将棋ネタ ― 2007年01月14日 01時35分16秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
羽生対佐藤の第56期王将戦、佐藤棋聖がまず1勝しましたね。
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/shougi/ohsho/news/20070112org00m040141000c.html
をどうぞ。
中継はみていなかったが、結果をみて驚いた。千日手になってますね。
しかも、先手、佐藤さんは、千日手になって、指し直しの(不利といわれる)
後手で勝ったんですね。
ルールを知らないので、千日手の場合、日を改めたり、残り時間をリセット
して指し直すのかと思っていたんですが、そうじゃないんですね。
ひょっとして、羽生3冠との戦いは、残り時間が短い戦いにしたほうが勝ち
やすいと考えて、佐藤棋聖はわざと千日手を選んだのかな?
とにかく、佐藤さん、勢いがあり充実しているので、羽生さん、調子が出る
前にやられちゃうかもね。
数日前、NHKで、14歳の里見香奈女流1級を採り上げていました。
レディースオープン・トーナメント2006で矢内女流名人と決勝を戦って
います。3番勝負で、里見女流1級、まずは、1勝しています。
http://shogi.mycom.co.jp/ladies2006/
レディースオープン・トーナメント2006
http://lps.weblogs.jp/lot/
レディースオープン・トーナメント2006中継サイト
矢内女流名人といえば、彼女は、ピアノが上手なんですよね。プロ級らしい
です。
なぜ、知っているかといえば、「ショパン」というピアノ雑誌があるんです
が、ひょんなことから10年くらい前の号をみる機会があって、それに矢内さ
んが出ていたんです。
将棋とピアノの夕べなどというイベントがあって、そこで矢内さんがピアノ
の弾いているんです。その号の楽譜の広告で、広末涼子だったかな、ともかく
へぇーと思う人たちの曲集の宣伝があって、そういう時代だったのかと思いま
した。
いま調べて初めて知ったけど、「ショパン」のサイトもありますね。
http://www.chopin.co.jp/
ショパン
をどうぞ。それにしても、これ↓
http://www.chopin.co.jp/tuuhan/finger.html
フィンガーウエイツ
は、指の大リーグボール養成ギブスか。\(^O^)/
女流といえば、女流棋士会が独立しますね。
http://www.asahi.com/shougi/news/TKY200612010354.html
女流棋士独立へ準備委設置 将棋連盟と協議へ
男女格差が激しく、そんなに低い待遇や地位だったとは知らなかった。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/leisure/igo-shyogi/29974/
将棋の世界にも“男女格差” 女流棋士会独立へ 低所得の厳しい現実
をどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/女流棋士_(将棋)
http://joryukishikai.com/
女流棋士会公式サイト
もどうぞ。
女流棋士会公式サイトは、将棋連盟のサイトより、
名人戦問題も、毎日と朝日が大人の解決をしてくれたことで、王将戦や朝日
オープンもなくならず、まずはよかったですね。ほんとにこれでよかったのか
は、棋士たちのこれからの活動にかかってますね。将棋でも連盟活動でも普及
活動でも。
名人戦問題の内実は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000KLQVWK/showshotcorne-22/ref=nosim
将棋世界2007年1月号が詳しいです。
当然、将棋連盟寄りの編集ですけど。
そうそう、いま、段級位の認定を受けると、谷川浩司九段棋士生活30周年記
念・谷川推薦免状なるものが申請できるんですね。
http://www.shogi.or.jp/nintei/main.html
をどうぞ。
おれが3月末までで、初段になれるわけがない。\(^O^)/
お前は、5級だって、無理だよ。
---
羽生対佐藤の第56期王将戦、佐藤棋聖がまず1勝しましたね。
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/shougi/ohsho/news/20070112org00m040141000c.html
をどうぞ。
中継はみていなかったが、結果をみて驚いた。千日手になってますね。
しかも、先手、佐藤さんは、千日手になって、指し直しの(不利といわれる)
後手で勝ったんですね。
ルールを知らないので、千日手の場合、日を改めたり、残り時間をリセット
して指し直すのかと思っていたんですが、そうじゃないんですね。
ひょっとして、羽生3冠との戦いは、残り時間が短い戦いにしたほうが勝ち
やすいと考えて、佐藤棋聖はわざと千日手を選んだのかな?
