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地球温暖化。不都合な真実、バイオ燃料、海洋酸性化、植物からメタン2007年04月01日 09時22分14秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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--- ここから ---
標題: よーわからん、地球温暖化
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こんなページを見つけました。

国立環境研究所地球環境研究センター ココが知りたい温暖化
http://www-cger.nies.go.jp/qa/qa_index-j.html

古林 敬一
--- ここまで ---

 地球温暖化について、「不都合な真実」が、映画もヒットし、本も
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/427000181X/showshotcorne-22/ref=nosim
アル・ゴア著, 枝廣淳訳「不都合な真実」
が売れたようですが、ほんとに不都合な真実とは、何をやっても、もはや地球
規模の気候変動には人類は無力で人類生存の可能性がほとんどないなんてこと
が、バレることでしょうね。\(^O^)/
 そのときは、なんとか政治的に握りつぶすでしょう。\(^O^)/
 我が情報省が大活躍か。\(^O^)/

 政治的といえば、環境問題は政治的なゲームになってますよね。そもそも地
球温暖化という言い方も、政治的な中立性がないという議論があるですってね。
だから、PC(ポリティカルコレクト)的には、地球の気候変動という言い方をし
たりするようです。
 ほんと、よーわからんわ。

 いまのところ、すぐ60億人の人口が絶滅という話にはなってないけど、二
酸化炭素など温室効果ガスを必死で減らしても、地球自身が、「おれ、医者か
ら低体温症といわれたから、もうちょっと体温上げるわ」なんて思ったら、ア
ウトね。\(^O^)/
 その意味で、いまだにマスコミ報道が間違っていると思うのは、たとえば、
この前、TBSのニュース23で「地球の危機」というタイトルで番組をやってる
という勘違い。
 「地球の危機」ではない。地球がほんとに危機になるのは、地球そのものが
壊れるくらいのどでかい彗星が衝突コースでやってきたとか、太陽が死を迎え
て巨大化して地球も飲み込まれちゃうとか、そういうレベルでしょ。
 何度もいうけど、地球や自然にとって、人類なんか絶滅しようがどうでもい
いんだよ。扱いは、恐竜と一緒。
 だから、ああいう番組を作るとき、タイトルは「地球の危機」ではなく、
「人類の危機」といわないと。「地球の危機」なんていってるから、なんとな
く他人事に思えて、危機感が共有できないんだよね。

 Wikipedia日本語版、地球温暖化の項は、何度も文句がついて書き直したり、
構成を変えたりしてますね。
 日経サイエンス2006年6月号
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0606/ocean.html
S. C. ドニー「海洋酸性化の脅威」
を読んでいたので、おれもこの前、海洋酸性化の記述が、嘘だろうと思って、
コメントをつけました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ノート:地球温暖化
の、「二酸化炭素の項目は、嘘ではないか。」です。
 S. C. ドニー「海洋酸性化の脅威」によると、実際、海が死に始めているの
ね。
 これ、
http://www.jma.go.jp/jma/press/0702/02b/ipcc_wg1.html
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第4次評価報告書 第1作業部会報告書
(自然科学的根拠)の公表について
にある
http://www.jma.go.jp/jma/press/0702/02b/ipcc_wg1.pdf
第1作業部会報告書(自然科学的根拠)の公表について[PDF形式:543KB]
の中でも、
大気中の二酸化炭素濃度上昇により、海洋の酸性化が進むと予測(新見解)
として、新しい知見として出てきてます。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/05/07/356600
脳年齢、はやぶさ、海洋酸性化、プリオン説?
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/08/10/479109
フードファディズム
でも、言及しています。
 ドニー氏の論文を読んで、おれ、漠然とですが、極地の海、特に南氷洋はも
う元に戻らない、海は死んだなと思いました。そうなると、海洋生物に大きな
影響が出るから、以来、絶滅する前に食いたいと思って海洋生物ばっかり
食ってる。
 何食ってるんだ。
 絶滅しそうなプランクトンを毎日3トンくらいかな。\(^O^)/
 お前は、クジラか。\(^O^)/

 環境にやさしいといってガソリンに代わると期待されているバイオエタノー
ル。これもいろいろ複雑な話があるんですね。
 日経サイエンス2007年4月号
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0704/ethanol.html
M. L. ウォルド「エタノール燃料の活路」
によると、アメリカの場合、トータルでみると、トウモコロシ(のでんぷん)か
らエタノールを作っても、温暖化ガスは減らない。途中で化石燃料をいっぱい
使って作るから。
 投入したエネルギーからどれだけのエネルギーがとりだせているかというエ
ネルギー収支もよくない。わずか10%多いだけ。これがブラジルのサトウキ
ビエタノールだと370%もある。
 えっ、じゃ、ブッシュ大統領が一般教書演説でエタノールにどんどんシフト
するといったけど、そんなの意味ないじゃん。やっぱ、嘘つきブッシュだなあ
と思ったが、これ、おれが浅はか。
 地球環境産業技術研究機構(RITE)の微生物研究グループの湯川英明さんが解
説を書いてますが、トウロモロシでも、でんぷんではなくセルロースから作る
セルロースエタノールだといいそうです。そしてブッシュがいったのは、こっ
ちへのシフトだそうです。セルロースエタノールだとガソリンに比べて、CO2
の排出で9割削減できるそうです。
 RITEではホンダの本田技術研究所と共同研究して、セルロースからのエタノ
ール生産効率が極めて高い技術を開発したそうです。RITE菌という菌を使うん
だって。
 セルロースエタノールの実用化にメドがついたので、次はブタノールだそう
です。

http://www.rite.or.jp/
財団法人 地球環境産業技術研究機構 (RITE)
http://www.rite.or.jp/Japanese/labo/biseibutsu/01/01_top.html
財団法人 地球環境産業技術研究機構 (RITE) 微生物研究グループ

 あと、びっくりしたのが、植物からメタンが出てるという話。\(^O^)/
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0705/200705_084.html
F. ケプラー/T. レックマン「植物から出る温暖化ガス メタン」
によると、CO2より温室効果がすごいメタンが、実は植物から出てる。メタン
は嫌気性微生物が作るもので植物が作るなんて常識に反する発見だったようで
すが、これ、みんな、植物はメタンを作らないという思い込みに縛られていた
せいだそうです。示唆的ですね。
 植物がメタンを出していると、いままで謎だった観測結果がいろいろ説明で
きるようになったんだって。
 植物はCO2を吸収し、地球温暖化防止に役立つから緑を増やそうなんていっ
て、やれ再生紙を使ってますとか、植林をしてますなどと企業がイメージアッ
プに使ってるけど、そんなの全部、嘘なのか。緑を増やすと、かえって地球温
暖化を加速するのかと、びっくりしたわけです。
 しかし、研究によると、CO2を吸収するメリットのほうがはるかに大きいそ
うです。
 いやあ、常識がひっくり返ってたら、大変だったでしょうね。まさに不都合
な真実。^^;

 科学が明らかにすることは、時に残酷ですね。その根本は、自然が人間のこ
となどおかまいなしの残酷さをもっているからですけどね。