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Vistaネタ2007年02月04日 10時08分17秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 やっと昨日、法政大学の集中講義が終わりました。3日間1日6時間くらい
しゃべり続けていると喉がだいぶ痛いね。まだ、採点が残っているけど。^^;
 今日は、どちらも府中市に本拠をおく東芝ブレイブルーパス対サントリーサ
ンゴリアスのラグビトップリーグプレーオフ決勝があるので、大して書けませ
んので、ちょろっと、Vistaネタのリストを列挙でご勘弁。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070130/259979/
Windows Vista開発史――目次――

 技術力をはじめいろいろ裏づけもないのに、ゲイツなどMS幹部がかつて大風
呂敷を広げた過ぎたために、Vistaが、いかにぼろぼろになっていったかがよ
くわかります。
 Vistaを知るには必読かな。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0131/mobile364.htm
Windows Vistaに期待する2つのこと

 内容は、Vistaに期待してないという内容なんだけど、タイトルは期待する
ことにしてある。^^; 本田君か編集部か、スポンサー筋に気をつかってるね。^^;

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070201/rt026.htm
「Vistaで次世代光ディスク」はどうなった?
-今春の新モデルから見る「Vista」の価値

 一言いえば、Vistaに価値なしXPで十分という話。

http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20070130/120719/?from=mail
Vistaでパソコンが値上がりした!

 ほとんどよくなってもないのに、特にAeroのせいで、Vistaが過大なハード
ウェアを要求する。それでパソコンは値上がり状況だそうです。詐欺に便乗し
た値上げか。:-)

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070202_vista_upgrade_install_02
Windows XP ProにVista Ultimateを上書きインストール(後編)

 大笑いしたのが、めでたくアップグレードできたと思ったら、
「ただし、この直後にWindows Updateをしたのですが、その最中に「メモリ不
足なので何かソフトを終了してください」というメッセージが出ました。どう
やらメモリ1GBではちょっと厳しいらしい。クラシックにすると何も問題なく
高速に動作したので、Aeroはやはり切る方向で検討した方がよさそうな感じで
す」
という部分。Aeroはガンですね。^^;
 Vistaは、実態を聞けば聞くほど、内臓脂肪・皮下脂肪でぶよぶよの上、
Aeroが厚化粧というとんでもないメタボリックシンロドーム状態に思えてきま
すね。
 こういうのを売りまくるわけだから、広告・宣伝・マーケティングってすば
らしい詐欺技術ですよね。番組中止になったフジテレビ系列「あるある」と同
等レベル?

http://news.goo.ne.jp/article/infostand/business/it/1461920.html
ウィンドウズ:業界団体がビスタ非難 「ネット支配戦略の第一歩」

 これ、書いたかもしれないけど、チェックするのも面倒なので。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/01/news030.html
試されるVistaのセキュリティ

 「Vistaの脆弱性発見の「一番乗り」を目指し、攻撃者やセキュリティ研究
者が動き出している」そうです。
 こういう一番乗りもあるのね。\(^O^)/
 すでに、Vistaはサービスパックが用意されているそうだから、一番乗りは、
マイクロソフト自身でしょう。\(^O^)/

「あるある」でバレた政府とテレビの癒着2007年02月04日 10時09分41秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 「あるある」はテレビ界がいかにデタラメか、政府や官僚との利権構造、そ
れらの癒着など、いろいろ暴露してくれていい番組ですね。\(^O^)/
http://news.goo.ne.jp/article/nbonline/business/nbonline-117851-01.html
ネット狂騒時代、テレビ局の憂鬱 【第10回】「あるある大事典」捏造で浮き
上がるテレビと政府の“特別な関係”
をどうぞ。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/15/1030157
吉野次郎著「テレビはなぜインターネットが嫌いなのか」
もどうぞ。

 あちこちの週刊誌にもいかにデタラメな作りだったかが出ますが、
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/CO2007020301000397.html
あるある、字幕はでたらめ 元制作スタッフが初証言
もありますね。
 関連ニュースには、ほかにも捏造がいくつもあったことが載ってますね。
 これ、捏造した孫請けの制作会社が悪いと短絡した結論を出すと、大問題。
 そこまで下請けを追い込んでいるデタラメなテレビ業界の構造。とくに政府・
官僚と癒着したテレビ局の連中の横暴ぶり、そしてそんな連中が天下っている
一次の下請け会社などの構造を国民は広く知っておく必要がありますよ。
 そんなテレビ屋に大金払っているスポンサーの商品は買わないようにしたり、
抗議のメールを送ったりして少しずつでも思い知らせてやらないと、連中、反
省なしです。
 細木数子や江原啓之の番組を観て喜んでいるような人は、そもそもそんなこ
と考えないだろうけど、もちろん表立ってはバカにはしませんが、実は、そう
いう人は徹底的にバカにされ、カモられてるだけだもんね。
 隠してきたこの事実が、はっきり世間にバレたのが、「あるある」の捏造な
わけ。たまたまあの番組ではバレたけど、あれ以外の多くの番組も似たり寄っ
たり。
 そういう目でテレビは観てないと、ああいう奴らにカモられるだけ。

