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Re: がんばれ、渡辺竜王2006年11月16日 05時19分47秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 渡辺竜王、やっと勝ちました。
 昨夜は帰ってきてすぐ爆睡。でも、結果が気になったのか午前3時ごろに目
が覚めて、さっきまで棋譜を眺めていました。第3局の棋譜は、
http://live.shogi.or.jp/ryuoh/kifu19/061115_watanabe-sato.html
でみられます。
 このJavaの棋譜ソフト、よくできてますね。それと観戦記者のコメントもい
っぱいあって、しかも、感想戦での両者の感想も書き加えられていて、いいで
すね。
 不満があるとすると、自動更新するときに、左の手順が表示されているリス
トボックス、あれがばたばたと書き換わること。リストにアイテムを入れるた
びに再描画がかかっているので、再描画を禁止してアイテムを入れて、入れ終
わったら再描画すればいいと思うんだけど。Swingのリストボックスを使って
いるなら、setEnabledでできるんじゃないか。

 話し戻して、勝負は80手目くらいからの寄せ合い、やっぱ、ものすごいで
すね。
 渡辺竜王の王様、よく逃げましたね。そこからの逆襲が鮮やか。
 佐藤棋聖に誤算があったのかな。
 これで、佐藤2勝、渡辺1勝になって面白くなってきました。

 もう一眠りします。

大沢在昌著「狼花 新宿鮫IX」2006年11月17日 09時09分39秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 5年半ぶりか。やっと、来たぞ、新宿鮫。\(^O^)/
 挟み込んであるチラシみたいなのには、ちゃんとシリーズ全作の紹介や主な
登場人物の紹介もあって、しばらく新宿鮫から離れていたもかつての作品を思
い出せるし、本作で初めて新宿鮫を知った人にも、新宿鮫ワールドや過去の作
品に興味ももたせる作りになっている。
 ネタバレになるので、詳しくは書けないが、ナイジェリア人がああして、で
もって裏にいあるあいつがああして、それに女がこうして、で、ヤクザがこう
からんで、新宿鮫こと鮫島がしつこくしつこくしつこくあれこれ探って、藪が
ああなって、桜井がこうで、香田がああだこうだ。\(^O^)/
 大沢在昌自身が大きな分岐点になる作品というだけあって、いやあ、そうい
うことになりましたか。
 内容は読んでのお楽しみ。

 おれ、新宿鮫は第1作から読んでいるが、第1作は、特に深い感銘はなかっ
た。
 が、やっぱ、第2作の「毒猿」。これが強烈だった。いまでもシリーズで一
番好きな作品だろう。これ、アクション全開ながら、哀しい物語なんだよ。次
の「屍蘭」は打って変わって静かな物語ながら、深く怖い話。この2作で新宿
鮫にハマったといっていい。
 途中も読ませる作品が続くが、前作の「風化水脈」は、新宿西口の深い歴史
とからめながらのストーリーテリングがよかった。
 いま、新宿西口には、東京都庁や新宿高層ビル街がそそり立っているが、あ
そこはかつては広大な淀橋浄水場があった場所。そして、いまでも、新宿中央
公園の周辺やら大ガードから青梅街道沿いに行って右側の路地を入っていくと
古い家々があったりして、高層ビル街との対比が極端なので、歩き回るとなか
なか味わい深い。そういう歴史と新宿を舞台にした犯罪とがからんで、なかな
かよかった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/淀橋浄水場
淀橋浄水場跡
http://www2s.biglobe.ne.jp/~stakers/arch/ftoyodo.html
淀橋浄水場跡

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334925189/showshotcorne-22/ref=nosim
狼花 新宿鮫IX (単行本)
大沢 在昌 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334726569/showshotcorne-22/ref=nosim
毒猿―新宿鮫〈2〉 (文庫)
大沢 在昌 (著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433472857/showshotcorne-22/ref=nosim
屍蘭―新宿鮫〈3〉 (文庫)
大沢 在昌 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334074618/showshotcorne-22/ref=nosim
風化水脈―新宿鮫〈8〉 (新書)
大沢 在昌 (著)

「ところで、お前、読んでて気づかなかった?」
「何が?」
「冒頭で、中野区弥生町が出てくるだろ」
「うん」
「お前が東京に出てきて、最初に住んだところだよな」
「うん」
「最後のほうで、府中が出てくるだろう」
「うん」
「お前がいま住んでいるところだよな」
「それで?」
「お前、相変わらず鈍いなあ」
「えっ、なになに?」
「鮫島のダンナがお前を追ってるということだぜ。食いついたら決して離さな
い新宿鮫。そいつが監視、行確(行動確認)ばっちり。証拠集めばっちり。逮捕
まで時間の問題だな。お前、もう終わりだよ」
「いやーん。\(^O^)/」

