吉田武著「はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語」その2 ― 2007年01月19日 09時51分58秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/22/1042009
吉田武著「はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語」
で、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980158/showshotcorne-22/ref=nosim
吉田武著「はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語」(幻冬舎新書)
を紹介しましたが、読後、いっそう感動しました。
吉田氏の熱い筆致、随所にみられる科学者・技術者とはいかにあるべきか、
理学と工学の融合はいかにあるべきかという文章に胸が熱くなります。
泣いたなあ、これ。
映画「ロード・オブ・ザ・リング」は「おしん」だという感想を持っていた
けれど、「はやぶさ」と、糸川英夫と宇宙研の「はやぶさ」に至る苦難、それ
を克服してきた努力の物語の感動は、おれの中では「ロード・オブ・ザ・リン
グ」を超えましたね。\(^O^)/
「おしん」も「ロード・オブ・ザ・リング」もフィクションだけど、「はや
ぶさ」と宇宙研の物語はノンフィクションかつ現在進行形だもんね。「はやぶ
さ」は瀕死ながら、まだ宇宙でじっと帰還指令を待ってるんですよ。
それにしても、宇宙研って超貧乏なのね。打ち上げ実験場なんて掘っ立て小
屋から始まって、いまでもけっこうぼろぼろなんだね。NASAの連中が、世界的
な業績に驚き、それを実現した貧乏ぶりにさらに驚いているのね。それは「は
やぶさ」になっても変わってないのね。
なんだか、青色発光ダイオードの中村修二氏が、海外の研究者から、実績に
比してあまりに給料が安いので、お前は奴隷かといわれたというのを思い起こ
しましたね。
自然や技術的困難に挑戦するがゆえの苦労ならまだしも、あまりにくだらな
い政治的な苦労ってのが多すぎるね。そんなことやってるから、進化が遅いん
だってば。人類に残された時間はないよ、もう。^^;
日本は打ち上げ基地は内之浦と種子島の2つあるよね。
おれ、バカだから全然知らなかったけど、これ、NASAのケネディ宇宙センタ
ーとゴダード宇宙センターみたいに同じ組織が運営しているものだとばかり思
っていた。でも、そうじゃなかったのね。
いまは、JAXAに統一されたから、形式上は同じ組織の運営になっているけど、
種子島は、当時の文部省管轄東大宇宙研の流れの内之浦に対抗するために、科
学技術庁がやった話なんですね。つまり、科学の総元締めの役所たる科学技術
庁からすれば、たかが文部省風情、たかが東大の研究室風情が、国際的なプロ
ジェクトや実績で日本国を代表するような存在になりやがって、なまいき、ふ
ざけんなだったのね。それで科学技術庁管轄の種子島に打ち上げ基地を作って、
省庁の縄張り争いになってたんだね。
なるほど、それで日本独自技術の固体燃料派の宇宙研と、NASAからの輸入技
術の液体燃料派のNASDAとに分かれてたんだ。
それでも両輪としてお互い切磋琢磨するならいいんだけど、いろんな障碍が
あるんだね。JAXAに統一されたし、国の財政難なんだから、どっちか潰そうみ
たいな話まであるんだってね。潰すなら社会保険庁や国土交通省や厚生労働省
の中や外郭団体など先に潰したほうがいいところいっぱいあるよね。
一番くだらないのが、両者を棲み分けるために、宇宙研は直径1.4メートル
以下のロケットしか作っちゃいけないなんて取り決めができたこと。これ、国
会答弁で宇宙研の人、何度もいわされたそうですね。いまは解除されたそうで
すけど。
ほかにもイスラエルが技術供与を求めてきて、それを出したら、ミサイル技
術の輸出みたいな話になってこじれたこととかね。
こういうエピソードが多いのは、科学の科の字もわからない日本の政治家だ
からなのか。
自走砲と戦車の区別だったかな、朝日の記者が訳がわかってなくて、石原慎
太郎批判をしたのを思い出したね。おれも区別がわからんが。\(^O^)/ な