東芝ブレイブルーパス、トップリーグ3連覇\(^O^)/2007年02月05日 00時47分10秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のkick/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 注目のトップリーグプレーオフ優勝決定戦、東芝ブレイブルーパス対サント
リーサンゴリアスは、東芝がロスタイムの最後のワンプレイで劇的なトライ。
ゴールも決めて、
東芝ブレイブルーパス 14-13 サントリーサンゴリアス
で、東芝が勝ち、トップリーグ3連覇を達成しました。\(^O^)/
 それにしても、すさまじい試合でした。
 ロスタイムの攻防は、テレビの前に釘付け。観ているだけで涙が出そうでし
た。それくらい、素晴らしい試合でした。大感動です。
 会場の秩父宮ラグビー場は、2万人の入場だったそうで、満員。こういう素
晴らしい、面白い試合を多くの人に観てもらえて選手も幸せですし、観られて
観客も幸せです。
 都合でぼくは会場に行けないので、ケーブルテレビのJSportsで観ましたが、
地上波のテレビでの中継は、このあと、深夜24:40-26:30にテレビ朝日がやる
だけですけど、もったいない。もし録画できる人、観られる人は、観てくださ
い。

 天気は快晴でしたが、風が強く、これがゲームに影響しました。
 東芝はキックが伸びてサントリー陣に入るものの、サントリーが長身選手を
リフティングして東芝のスローイングを阻む作戦がばっちり決まって、東芝は
マイボールラインアウトをことごとく失敗。
 東芝の薫田(くんだ)監督はラインアウトのスロワーである松尾を前半途中で
猪口に変えましたけど、後半の最初のほうまではやはりラインアウトが安定せ
ず。でも、その後は、対応できて安定してきましたね。結果的には好采配でし
た。
 東芝は有利な風上の前半で1トライ+1ゴール差以上リードしたいのに、ラ
インアウト失敗の連続の焦りがあったのか、相手ゴール前でのロングパスをサ
ントリーの栗原がものの見事にインターセプトして独走。逆にサントリーが先
制トライ。
 対して東芝は、サントリーのキックからのカウンターをFB立川が見事なカウ
ンターアタック。それを廣瀬、冨岡、廣瀬、冨岡とたった二人の連係プレーで
つないで、一気にサントリーゴール前に迫り、さっきインターセプトされたマ
クラウドが、インターセプトを警戒して少し下がった位置でボールを受けて、
パスダミーからきれいに裏に抜けてトライ。同点に追いついて、前半終了。
 後半、サントリーは風上なので、同点ならサントリーリードとみなしていい
前半終了でした。しかし、結果からみれば、リードはできなくても同点に追い
ついていたのは大きかったですね。

 後半に入って風上になったサントリーの怒涛の攻撃がみられるかと思ったけ
れど、思ったようにボールが動かせない。東芝のディフェンスのプレッシャー
はすごかったですね。
 バックスの平が抜け出してトライかと思ったチャンスがあったんですが、侍
バツベイと冨岡だったかな、かろうじてタッチに押し出しました。
 このとき、侍バツベイのタックルが相手の首に入ったハイタックルだったの
で、侍バツベイは一発でシンビン(10分間の一時退場)。
 東芝最大のピンチ。サントリー最大のチャンス。もう後半20分過ぎだし、
試合の流れからみて、ここでサントリーがトライを取ればかなり勝利に近づく
局面になりました。
 サントリーは攻め続けましたが、東芝の執拗な守備にどうしてもトライが取
れない。特にゴール前で何度もスクラムトライを狙いましたが、相手より一人
少ない7人で組む東芝のスクラムに勝てませんでした。
 サントリーは、結局、リーグ最多得点を上げた攻撃力が不発。東芝のディフ
ェンスには通用しませんでした。トライは、栗原の狙いすましたインターセプ
トからの1トライのみ。以後は、後半有利な風上になっても、トライの臭いが
あまりありませんでした。
 サントリーの清宮監督相手ゴール前5メートルからスクラムでトライをとっ
てこそ、勝利といっていましたが、何度もそのチャンスがありながら、東芝に
しのがれました。
 特に侍バツベイがシンビンでいなくなり、FWが7人になったゴール前5メー
トルのスクラムでも東芝を押せず、結局、PGを選んで3点しか取れなかったの
が、最後の大逆転を許す遠因になりました。
 東芝に運もありましたね。後半には風も少し弱まったし、終了間際、サント
リーが自陣ゴール前でターンオーバーしてボールを奪い、タッチに蹴りだした
けれど、その時点が43分45秒。まだロスタイムがありました(ロスタイム
は4分)。
 最後のアタックはラインアウトから。東芝は前半あれだけサントリーにやら
れたマイボールのラインアウトをきっちり修正できていました。
 得意のドライビングモールでサントリーを圧倒。サントリーも必死に粘りま
したが、最後は、シンビンで退場していた、負けたら責任を感じていただろう
ルワタンギ・侍・バツベイが、ゴールほぼ正面にトライ。これで1点差。
 トライした位置は非常に大きな意味があって、隅だとトライ後に狙うゴール
キック2点が入らなかったら1点差負けです。
 ゴールほぼ正面だったので普通キッカーは100%はずしませんが、普段
なら簡単な位置でも、こういう場面だから、逆転ゴールを狙った吉田大樹はプ
レッシャーかかったと思います。しかし、吉田は落ち着いてきれいに決めて、
逆転。
 その瞬間、ノーサイドのポイッスル。
 東芝ブレイブルーパスが3連覇を達成した瞬間でした。

 サントリーの選手は、後半の東芝の激しい当たりに耐えられなくなったのか、
ケガ人が増えて、どんどん選手が変わりました。あれがボディブローのように効
いたんでしょうね。それで前半と後半の最初までうまくいっていた相手ライン
アウトを崩すことができなくなったのかもしれませんね。接点でのボールの奪
い合いも東芝が勝つようになっていたし。
 何より、東芝の選手の絶対にあきらめない驚異的な精神力の強さがあっての
ことですが、それでも体がいうことをきかないと精神力だけではやはりだめで
すもんね。結局、最後に逆転されたわけですから、フィジカルでも負けてたん
でしょうね。
 振り返ると、東芝は準決勝でトヨタと当たって、激しいコンタクトの試合に
なって、苦しみ、もがきながらそれに勝ったのが最後に生きた形でした。