マッシュアップ小説2006年11月19日 22時48分46秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 以下、前半は、以前、tti/salonにアップしたものです。反応は特になかっ
たけど。^^;
 後半は、いま書いた、この件に関するおれなりの感想で、tti/salonにアッ
プしたものにはありません。

 読者のknoxさんからのメールを紹介します。
 音楽では、マッシュアップやリミックスといって、他人の曲や音源を混ぜ合
わせて別のものを作ることがよく行われていますし、ネットの世界でも最近増
えてきました。
 一番有名例は、いろんな新聞から記事をもってきて勝手に再構成しているグ
ーグルニュースでしょうか。
http://news.google.co.jp/

 で、このメールは、矢作俊彦氏がマッシュアップで小説を書いたという話で
す。
--- ここから ---
今日は。
普通のお便り(何やそれ、ラジオかいっ>自分)なんですが。

スラドを 10 日遅れで追いかけていて、面白い記事に当たりました。
で、こんな事を筒井さんとかなら、どう評するかなぁ、と考えてしまいました。
中村さんは、どう感じるでしょう。

日本初のワープロを手がけた森健一氏が文化功労者に選ばれる
http://slashdot.jp/article.pl?sid=06/10/29/0240244
の最後に紹介されている、

矢作俊彦インタビュー
http://hotwired.goo.ne.jp/speakout/interview/980227/text.html
です。

新作の小説を書く為に、
「それをやるにあたって、チャンドラーの全部の文章をスキャナーで読み込ん
で、Macに取り込んだわけ。デジタル化したわけ。それを、"マーロウがこうし
ている"というような条件検索にかけて、全部バラして、それから全部ブッこ
んで、それで文章の頭の部分を自分の文章に書き換えていったわけ。」
と、言うような作業をした、との事です。

つまり、音楽で言うところのサンプリングに当たるのでしょう。

筒井さんの作品とか、SF 一般というか、作品をバラして、再構築したら、ま
た、面白いものができそうなものがたくさんありそうな気がします。

いや、筒井さんを思い出したのは、
「それに気づいた人も何人か文芸評論家にはいるんだけれども、面白がってい
るだけで、何にもいわないんだ。そこを挑発して、誰かに考えて欲しい。ぼく
は、あれは盗作ではないという自信があるし、面白いでしょ、ぼくの作品だ、
という自信もある。だけど、チャンドラーの小説も使いました。翻訳も平気で
使いました。なかには、マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」の有
名なシーンが延々と4頁もまるまる使ってあります。でも、誰も気づかないほ
ど、ひとつの小説になっているでしょ、と。脱構築とはこういうことを言うじ
ゃないですか、と言いたいわけ」
の様に問題提起が有るから。
手法の新奇性、脱構築、問題提起。何か、新しいオモチャを前にしたようにワ
クワクします。

ワードプロセッシングという道具の可能性は、まだまだありそう、
と言う所ですね。

ではでは。
長文、しかも、殆ど引用、失礼しました。
--- ここまで ---

 おれの場合、これ、コンピュータでできるんじゃないかなどということを考
えてしまうんですよ。
 そのジャンルの学問をどう呼ぶのか忘れてしまったが、テキストを解析して
作家の文体の特徴を調べる学問があります。
 そうすると、この文章はシェイクスピアの文章である確率は80%などとい
えるわけです。逆に応用すれば、いかにもシェクスピアが書いた文章を生成す
ることもできるわけ。
 日本の作家の場合、テキストの電子化が遅れたこともあって、そういう解析
をしている研究者がどれくらいいるかわかりませんが、あおぞら文庫のように
往年の名作を電子テキスト化しているところもあるので、これから研究が進む
かもしれません。
 でも、筒井康隆さんみたいに、文体を特定できないように変えてしまうよう
な人もいるので、筒井さんの場合はどうかな。エッセイは文体はかなり固定的
だと思うんだけど、初期のドタバタのあとは、わざと読み飛ばされないように
読みにくく句読点の少ない一文が長い文体にしてみたり、非常に実験的なので、
なかなかむずかしいかも。
 前期、後期などと期間を区切ればその時期の特徴は抽出できそうな気もする
けど、単に文字面の解析だけじゃなくて、作品全体の構成とか、テーマとかそ
ういうので特徴抽出するアプローチじゃないと、むずかしいかも。

