筒井康隆原作、今敏監督、映画「パプリカ」 ― 2006年11月25日 23時49分15秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のtti/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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初日の初回、行ってきました。あーん、えがったー。\(^O^)/
前売り券と舞台挨拶の整理券、先週、並んで、入手した甲斐がありました。
よくもまあ、あの複雑で長大な原作を1時間半の映画にしたなぁと。
もう、くらくらするような映像の展開。
狂人の夢の連続だから、あれ、観続けると発狂しそうです。^^;
夢の中にある映画の看板の猿が島所長になって、パプリカを助け出した刑事
に話しかけるシーンなど、今年、20年ぶりくらいで読み直したディックの
「ユービック」も思い出しました。
メタフィクションの大エンターテイメントですね。
それから、パプリカのコスプレだけでも、これ、大ヒットしますね。次から
次へといろんな姿。
おれ、孫悟空が一番よかった。
誰も、お前の趣味、きいてないってば。
時田は、ぼくが原作からのイメージしたより、はるかにでかかったですね。
映像化の効果でしょうか。
筒井さんも声でご出演なさってましたね。
舞台挨拶で、筒井さんは、原作はもっと複雑ですがぜひ読んでくださいなど
とおっしゃってましたが、ちょっと気になったのが、無意識の危険性の話。
筒井さんが、「こういう作品を書くときに夢を分析したり、無意識をいじり
まわしたりして、髪の毛があっという間に真っ白になった経験があり、素人が
無意識をいじることは大変危険だから、くれぐれもなさらぬように」などとお
っしゃったとき、会場からは、「あはは」などという笑い声があちこちから聞
こえてきましたが、あれ、筒井さんの話を、冗談だと思っているんでしょう。
ほんとに発狂する奴いるんだけどね。
氷室の部屋で、一瞬HARD BOYSなどという雑誌がみえましたが、これ、ホモ
雑誌という設定ですよね? それが謎の1つを示唆しているし、などなど。
DVDであちこち止めたり、スローにしたりして観ないと、仕掛けや謎はわか
らないでしょうね。
特にあのパレードは、いろんな仕掛けがあるように思えてなりませんね。背
景として壁にかけられていた絵画なども、深読みができるところいっぱいある
んじゃないかな。
この前、紹介した六本木ヒルズのTSUTAYAの
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/11/20/461.html
映画『パプリカ』の公開を記念して「夢の女」展を開催
場所は、六本木ヒルズの中でも、麻布十番に降りていくほうに近い建物の一
階奥。どこにあるのかなかなかわからず、ヒルズのガイドをもらってやっとわ
かりました。
水曜日に六本木ヒルズでセミナーがあったので、早目に行ってみてきました
が、小さな展示。写真家や画家の「夢の女」をテーマにした作品をいくつか集
めてあって、それにパプリカの映像も流れているというものでした。
終わってから、アホウドリさん、でんさん、穂高さんとお茶しました。
あれこれ感想を述べたり、夢の話をしたり、楽しゅうございました。
文庫では「パプリカ」は、中公文庫と新潮文庫で出ていますが、どうなって
いるのかアドウドリさんに聞いたら、ルビの振り方が違うとか、オビがまた変
わったら買わないといけないなどという、マニアックな世界を解説してくださ
いました。
アホウドリさん、狼少年さんは、本当に銀河一のツツイストですね。
今日、寝たら、こわーいこわーい夢みそう。^^;
http://www.sonypictures.jp/movies/paprika/
映画「パプリカ」公式サイト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101171408/showshotcorne-22/ref=nosim
筒井康隆著「パプリカ」(新潮文庫)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122028329/showshotcorne-22/ref=nosim
筒井康隆著「パプリカ」(中公文庫)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150103143/showshotcorne-22/ref=nosim
フィリップ・K・ディック著, 浅倉久志訳「ユービック」
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初日の初回、行ってきました。あーん、えがったー。\(^O^)/
前売り券と舞台挨拶の整理券、先週、並んで、入手した甲斐がありました。
よくもまあ、あの複雑で長大な原作を1時間半の映画にしたなぁと。