 試合後の勝利インタビューで、冨岡キャプテンは、「こんなにいっぱいのお
客さんの前で試合をしたのは初めてです。ありがとうございます」といって、
笑いと拍手を誘っていました。そして、「これは東芝だけの力じゃなくて、プ
レーオフに出たトップリーグ上位4チームで素晴らしい試合ができたから。こ
れからもどんどんトップリーグと日本選手権を盛り上げていくので、みなさん、
応援よろしくお願いします」などと言いました。
 最後の場面を訊かれて、「この5年間東芝が強くなった原点、ドライビング
モールで攻める。トライが取れなくてもいい。それを伝えたら、みんな、あり
がとうと言ってくれた。すごいトライだった」などと述べて、これについて、
JSportsの解説では、「冨岡キャプテンのこの一言で、また、会場に足を運ぼう
と思うファンが増えますね」といっていました。

 JSportsの解説でも「東芝薫田監督対サントリー清宮監督という面と、東芝
の冨岡キャプテンのキャプテンシー対サントリーの戦いでもあった。冨岡は、
おれがキャプテンの間は決してサントリーに負けないと思っているんでしょう」
といってましたが、ほんと、そうだと思いましたね。
 向井監督の時に日本選手権を3連覇した東芝府中は、マコーミックキャプテ
ンが監督になってからは少し低迷して、そして薫田監督、冨岡キャプテンのコ
ンビになって一気にリーグや日本選手権を何度も制覇するチームになりました
からね。

 冨岡キャプテンは、今年、神戸製鋼戦の前日だったかな。お父さんを亡くし
て、故郷の佐賀にとんぼ返りしたりしてましたが、以後、試合では黒のバンド
を左腕にはめて、喪章のようにしています。
 試合後、東芝の選手は勝利を記念するTシャツを上に着ましたが、冨岡キャ
プテンだけは着ませんでした。これも亡きお父さんのことを考えて喪に服して
いるからだと思います。
 試合後の様子で面白かったのが、東芝のオト選手が、カメラにちょっとカタ
コトっぽい日本語で「勝っちゃったよー」といってたこと。
 破顔一笑で、ファンとともに写真を撮ったり、子供を抱いたりして喜ぶ東芝
の選手とは対照的に、サントリーの選手は放心状態でした。

 NHKのスポーツニュースで、サントリー清宮監督=早稲田のエリートを連れ
て来て勝つ、東芝薫田監督=雑草を育てて勝つという図式で放送していました
が、試合後の会見を読むと、
「これまで自分たちのことを『雑草である』と言ってきましたが、昨日のミー
ティングでは選手たちに『雑草と思ったことはない、一緒にやってきた5年間
の自信を出して戦ってくれ』と言いました。結果がこうなったことを非常にう
れしく思います」
と言ってますね。
 この前も書きましたが、この構図は大学ラグビーでもあるんですよね。人気
があって高校の有名選手を取れる早稲田と違って、関東学院は無名の選手を春
口監督が育てて、大学選手権を何度もとってもほとんど扱わない。反対にちょ
っと早稲田、明治、慶応が強くなると大騒ぎで持ち上げますからね。
 冨岡キャプテンのインタビューでも、「うちの薫田監督が日本一の監督であ
ることを今日証明できた」とも言っていて、早稲田びいきの新聞やテレビが清
宮監督を持ち上げていることに対して、意地をみせてましたね。

 サントリーは今日はラインアウトで秘策を披露して前半をサントリーペース
で進めることができましたが、後半には対応されてしまったので、日本選手権
では同じ手は通用しないでしょうね。
 東芝がワイドにパスをするときにインターセプトを狙う前に出るディフェン
スも対応されてしまいました。この対応力と底力が東芝の強さなんでしょう。
 サントリーは、また日本選手権で当たることがあれば、何か別の手を考えな
いといけませんね。

 日本選手権でも勝手にまた府中ダービーだと思っているけど、東芝はリーグ
戦で唯一負けを喫しているヤマハ。サントリーはプレーオフ準決勝で激しい当
たりで東芝を苦しめたトヨタですから、気を抜けません。

 いやあ、それにしてもいいものを観させていただきました。
 この両チームが東京都府中市に本拠を置いているということは、本当に府中
市民として誇りに思います。
 いままで、東芝やサントリーのラグビー部に対して市民栄誉賞とかなんか表
彰してないのかな。もししてないなら、特に東芝は今回トップリーグ3連覇と
いう過去にない快挙なんだから、なんか、表彰してもいいと思うけどね。

 選手、関係者のみなさん、お疲れ様でした。
 特に選手のみなさん、体をケアしてください。
 ケガ人も多く出ていたし、特に東芝の中居選手は、膝が完全に逆に曲がって
退場したので、相当にひどいケガではないかと思うので心配です。

 以下、参考。特に試合後の記者会見の模様は面白いです。
http://inews.sports.msn.co.jp/rugby/topleague/news/2007/20070204-1540.html
マイクロソフトカップ ファイナル 会見レポート(東芝 14-13 サントリー)
http://www.sanspo.com/sokuho/0204sokuho028.html
東芝、土壇場の大逆転で3連覇!トップリーグプレーオフ決勝
http://www.sanspo.com/sokuho/0204sokuho056.html
7人スクラム、耐えた東芝 気迫で再び宿敵退ける
http://www.sanspo.com/sokuho/0204sokuho057.html
力は証明したサントリー、シナリオが最後に崩れる
http://www.asahi.com/sports/update/0204/151.html
東芝、サントリー破り3連覇 ラグビー・トップリーグ
http://www.top-league.jp/
トップリーグ公式サイト
http://www.rugby-japan.jp/
日本ラグビー協会