とにかく、佐藤さん、勢いがあり充実しているので、羽生さん、調子が出る
前にやられちゃうかもね。
数日前、NHKで、14歳の里見香奈女流1級を採り上げていました。
レディースオープン・トーナメント2006で矢内女流名人と決勝を戦って
います。3番勝負で、里見女流1級、まずは、1勝しています。
http://shogi.mycom.co.jp/ladies2006/
レディースオープン・トーナメント2006
http://lps.weblogs.jp/lot/
レディースオープン・トーナメント2006中継サイト
矢内女流名人といえば、彼女は、ピアノが上手なんですよね。プロ級らしい
です。
なぜ、知っているかといえば、「ショパン」というピアノ雑誌があるんです
が、ひょんなことから10年くらい前の号をみる機会があって、それに矢内さ
んが出ていたんです。
将棋とピアノの夕べなどというイベントがあって、そこで矢内さんがピアノ
の弾いているんです。その号の楽譜の広告で、広末涼子だったかな、ともかく
へぇーと思う人たちの曲集の宣伝があって、そういう時代だったのかと思いま
した。
いま調べて初めて知ったけど、「ショパン」のサイトもありますね。
http://www.chopin.co.jp/
ショパン
をどうぞ。それにしても、これ↓
http://www.chopin.co.jp/tuuhan/finger.html
フィンガーウエイツ
は、指の大リーグボール養成ギブスか。\(^O^)/
女流といえば、女流棋士会が独立しますね。
http://www.asahi.com/shougi/news/TKY200612010354.html
女流棋士独立へ準備委設置 将棋連盟と協議へ
男女格差が激しく、そんなに低い待遇や地位だったとは知らなかった。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/leisure/igo-shyogi/29974/
将棋の世界にも“男女格差” 女流棋士会独立へ 低所得の厳しい現実
をどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/女流棋士_(将棋)
http://joryukishikai.com/
女流棋士会公式サイト
もどうぞ。
女流棋士会公式サイトは、将棋連盟のサイトより、
名人戦問題も、毎日と朝日が大人の解決をしてくれたことで、王将戦や朝日
オープンもなくならず、まずはよかったですね。ほんとにこれでよかったのか
は、棋士たちのこれからの活動にかかってますね。将棋でも連盟活動でも普及
活動でも。
名人戦問題の内実は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000KLQVWK/showshotcorne-22/ref=nosim
将棋世界2007年1月号が詳しいです。
当然、将棋連盟寄りの編集ですけど。
そうそう、いま、段級位の認定を受けると、谷川浩司九段棋士生活30周年記
念・谷川推薦免状なるものが申請できるんですね。
http://www.shogi.or.jp/nintei/main.html
をどうぞ。
おれが3月末までで、初段になれるわけがない。\(^O^)/
お前は、5級だって、無理だよ。
大学ラグビー、関東学院が3年ぶり6度目優勝 ― 2007年01月14日 01時35分50秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
ラグビー大学選手権は、大学ラグビー史上最強の名をほしいままにし、3連
覇を狙った早稲田を10年連続決勝進出の関東学院が終始圧倒。33-26で勝っ
て3年ぶり6度目の優勝。
http://www.sanspo.com/sokuho/0113sokuho028.html
関東学院大が3年ぶりの大学日本一!早大の3連覇を阻止
関東学院は打倒早稲田、勝利への執念がすごくて、守備やブレイクダウンの
集中力が勝ってました。とりわけラインアウトの研究がすばらしく、早稲田は
マイボールラインアウトが取れず、ゲームにならない。以後、タッチキックを
蹴って陣地を進めてラインアウトという作戦が使えなくなって、バックスの個
人技頼みになりましたね。
従来は早稲田が相手のラインアウトをよく研究していて、相手ボールを奪う
ことが多かったのが、監督学院に完全にやられてしまいましたね。
早稲田には日本代表経験者がいならぶことを踏まえて、試合直後のインタビ
ューで、関東学院の春口監督は、
「スターは要らない。雑草に花が咲きましたよ」
と感無量の様子。強烈な反骨精神ですね。
決勝が6年連続関東学院対早稲田という同じチームの戦いになったのは史上
初だそうですが、10年連続決勝進出というのが、関東学院の常勝軍団ぶりを
示していますね。
春口監督は、トップリーグチームとの戦いになる日本選手権について訊かれ
ると、
「打倒!サントリー」
と力を込めた一言。\(^O^)/
早稲田の監督からサントリーの監督になった清宮監督に対して宣戦布告です
ね。
日本最高峰のトップリーグで東芝と首位を争うサントリーに勝つのは容易で
はないだろうけど、その意気やよし。
無名だった関東学院を何10年も情熱を傾けて、早稲田、慶応、明治といっ
た大学ラグビーの花形チームに真っ向勝負を挑んで勝てるチームになるまで育
て上げてきただけに、今回の優勝は面目躍如でしょう。
関東学院が勝ち続けてもさして採り上げず、弱くなった明治を嘆き、慶応を
嘆き、早稲田を嘆くことでニュースにし、ちょっと調子が上がると、復活の大
合唱。極め付けが、清宮早稲田の復活フィーバー。いま、サントリーに移った
清宮監督を持て囃してますからね。
清宮監督はスター性があるんだろうけど、いくら強くて素晴らしいラグビー
をやれるチームを作っても、関東学院や春口監督がマスコミで持て囃されるこ
とはほとんどないわけで、この構図は、マスコミのいたるところで見られる現
象で、もちろん、スポーツでも見られます。
たとえば、。森西武ライオンズが勝ち続けても、やれ、管理野球だとか森野
球はつまらんなどと言いがかりをつけて、読売巨人野球が腐っていってもいつ
までも持て囃したでしょう。結局、プロ野球は、どうなったのかってことだよ
ね。
日本の新聞・テレビにスポーツジャーナリズムはない証拠であり、その他も
ろもろを考え合わせると、