http://www.aozora.gr.jp/
あおぞら文庫

 で、コンピュータによる自然言語処理のもっと俗な金儲けへの応用というこ
とでいえば、ブログを1000くらいもって、自分じゃ書かずに、ネット上の
あちこちからそのブログのテーマに合うような文章をかき集めて、文体を変え、
構成を変え、あたかも人間が、それも別々の人間が書いたかのようにしてしま
うというのもアイデアとしてはありますね。コンピュータにやらせるわけ。
 でもって、Googleのアドセンスなりで広告を配信させて、金儲けに使うわけ。
 そんなことを妄想していたら、つい、この前、聞いた話だと、アルバイトを
何人も雇ってブログを書かせて、アドセンスなりの広告や商品販売で大儲け人
も実際にいるらしいですね。そいつは、元締めをやっていて表には出ないけれ
ど、実際は何百もブログをもっているそうです。表に出ているのはバイトね。
 いろいろ考えますねぇ。
 おれも1000くらいブログをもつかな。
 1000のブログを持つ男。\(^O^)/

プログラミングでのマッシュアップ2006年11月19日 22時49分59秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 小説のマッシュアップのことを書いたので、ついでに。

 プログラミングのほうのマッシュアップはいろいろみんなやってますよね。
どうしてもウェブブラウザ内でJavaScriptを使ってというのが多いけれど、
Javaでやる話だと、もう先月号になってしまったけれど、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000J10LQ8/showshotcorne-22/
ref=nosim
Software Design (ソフトウエア デザイン) 2006年 11月号
の特集「Javaでマッシュアップ&リミックス」は、なかなか楽しかったです。
勉強になりました。
 個人的にはこの手の技術、他人のふんどしで相撲を取るわけだから、すぐで
きることだし、技術的にも何の競争力にならないんだけど、いま、Web2.0に引
っかかっているカモにウケてるから、必要ならやってもいいってくらいの感じ
ですね。\(^O^)/

 以前、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4873112931/showshotcorne-22/ref=nosim
Google Maps Hacks
の原書が出たときに、Google Mapsをちょっとやってみたりもしました。
 で、思ったのは、これ、マッシュアップされる側じゃないと、ビジネス的に
は何のメリットもないこと。
 企業のサービスで、たとえば、Google Mapsに依存しているのは大丈夫なの
かと思いますけどね。いまはタダだし、便利でいいけど、首までどっぷり浸か
って抜けられなくなったことを見計らってGoogleからライセンス料請求された
らどうするんだと思うよね。
 我々の業界だと、MicrosoftとIntelがやった前例がありますからね。
 アストロビスタが昔、なくなった某誌の連載で書いていたが、Microsoftと
Intelがやったのは、うちの材料使うとタコ焼きを安く作れるからどんどん作
ってくれと、安くタコ焼きの材料やらタコ焼きの鉄板やら焼き方のノウハウや
らをばらまきまくって、世界のハードメーカにせっせとWintel(Microsoft +
Intel)流のタコ焼き作りを広めて、みんなが足抜けできなくなったら、支配権
を握って、ばんばん金を取るようになったという世界だもんね。

 週刊東洋経済2006/06/24号で、Web2.0の特集をやっていて、経済誌としては
よくまとまっているとは思ったが、論調としてGoogleをオープンな企業のよう
に扱っていたのは、おかしくないか。
 WebサービスのAPIを公開してマッシュアップを促しているからというのがそ
の理由だろうが、これはねえ(笑)。たとえば、MicrosoftはWindowsのAPIを公
開しているが、Microsoftがオープンな企業だと思うのはよほどのマヌケでし
ょ? 同じ愚を犯していると思うけれどね。
 こういう誤解というのは、梅田望夫「ウェブ進化論」のマーケ屋、営業トー
クに乗せられたバカの末路みたいなもんで、ミスリーディングでしょう。だか
ら、「ウェブ進化論」のような浅い営業トーク本は、扇動だけなので、社会に
とって害毒なんです。

 オープンだというなら、地図情報のAPIは誰の所有物でもない形にして、標
準化されないとだめ。そしてGoogle Maps以外にその標準化されたAPIを実装し
た地図情報サービスが出てこないとだめ。そうしないと安心して使えないもん。
少なくとも企業の命運を握るようなビジネスでは不安ですよね。生命線を他社
に握られるわけだから。よほど相互の信頼があるか、契約で互いを縛るか。
Web2.0の世界などと新しい世界がやってきたかのように言い募っても、その辺
は変わらないもんね。
 結局、Googleだって営利企業だし、囲い込みの世界であることには何の変わ
りもない。他のWeb2.0企業もそう。そこはちゃんと押さえてないとね。

