がんばっている地域書店。札幌のくすみ書房 ― 2007年02月10日 06時58分43秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
いま、起きてテレビをつけたら、テレビ朝日の「いきいき!夢キラリ」とい
う番組で「これを読め!書店主のおせっかい」」といって札幌のくすみ書房と
いう書店を紹介していた。
・なぜだ!?売れない文庫フェア
・大人の絵本フェア
など、非常にユニークな企画をやっている地域の書店だ。
中学生に本を読んでもらいたいと思って、やっている中学生向けの企画や、
いじめに悩む中学生向けに「君たちを守りたい」という企画もやっていること
が、放送されました。
あ、いま、社長の久住さん、中学校でお話されてますね。
「本を読むことに慣れておくと、そのあと、ほんとに得します」というのは、
ほんと。
おれは小学校のとき、全然本を読まず、小学校1年か2年のときに、小公女・
小公子かな。それも大きな字のページ数のさしてない本を読んだだけ。
それが、小学校4年かな、5年かな。ロビンソン・クルーソーにはまって、あ
れが初めて当時のおれとしては到底読めると思えなかった厚さがある本を一人
で丸ごと1冊読んだ経験。あれでなんか自信がついた。おれでも、本、読める
んだ。\(^O^)/
以後、冒険物やSFなど興味のまま読めそうな本を読み始め、数をこなしたか
らよかったんだろうね。だんだん慣れて本を読むのが苦痛じゃなくて楽しくな
ったし、本を読むスピードも上がった。そうすると、難しい本も読めるように
なりましたね。
「大人の絵本」という人気企画は、柳田邦男「砂漠でみつけた一冊の絵本」
に出会って生まれた企画。柳田さんは、息子を亡くして落ち込んだときに出会
った一冊の絵本で救われたそうです。
社長の久住さんも、4年前といったかな。長男を16歳で亡くしてらっしゃる。
そういうつながりで、生まれた企画なんじゃないかな。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000230115/showshotcorne-22/ref=nosim
柳田邦男著「砂漠でみつけた一冊の絵本」
「なぜだ!?売れない文庫フェア」は、息子さんを亡くしたころ、書店の経営
もどん底。
廃業しようと思ったが、すると息子を亡くしたからやめたことになり、息子
に責任を押し、息子の顔に泥を塗ることになる。それは絶対にできない。そう
思ってからは、死に物狂いで走り続け、必死で考えているうちに思いついた逆
転の発想の企画。
地域の書店は、大型書店に押されて苦しい。売れ筋本、ベストセラー本は大
手書店が押さえて地域書店には回って来ない。そこで売れない本、でも、いい
本を探して集めたら、これが売れる、売れる。前年比3倍売れたそうです。結
局、大手書店もベストセラー偏重になって、昔のいい本がないから、この企画
があったんでしょうね。
ノーベル文学賞作家の川端康成や大江健三郎の本でさえ、売れない本になる
ので、売れ筋・死に筋を厳しく高速に選別するコンビニ的経営だと、書店から
はどんどん消えていき、版元品切れ(実質的な絶版状態)になるわけですね。
Web2.0マーケティングの売り文句、アマゾンのロングテールは、嘘・誇張が
かなりあることがバレてますが、売れない文庫フェアは、リアル書店のロング
テールですね。
ウェブサイトは、
http://www.kusumishobou.jp/
くすみ書房
です。
趣味のよさがわかるウェブサイトですね。
あ、放送途中から、トップページのカウンタの数が激増していますね。
おれがみたとき、10000そこそこか、いってなかったと思うけど、いま、14226
ですね。
ま、おれがこれを書いたおかげで、あっという間に100万になるね。\(^O^)/
アホか。
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いま、起きてテレビをつけたら、テレビ朝日の「いきいき!夢キラリ」とい
う番組で「これを読め!書店主のおせっかい」」といって札幌のくすみ書房と
いう書店を紹介していた。
・なぜだ!?売れない文庫フェア
・大人の絵本フェア
など、非常にユニークな企画をやっている地域の書店だ。
中学生に本を読んでもらいたいと思って、やっている中学生向けの企画や、
いじめに悩む中学生向けに「君たちを守りたい」という企画もやっていること
が、放送されました。
あ、いま、社長の久住さん、中学校でお話されてますね。
「本を読むことに慣れておくと、そのあと、ほんとに得します」というのは、
ほんと。
おれは小学校のとき、全然本を読まず、小学校1年か2年のときに、小公女・
小公子かな。それも大きな字のページ数のさしてない本を読んだだけ。
それが、小学校4年かな、5年かな。ロビンソン・クルーソーにはまって、あ
れが初めて当時のおれとしては到底読めると思えなかった厚さがある本を一人
で丸ごと1冊読んだ経験。あれでなんか自信がついた。おれでも、本、読める
んだ。\(^O^)/
以後、冒険物やSFなど興味のまま読めそうな本を読み始め、数をこなしたか
らよかったんだろうね。だんだん慣れて本を読むのが苦痛じゃなくて楽しくな
ったし、本を読むスピードも上がった。そうすると、難しい本も読めるように
なりましたね。
「大人の絵本」という人気企画は、柳田邦男「砂漠でみつけた一冊の絵本」
に出会って生まれた企画。柳田さんは、息子を亡くして落ち込んだときに出会
った一冊の絵本で救われたそうです。
社長の久住さんも、4年前といったかな。長男を16歳で亡くしてらっしゃる。
そういうつながりで、生まれた企画なんじゃないかな。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000230115/showshotcorne-22/ref=nosim
柳田邦男著「砂漠でみつけた一冊の絵本」
「なぜだ!?売れない文庫フェア」は、息子さんを亡くしたころ、書店の経営
もどん底。
廃業しようと思ったが、すると息子を亡くしたからやめたことになり、息子
に責任を押し、息子の顔に泥を塗ることになる。それは絶対にできない。そう
思ってからは、死に物狂いで走り続け、必死で考えているうちに思いついた逆
転の発想の企画。
地域の書店は、大型書店に押されて苦しい。売れ筋本、ベストセラー本は大