にしろ、戦艦と軍艦の使い分けができてなくて、読者から指摘されたもんね。\(^O^)/
漁業交渉をぶち壊しにしてその後1年半ロケットを打ち上げられなくした当
時の科学技術庁の長官だった上原正吉や有田喜一の政治家としてのバカぶりも、
どうしようもないね。交渉をまとめるのが政治家でしょ。
朝日の記者といえば、木村繁記者というNASA万歳のトンデモないのがいたん
だね。Google万歳の梅田望夫と同類か。\(^O^)/
それで木村記者と朝日新聞、反宇宙研、反糸川キャンペーンなんてやってた
んだ。
これ、筒井康隆断筆宣言の原因となった、朝日の本田雅和記者を思い出した
ね。
右翼サンケイの当時の週刊誌、いまのSPA!の前身である週刊サンケイが、こ
の朝日の反宇宙研、反糸川キャンペーンに批判的な見解を述べているのが引用
されてるのも面白い。
朝日をはじめとした新聞は、社説なんかで日本人は創造性がないとか、もっ
と独自性をもてとかいうけどさ、創造性や独自性を殺そうとしたのはお前らじ
ゃないのか。まっとうな批判ならまだしも、お前らのどこが、科学立国・技術
立国の新聞なんだよと思うよね。
一方、その反動なのか、ちょっと日本発のものが話題になると、日の丸なん
とかで安いナショナリズムの押し売りをするのも、日本のマスコミだもんね。
どっちも、所詮、せいぜい新聞の社説程度しか書けないような、創造性も独
自性もない低脳が、頭が高いよ、お前。なんて思っちゃうね。
ということで、とにかく、いろいろ出てくるアホな政治家や官僚やマスコミ
の連中、まとめて、小惑星イトカワに島流し!
いや、まて。そんなことをするとイトカワが大変なことになる。
というと?
イトカワを舞台にやり放題が始まるぞ。
たとえば?
豪華宿舎の建設。\(^O^)/
料亭の建設。\(^O^)/
ゴルフ場の建設。\(^O^)/
川もないけど、ダム建設。\(^O^)/
ノーパンしゃぶしゃぶの誘致。\(^O^)/
愛人や従軍慰安婦などやれる女の調達。\(^O^)/
ついには、これらの財源を確保するために、イトカワ税の新設。\(^O^)/
イトカワは人間が生存するにはあまりに過酷な環境だ。だから、イトカワ税
やむなしへと世論を誘導し、情報操作するために、イトカワにいる人間はこん
な悲惨な状態になっているという衝撃映像がテレビ各局に渡されて、大本営発
表ジャーナリズムのテレビ局がせっせとニュースやワイドショーで流しまくる
ぞ。
イトカワに長くいると人間はどうなるんだ。
胃と皮\(^O^)/
以下、放送されず、ログに残っていた部分:
王監督の全摘出した胃もあったりして。
ピピー。こちらは、生放送向けリアルタイム放送事故防止システムです。
ただいまの発言は不適切です。日本人の平均的メンタリティは、こういうブ
ラックなギャグを受け入れません。放送禁止とします。
ただいまの発言は、消去され、代わりに、「あわわ、そりゃ大変だ」という
音声と、画面はそれに合わせた顔、口の動きに修正され、放送されました。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/22/1042009
吉田武著「はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語」
で、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980158/showshotcorne-22/ref=nosim
吉田武著「はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語」(幻冬舎新書)
を紹介しましたが、読後、いっそう感動しました。
吉田氏の熱い筆致、随所にみられる科学者・技術者とはいかにあるべきか、
理学と工学の融合はいかにあるべきかという文章に胸が熱くなります。
泣いたなあ、これ。
映画「ロード・オブ・ザ・リング」は「おしん」だという感想を持っていた
けれど、「はやぶさ」と、糸川英夫と宇宙研の「はやぶさ」に至る苦難、それ
を克服してきた努力の物語の感動は、おれの中では「ロード・オブ・ザ・リン
グ」を超えましたね。\(^O^)/
「おしん」も「ロード・オブ・ザ・リング」もフィクションだけど、「はや
ぶさ」と宇宙研の物語はノンフィクションかつ現在進行形だもんね。「はやぶ