「マスコミは、人の上に人を造り人の下に人を造る」
「万人は、マスコミの下において不平等」
と断言できますね。
---
ラグビー大学選手権は、大学ラグビー史上最強の名をほしいままにし、3連
覇を狙った早稲田を10年連続決勝進出の関東学院が終始圧倒。33-26で勝っ
て3年ぶり6度目の優勝。
http://www.sanspo.com/sokuho/0113sokuho028.html
関東学院大が3年ぶりの大学日本一!早大の3連覇を阻止
関東学院は打倒早稲田、勝利への執念がすごくて、守備やブレイクダウンの
集中力が勝ってました。とりわけラインアウトの研究がすばらしく、早稲田は
マイボールラインアウトが取れず、ゲームにならない。以後、タッチキックを
蹴って陣地を進めてラインアウトという作戦が使えなくなって、バックスの個
人技頼みになりましたね。
従来は早稲田が相手のラインアウトをよく研究していて、相手ボールを奪う
ことが多かったのが、監督学院に完全にやられてしまいましたね。
早稲田には日本代表経験者がいならぶことを踏まえて、試合直後のインタビ
ューで、関東学院の春口監督は、
「スターは要らない。雑草に花が咲きましたよ」
と感無量の様子。強烈な反骨精神ですね。
決勝が6年連続関東学院対早稲田という同じチームの戦いになったのは史上
初だそうですが、10年連続決勝進出というのが、関東学院の常勝軍団ぶりを
示していますね。
春口監督は、トップリーグチームとの戦いになる日本選手権について訊かれ
ると、
「打倒!サントリー」
と力を込めた一言。\(^O^)/
早稲田の監督からサントリーの監督になった清宮監督に対して宣戦布告です
ね。
日本最高峰のトップリーグで東芝と首位を争うサントリーに勝つのは容易で
はないだろうけど、その意気やよし。
無名だった関東学院を何10年も情熱を傾けて、早稲田、慶応、明治といっ
た大学ラグビーの花形チームに真っ向勝負を挑んで勝てるチームになるまで育
て上げてきただけに、今回の優勝は面目躍如でしょう。
関東学院が勝ち続けてもさして採り上げず、弱くなった明治を嘆き、慶応を
嘆き、早稲田を嘆くことでニュースにし、ちょっと調子が上がると、復活の大
合唱。極め付けが、清宮早稲田の復活フィーバー。いま、サントリーに移った
清宮監督を持て囃してますからね。
清宮監督はスター性があるんだろうけど、いくら強くて素晴らしいラグビー
をやれるチームを作っても、関東学院や春口監督がマスコミで持て囃されるこ
とはほとんどないわけで、この構図は、マスコミのいたるところで見られる現
象で、もちろん、スポーツでも見られます。
たとえば、。森西武ライオンズが勝ち続けても、やれ、管理野球だとか森野
球はつまらんなどと言いがかりをつけて、読売巨人野球が腐っていってもいつ
までも持て囃したでしょう。結局、プロ野球は、どうなったのかってことだよ
ね。
日本の新聞・テレビにスポーツジャーナリズムはない証拠であり、その他も
ろもろを考え合わせると、
「マスコミは、人の上に人を造り人の下に人を造る」
「万人は、マスコミの下において不平等」
と断言できますね。
AMOPはThe Art of the Metaobject Protocolのこと ― 2007年01月14日 03時13分41秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/13/1109447
Rubyの特異メソッドとCLOSのeql specializer
に、穴山さんから、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/13/1109447#c1110049
というコメントがありました。
あ、ほんとだ。おっしゃる通り。AMOPは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0262610744/showshotcorne-22/ref=nosim
Gregor Kiczales, Jim Des Rivieres, Daniel G. Bobrow「The Art of the
Metaobject Protocol」
の略記です。すみません。直します。
なぜ、A Meta Object Protocolと書いたのかな。数理システムでやってた勉
強会にも行ったことがあるのに。^^;
単にボケてるだけでしょ。気づいた人は少ないかもしれないけど、お前、
generic functionの訳語を汎関数と書いてただろ。総称関数なのに。汎関数な
ら、高階関数のことだよね。
仕様は、
http://www.lisp.org/mop/index.html
The Common Lisp Object System MetaObject Protocol
で読めます。
ただし、繰り返すようですが、これは公式の標準ではありません。ただし、
さらに繰り返すようですが、ほとんどの実装ではこれをサポートしているよう
です。ものによっては、フルサポートではなく一部のサポートのようですが。
数理システムの黒田さんに、また
http://jp.franz.com/base/seminar-2005-02-03.html
のようなMOPのセミナーをやらないんですかと、この前のLispセミナー後の懇
親会で訊ねたら、またやりたいですねなどという話だったと思います。おれの
勝手な解釈かもしれませんが。^^;
http://www.lisp.org/table/glossary.htm
のMeta Object Protocol (MOP)の項をみると
In particular, a MOP has been defined for the Common Lisp Object
System, which is implemented using this particular MOP. Often, when
people refer to "the MOP" as opposed to "a MOP", they are refering to
the CLOS MOP. However, AMOP is short for The Art of the Metaobject
Protocol, which defines "the MOP". See the MOP references.
