね。まあ、しょうがない。仕事しようっと。
 とにかく盛り上がりそうですね。よかったよかった。
 みなさん、楽しんでください。Have a nice day!
 ウィッキーさんか、お前。それに夜だから、dayじゃないだろ。\(^O^)/