訂正と補足(2007/02/06):
kick/salonでNara Localさんから指摘を受けました。それにコメント。

標題: Re: 長かったロスタイム
---
>> 東芝がロスタイムの最後のワンプレイで劇的なトライ。
>
> サントリーが東芝の反撃をしのいで、ボウルをライン外に蹴り出したのが
> 中継の表示で43分48秒。
>
> 4分のロスタイムまであと僅かに12秒。
>
> サッカーであればプレーの途中でも時間が経過すればタイムアップですが
> ラグビーの場合はプレーが切れない限りはノーサイドにならないですから
> ね。
>
> 結局、この10数秒で命拾いした東芝がこのラスト・ワンプレーに2分以
> 上かけてトライを奪って逆転。

 ありがとうございます。JSportsの試合後の解説で、蹴りだしたときに39分
30秒だといってたみたいに記憶していたので、ビデオを確認せずに書いていま
した。主審の時計はそれくらいだったんでしょうね。すみません。訂正します。
 いま、確認したら、ボールがタッチを切ったのが、43分42秒か43秒ですね。
 アナウンサーは時間を確認して「43分50秒。まだあります」と叫びました。
 その後は、ラインアウトからプレーがあって、サントリーのペナルティで一
度試合が止まります。主審がラストワンプレーと両チームの選手に伝えて、プ
レーが始まったのが、46分22秒でした。

Vistaはそれだけの価値があるのか2007年02月08日 09時16分46秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 Windows Vistaが紆余曲折を経て、当初の計画からすれば、いかにクズなOS
になってしまったかというVistaの開発史の最終回です。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070206/260875/?ST=win
Windows Vista開発史(最終回)
をどうぞ。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0207/gyokai195.htm
■大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」■
Vista発売から1週間、上向いた市況に喜べない実状とは

 Vista効果で少しはパソコンが売れてるようですが、どこまで続くか。この
ままで前年割れですね。

http://blog.nikkeibp.co.jp/pconline/cho/2007/02/cho13.html
【趙章恩の「Korea on the Web」】
◆Vista登場でも苦戦の韓国パソコン市場で、売れ始めた意外なもの

 韓国では、Vistaにアップグレードしたらトラブルがいろいろ出ているそう
です。苦戦していますね。で、あるものが売れ始めたという話。これはさもあ
りなんですね。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0206/nishikawa.htm
■西川和久の不定期コラム■
Windows Vista強化月間 その1『メインマシンのVista化プラン』

 西川さん、辛口で書いたなんていってるけど、当人はきっとそうは思ってな
いよね。一応、そういっておいて、あつれきを避けてるだけで。
 あの程度は、辛口でもなんでもない。ごくフツーのレビュー。日本のメディ
アのスポンサーへの気の使い方が異常なだけ。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0207/ubiq171.htm
■笠原一輝のユビキタス情報局■
Windows Vistaインストールレポート(前編) ~インストールする前に知って
おくべきこと

 MSがいうメモリのミニマムは512MBなんてのは、嘘もいいとこ。「メモリは
最低2GB、できれば3GBほしい」のほうが、まだまっとうな感覚。
 でも、3GBは勘弁してほしいね。
 XPなら1GBでも十分フツーに動くのに、2GB, 3GBにしてVistaで何がそんなに
うれしいの? 革新的な機能は捨てまくって、Aeroで厚化粧しただけでしょ?
 グラフィックスのGPUなんか、Aeroを使おうと思うとXP用の機種なんて全部
アウトだろうからね。
 コストをかけるだけの価値があるか。ここなんですよね。当面、ないという
のが、個人的な結論。ひょっとしたらずっとないかもしれないし。\(^O^)/

ヤバい経済学と相撲の八百長2007年02月09日 09時43分25秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 昨年の経済書のベストセラーで、ビジネス誌のベスト経済書でも多くの人が
上位に挙げていたのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492313656/showshotcorne-22/
スティーヴン・レヴィット, スティーヴン・ダブナー著, 望月衛訳「ヤバい経
済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する」
(2010/03/05 追記:
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492313788/showshotcorne-22/
ヤバい経済学 [増補改訂版] (単行本)
スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー (著), 望月衛 (翻訳)
が出ている)

 これ、昨年、買っておいたんですが、やっと読む機会ができて、読み始めて
びっくり。
 いま、相撲の八百長で大騒ぎになっていますが、本書では、第1章で日本の
相撲における八百長の存在をデータ分析で証明しています。\(^O^)/
 著者は、不正、インチキをデータから見つける研究をしていて、ワシントン・
ポストのベタ記事で、日本の相撲に八百長があると元力士2人が告発したとい
うのをみつけ、自分の手法が使えるのではないかと思って、英語相撲専門誌の
バックナンバーを15年から20年分くらい取り寄せて、過去の星取表を分析した
ところ、勝ち負けの不自然さが顕著で、八百長がないと言い逃れるのは非常に
むずかしいという結論を得て、論文を発表しています。
 なお、告発した2人は、たしか同じ病院で亡くなってるんですよね。外国人
記者クラブで会見する直前じゃなかった? しかも2人、同じ日に死んだ?
 そんなこんなで消されたんじゃないかともいわれましたよね。