なんて、ややこしいことが書いてありますね。^^;
CLOSの設計者の一人であり、前述の「The Art of the Metaobject Protocol」
の著者の一人であるGregor Kiczalesは、のちにXerox PARCで、Aspect
Oriented Programming(AOP)を提唱するようになったんですが、Javaのような
固い言語でやったから、結局、AOPをサポートするようにJavaのコンパイラを
書き直すことになったんですよね。それでそのコンパイラAspectJは、彼のア
イデアをCommon LispからJavaにバックポート(古いバージョンのもの、下位の
ものに移植すること)したものだなんて、Lisp屋が思ったりもしたわけです。
AspectJについては、
http://www.02.246.ne.jp/~torutk/aspectj/
http://www.eclipse.org/aspectj/
http://www.parc.com/research/projects/aspectj/default.html
をどうぞ。
MOPを使ってLispでAOPをやれるようにしたのが、AspectLです。
AspectLについては、
http://common-lisp.net/project/aspectl/
をどうぞ。と思ったら、いま、
http://common-lisp.net/project/closer/aspectl.html
に移って、
http://common-lisp.net/project/closer/
にある、Closerというプロジェクトとマージされちゃってますね。
ぱっと見たところ、Closerは、MOPの実装の差異を吸収する互換レイヤです
ね。これがあると、多くの有名どころのCommon LispでMOPを使ったあれこれが
動くということですね。
またうたた寝しちゃって、午前1時ごろ起きましたが、もう眠いので、寝ます。^^;
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/13/1109447
Rubyの特異メソッドとCLOSのeql specializer
に、穴山さんから、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/13/1109447#c1110049
というコメントがありました。
あ、ほんとだ。おっしゃる通り。AMOPは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0262610744/showshotcorne-22/ref=nosim
Gregor Kiczales, Jim Des Rivieres, Daniel G. Bobrow「The Art of the
Metaobject Protocol」
の略記です。すみません。直します。
なぜ、A Meta Object Protocolと書いたのかな。数理システムでやってた勉
強会にも行ったことがあるのに。^^;
単にボケてるだけでしょ。気づいた人は少ないかもしれないけど、お前、
generic functionの訳語を汎関数と書いてただろ。総称関数なのに。汎関数な
ら、高階関数のことだよね。
仕様は、
http://www.lisp.org/mop/index.html
The Common Lisp Object System MetaObject Protocol
で読めます。
ただし、繰り返すようですが、これは公式の標準ではありません。ただし、
さらに繰り返すようですが、ほとんどの実装ではこれをサポートしているよう
です。ものによっては、フルサポートではなく一部のサポートのようですが。
数理システムの黒田さんに、また
http://jp.franz.com/base/seminar-2005-02-03.html
のようなMOPのセミナーをやらないんですかと、この前のLispセミナー後の懇
親会で訊ねたら、またやりたいですねなどという話だったと思います。おれの
勝手な解釈かもしれませんが。^^;
http://www.lisp.org/table/glossary.htm
のMeta Object Protocol (MOP)の項をみると
In particular, a MOP has been defined for the Common Lisp Object
System, which is implemented using this particular MOP. Often, when
people refer to "the MOP" as opposed to "a MOP", they are refering to
the CLOS MOP. However, AMOP is short for The Art of the Metaobject
Protocol, which defines "the MOP". See the MOP references.
なんて、ややこしいことが書いてありますね。^^;
CLOSの設計者の一人であり、前述の「The Art of the Metaobject Protocol」
の著者の一人であるGregor Kiczalesは、のちにXerox PARCで、Aspect
Oriented Programming(AOP)を提唱するようになったんですが、Javaのような
固い言語でやったから、結局、AOPをサポートするようにJavaのコンパイラを
書き直すことになったんですよね。それでそのコンパイラAspectJは、彼のア
イデアをCommon LispからJavaにバックポート(古いバージョンのもの、下位の
ものに移植すること)したものだなんて、Lisp屋が思ったりもしたわけです。
AspectJについては、
http://www.02.246.ne.jp/~torutk/aspectj/
http://www.eclipse.org/aspectj/
http://www.parc.com/research/projects/aspectj/default.html
をどうぞ。
MOPを使ってLispでAOPをやれるようにしたのが、AspectLです。
AspectLについては、
http://common-lisp.net/project/aspectl/
をどうぞ。と思ったら、いま、
http://common-lisp.net/project/closer/aspectl.html
に移って、
http://common-lisp.net/project/closer/
にある、Closerというプロジェクトとマージされちゃってますね。
ぱっと見たところ、Closerは、MOPの実装の差異を吸収する互換レイヤです
ね。これがあると、多くの有名どころのCommon LispでMOPを使ったあれこれが
動くということですね。
またうたた寝しちゃって、午前1時ごろ起きましたが、もう眠いので、寝ます。^^;
JavaScriptで図形を描く ― 2007年01月14日 11時13分14秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
JavaScriptで図形を描くCanvasのデモが紹介されています。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070111_canvas/
JavaScriptで図形を描くHTML要素「Canvas」の実例
どれもこれも、すごいですね。
MSXエミュレータをオールJavaScriptで書いてるのも、すごいよね。
---
JavaScriptで図形を描くCanvasのデモが紹介されています。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070111_canvas/
JavaScriptで図形を描くHTML要素「Canvas」の実例
どれもこれも、すごいですね。
MSXエミュレータをオールJavaScriptで書いてるのも、すごいよね。
Vistaは、やっぱダメ ― 2007年01月14日 11時14分31秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
この前、日経CNBCでWindows Vistaが出て、買い控えていた層が一斉に買い
換えるなんてこといったけど、そうはならないという予想もありますね。
http://headlines.yahoo.co.jp/column/bp/detail/20061227-00000000-nkbp-bus_all.html
2007年展望:需要が旺盛な薄型テレビとケータイ、Vista登場でも盛り上がら
ないPC
をどうぞ。
「むしろ、Vistaの登場が需要喚起にマイナスに働く可能性も捨てきれない。
VistaはWindows XP以上にハード資源を消費する。従来より高いCPU性能やメモ
リー容量、ハードディスク容量が必要となる。これは、パソコン本体の単価上
昇に直結するからだ」ともいわれてますね。
Vistaは、MSが自分の儲けの都合で決めたいろんなバージョンがあって、わ
かりにくいですが、Home Basicは買うなという話。
http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20070109/120450/?from=mail
Windows VistaはHome Basicを買ってはいけない!?