さ」は瀕死ながら、まだ宇宙でじっと帰還指令を待ってるんですよ。
それにしても、宇宙研って超貧乏なのね。打ち上げ実験場なんて掘っ立て小
屋から始まって、いまでもけっこうぼろぼろなんだね。NASAの連中が、世界的
な業績に驚き、それを実現した貧乏ぶりにさらに驚いているのね。それは「は
やぶさ」になっても変わってないのね。
なんだか、青色発光ダイオードの中村修二氏が、海外の研究者から、実績に
比してあまりに給料が安いので、お前は奴隷かといわれたというのを思い起こ
しましたね。
自然や技術的困難に挑戦するがゆえの苦労ならまだしも、あまりにくだらな
い政治的な苦労ってのが多すぎるね。そんなことやってるから、進化が遅いん
だってば。人類に残された時間はないよ、もう。^^;
日本は打ち上げ基地は内之浦と種子島の2つあるよね。
おれ、バカだから全然知らなかったけど、これ、NASAのケネディ宇宙センタ
ーとゴダード宇宙センターみたいに同じ組織が運営しているものだとばかり思
っていた。でも、そうじゃなかったのね。
いまは、JAXAに統一されたから、形式上は同じ組織の運営になっているけど、
種子島は、当時の文部省管轄東大宇宙研の流れの内之浦に対抗するために、科
学技術庁がやった話なんですね。つまり、科学の総元締めの役所たる科学技術
庁からすれば、たかが文部省風情、たかが東大の研究室風情が、国際的なプロ
ジェクトや実績で日本国を代表するような存在になりやがって、なまいき、ふ
ざけんなだったのね。それで科学技術庁管轄の種子島に打ち上げ基地を作って、
省庁の縄張り争いになってたんだね。
なるほど、それで日本独自技術の固体燃料派の宇宙研と、NASAからの輸入技
術の液体燃料派のNASDAとに分かれてたんだ。
それでも両輪としてお互い切磋琢磨するならいいんだけど、いろんな障碍が
あるんだね。JAXAに統一されたし、国の財政難なんだから、どっちか潰そうみ
たいな話まであるんだってね。潰すなら社会保険庁や国土交通省や厚生労働省
の中や外郭団体など先に潰したほうがいいところいっぱいあるよね。
一番くだらないのが、両者を棲み分けるために、宇宙研は直径1.4メートル
以下のロケットしか作っちゃいけないなんて取り決めができたこと。これ、国
会答弁で宇宙研の人、何度もいわされたそうですね。いまは解除されたそうで
すけど。
ほかにもイスラエルが技術供与を求めてきて、それを出したら、ミサイル技
術の輸出みたいな話になってこじれたこととかね。
こういうエピソードが多いのは、科学の科の字もわからない日本の政治家だ
からなのか。
自走砲と戦車の区別だったかな、朝日の記者が訳がわかってなくて、石原慎
太郎批判をしたのを思い出したね。おれも区別がわからんが。\(^O^)/ な
にしろ、戦艦と軍艦の使い分けができてなくて、読者から指摘されたもんね。\(^O^)/
漁業交渉をぶち壊しにしてその後1年半ロケットを打ち上げられなくした当
時の科学技術庁の長官だった上原正吉や有田喜一の政治家としてのバカぶりも、
どうしようもないね。交渉をまとめるのが政治家でしょ。
朝日の記者といえば、木村繁記者というNASA万歳のトンデモないのがいたん
だね。Google万歳の梅田望夫と同類か。\(^O^)/
それで木村記者と朝日新聞、反宇宙研、反糸川キャンペーンなんてやってた
んだ。
これ、筒井康隆断筆宣言の原因となった、朝日の本田雅和記者を思い出した
ね。
右翼サンケイの当時の週刊誌、いまのSPA!の前身である週刊サンケイが、こ
の朝日の反宇宙研、反糸川キャンペーンに批判的な見解を述べているのが引用
されてるのも面白い。
朝日をはじめとした新聞は、社説なんかで日本人は創造性がないとか、もっ
と独自性をもてとかいうけどさ、創造性や独自性を殺そうとしたのはお前らじ
ゃないのか。まっとうな批判ならまだしも、お前らのどこが、科学立国・技術
立国の新聞なんだよと思うよね。
一方、その反動なのか、ちょっと日本発のものが話題になると、日の丸なん
とかで安いナショナリズムの押し売りをするのも、日本のマスコミだもんね。
どっちも、所詮、せいぜい新聞の社説程度しか書けないような、創造性も独
自性もない低脳が、頭が高いよ、お前。なんて思っちゃうね。
ということで、とにかく、いろいろ出てくるアホな政治家や官僚やマスコミ
の連中、まとめて、小惑星イトカワに島流し!