手書店が押さえて地域書店には回って来ない。そこで売れない本、でも、いい
本を探して集めたら、これが売れる、売れる。前年比3倍売れたそうです。結
局、大手書店もベストセラー偏重になって、昔のいい本がないから、この企画
があったんでしょうね。
ノーベル文学賞作家の川端康成や大江健三郎の本でさえ、売れない本になる
ので、売れ筋・死に筋を厳しく高速に選別するコンビニ的経営だと、書店から
はどんどん消えていき、版元品切れ(実質的な絶版状態)になるわけですね。
Web2.0マーケティングの売り文句、アマゾンのロングテールは、嘘・誇張が
かなりあることがバレてますが、売れない文庫フェアは、リアル書店のロング
テールですね。
ウェブサイトは、
http://www.kusumishobou.jp/
くすみ書房
です。
趣味のよさがわかるウェブサイトですね。
あ、放送途中から、トップページのカウンタの数が激増していますね。
おれがみたとき、10000そこそこか、いってなかったと思うけど、いま、14226
ですね。
ま、おれがこれを書いたおかげで、あっという間に100万になるね。\(^O^)/
アホか。
朝日新聞の盗用問題 ― 2007年02月10日 23時32分53秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
法政の集中講義のころ、朝日新聞の盗用問題があったけど、書く暇がなかっ
たので、ここでちょろっと。
あれさ、紙の新聞だから問題になったのであって、電子媒体、はっきりいう
とウェブのリンクだったらOKだったかもね。
だって、
http://news.google.co.jp/
Googleニュース
なんて、ぱっと見たら、どこからどう見ても、盗用だけで画面ができてるもん
ね。\(^O^)/
それでも、リンクをクリックすると各新聞社やテレビ局などの元記事に飛ん
でいけて、そのサイトのページビューが増えるというので、許されているんで
すよね。
以前、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/06/17/409892
いま読むべきGoogle(グーグル)本
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/09/24/536516
LLRingのフォロー
で、ちょろっと紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166605011/showshotcorne-22/ref=nosim
佐々木俊尚著「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」(文春新書)
によれば、最初は、読売新聞なんかは非常に抵抗したらしいんだけど、アメリ
カの新聞記者なんか、信じられないという反応だったらしいですね。
だって、Googleニュースに載らないと、もうウェブ版の新聞は読んでもらえ
なくなるからです。Googleの検索に引っかからないと、それも最初のページに
出てこないと、この世に存在しないかのような扱いになっちゃうのと同じ。
それで、読売新聞も抵抗むなしくGoogleの軍門に下ったようですね。
ということで、朝日新聞は、盗用したのが悪かったと謝るのは、現代の常識
ではもう間違い。\(^O^)/
リンクで盗用元の読売新聞の記事に飛んでいって、読売新聞に利益をもたら
す構造、ビジネスモデルにしてなかったのが間違いでしたと謝るべき。\(^O^)/
それにしても、佐々木さんの「グーグル」。もっとちゃんとした感想を書こ
うと思って、早8ヵ月くらい経ってるのか。いつになったら書くんだろう。^^;
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法政の集中講義のころ、朝日新聞の盗用問題があったけど、書く暇がなかっ
たので、ここでちょろっと。
あれさ、紙の新聞だから問題になったのであって、電子媒体、はっきりいう
とウェブのリンクだったらOKだったかもね。
だって、
http://news.google.co.jp/
Googleニュース
なんて、ぱっと見たら、どこからどう見ても、盗用だけで画面ができてるもん
ね。\(^O^)/
それでも、リンクをクリックすると各新聞社やテレビ局などの元記事に飛ん
でいけて、そのサイトのページビューが増えるというので、許されているんで
すよね。
以前、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/06/17/409892
いま読むべきGoogle(グーグル)本
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/09/24/536516
LLRingのフォロー
で、ちょろっと紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166605011/showshotcorne-22/ref=nosim
佐々木俊尚著「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」(文春新書)
によれば、最初は、読売新聞なんかは非常に抵抗したらしいんだけど、アメリ
カの新聞記者なんか、信じられないという反応だったらしいですね。
だって、Googleニュースに載らないと、もうウェブ版の新聞は読んでもらえ
なくなるからです。Googleの検索に引っかからないと、それも最初のページに
出てこないと、この世に存在しないかのような扱いになっちゃうのと同じ。
それで、読売新聞も抵抗むなしくGoogleの軍門に下ったようですね。
ということで、朝日新聞は、盗用したのが悪かったと謝るのは、現代の常識
ではもう間違い。\(^O^)/
リンクで盗用元の読売新聞の記事に飛んでいって、読売新聞に利益をもたら
す構造、ビジネスモデルにしてなかったのが間違いでしたと謝るべき。\(^O^)/
それにしても、佐々木さんの「グーグル」。もっとちゃんとした感想を書こ
うと思って、早8ヵ月くらい経ってるのか。いつになったら書くんだろう。^^;
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