というか、1年は様子見たほうがいいと思う。
Vistaは要求するハードウェアの水準が高いから、買い換えないとまともに
は動かない。しかし、そこまでして使う魅力はない。
おれも、このままXPを使い続けて、1年か2年後?買い換えるときに、PCで
Vistaを使うか、Linuxを使うか、Macintoshに移るか、判断するつもり。
こういう話もありますね。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070109_dvd/
著作権保護の観点から、Windows Vistaで次世代DVDを再生できなくなる可能性
も
---
この前、日経CNBCでWindows Vistaが出て、買い控えていた層が一斉に買い
換えるなんてこといったけど、そうはならないという予想もありますね。
http://headlines.yahoo.co.jp/column/bp/detail/20061227-00000000-nkbp-bus_all.html
2007年展望:需要が旺盛な薄型テレビとケータイ、Vista登場でも盛り上がら
ないPC
をどうぞ。
「むしろ、Vistaの登場が需要喚起にマイナスに働く可能性も捨てきれない。
VistaはWindows XP以上にハード資源を消費する。従来より高いCPU性能やメモ
リー容量、ハードディスク容量が必要となる。これは、パソコン本体の単価上
昇に直結するからだ」ともいわれてますね。
Vistaは、MSが自分の儲けの都合で決めたいろんなバージョンがあって、わ
かりにくいですが、Home Basicは買うなという話。
http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20070109/120450/?from=mail
Windows VistaはHome Basicを買ってはいけない!?
というか、1年は様子見たほうがいいと思う。
Vistaは要求するハードウェアの水準が高いから、買い換えないとまともに
は動かない。しかし、そこまでして使う魅力はない。
おれも、このままXPを使い続けて、1年か2年後?買い換えるときに、PCで
Vistaを使うか、Linuxを使うか、Macintoshに移るか、判断するつもり。
こういう話もありますね。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070109_dvd/
著作権保護の観点から、Windows Vistaで次世代DVDを再生できなくなる可能性
も
東芝1位、トップリーグベスト4決まる ― 2007年01月14日 19時20分48秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のkick/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
東芝ブレイブルーパスが三洋電機ワイルドナイツを66-30で破って、1位を確
定。
トヨタ自動車トヨタヴェルブリッツがNECグリーンロケッツを19-15で破って
4位に。
ヤマハ発動機ジュビロが神戸製鋼コベルコスティーラーズを37-26で破って、
3位に。
これで、1位東芝、2位サントリー、3位ヤマハ、4位トヨタになり、この
4チームでプレーオフを戦うことに。東芝対トヨタ、サントリー対ヤマハの組
み合わせです。
ヤマハが不気味なんですよね。今シーズン、ヤマハは東芝とサントリーとい
う1位、2位の両方に勝ってるし、絶対にあきらめないし、ロスタイムに逆転
勝ちしますからね。
ヤマハが前評判の高いサントリーを破る可能性も十分あると思います。
JSportsでヤマハのラグビーの取り組みをやっていましたが、いろんなこと
をやって地域密着、ラグビー文化の定着に努めていました。
ラグビーは激しいスポーツで試合数が少ないので、巨大スタジアムがあって
そこが連日満員になれば別でしょうが、野球やサッカーみたいに、スタジアム
を満員にしても入場料収入だけではやっていけないそうです。
それで、放映権料やグッズ販売などで収入を補わないといけないのですが、
それより何よりスタジアムに人を集め、ラグビーを知ってもらいたいといろい
ろなことをやっています。
磐田の付近は餅まきが盛んだというので、会場で餅まきもやるし、アンケー
トでラグビーはルールがむずかしいとわかれば、客席にOBなのかな、ルールを
説明する人を何人も配置して、いまどういうプレーがあってどういう反則があ
ったかなどを説明しているそうです。
これ、いいよね。スタジアムでラグビーを観戦すると、場内アナウンスで、
ナットロールアウェイですとか反則の名称はいうんだけど、よーわからんのよ
ね。それが、身近に説明してくれる人がいて、質問できたりしたらいいですよ
ね。
東芝の後半の怒涛の攻撃は素晴らしかった。ボールが次々につながって、ス
ペクタクルなラグビーでした。ああいうラグビーは、見ていて実に楽しい。
ところで、関東学院の春口監督が日本選手権で、「打倒サントリー! 清宮
をやっつける!」という意気込みでしたが、日本選手権での組み合わせはどう
決まるんですかね。
なんとなく、関東学院が勝ちあがってもサントリーじゃなくて、東芝と当た
るんじゃないかと思うんですが。
---
東芝ブレイブルーパスが三洋電機ワイルドナイツを66-30で破って、1位を確
定。
トヨタ自動車トヨタヴェルブリッツがNECグリーンロケッツを19-15で破って
4位に。
ヤマハ発動機ジュビロが神戸製鋼コベルコスティーラーズを37-26で破って、
3位に。
これで、1位東芝、2位サントリー、3位ヤマハ、4位トヨタになり、この
4チームでプレーオフを戦うことに。東芝対トヨタ、サントリー対ヤマハの組
み合わせです。
ヤマハが不気味なんですよね。今シーズン、ヤマハは東芝とサントリーとい
う1位、2位の両方に勝ってるし、絶対にあきらめないし、ロスタイムに逆転
勝ちしますからね。
ヤマハが前評判の高いサントリーを破る可能性も十分あると思います。