 訳者あとがきにある後日談によると、その論文を発表したらアメリカでは話
題になったけれど、相撲の八百長を記事にしていた日本の週刊ポスト編集部に
送ったのに返事がない。ほかにもいくつか問い合わせが日本からあったけど、
結局、この論文のことは話題にならなかったそうです。
 それでこの本が日本で出たら、反応がどうなるか楽しみだったらしいですが、
ぼくが知る限り、昨年、本書と相撲の八百長を結びつけて話題にしたものはな
かったと思います。
 それどころか、いま、相撲の八百長を週刊現代が報じて、法廷で決着をつけ
るとかいって大騒ぎになっていますが、それでも本書ですでに八百長の存在が
証明されているという紹介はないみたいに思うんですが、どうですか?
 そこで、これを書いているわけです。
 いま、フジのとくダネ!で、領収証もないし八百長の存在を証明するのは難
しいんじゃないかという話が出てますが、個別には証明できなくても、相撲界
全体で日常的に行なわれてきたことは、本書の分析で証明できるでしょうね。
 週刊現代編集部は、著者に連絡を取ったらいいと思うけどね。

 インチキ、八百長以外にも、世の中の裏側にある事象を、あれこれ分析して
いて、非常に面白いです。
 以前、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/11/26/970676
データや統計の罠と監視社会で紹介した、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433403375X/showshotcorne-22/
門倉貴史著「統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか?」
をもっと、ヤバい裏側に適用した本ですね。
 もっとも、門倉氏は
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047100501/showshotcorne-22/
門倉貴史著「「夜のオンナ」はいくら稼ぐか?」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413041542/showshotcorne-22/
門倉貴史著「マネーロンダリング―汚れたお金がキレイになるカラクリ」
など、ヤバい方面も研究して一般書として出版してますが。すでに去年読んだ
本ですが、これらについては、別の機会に。

 あ、いま、とくダネ!で、北九州市の西門司小学校が出てますね。先生の話
も聞けなかった生徒たちが図工で変わったという話ですね。子供がすごいやる
気出してますね。

フリーズする脳2007年02月09日 21時52分18秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 ある女性から、「中村さん、これ、読んでみたら」といわれて渡されたのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140881631/showshotcorne-22/ref=nosim
築山節著「フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる」

 オビから、
思い当たる人は要注意。
□話の中に「あれ」「それ」などの指示語が多い
□みんなが笑っているときにダイミングよく笑えない
□アイデアが浮かばない。思考が長く続かない
□人や物の名前を思い出せないことがよくある
□同じ相手に、同じ話や冗談を繰り返し言ってしまう
□全体を考えることが苦手で、細部に固執しがち
□融通がきかない。流行や時事的なことに疎い
□物をよくなくす。紛失物をうまく探せない。

 オビ、見た途端、これ、おれだ。\(^O^)/
 1,4、5、8番はそうだね。^^;

 内容では、次のようなケースが出てきます。一応、患者が特定できないよう
に典型的な症状をいくつか交えて作った例だそうですが。

・商談の最中に不意に言葉が出なくなる、人前で話すのが怖くなった営業マン
・よく知っているはずの名前が思い出せない、思考がちぎれていく大学教授
・PCの前で頻繁に自失する、空回りし、疲弊していくシステムエンジニア
・ネット依存的な生活を送っているうちに、物忘れが激しくなった総務部主任
・会話の相手が複数になると、話が聞き取れなくなる、頭に入らなくなる営業
マン。
・転職先の企業で度々思考停止状態に陥るようになったエリートビジネスマン
・文章が思い浮かばなくなり、偏執狂的に見直しを繰り返すフリーライター
・上司になった途端、考える力が衰え、仕事ができなくなった元「優秀な部下」
・すぐ感情に支配され、頭の中が真っ白になる、元「冷静なキャリアウーマン」
・集中力が続かず、空白の時間が増えていく、「勝ち組」志向の司法浪人生

 こうやって取り出すと、キワモノっぽくみえるけど、決して扇情的な内容で
はなくて、むしろ非常に慎重な書き方です。
 結論的にいえば、環境は非常に脳に影響を与えているということです。
 たとえば、パソコンやネットなどにはまっていると、あまりに偏った脳の使
い方をしているので、五感や身体全体に対しては脳がさぼるようになって、脳
のバランスがおかしくなる。それで脳がフリーズする、早い話がボケが始まる
原因だろうという推測ですね。
 脳神経外科医だった著者は、ボケの臨床経験から、いろいろと対策も提案し
ています。

 自分に当てはまる人も多いと思うけど、一読してみたら?
 特にIT, ソフト屋、コンピュータ関係の人間は。
 こういう1日中、パソコンの前に座っている連中は、散歩がいいってよ。

 おれ、多摩川をサイクリングするようになってから、気分がいいのね。なん
で、多摩川のそばにいながら、20年間も多摩川の楽しさを知らなかったんだろ
うと後悔しつつ、なお、毎日、楽しいばっかり。\(^O^)/
 毎週行っても、飽きないのは、脳が喜んでいるからなんだね。風が違う、空
が違う、人々が違う、景色が違う。これがいいんだね。それと体動かしている
から。
 やっぱ、楽しいから続くしね。

がんばっている地域書店。札幌のくすみ書房2007年02月10日 06時58分43秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 いま、起きてテレビをつけたら、テレビ朝日の「いきいき!夢キラリ」とい
う番組で「これを読め!書店主のおせっかい」」といって札幌のくすみ書房と
いう書店を紹介していた。
・なぜだ!?売れない文庫フェア
・大人の絵本フェア
など、非常にユニークな企画をやっている地域の書店だ。
 中学生に本を読んでもらいたいと思って、やっている中学生向けの企画や、
いじめに悩む中学生向けに「君たちを守りたい」という企画もやっていること
が、放送されました。
 あ、いま、社長の久住さん、中学校でお話されてますね。
 「本を読むことに慣れておくと、そのあと、ほんとに得します」というのは、
ほんと。
 おれは小学校のとき、全然本を読まず、小学校1年か2年のときに、小公女・
小公子かな。それも大きな字のページ数のさしてない本を読んだだけ。
 それが、小学校4年かな、5年かな。ロビンソン・クルーソーにはまって、あ
れが初めて当時のおれとしては到底読めると思えなかった厚さがある本を一人
で丸ごと1冊読んだ経験。あれでなんか自信がついた。おれでも、本、読める
んだ。\(^O^)/
 以後、冒険物やSFなど興味のまま読めそうな本を読み始め、数をこなしたか
らよかったんだろうね。だんだん慣れて本を読むのが苦痛じゃなくて楽しくな
ったし、本を読むスピードも上がった。そうすると、難しい本も読めるように
なりましたね。