 囲い込みですごいと思ったのは、もう1年以上前に書いたことだけど、UPS
の囲い込み。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/09/27/89513
UPSってすごいね
にあります。
 このとき、頭の悪いおれはやっと気づいた。ウェブのAPIって、リアルと結
びつかないと大したことないね。もう単にコンピュータやネットの世界だけの
プロトコルやAPIって、リアルと結びついたAPIに比べれば大した意味はない。
 Google Mapsだって、地図というリアルと結びついているから意味があるし、
AmazonのAPIだってAmazonのデータベースよりアフィリエイトというリアルの
金儲けと結びついているから意味があるわけだしね。
 でもって、先の週刊東洋経済で、梅田望夫が、はてなの取締役をやっててわ
かったけど、ウェブは儲からないなんてことをいってるの。そんなの当たり前
でしょ。
 さっきも書いたように、はてなはマッシュアップする側であってマッシュア
ップされる側じゃないわけ。他人のふんどしで相撲を取ってるけど、他人にふ
んどしを貸し出す側じゃないわけ。
 それで、マッシュアップでイカしたサービスができましたなんていっても、
ビジネスとして大した意味がないのは、当たり前すぎるほど当たり前に思うし、
たまたまGoogleなんかがふんどしをいまは無料で貸してくれてるからなんとか
なるけど、元々は借りてるもんだもんね。それでも儲からないんだったら、は
てなって会社としてはどうなの?と思うのもまた必然だと思うんだけどね。
 マッシュアップって、ふんどしを貸す側に回らないとビジネスとしては意味
はほとんどないでしょ。しかも貸す側に回るには、貸さなくてもビジネスとし
て成り立つくらいのふんどしじゃないと、借りる気にもならないよね。それだ
けのふんどしをもってる奴だけが、さらにビジネスを伸ばして価値あるふんど
しにするために貸し出して子分、手下を増やして上納金のように吸い上げる仕
組みなんだから。
 ちみたち、ヤクザがどう系列化していくかを勉強しなくちゃ。\(^O^)/

 そんなこんなで、マッシュアップはおもちゃとしてささっと作る分にはとて
も便利だし、それでビジネスの足しになることもあるだろうけど、単にマッシ
ュアップする側じゃあね。
 Google Newsは新聞をマッシュアップしてる側じゃないかという反論がある
かもしれないが、あれもGoogleの広告ビジネスというコアのふんどしに魅力を
付け足すためのマッシュアップだから意味があるんで、強力なコアがないと、
単にお遊びだもん。

 話は飛ぶが、Google Newsをみると、感慨深いものがある。
 約20年前、MITのメディアラボじゃ、未来の新聞がどうなるかをやっていた。
それは電子新聞でパーソナライズされた新聞。新聞社が新聞社の判断でレイア
ウトした新聞ではなくて、それぞれの個人の関心に合わせて、自分が関心があ
る分野の記事をコンピュータが自動的に1面トップにレイアウトしてくれるよ
うな新聞。
 このプロジェクトのスポンサーを教えてくれたんだけど、朝日新聞なども金
を出していた。
 メディアラボが描いた未来は、Google Newsの形で出現したけれど、これ、
朝日なんかは使われるほうで自分らがイニシアティブは取れない形でしょ。未
来の新聞をどう牛耳るかと考えていたスポンサー企業たちの思惑とは全然別。
 そこが感慨深いですね。\(^O^)/

Lispセミナー2006年11月19日 22時50分51秒

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---
 いよいよあさってから、Lispセミナーです。

http://jp.franz.com/base/seminar-2006-11-22.html
Lisp特別イベントのご案内

 どういうわけか、講師の一人です(爆)。

 もう21日は満員ですね。個人的には、20日もあるとは知らなかったので、20
日のAllegroGraph ハンズオン・チュートリアルは出たかったなと思ったけれ
ど、いまからじゃ、仕事の都合がつかないもんね。^^;

 スラッシュドットジャパンで、古い人たちの集まりみたいなコメントがあっ
たけど、セミナー内容をみてもらうと、セマンティックWeb関係が多いし、オ
ントロジーの話もあって、古いどころか最先端なんですよ。
 Lisp=古いという先入観でモノをみると間違う典型じゃないかな。
 まあ、OWL/RDFといったセマンティックWebなんて、AIのフレームの表記法が
変わっただけじゃないか。古いネタだねといわれれば、それはそうなんですけ
ど、そこまでわかった発言とは思えないし。

 なぜ、Lispはいつも新しいかというのが、ぼくの話す内容です。LL Ringの
ときと同じだけど、あのときは8分。今回は30分あるので、ほとんど話せな
かった部分がやっと話せます。\(^O^)/

渡辺竜王対Bonanzaが実現!2006年11月21日 07時33分27秒

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 将棋の渡辺明竜王のブログ、すごいことが書いてありました。
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/bc850a62c2a9e66ea4e5bdb627b9b70b
新棋戦創設記者会見。