JSportsでヤマハのラグビーの取り組みをやっていましたが、いろんなこと
をやって地域密着、ラグビー文化の定着に努めていました。
ラグビーは激しいスポーツで試合数が少ないので、巨大スタジアムがあって
そこが連日満員になれば別でしょうが、野球やサッカーみたいに、スタジアム
を満員にしても入場料収入だけではやっていけないそうです。
それで、放映権料やグッズ販売などで収入を補わないといけないのですが、
それより何よりスタジアムに人を集め、ラグビーを知ってもらいたいといろい
ろなことをやっています。
磐田の付近は餅まきが盛んだというので、会場で餅まきもやるし、アンケー
トでラグビーはルールがむずかしいとわかれば、客席にOBなのかな、ルールを
説明する人を何人も配置して、いまどういうプレーがあってどういう反則があ
ったかなどを説明しているそうです。
これ、いいよね。スタジアムでラグビーを観戦すると、場内アナウンスで、
ナットロールアウェイですとか反則の名称はいうんだけど、よーわからんのよ
ね。それが、身近に説明してくれる人がいて、質問できたりしたらいいですよ
ね。
東芝の後半の怒涛の攻撃は素晴らしかった。ボールが次々につながって、ス
ペクタクルなラグビーでした。ああいうラグビーは、見ていて実に楽しい。
ところで、関東学院の春口監督が日本選手権で、「打倒サントリー! 清宮
をやっつける!」という意気込みでしたが、日本選手権での組み合わせはどう
決まるんですかね。
なんとなく、関東学院が勝ちあがってもサントリーじゃなくて、東芝と当た
るんじゃないかと思うんですが。
山下洋輔ニューヨーク・トリオ&スペシャル・ビッグバンド「ラプソディ・イン・ブルー」 ― 2007年01月14日 23時32分43秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のtti/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
瓢箪から駒で実現した、筒井さん、洋輔さんまでご参加くださった山下洋輔
ニューイヤーコンサート延期残念オフで、洋輔さんから
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000CD7XV/showshotcorne-22/ref=nosim
山下洋輔「ラプソディ・イン・ブルー」
のCDにサインを頂戴して有頂天になっていたら、オーチャードホールでビッ
グバンドでやったDVDももう出てるよと教えてくれたのは、誰だっただろう。
ふねおさん?
ともかくすぐに買わねばの娘であって、翌朝心地よい二日酔いのままアマゾ
ンに
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000IJ7K2O/showshotcorne-22/ref=nosim
山下洋輔ニューヨーク・トリオ&スペシャル・ビッグバンド「ラプソディ・イ
ン・ブルー」
を注文。これをさっき堪能した。
これ、ほんと、素晴らしいですね。このコンサート、行けなくてくやしかっ
たし、延期になった今回のニューイヤーコンサートも昨夜の姉からの電話で行
けなくなることが決定したのでくやしさ倍増だったが、これを観て、勝手に山
下洋輔ニューイヤーコンサートを独り占めした気分。
1曲目からビッグバンドの華やかさ横溢の「ディス・クッド・ビー・ザ・ス
タート・オブ・サムシング・ビッグ」で、うれしくなっていたら、2曲目がビ
ル・エバンスの名曲、名演奏で有名な「ワルツ・フォー・デビー」。
すでにDVDのカバーにある曲目をみて、「ワルツ・フォー・デビーなんか、
やってたんだ」と軽く驚いていたのだが、てっきり、ビル・エバンス同様トリ
オ編成、すなわち山下洋輔ニューヨーク・トリオで演奏するものだと思い込ん
でいた。そしたら、あなた、驚くことにビッグバンドでやってるんですよ。そ
んなもん聴いたことない。
どんな代物なのかと思っていると、これがまたよくて、サムシング・ビッグ
が始まるぞという1曲のタイトルがいきなり実現。サムシング・ビッグがやっ
てきて、うれしくてもうKO寸前。\(^O^)/
3曲目からは、トリオ、クァルテットのコンボ編成で、5曲目からまたビッ
グバンドでと、曲目も硬軟、強弱、陰陽取り混ぜてのフルコース。
3曲目「ギャザリング」の静かな演奏の中に、長年やっているトリオの円熟、
メンバー間の信頼を感じ、4曲目、ファンキーな「グルーヴィン・パレード」
を聞きながら、タイトルからの連想からか、筒井さん原作の映画「パプリカ」
に出てくる狂気のパレードを思い出すなどした。
5曲目「ファースト・ブリッジ」は一番、フリージャズっぽく感じた。ソリ
ストたちも存分に吹いていた。
6曲目の「ミスティック・ビート」の熱演が終わり、「いやあ、よかった。
すごかった。楽しかった。これ、すぐ感想書こう」などと思っていたら、画面
の洋輔さんが、「これこれ、ちと待て、ちと待て。そんなことだから、粗忽者
といわれるんだよ、お前さんは。メインディッシュはこれから」とのたまう。
そ、そうか。まだ、「ラプソディ・イン・ブルー」やってないじゃん。\(^O^)/
フルコース食い終わって、これから満漢全席が出ますのでよろしくといわれ
た気分。
満漢全席については、
http://ja.wikipedia.org/wiki/満漢全席
をどうぞ。
もう食えねえよ、明日にしようかと思っていたら、敵の動きはすばやく、も
う始めやがった。\(^O^)/
始まったら、あなた。素晴らしくて食える食える、すいすい入る入る。25
分近い大熱演なのに、あっという間に至福の時が飛び去って、堪能放心状態。
宇宙船ヨースケ号で何年にもわたって広大な音宇宙を大冒険し、洋輔さんが
長年のキャリアで築いてきたものが一音一音に凝縮されているのを観測しつつ
無事地球に帰還。でも、我に返ったらたったの1時間半の体験。浦島太郎って、
こういう幸せな時間をすごしたのかと思ったね。
唐突ですが、「はやぶさ」、なんとか地球に帰ってきてくれ!