 「大人の絵本」という人気企画は、柳田邦男「砂漠でみつけた一冊の絵本」
に出会って生まれた企画。柳田さんは、息子を亡くして落ち込んだときに出会
った一冊の絵本で救われたそうです。
 社長の久住さんも、4年前といったかな。長男を16歳で亡くしてらっしゃる。
そういうつながりで、生まれた企画なんじゃないかな。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000230115/showshotcorne-22/ref=nosim
柳田邦男著「砂漠でみつけた一冊の絵本」

 「なぜだ!?売れない文庫フェア」は、息子さんを亡くしたころ、書店の経営
もどん底。
 廃業しようと思ったが、すると息子を亡くしたからやめたことになり、息子
に責任を押し、息子の顔に泥を塗ることになる。それは絶対にできない。そう
思ってからは、死に物狂いで走り続け、必死で考えているうちに思いついた逆
転の発想の企画。
 地域の書店は、大型書店に押されて苦しい。売れ筋本、ベストセラー本は大
手書店が押さえて地域書店には回って来ない。そこで売れない本、でも、いい
本を探して集めたら、これが売れる、売れる。前年比3倍売れたそうです。結
局、大手書店もベストセラー偏重になって、昔のいい本がないから、この企画
があったんでしょうね。
 ノーベル文学賞作家の川端康成や大江健三郎の本でさえ、売れない本になる
ので、売れ筋・死に筋を厳しく高速に選別するコンビニ的経営だと、書店から
はどんどん消えていき、版元品切れ(実質的な絶版状態)になるわけですね。
 Web2.0マーケティングの売り文句、アマゾンのロングテールは、嘘・誇張が
かなりあることがバレてますが、売れない文庫フェアは、リアル書店のロング
テールですね。

 ウェブサイトは、
http://www.kusumishobou.jp/
くすみ書房
です。
 趣味のよさがわかるウェブサイトですね。

 あ、放送途中から、トップページのカウンタの数が激増していますね。
 おれがみたとき、10000そこそこか、いってなかったと思うけど、いま、14226
ですね。
 ま、おれがこれを書いたおかげで、あっという間に100万になるね。\(^O^)/
 アホか。

朝日新聞の盗用問題2007年02月10日 23時32分53秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 法政の集中講義のころ、朝日新聞の盗用問題があったけど、書く暇がなかっ
たので、ここでちょろっと。
 あれさ、紙の新聞だから問題になったのであって、電子媒体、はっきりいう
とウェブのリンクだったらOKだったかもね。
 だって、
http://news.google.co.jp/
Googleニュース
なんて、ぱっと見たら、どこからどう見ても、盗用だけで画面ができてるもん
ね。\(^O^)/
 それでも、リンクをクリックすると各新聞社やテレビ局などの元記事に飛ん
でいけて、そのサイトのページビューが増えるというので、許されているんで
すよね。
 以前、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/06/17/409892
いま読むべきGoogle(グーグル)本
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/09/24/536516
LLRingのフォロー
で、ちょろっと紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166605011/showshotcorne-22/ref=nosim
佐々木俊尚著「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」(文春新書)
によれば、最初は、読売新聞なんかは非常に抵抗したらしいんだけど、アメリ
カの新聞記者なんか、信じられないという反応だったらしいですね。
 だって、Googleニュースに載らないと、もうウェブ版の新聞は読んでもらえ
なくなるからです。Googleの検索に引っかからないと、それも最初のページに
出てこないと、この世に存在しないかのような扱いになっちゃうのと同じ。
 それで、読売新聞も抵抗むなしくGoogleの軍門に下ったようですね。
 ということで、朝日新聞は、盗用したのが悪かったと謝るのは、現代の常識
ではもう間違い。\(^O^)/
 リンクで盗用元の読売新聞の記事に飛んでいって、読売新聞に利益をもたら
す構造、ビジネスモデルにしてなかったのが間違いでしたと謝るべき。\(^O^)/

 それにしても、佐々木さんの「グーグル」。もっとちゃんとした感想を書こ
うと思って、早8ヵ月くらい経ってるのか。いつになったら書くんだろう。^^;

Vistaのトラブルあれこれ2007年02月12日 22時11分32秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 出たばかりのVistaですが、トラブルがあれこれあったり、セキュリティホ
ールが見つかったり、予想通りの展開ですね。^^;

http://it.nikkei.co.jp/pc/column/tamura.aspx?n=MMITda001018012007
田村安史のパソコン進化論
Vistaパソコン総点検(1)ソニー、富士通のリビング向けPCに注目
http://it.nikkei.co.jp/pc/column/tamura.aspx?n=MMIT0w000024012007
田村安史のパソコン進化論
Vistaパソコン総点検(2)改めて問う、「Vista搭載機は買いか待ちか」
http://it.nikkei.co.jp/pc/column/tamura.aspx?n=MMIT0w000001022007
田村安史のパソコン進化論
Vistaパソコン総点検(3)ファイルがいきなり消えた! 早々の不具合にがく

http://it.nikkei.co.jp/pc/column/tamura.aspx?n=MMIT0w000008022007
田村安史のパソコン進化論
Vistaパソコン総点検(4)テレビ機能にも不具合・深刻な症状も
http://journal.mycom.co.jp/articles/2007/02/08/vistareport/
Windows Vista最新事情 - 発売10日後、6つのあれこれ