 なんと、来年3月21日に、現在最強といわれるあのコンピュータ将棋ソフ
トBonanza(ボナンザ)と対戦することが決定!

http://www.geocities.jp/bonanza_shogi/
Bonanza

 ちなみにぼくはBonanzaと対戦したことないです。だって、絶対、ぼろ負け
だもん。おれ、激指4の8級でやっと勝ちこせるくらいだもんね(泣)。
 この前、実戦で3手詰めがわからなかった(爆泣)。勝ったけどその後20手
くらいかかった。あとで調べたら、3手詰めの局面があったの。詰め将棋なら
3手詰めはわかる。5手詰めもだいたいわかる。7手詰めはわからないこと多
い。でも、実戦だと3手詰めがわからないのね。そんなのがBonanzaに勝てる
わけない。人間で勝てるのは500人くらいらしいですね。

 渡辺竜王は、今年の世界コンピュータ将棋選手権でも解説してらしたし、
Bonanzaと戦うには最適かつ話題性も十分な棋士ですね。渡辺竜王は若くて強
いし、コンピュータやネットにも明るいし、時代が望み、出るべくして出た傑
物だと感じますね。渡辺竜王がいてくれてよかったなあと思います。

 それと、ネットを使った「大和証券杯ネット将棋・最強戦」もびっくり。何
がびっくりって、棋士が自宅からネットでアクセスして対戦するそうなんです。
 不正が起きないのかなどといろいろいわれているようですし、渡辺竜王自身
は、誰かに監視してもらいたいようです。そうしないと、長い手順の見事の寄
せを決めてみせても、「どうせ、将棋ソフトで詰みを確認したんだろ」などと
いうカンニング疑惑にさらされるのがいやだという。

 これ、羽生三冠が
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410301671X/showshotcorne-22/ref=nosim
羽生善治, 松原仁, 伊藤毅志著「先を読む頭脳」
でいってる心配とつながる話。
 どういう話かといえば、いまの将棋界は性善説で成り立っている。将棋の国
際化がはじまって外国人棋士がどんどん来たり、チェスのようなチームプレー
もありという連中も来るようになったら、暗黙の了解、あうんの呼吸、性善説
でやっている将棋界は大丈夫か。かなり細かいことまでびっちり決めないとい
けないような世界になってしまうんじゃないか。時代の流れかもしれないが、
そういうのはなんだかなあ。などという話。
 今回の場合も、「トップ棋士は他人から助言を受けるようなまねはしない」
(米長会長)などということになってます。
 棋士はそんな卑怯なことはしない。まあ、武士道ですね。\(^O^)/
 でも、そんなの通用しない世界観で生きてきた人間なんてごまんといるわけ
で、世界から棋士がやってくるとどうなるんでしょうね。

  この本にも、Bonanzaのことがちょっと書いてあって、全幅探索だと書い
てあったと思う。つまり、探索木の枝刈りはしないってことなんでしょうね。
ソースは読んでないけど、タケチ君がいってたみたいに、ベタ読みなんだね。
 これ、ハードウェアが速くなるとどんどん強くなる方法。読み落としがない。
 いままでハードウェアが遅いから深く読むために枝刈りが必要だったけど、
もう、面倒だからいいやと開き直ったら、とってもいい結果が出たということ
なんでしょう。

 この本のこと、ほかにも書きたいことがあって、というか、それが一番、ぼ
くがこの本を読んで面白かったことなんだけど、時間がないので、またいつか。

Re: Lispセミナー2006年11月22日 10時16分18秒

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---
http://jp.franz.com/base/seminar-2006-11-22.html
Lisp特別イベントのご案内

 無事終わりました。
 LL Ringのときと同じ内容ですが、LL Ringのときは8分しかなくほとんど飛
ばしたけど、今回30分頂戴したのでずいぶんちゃんとしゃべれました。
 「Lispが何か、初めてちゃんとわかりました(笑)」というありがたい声も。
最後の(笑)がないと、この人、大丈夫かと思うけど、ちゃんとわかっていただ
けたようで。
 爆笑の場面がやはりLL Ringとは違いますね。
 LL RingはLisp知らない連中や若い連中が多いから、Lispは50年間アップデ
ートなしとか、トンデモ本のネタなどで爆笑。
 今回はLisperや年配の人が多いし、仏教哲学的なネタの
--- ここから ---
( と )
さえあれば、
その間に
何を入れてもいい
好きに解釈していい
----
仏教哲学風解釈
  
()は
無であり、
同時に
全てを含む
----
色即是空
空即是色
\(^O^)/
--- ここまで ---

--- ここから ---
あり余る自由は
人を不安にする
----
人間は
束縛される
ほうが楽
--- ここまで ---
などで爆笑。
 やはり、人生経験の差なんでしょうね。