ちょうど、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980158/showshotcorne-22/ref=nosim
吉田武著「はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語」(幻冬舎新書)
を読んだところで、洋輔さんが、フリージャズに挑戦し、ピアノを燃やしなが
ら弾いたり、ヨーロッパに挑戦したり、それまでやったことないことを次々に
実現させてきたこと、そしてそういう挑戦がいまも現在進行中であることが、
なんか「はやぶさ」とダブってしまうんですよね。
「はやぶさ」というのは、日本の宇宙探査機で、数々の人類史上初といわれ
る困難に挑戦して、それをやってのけて小惑星イトカワに行ったんですが、現
在、瀕死の重傷を負った状態で、地球に帰還できるか注目されています。
「はやぶさ」については、
http://ja.wikipedia.org/wiki/はやぶさ_(探査機)
を参照してください。その他、ぼくが書いた「はやぶさ」ネタは、
http://www.google.com/custom?q=%82%CD%82%E2%82%D4%82%B3&sa=%8C%9F%8D%F5&sitesearch=iiyu.asablo.jp
を参照。
DVDがいいのは、洋輔さんの表情や指や腕や体の動きががよくわかること。
ジャズクラブなど小さなところでは、演奏者と観客が間近でよくわかるが、大
ホールだとなかなかわからない。当然、オーチャードホールの観客席からは、
なかなかこれだけ表情がわかることはないだろう。
演奏中、いい表情していますよ。
下から上、上から下へと、突発的熱情を吐き出すように、ギャロギャロギャ
ロと鍵盤を平手やこぶしで高速に叩きまくる、その動きと音から、おれが勝手
に「かき交ぜ技」と呼んでいる技もよくわかる。
何より、いい表情だと思ったのは、「ラプソディ・イン・ブルー」の最後の
一音を弾き終えて顔を上げた瞬間の表情。オリンピックの水泳で、選手が、金
メダルと世界新記録を確信して水から顔を上げ、プハーと大きく息を吐いたよ
うな表情なのよ。いやあ、いい。ほんとによかった。
ボーナス映像のインタビューを観て、「へえ、そういうものなのか」と思っ
たのが、「ラプソディ・イン・ブルー」は、これまでクラシックのオーケスト
ラに乱入してやってきたから、演奏中は周りはクラシックの人ばかり。自分は
異分子だからある意味気楽だったが、今回は、周りはこっちの手の内を知って
いるジャズの人ばかり。全部その場で評価されちゃうから、とてもスリリング
だという話。
ヴィジターのクラシックのときが緊張して、ジャズのときはホームグランド
だから気楽かと思っていたが、そうとばかりは言えないんですね。実演者、表
現者しかわからない境地だなあと。
DVDのオビには、山下洋輔初のDVD作品と銘打ってあるけれど、これを観た以
上、オフでもちらと話が出た、「フリン伝習録」や「ジャズ忠臣蔵」もなんと
かDVD化してほしいものです。
2007年の山下洋輔ニューイヤーコンサートについては、
http://www.operacity.jp/concert/2006/070110.php
http://www.operacity.jp/concert/2006/070110_about.php
をどうぞ。
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瓢箪から駒で実現した、筒井さん、洋輔さんまでご参加くださった山下洋輔
ニューイヤーコンサート延期残念オフで、洋輔さんから
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000CD7XV/showshotcorne-22/ref=nosim
山下洋輔「ラプソディ・イン・ブルー」
のCDにサインを頂戴して有頂天になっていたら、オーチャードホールでビッ
グバンドでやったDVDももう出てるよと教えてくれたのは、誰だっただろう。
ふねおさん?
