補償光学、和周波レーザー、レーザーガイド星生成 ― 2007年04月15日 01時23分15秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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さっき、放送大学で、補償光学の講義をやっていた。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/02/1086061
ペルーの電波望遠鏡を支援しませんか
で書いたときに、観たのとは違うみたい。
いや、もう忘れていて、同じ講義が違う講義に思えるだけかもしれないが
(泣)。ま、でも、それはそれで同じ話を何度でも新鮮に受け取れるので、幸せ
なのかもしれない。\(^O^)/
ちなみに、私、1万円、寄付しました。
大気のゆらぎを計算して、それを打ち消すようなことやって解像力を上げる
のが補償光学。すばる望遠鏡も使っている。
望遠鏡の鏡の面を、大気のゆらぎを打ち消すようにダイナミックに歪めると
いう、ここまでの話でさえすごいのに、この先がもっとすごい。
大気のゆらぎを計測するには、基準になるガイド星が必要。しかし、都合の
いい星が観測したい方向にあることは滅多にない。1%くらいらしい。
では、どうするか。驚きの連続!
観測によると、地球の上空90kmくらいにナトリウム原子密度が高い層がある!
驚愕!
そこになんとレーザーを照射して人工的ガイド星を作る! 驚愕!
うまくやると、ナトリウム層が黄色に発光して星になる! 驚愕!
道路のトンネルについてるナトリウムランプの黄色い色です。あれですあれ。
あの色。
そのレーザーは、ナトリウム原子を励起させるために、波長の589ナノメー
トルのものが必要。
その波長のレーザーは、和周波レーザーといって、2つの波長のレーザーを
組み合わせて作るんだって! 驚愕!
理化学研究所の研究所での実験模様と、屋外で上空に向けて実際にレーザー
を発射する実験をやってるところが放送されました。
そして、このシステムを使うと、解像力が10倍も向上する! 驚愕! \(^O^)/
すごいねえ。これって、思いつく頭のよさだけじゃなくて、実現する頭のよ
さもよさもないとだめですからねえ。
詳しくわかりやすい説明がありました。
http://subarutelescope.org/Pressrelease/2005/07/06/j_index.html
すばる望遠鏡補償光学系のガイド星生成用レーザーの開発
http://www.subarutelescope.org/Introduction/instrument/j_AO.html
大気のゆらぎを克服する波面補償光学装置
をどうぞ。
この補償光学は、天文学で開発されたけれど、他の産業分野への応用も考え
られていて、医学への応用の話がありました。
人間の眼の奥。眼底の細胞の写真はうまく撮れなかったんですって。なぜか
といえば、目の玉である水晶体がちょうど大気のゆらぎに相当して、像がボケ
ちゃう。そこで補償光学を使うという話。よー、思いつくなあ。\(^O^)/
きれいに取れると色から糖尿病だとかわかるんだって。
このあたりのリンクかな。
http://www.nedo.go.jp/informations/koubo/170627_2/besshi3.pdf
NEDOワークショップ 「人体の“窓”、眼底から体内を見る(診る)」
http://www.nedo.go.jp/informations/koubo/170627_2/besshi2_2.pdf
分子イメージング機器研究開発プロジェクト 別紙2 (事業の背景)
http://unit.aist.go.jp/photonics/project/nedo_2006gaiyo71.pdf
生活習慣病超早期診断眼底イメージング機器研究開発プロジェクト
http://unit.aist.go.jp/photonics/bmc/14.pdf
光技術とバイオメディカル
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さっき、放送大学で、補償光学の講義をやっていた。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/02/1086061
ペルーの電波望遠鏡を支援しませんか
で書いたときに、観たのとは違うみたい。
いや、もう忘れていて、同じ講義が違う講義に思えるだけかもしれないが
(泣)。ま、でも、それはそれで同じ話を何度でも新鮮に受け取れるので、幸せ
なのかもしれない。\(^O^)/
ちなみに、私、1万円、寄付しました。
大気のゆらぎを計算して、それを打ち消すようなことやって解像力を上げる
のが補償光学。すばる望遠鏡も使っている。
望遠鏡の鏡の面を、大気のゆらぎを打ち消すようにダイナミックに歪めると
いう、ここまでの話でさえすごいのに、この先がもっとすごい。
大気のゆらぎを計測するには、基準になるガイド星が必要。しかし、都合の
いい星が観測したい方向にあることは滅多にない。1%くらいらしい。
では、どうするか。驚きの連続!
観測によると、地球の上空90kmくらいにナトリウム原子密度が高い層がある!
驚愕!
そこになんとレーザーを照射して人工的ガイド星を作る! 驚愕!
うまくやると、ナトリウム層が黄色に発光して星になる! 驚愕!
道路のトンネルについてるナトリウムランプの黄色い色です。あれですあれ。
あの色。
そのレーザーは、ナトリウム原子を励起させるために、波長の589ナノメー
トルのものが必要。
その波長のレーザーは、和周波レーザーといって、2つの波長のレーザーを
組み合わせて作るんだって! 驚愕!
理化学研究所の研究所での実験模様と、屋外で上空に向けて実際にレーザー
を発射する実験をやってるところが放送されました。
そして、このシステムを使うと、解像力が10倍も向上する! 驚愕! \(^O^)/
すごいねえ。これって、思いつく頭のよさだけじゃなくて、実現する頭のよ
さもよさもないとだめですからねえ。
詳しくわかりやすい説明がありました。
http://subarutelescope.org/Pressrelease/2005/07/06/j_index.html
すばる望遠鏡補償光学系のガイド星生成用レーザーの開発
http://www.subarutelescope.org/Introduction/instrument/j_AO.html
大気のゆらぎを克服する波面補償光学装置
をどうぞ。
この補償光学は、天文学で開発されたけれど、他の産業分野への応用も考え
られていて、医学への応用の話がありました。
人間の眼の奥。眼底の細胞の写真はうまく撮れなかったんですって。なぜか
といえば、目の玉である水晶体がちょうど大気のゆらぎに相当して、像がボケ
ちゃう。そこで補償光学を使うという話。よー、思いつくなあ。\(^O^)/
きれいに取れると色から糖尿病だとかわかるんだって。
このあたりのリンクかな。
http://www.nedo.go.jp/informations/koubo/170627_2/besshi3.pdf
NEDOワークショップ 「人体の“窓”、眼底から体内を見る(診る)」
http://www.nedo.go.jp/informations/koubo/170627_2/besshi2_2.pdf
分子イメージング機器研究開発プロジェクト 別紙2 (事業の背景)
http://unit.aist.go.jp/photonics/project/nedo_2006gaiyo71.pdf
生活習慣病超早期診断眼底イメージング機器研究開発プロジェクト
http://unit.aist.go.jp/photonics/bmc/14.pdf
光技術とバイオメディカル
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_ ホットコーナーの舞台裏 - 2010年10月26日 02時59分53秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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山口大学 時間学研究所の藤澤健太という人から葉書が来た。
山
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山口大学 時間学研究所の藤澤健太という人から葉書が来た。
山
_ ホットコーナー - 2016年01月26日 11時00分32秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonから。
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お買い上げありがとうございます。
これ、何? 最初、さっぱりわかりませんでした。
スピーカーのセッティングに使っている
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お買い上げありがとうございます。
これ、何? 最初、さっぱりわかりませんでした。
スピーカーのセッティングに使っている
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