 RDF/OWL化されているデータは、予想以上にいっぱいあるね。
 誰だっけな。池田信夫だった? どこで読んだか忘れたが、セマンティック
Webはだめという話があって、その理由がウェブページを書いている個人がRDF
/OWLなんて書かないからというものだった。
 そこだけみると、そうなんだけど、実際行われているのは、人間の個人がし
こしこ書くというより、基本を決めたらコンピュータが生成する世界。
 だから、セマンティックWebの技術はおれの予想以上に浸透しつつあるし、
RDF/OWL化されているデータっていろいろあるなあというのが印象。
 FranzのJansさんが、テロリストネットワークのデータ(こういうものがOWL
で公開されているそう)を使って、ビンラーデン(日本のマスコミでは、ビンラ
ディンというけど、放送大学で中東の専門家高橋和夫先生の発音を聞いたら、
ビンラーデンだったのでそう書く)とのつながりを検索するデモをするたびに、
おれの名前が出ないか心配で心配で(爆)。\(^O^)/

 セマンティックWebのビジネスに関して、東北大の橋本教授の、いくつか重
要な応用が出てきているがもっと出てこないと、かつてのAIブームのときのエ
キスパートシステムなどの失敗を繰り返すんじゃないかという話が印象的だっ
た。
 だめになるとすると、さっきとはだめになる理由が違うのがポイント。

 さあ、これから第2日。shiroさんの講演があるし、湯淺さんの携帯Lispが
ある。

純くん、またサプライズ! プログレ回想・買いそう(爆)2006年11月23日 21時45分19秒

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---
 jouwa/salon #12893, 2006/09/19の「カウンターテナー、永山フェスティバ
ル、リスト」で、カウンターテナーの菊池大翼(きくちだいすけ)さんとピア
ニストの高知尾純さんのことを書いた。ブログでは、ここ↓。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/09/20/530677

 2006/11/18(土)の夕方18時過ぎから、また永山でお二人のミニコンサート
があるというので聴きにいった。
 曲目は、オペラやオラトリオなどから10曲ほど。
 ああ、あの曲は、サティの「あなたが欲しい」という曲だったのかとか、武
満徹さんの「翼」ってこんな優雅で甘酸っぱいメロディだったのかとか、いろ
いろ感想はあるが、またやってくれました純くん。
 プログラムによると4曲目にピアノソロでショパンのエチュード「革命」を
やって、8曲目にベートベンの月光をやることになっていた。
 ショパンは予定通りだったんですが、8曲目になって、突然、予定を変更し
てロックを弾きますなどと言い出し、驚くなかれ、「タルカスから噴火という
曲です」といった途端に猛然と弾き出した。
 えっ、これ、懐かしのプログレッシブ・ロック(プログレ)のバンド、エマー
ソン・レイク&パーマー(EL&P)じゃないか。
 天才キーボードプレイヤー、キース・エマーソン。若くてパワフルなドラマ
ー、カールパーマー。そしてソリッドで超絶技巧的な音世界ゆえに非人間的な
感じすらするそのサウンドに、潤いと情緒と人間性をもたらすグレッグ・レイ
クのベースとあの伸びやかな歌声。おれも昔、ハマった。中学、高校のころの
アイドル・バンドの1つ。
 純くん、またもサプライズだよ!

 演奏後、純くんとちょっとお話しするチャンスがあって、確認したら、そう
だという。クラシック以外をやるときは、プログレをやってるらしい。
 で、今日、久々に、純くんのブログをみたら、ロックのお師匠さんが、セン
ス・オブ・ワンダーの難波弘之さんじゃないですか。
 なるほど、プログレにいってるのもわかる。\(^O^)/ つーか、SFといっ
たほうがいいのか。\(^O^)/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AMZ1ZW/showshotcorne-22/ref=nosim
エマーソン・レイク&パーマー「タルカス(K2HD紙ジャケット仕様) 」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AMZ20Q/showshotcorne-22/ref=nosim
エマーソン・レイク&パーマー「恐怖の頭脳改革(K2HD紙ジャケット仕様) 」