いや、まて。そんなことをするとイトカワが大変なことになる。
というと?
イトカワを舞台にやり放題が始まるぞ。
たとえば?
豪華宿舎の建設。\(^O^)/
料亭の建設。\(^O^)/
ゴルフ場の建設。\(^O^)/
川もないけど、ダム建設。\(^O^)/
ノーパンしゃぶしゃぶの誘致。\(^O^)/
愛人や従軍慰安婦などやれる女の調達。\(^O^)/
ついには、これらの財源を確保するために、イトカワ税の新設。\(^O^)/
イトカワは人間が生存するにはあまりに過酷な環境だ。だから、イトカワ税
やむなしへと世論を誘導し、情報操作するために、イトカワにいる人間はこん
な悲惨な状態になっているという衝撃映像がテレビ各局に渡されて、大本営発
表ジャーナリズムのテレビ局がせっせとニュースやワイドショーで流しまくる
ぞ。
イトカワに長くいると人間はどうなるんだ。
胃と皮\(^O^)/
以下、放送されず、ログに残っていた部分:
王監督の全摘出した胃もあったりして。
ピピー。こちらは、生放送向けリアルタイム放送事故防止システムです。
ただいまの発言は不適切です。日本人の平均的メンタリティは、こういうブ
ラックなギャグを受け入れません。放送禁止とします。
ただいまの発言は、消去され、代わりに、「あわわ、そりゃ大変だ」という
音声と、画面はそれに合わせた顔、口の動きに修正され、放送されました。
Maxima、すげえじゃん ― 2007年01月19日 09時52分38秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
たきやまさんから。
--- ここから ---
中村 正三郎様
いつも楽しく拝見しております。
最近LISPの話題が多いので、ひとつ。
ご存知かも知れませんが、"Maxima"という数値計算ソフトウェアがあります。
MATHEMATICAと同じように、文字のまま演算したり、後から代入したりできる、
凄い優れて手放せないソフトなのですが、しかもフリーです。
内容は良く判らないのですが、インストール方法をみると何種類かのLISPによ
り構成する方法があるので、多分LISPで書かれているのだろうと推測します。
LISPに驚愕してしまった事例の御紹介でした。
--
たきやま
--- ここまで ---
たきやまさん、とってもありがたい情報、ありがとうございます。
この手の数式処理システムは、Mathematicaが席巻したと思っていたので、
恥ずかしながら、Maximaは初めて知りました。
名前からして、かつてのMITのProject MACで開発された数式処理システム
MACSYMAと関係あるのかと思って調べたら、MACLISPで書かれたMACSYMAを
Common Lispで再実装したものなんですね。
MACLISPはCommon Lisp以前の主流Lispですが、ほとんどMACSYMAを開発する
ためのLispになっていました。UnixとCの関係みたいなもので。
http://en.wikipedia.org/wiki/Macsyma
Macsyma
や
http://en.wikipedia.org/wiki/Maclisp
Maclisp
を読んでも、そういうことが書いてありますね。あ、MacintoshのLispじゃな
いです。念のため。
Maximaの解説は
http://en.wikipedia.org/wiki/Maxima
をどうぞ。日本語解説は
http://ja.wikipedia.org/wiki/Maxima
Maxima
をどうぞ。
開発者のWilliam Schelterさんは、2001年に亡くなっているんですね。でも、
その献身的な努力のおかげで、こうやってフリーでMACSYMAのCommon Lisp版が
生き残ってるわけですね。そして、その遺志を継いでいる人たちがいるんです
ね。ありがたいことです。
http://maxima.sourceforge.net/
Maximaのサイト
をみると、Windows版とLinxuのRPMはバイナリがありますね。そのほかプラッ