 MSによるMedia Centerの押し付けとそれにからむAV機能のバグは尾を引きそ
うな話ですね。
 ytamuraさん、元気だなあ。それにしても、いくら仕事とはいえ、何十機種
もレビューするなんてご苦労なこと。西川さんも仕事だからVistaに組みなお
してたけど、ご苦労さまですね。
 いろいろみてると、やはりVista飛びつくのはどうかしてますよね。プロほ
ど慎重。飛びつくのは素人というかカモ。こういう構図がはっきりしてますね。

量子コンピュータ入門書2007年02月13日 00時26分26秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 いつか量子コンピュータの入門書のまとめをしようと思っていたが、先送り
していていいこともあるね。
 おれは、量子という字面をみると、脳が自動的に頭に佐野をつけて、競馬の
天才騎手武豊の妻となった佐野量子を必ず思い出すのだが、これは、アイドル
として活躍していた当時の佐野量子と西村知美の区別がつかず、みんなにバカ
にされたトラウマのなせる業に違いない。\(^O^)/

 今回紹介するのは、ようこそ、佐野量子ではなく、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4621053752/showshotcorne-22/ref=nosim
根本香絵, 池谷瑠絵著「ようこそ量子 量子コンピュータはなぜ注目されてい
るのか」
である。
 なんとか量子の不可思議な世界と量子コンピュータを一般読者に理解しても
らおうと、山手線の比喩を使ったり、いろいろと説明に工夫があって好感がも
てる。
 著者の根本香絵氏は、この分野の最先端を走る研究者で、Qubus(キューバス)
量子コンピュータの提唱者。美人だから、テレビ屋はほっとかないでしょう。
日テレの「世界一受けたい授業」に登場するのもまもなくかもね。\(^O^)/
 超ひも理論のリサ・ランドール氏も、美人でNHKがBSで放送してから一部で
大ブレイク中(少なくともおれの中では(笑))だが、彼女が超ひも理論を一般向
けに解説した本の翻訳が今年あたり出るはずだったと思うけれど、まだ?
 「世界一受けたい授業」といえば、先日は、渋滞学の西成活裕氏が出ていま
したね。渋滞学は、日経サイエンスの茂木健一郎氏の対談コーナーで知ったん
ですが、面白い学問なんですよね。それが民放地上波で世に知られるのは、非
常にいいことですね。マチャアキ、この番組、がんばれ。マチャアキファンと
しては、「あるある」はなくなってよかったと思ってるよ。

 さて、このチャンスに、他の量子コンピュータ入門書も紹介しておこう。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152086076/showshotcorne-22/ref=nosim
ジョージ・ジョンソン著、水谷淳訳「量子コンピュータとは何か」
は、よく名前が出てくる本だが、おれはぴんと来なかった。悪い本ではないと
思うが、当たった感じがなかったんですよ。

 いまはなき日経バイトが量子コンピュータの特集をしたことがあった。どの
号だったかは、その号が物置の中なので調べる元気がなくて失礼するが、この
特集を書いていたのが、著者の石井茂氏。その石井氏が、日経バイトの特集程
度じゃ不満だったんだろう。一冊の本としてまとめたのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822282112/showshotcorne-22/ref=nosim
石井茂著「量子コンピュータへの誘(いざな)い きまぐれな量子でなぜ計算で
きるのか」

 これ、前半は量子力学の歴史で、量子コンピュータの話がなかなか出てこな
いの。そこが、あえて不満といえば不満。
 とはいえ、前半の量子力学の歴史にしても、おれはそれなりに知っていたつ
もりだったが知らないエピソードがいっぱいあって、おお、なるほどと思うこ
と多し。もう、全部忘れたけどね。\(^O^)/

 前述の日経バイトの量子コンピュータ特集で、おれが一番注目したのが、囲
み記事にあった「小澤の不等式」の話。これ、量子力学の根本原理と考えられ
ているハイゼンベルグの不確定性原理に修正を迫るものだというんですね。俄
然興味が湧いたが、囲み記事だけに分量がなくて何のことかわからない。^^;
 で、石井さんの前述の本が出たときにすぐ買って読んだが、たしか最後のほ
うにちょろっと出たくらいだったと思う。それでずっと不満が溜まっていたが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822282333/showshotcorne-22/ref=nosim
石井茂著「ハイゼンベルクの顕微鏡 不確定性原理は超えられるか」
は、その小澤の不等式に焦点を当てた本。
 でも、これも前半は、不確定性原理に至る歴史や争点の解説なので、おれ的
には不満が残った。一般向けだとどうしても必要な記述だとは思うが、そんな
のはいいから、小澤の不等式のことだけ書いてほしかったという思いもある。
 Amazonの書評にも同じような意見がありますね。
 でもでも、この2冊は読んで蒙を啓かれる思いがして、実に面白かった。
 例によって、もう、全部忘れたんだろ?
 はい。^^;