ともかくすぐに買わねばの娘であって、翌朝心地よい二日酔いのままアマゾ
ンに
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000IJ7K2O/showshotcorne-22/ref=nosim
山下洋輔ニューヨーク・トリオ&スペシャル・ビッグバンド「ラプソディ・イ
ン・ブルー」
を注文。これをさっき堪能した。
これ、ほんと、素晴らしいですね。このコンサート、行けなくてくやしかっ
たし、延期になった今回のニューイヤーコンサートも昨夜の姉からの電話で行
けなくなることが決定したのでくやしさ倍増だったが、これを観て、勝手に山
下洋輔ニューイヤーコンサートを独り占めした気分。
1曲目からビッグバンドの華やかさ横溢の「ディス・クッド・ビー・ザ・ス
タート・オブ・サムシング・ビッグ」で、うれしくなっていたら、2曲目がビ
ル・エバンスの名曲、名演奏で有名な「ワルツ・フォー・デビー」。
すでにDVDのカバーにある曲目をみて、「ワルツ・フォー・デビーなんか、
やってたんだ」と軽く驚いていたのだが、てっきり、ビル・エバンス同様トリ
オ編成、すなわち山下洋輔ニューヨーク・トリオで演奏するものだと思い込ん
でいた。そしたら、あなた、驚くことにビッグバンドでやってるんですよ。そ
んなもん聴いたことない。
どんな代物なのかと思っていると、これがまたよくて、サムシング・ビッグ
が始まるぞという1曲のタイトルがいきなり実現。サムシング・ビッグがやっ
てきて、うれしくてもうKO寸前。\(^O^)/
3曲目からは、トリオ、クァルテットのコンボ編成で、5曲目からまたビッ
グバンドでと、曲目も硬軟、強弱、陰陽取り混ぜてのフルコース。
3曲目「ギャザリング」の静かな演奏の中に、長年やっているトリオの円熟、
メンバー間の信頼を感じ、4曲目、ファンキーな「グルーヴィン・パレード」
を聞きながら、タイトルからの連想からか、筒井さん原作の映画「パプリカ」
に出てくる狂気のパレードを思い出すなどした。
5曲目「ファースト・ブリッジ」は一番、フリージャズっぽく感じた。ソリ
ストたちも存分に吹いていた。
6曲目の「ミスティック・ビート」の熱演が終わり、「いやあ、よかった。
すごかった。楽しかった。これ、すぐ感想書こう」などと思っていたら、画面
の洋輔さんが、「これこれ、ちと待て、ちと待て。そんなことだから、粗忽者
といわれるんだよ、お前さんは。メインディッシュはこれから」とのたまう。
そ、そうか。まだ、「ラプソディ・イン・ブルー」やってないじゃん。\(^O^)/
フルコース食い終わって、これから満漢全席が出ますのでよろしくといわれ
た気分。
満漢全席については、
http://ja.wikipedia.org/wiki/満漢全席
をどうぞ。
もう食えねえよ、明日にしようかと思っていたら、敵の動きはすばやく、も
う始めやがった。\(^O^)/
始まったら、あなた。素晴らしくて食える食える、すいすい入る入る。25
分近い大熱演なのに、あっという間に至福の時が飛び去って、堪能放心状態。
宇宙船ヨースケ号で何年にもわたって広大な音宇宙を大冒険し、洋輔さんが
長年のキャリアで築いてきたものが一音一音に凝縮されているのを観測しつつ
無事地球に帰還。でも、我に返ったらたったの1時間半の体験。浦島太郎って、
こういう幸せな時間をすごしたのかと思ったね。
唐突ですが、「はやぶさ」、なんとか地球に帰ってきてくれ!
ちょうど、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980158/showshotcorne-22/ref=nosim
吉田武著「はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語」(幻冬舎新書)
を読んだところで、洋輔さんが、フリージャズに挑戦し、ピアノを燃やしなが
ら弾いたり、ヨーロッパに挑戦したり、それまでやったことないことを次々に
実現させてきたこと、そしてそういう挑戦がいまも現在進行中であることが、
なんか「はやぶさ」とダブってしまうんですよね。
「はやぶさ」というのは、日本の宇宙探査機で、数々の人類史上初といわれ
る困難に挑戦して、それをやってのけて小惑星イトカワに行ったんですが、現
在、瀕死の重傷を負った状態で、地球に帰還できるか注目されています。
「はやぶさ」については、
http://ja.wikipedia.org/wiki/はやぶさ_(探査機)
を参照してください。その他、ぼくが書いた「はやぶさ」ネタは、
http://www.google.com/custom?q=%82%CD%82%E2%82%D4%82%B3&sa=%8C%9F%8D%F5&sitesearch=iiyu.asablo.jp
を参照。
DVDがいいのは、洋輔さんの表情や指や腕や体の動きががよくわかること。
ジャズクラブなど小さなところでは、演奏者と観客が間近でよくわかるが、大
ホールだとなかなかわからない。当然、オーチャードホールの観客席からは、
なかなかこれだけ表情がわかることはないだろう。
演奏中、いい表情していますよ。
下から上、上から下へと、突発的熱情を吐き出すように、ギャロギャロギャ
ロと鍵盤を平手やこぶしで高速に叩きまくる、その動きと音から、おれが勝手
に「かき交ぜ技」と呼んでいる技もよくわかる。
何より、いい表情だと思ったのは、「ラプソディ・イン・ブルー」の最後の
一音を弾き終えて顔を上げた瞬間の表情。オリンピックの水泳で、選手が、金
メダルと世界新記録を確信して水から顔を上げ、プハーと大きく息を吐いたよ
うな表情なのよ。いやあ、いい。ほんとによかった。
ボーナス映像のインタビューを観て、「へえ、そういうものなのか」と思っ
たのが、「ラプソディ・イン・ブルー」は、これまでクラシックのオーケスト
ラに乱入してやってきたから、演奏中は周りはクラシックの人ばかり。自分は
異分子だからある意味気楽だったが、今回は、周りはこっちの手の内を知って
いるジャズの人ばかり。全部その場で評価されちゃうから、とてもスリリング
だという話。
ヴィジターのクラシックのときが緊張して、ジャズのときはホームグランド
だから気楽かと思っていたが、そうとばかりは言えないんですね。実演者、表
現者しかわからない境地だなあと。
DVDのオビには、山下洋輔初のDVD作品と銘打ってあるけれど、これを観た以
上、オフでもちらと話が出た、「フリン伝習録」や「ジャズ忠臣蔵」もなんと
かDVD化してほしいものです。
2007年の山下洋輔ニューイヤーコンサートについては、
http://www.operacity.jp/concert/2006/070110.php
http://www.operacity.jp/concert/2006/070110_about.php
をどうぞ。
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