トフォームは、自分でソースからビルドして、適当なCommon Lispをインスト
ールするなどが必要みたいですね。
http://www.bekkoame.ne.jp/~ponpoko/Math/maxima/MaximaMAIN.html
Maximaで遊ぼう
http://phe.phyas.aichi-edu.ac.jp/~cyamauch/maxima/
数式処理システムMaxima
に説明があるけれど、バージョンが古いから、どこまで当てはまるかはわかり
ませんが、参考にはなるのでは。
Windows版のバイナリをダウンロードして、さっそくインストールしてみま
した。
http://phe.phyas.aichi-edu.ac.jp/~cyamauch/maxima/
数式処理システムMaxima
の説明は、説明してあるバージョンは古いですが、例にある数式を入れてみた
ら、ちゃんと動きますね。\(^O^)/
おれはこの程度でももう自分の手では計算でけん。\(^O^)/
微分積分も三角関数も指数も対数もテイラー展開もマクローリン展開もフー
リエ級数も留数も、全部、やったのに、みんな忘却の彼方だもんね。\(^O^)/
それで、一度、数学公式集を買っておこうと思ってたんです。
でも、Maximaが手に入ったから、もう要らんのかな。\(^O^)/
グラフの作成をして驚きました。特に3Dのプロット。3Dのグラフをマウスで
ぐりぐり回せるのね。
とっても、気持ちいいー\(^O^)/
あ、3D表示したまま次の式を入力してもグラフが変わらないね。
どうしてかな?
あ、なるほど、前のグラフのウィンドウを閉じると次のが表示されますね。
いやあ、しかし、これ、素晴らしいですね。このまま、おれの脳に組み込ん
でほしいわ。\(^O^)/
あ、買おうと思っていた数学公式集からの連想なのか、突然、岩波の仏教辞
典の第二版を買おうと思っていたことを思い出した。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/09/19/80483
岩波仏教辞典
で書いたのは、もう1年以上前なのか。
こうやって、いろいろブログやらに書いて残して、あとで検索できてるのは、
非常に便利なんだけど、これに記憶を頼っちゃうとGoogleなどサーチエンジン
次第で記憶を操作したり、捏造したりできますね。怖いよなあ。^^;
同様に、バグ入りMaximaをおれの脳に組み込んだら、嘘計算ばかりするんで
しょうね。当人は一所懸命計算して、どこからどう考えても正しい計算をして
いるのに、決して自分では間違いに気づくことはないんでしょうね。怖いよな
あ。
やっぱり、GoogleとMaximaを脳に組み込もう。\(^O^)/
お前、結論はそうなるのか。\(^O^)/
---
たきやまさんから。
--- ここから ---
中村 正三郎様
いつも楽しく拝見しております。
最近LISPの話題が多いので、ひとつ。
ご存知かも知れませんが、"Maxima"という数値計算ソフトウェアがあります。
MATHEMATICAと同じように、文字のまま演算したり、後から代入したりできる、
凄い優れて手放せないソフトなのですが、しかもフリーです。
内容は良く判らないのですが、インストール方法をみると何種類かのLISPによ
り構成する方法があるので、多分LISPで書かれているのだろうと推測します。
LISPに驚愕してしまった事例の御紹介でした。
--
たきやま
--- ここまで ---
たきやまさん、とってもありがたい情報、ありがとうございます。
この手の数式処理システムは、Mathematicaが席巻したと思っていたので、
恥ずかしながら、Maximaは初めて知りました。
名前からして、かつてのMITのProject MACで開発された数式処理システム
MACSYMAと関係あるのかと思って調べたら、MACLISPで書かれたMACSYMAを
Common Lispで再実装したものなんですね。