 もうちょっと理系っぽい入門書としては、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062574691/showshotcorne-22/ref=nosim
竹内繁樹著「量子コンピュータ」
がいいと思う。
 量子や量子コンピュータの世界は、日常生活や我々の直感とあまりにかけ離
れているので、なんとか比喩で説明しようとみなさん苦労しているが、そうい
うものばかり読んでいると、「比喩はいいからほんとのところはどうなんだ。
数学的な記述が少々あってもいいから知りたい」という欲求もたまってくる。
 そこにはまるのが、本書だろうと思う。
 それと、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062574705/showshotcorne-22/ref=nosim
竹内淳著「高校数学でわかるシュレディンガー方程式」
もお勧め。
 これ、量子力学の基本方程式であるシュレディンガー方程式をExcelで解い
ちゃう本。非常に楽しかった。
 なんだ、おれでもシュレディンガー方程式、解けるじゃん。\(^O^)/
 ま、Excelじゃなくて、OpenOfficeのCalcでもなんでもいいだろうし、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/19/1123372
Maxima、すげえじゃん
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/26/1138367
Maxima, KNOPPIX/Math, R, Octaveその他
で紹介したソフトでもいけるでしょう。
 いま初めて白状するけど、おれ、この本を参考に、Excelで、自分の存在確
率を解いてみたのよ。そしたら、ゼロだったもんね。\(^O^)/
 出たな、能力ゼロの零能力者ゼロ。\(^O^)/
http://www.cyrilmagic.com/
マジシャンのセロ
は、量子力学的現象が日常的なマクロな世界でも起こったらこうなるかと思わ
せる驚愕のマジックをやるのに、お前、能力ゼロだもんね。
 はい、すみません。^^; セロのマジックを知らない人は、DVDが出ているの
で、それでも観てうなってください。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002RNA30/showshotcorne-22/ref=nosim
スーパーストリートマジック セロマガジン-season1-
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002YD7TK/showshotcorne-22/ref=nosim
スーパーストリートマジック セロマガジン-season2-
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000666RAU/showshotcorne-22/ref=nosim
スーパーストリートマジック セロマガジン-season3-
 セロはテレビ東京が見出して、ほかに獲られちゃった感じですよね。テレ東、
かわいそー。

 それから、日経サイエンスの量子力学関係の論文を集めた
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532511410/showshotcorne-22/ref=nosim
別冊日経サイエンス「量子が見せる超常識の世界 テレポーテーションから量
子コンピューターまで」
も、量子の不可思議な世界や、研究者はどういうアプローチをしているのか知
るにはいいです。
 おれなんか、ボース=アインシュタイン凝縮なんて聞いた途端、アインシュ
タインの講演を聴きに坊主が集まって、その剃りあげた頭がいっぱい集まると
凝縮して統計的な動きをするんだなくらいしか思い浮かばんもんね。\(^O^)/
 真面目な話は、
http://ja.wikipedia.org/wiki/ボース=アインシュタイン凝縮
をどうぞ。

 専門的なもので、読んだ、というより買ったのは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901683233/showshotcorne-22/ref=nosim
古澤明著「量子光学と量子情報科学」
(なお、Amazonの表記では、古沢になっているが本書は古澤となっているので、
それで表記)。
 これを買った理由は、日経サイエンスの瀬名秀明氏の対談コーナーで、古澤
さんが「量子コンピュータは量子テレポーテーションの塊」などといっていて、
興味を持ったからだ。古澤さんは、量子光学の世界的な研究者でその世界では
大変な人。
 量子テレポーテーションという現象は、量子の不可解な世界を象徴する現象
のひとつではあっても、直接、量子コンピュータと関係があるとは思っていな
かったので、これにびっくりしたわけ。
 なお、この対談は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532164680/showshotcorne-22/ref=nosim
瀬名秀明著「科学の最前線で研究者は何を見ているのか」
としてまとまっている。古澤さん以外にも面白い研究をしている人がぞろぞろ
出てきているので、興味がある人はご一読を。
 古澤さんの本は、もちろん、数学がだめなおれには理解不能。がんばれば理
解できる程度には書かれていると思うが、ご祝儀的に買っているので、そこま
で努力する気がない。^^;
 でもね、ぱらぱらめくっただけでも、これ、いい本だろうと直感したのが、
「はじめに」あたりにある一文。いま片付けちゃって物置から出してくるのが
面倒なので、正確には書けないけど、理論の展開だか、式の展開だかで、ちょ
っと乱暴じゃないかと思うところがあると思うが、そんなのは気にするな、み
たいなことが書いてあるのね。豪放磊落というか、大陸的というか、好きだわ、
こういうの。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/01/21/220708
ちくま学芸文庫 Math & Science
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480089500/showshotcorne-22/ref=nosim
P.A.M. ディラック著, 江沢洋訳「一般相対性理論」
くらい、ちゃんと読めれば、古澤さんの本は十分理解可能と予想はしているん
だけどね。これもまた、老後の楽しみにとっておこう。
 って、お前、老後の楽しみにとっておくこと、多すぎ。お前の老後にそんな
時間が残っているはずがないだろう。それに脳みそどんどん腐ってるんだし。
いま、数学やり直さないとこの先無理と思うけどね。
 はい、すみません。^^;

http://www.s-graphics.co.jp/nanoelectronics/
ナノテクノロジーの入門サイト
には、量子コンピュータ、量子テレポーテーションやDNAコンピュータなどの
解説があって楽しいです。
 ここ、前とは違う場所になっちゃったんですが、このまま維持されていると
いいんですけど。できれば最新の研究成果を元に改訂されていくことを希望。
 スピントロニクスは現在のハードディスクをはるかに超える世界を実現でき
るだろうと期待されていますし、メゾスコピックサイエンスの話も興味津々で
すよね。
 走査プローブ顕微鏡の項には、近接場光学顕微鏡の話もちゃんとありますね。

 近接場光(エバネッセント光)の解説は、ニコンの
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/profile/about/technology/nikon_technology/evanescent/index.htm
伝播しない光に潜む大きな、そして未知の可能性
エバネッセント光(近接場光)
がわかりやすいですね。