 いやーん、アマゾンなんか検索しなければよかった。
 「タルカス」を買った人は、「恐怖の頭脳改革」も買っていますとか、買え
買え節。
 おれ、あの当時、「タルカス」のアルマジロみたいなのが戦車になってるジ
ャケットのイラスト見た途端、引きずり込まれたり、「恐怖の頭脳改革」のジ
ャケットのイラストも、チョーストライクゾーンで頭くらくらしたり。
 でも、お小遣いは限られてるから、そっちにお金を使わず、BS&T, チェイス、
シカゴといったブラスロック路線のアルバム買ってたんだよね。それとジャズ。
 しかし、いまなら、なんてことなく買えちゃうな。
 いかん、まずいまずい、がまんがまん。\(^O^)/
 それにしても、紙ジャケット仕様とはどういうこと? 昔のLPのジャケット
の復刻でかつ昔のLPみたいにでかいの? だったら、もう辛抱たまらんばい。
\(^O^)/
 EL&P買うんだったら、「展覧会の絵」ははずせんしなあ。特に、おれ、「キ
エフの大門」が大好き。あのグレッグ・レイクの歌声が。とりわけ、最後の"
Death is life."の部分。
 デーーーーーーーーーーーーース、
 イーーーーーーーーーーーーーズ、
 ラーーーーーーーーーーーーーアーーーーーーーーーーーーイフ。
 「ラー」から「アー」とポルタメントというのかグリッサンドというのか、
とにかく優雅に感動的にオクターブ上がって、終わるんです。
 あー、書いてて、涙、出てきた。\(^O^)/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AMZ206/showshotcorne-22/ref=nosim
エマーソン・レイク&パーマー「展覧会の絵(K2HD紙ジャケット仕様) [Live] 」

 プログレといえば、ほかにも、プログレの元祖?キング・クリムゾン、ピン
ク・フロイド、イエスなどもありました。
 ピンク・フロイドの「原子心母」。これ、原題の「Atom Heart Mother」の
直訳だけど、牛のジャケット写真とともに、おれにはこの直訳が非常にインパ
クトがあって、とてつもない謎に思え、すごくミステリアスで大ヒット。
 そして、大大大ヒットアルバム「狂気」(原題はThe Dark side of the Moon)

 "See you on the dark side of the Moon."の歌詞は、いままた頭の中で鳴
り響き始めた。「マネー」の変拍子もよかった。プリズムのジャケットも印象
的だったなあ。
 月が、特にその満ち欠けが人間の狂気と関係しているという話があるのを知
ったのも、このアルバムのおかげ。
 おれの中学くらいの常識だと、アルバムタイトル「The Dark side of the
Moon」が「狂気」になる読み筋が全然わからなかったもんね。
 それがわかると、満月の夜に狼男が変身するのも、ますます納得できたんで
すよね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000GUK72K/showshotcorne-22/ref=nosim
ピンク・フロイド「原子心母」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000GUK734/showshotcorne-22/ref=nosim
ピンク・フロイド「狂気」

 そういえば、「吹けよ風、呼べよ嵐」もピンク・フロイドだよね? ざっと、
アマゾンで検索しただけじゃ、アルバムタイトルじゃないのね。あんなに有名
なのに。

 つーか、単に純くんのブログにトラックバックつけるからと約束した手前、
なんか、ちょろっと書いてトラックバックつけようと思ったのに、昔話が終わ
らないぞ。
 キリがないので、とりあえず、ここまで。
 Lispセミナーのオントロジーの話、映画「パプリカ」の話など書こうかと思
ったのに、時間切れです。

 純くんの公式サイトとブログをみると、菊池大翼さんとのデュオやらのスケ
ジュールがわかりますよ。

http://www.jun-world.net/information.html
高知尾純公式サイト
http://juntakachio.seesaa.net/
高知尾純のブログ

 しかし、このままだと、ふらふらと渋谷のタワーレコード、行きそうだな。
 ぶるさんのあおりもあって、ウェザーリポートとジャコのBOX買いそうな気
もするし。
 それにプログレ一式なんてことになったら、どうしよう。^^;
 シャブ中って、こういう精神状態なのね。\(^O^)/

東府中で、「のだめカンタービレ」のロケ2006年11月25日 23時45分12秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 純くんのクラシックネタ流れでいうと。
 この前、東府中で、「のだめカンタービレ」のロケをやってたそうですね。
http://www.google.com/search?client=opera&rls=ja&q=%E6%9D%B1%E5%BA%9C%E4%B8%AD+%E3%81%AE%E3%81%A0%E3%82%81+%E3%83%AD%E3%82%B1&sourceid=opera&ie=utf-8&oe=utf-8
で、ググったら、
http://iwa.que.ne.jp/php/tokusen_higa/higabbs.php
やらいくつかありますね。

 驚いたのは、ロケ地データベースのウェブページがあること。
http://loca.ash.jp/info/addr/kttkxx.htm
東京都その他 ロケ地情報
http://loca.ash.jp/
全国ロケ地ガイド:ドラマ・映画・特撮の撮影場所案

 「日本以外全部沈没」は、府中の森公園で、デイブ・スペクターが出てまし
たけど、このデータベースには記録されていませんね。^^;