MACLISPはCommon Lisp以前の主流Lispですが、ほとんどMACSYMAを開発する
ためのLispになっていました。UnixとCの関係みたいなもので。
http://en.wikipedia.org/wiki/Macsyma
Macsyma
や
http://en.wikipedia.org/wiki/Maclisp
Maclisp
を読んでも、そういうことが書いてありますね。あ、MacintoshのLispじゃな
いです。念のため。
Maximaの解説は
http://en.wikipedia.org/wiki/Maxima
をどうぞ。日本語解説は
http://ja.wikipedia.org/wiki/Maxima
Maxima
をどうぞ。
開発者のWilliam Schelterさんは、2001年に亡くなっているんですね。でも、
その献身的な努力のおかげで、こうやってフリーでMACSYMAのCommon Lisp版が
生き残ってるわけですね。そして、その遺志を継いでいる人たちがいるんです
ね。ありがたいことです。
http://maxima.sourceforge.net/
Maximaのサイト
をみると、Windows版とLinxuのRPMはバイナリがありますね。そのほかプラッ
トフォームは、自分でソースからビルドして、適当なCommon Lispをインスト
ールするなどが必要みたいですね。
http://www.bekkoame.ne.jp/~ponpoko/Math/maxima/MaximaMAIN.html
Maximaで遊ぼう
http://phe.phyas.aichi-edu.ac.jp/~cyamauch/maxima/
数式処理システムMaxima
に説明があるけれど、バージョンが古いから、どこまで当てはまるかはわかり
ませんが、参考にはなるのでは。
Windows版のバイナリをダウンロードして、さっそくインストールしてみま
した。
http://phe.phyas.aichi-edu.ac.jp/~cyamauch/maxima/
数式処理システムMaxima
の説明は、説明してあるバージョンは古いですが、例にある数式を入れてみた
ら、ちゃんと動きますね。\(^O^)/
おれはこの程度でももう自分の手では計算でけん。\(^O^)/
微分積分も三角関数も指数も対数もテイラー展開もマクローリン展開もフー
リエ級数も留数も、全部、やったのに、みんな忘却の彼方だもんね。\(^O^)/
それで、一度、数学公式集を買っておこうと思ってたんです。
でも、Maximaが手に入ったから、もう要らんのかな。\(^O^)/
グラフの作成をして驚きました。特に3Dのプロット。3Dのグラフをマウスで
ぐりぐり回せるのね。
とっても、気持ちいいー\(^O^)/
あ、3D表示したまま次の式を入力してもグラフが変わらないね。
どうしてかな?
あ、なるほど、前のグラフのウィンドウを閉じると次のが表示されますね。
いやあ、しかし、これ、素晴らしいですね。このまま、おれの脳に組み込ん
でほしいわ。\(^O^)/
あ、買おうと思っていた数学公式集からの連想なのか、突然、岩波の仏教辞
典の第二版を買おうと思っていたことを思い出した。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/09/19/80483
岩波仏教辞典
で書いたのは、もう1年以上前なのか。
こうやって、いろいろブログやらに書いて残して、あとで検索できてるのは、
非常に便利なんだけど、これに記憶を頼っちゃうとGoogleなどサーチエンジン
次第で記憶を操作したり、捏造したりできますね。怖いよなあ。^^;
同様に、バグ入りMaximaをおれの脳に組み込んだら、嘘計算ばかりするんで
しょうね。当人は一所懸命計算して、どこからどう考えても正しい計算をして
いるのに、決して自分では間違いに気づくことはないんでしょうね。怖いよな
あ。
やっぱり、GoogleとMaximaを脳に組み込もう。\(^O^)/
お前、結論はそうなるのか。\(^O^)/
最近のコメント