もう、くらくらするような映像の展開。
狂人の夢の連続だから、あれ、観続けると発狂しそうです。^^;
夢の中にある映画の看板の猿が島所長になって、パプリカを助け出した刑事
に話しかけるシーンなど、今年、20年ぶりくらいで読み直したディックの
「ユービック」も思い出しました。
メタフィクションの大エンターテイメントですね。
それから、パプリカのコスプレだけでも、これ、大ヒットしますね。次から
次へといろんな姿。
おれ、孫悟空が一番よかった。
誰も、お前の趣味、きいてないってば。
時田は、ぼくが原作からのイメージしたより、はるかにでかかったですね。
映像化の効果でしょうか。
筒井さんも声でご出演なさってましたね。
舞台挨拶で、筒井さんは、原作はもっと複雑ですがぜひ読んでくださいなど
とおっしゃってましたが、ちょっと気になったのが、無意識の危険性の話。
筒井さんが、「こういう作品を書くときに夢を分析したり、無意識をいじり
まわしたりして、髪の毛があっという間に真っ白になった経験があり、素人が
無意識をいじることは大変危険だから、くれぐれもなさらぬように」などとお
っしゃったとき、会場からは、「あはは」などという笑い声があちこちから聞
こえてきましたが、あれ、筒井さんの話を、冗談だと思っているんでしょう。
ほんとに発狂する奴いるんだけどね。
氷室の部屋で、一瞬HARD BOYSなどという雑誌がみえましたが、これ、ホモ
雑誌という設定ですよね? それが謎の1つを示唆しているし、などなど。
DVDであちこち止めたり、スローにしたりして観ないと、仕掛けや謎はわか
らないでしょうね。
特にあのパレードは、いろんな仕掛けがあるように思えてなりませんね。背
景として壁にかけられていた絵画なども、深読みができるところいっぱいある
んじゃないかな。
この前、紹介した六本木ヒルズのTSUTAYAの
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/11/20/461.html
映画『パプリカ』の公開を記念して「夢の女」展を開催
場所は、六本木ヒルズの中でも、麻布十番に降りていくほうに近い建物の一
階奥。どこにあるのかなかなかわからず、ヒルズのガイドをもらってやっとわ
かりました。
水曜日に六本木ヒルズでセミナーがあったので、早目に行ってみてきました
が、小さな展示。写真家や画家の「夢の女」をテーマにした作品をいくつか集
めてあって、それにパプリカの映像も流れているというものでした。
終わってから、アホウドリさん、でんさん、穂高さんとお茶しました。
あれこれ感想を述べたり、夢の話をしたり、楽しゅうございました。
文庫では「パプリカ」は、中公文庫と新潮文庫で出ていますが、どうなって
いるのかアドウドリさんに聞いたら、ルビの振り方が違うとか、オビがまた変
わったら買わないといけないなどという、マニアックな世界を解説してくださ
いました。
アホウドリさん、狼少年さんは、本当に銀河一のツツイストですね。
今日、寝たら、こわーいこわーい夢みそう。^^;
http://www.sonypictures.jp/movies/paprika/
映画「パプリカ」公式サイト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101171408/showshotcorne-22/ref=nosim
筒井康隆著「パプリカ」(新潮文庫)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122028329/showshotcorne-22/ref=nosim
筒井康隆著「パプリカ」(中公文庫)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150103143/showshotcorne-22/ref=nosim
フィリップ・K・ディック著, 浅倉久志訳「ユービック」
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_ ホットコーナーの舞台裏 - 2013年07月16日 10時28分16秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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これは、素晴らしい。
http://japan.digitaldj-network.com/articles/15521.html
仮
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これは、素晴らしい。
http://japan.digitaldj-network.com/articles/15521.html
仮
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