 調布や府中は、調布に撮影所があるせいか、昔からよく映画やドラマ、そし
てCMの撮影やってますよね。
 特に府中競馬正門前駅は、あれだけホームが大きな駅なのに、ふだんは乗客
数人しかいないから、ガラガラ。競馬開催日は、あのホームに人があふれてし
まいますが。
 だから、ロケにはうってつけで、ホームのシーンなどによく使われています。
 それと、東府中と府中競馬正門前の間の京王線車内。一駅だけの枝線で、乗
客ほとんどいないし、使いやすいんでしょうね。
 おれなんか、昔、あそこに住んでいたから、コマーシャルなどで、窓の向こ
うの家並みみただけであの線かどうかわかっちゃうもんね。\(^O^)/

筒井康隆原作、今敏監督、映画「パプリカ」2006年11月25日 23時49分15秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のtti/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 初日の初回、行ってきました。あーん、えがったー。\(^O^)/
 前売り券と舞台挨拶の整理券、先週、並んで、入手した甲斐がありました。

 よくもまあ、あの複雑で長大な原作を1時間半の映画にしたなぁと。
 もう、くらくらするような映像の展開。
 狂人の夢の連続だから、あれ、観続けると発狂しそうです。^^;
 夢の中にある映画の看板の猿が島所長になって、パプリカを助け出した刑事
に話しかけるシーンなど、今年、20年ぶりくらいで読み直したディックの
「ユービック」も思い出しました。
 メタフィクションの大エンターテイメントですね。
 それから、パプリカのコスプレだけでも、これ、大ヒットしますね。次から
次へといろんな姿。
 おれ、孫悟空が一番よかった。
 誰も、お前の趣味、きいてないってば。
 時田は、ぼくが原作からのイメージしたより、はるかにでかかったですね。
映像化の効果でしょうか。
 筒井さんも声でご出演なさってましたね。

 舞台挨拶で、筒井さんは、原作はもっと複雑ですがぜひ読んでくださいなど
とおっしゃってましたが、ちょっと気になったのが、無意識の危険性の話。
 筒井さんが、「こういう作品を書くときに夢を分析したり、無意識をいじり
まわしたりして、髪の毛があっという間に真っ白になった経験があり、素人が
無意識をいじることは大変危険だから、くれぐれもなさらぬように」などとお
っしゃったとき、会場からは、「あはは」などという笑い声があちこちから聞
こえてきましたが、あれ、筒井さんの話を、冗談だと思っているんでしょう。
ほんとに発狂する奴いるんだけどね。

 氷室の部屋で、一瞬HARD BOYSなどという雑誌がみえましたが、これ、ホモ
雑誌という設定ですよね? それが謎の1つを示唆しているし、などなど。
 DVDであちこち止めたり、スローにしたりして観ないと、仕掛けや謎はわか
らないでしょうね。
 特にあのパレードは、いろんな仕掛けがあるように思えてなりませんね。背
景として壁にかけられていた絵画なども、深読みができるところいっぱいある
んじゃないかな。

 この前、紹介した六本木ヒルズのTSUTAYAの
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/11/20/461.html
映画『パプリカ』の公開を記念して「夢の女」展を開催
 場所は、六本木ヒルズの中でも、麻布十番に降りていくほうに近い建物の一
階奥。どこにあるのかなかなかわからず、ヒルズのガイドをもらってやっとわ
かりました。
 水曜日に六本木ヒルズでセミナーがあったので、早目に行ってみてきました
が、小さな展示。写真家や画家の「夢の女」をテーマにした作品をいくつか集
めてあって、それにパプリカの映像も流れているというものでした。

 終わってから、アホウドリさん、でんさん、穂高さんとお茶しました。
 あれこれ感想を述べたり、夢の話をしたり、楽しゅうございました。
 文庫では「パプリカ」は、中公文庫と新潮文庫で出ていますが、どうなって
いるのかアドウドリさんに聞いたら、ルビの振り方が違うとか、オビがまた変
わったら買わないといけないなどという、マニアックな世界を解説してくださ
いました。
 アホウドリさん、狼少年さんは、本当に銀河一のツツイストですね。

 今日、寝たら、こわーいこわーい夢みそう。^^;

http://www.sonypictures.jp/movies/paprika/
映画「パプリカ」公式サイト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101171408/showshotcorne-22/ref=nosim
筒井康隆著「パプリカ」(新潮文庫)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122028329/showshotcorne-22/ref=nosim
筒井康隆著「パプリカ」(中公文庫)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150103143/showshotcorne-22/ref=nosim
フィリップ・K・ディック著, 浅倉久志訳「ユービック」