Re: すごい早稲田教授 ― 2006年01月29日 10時08分06秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
===
標題: Re: すごい早稲田教授
---
> 2006/01/24の日経朝刊14版の5面に、ライブドア問題について経済界などの
>コメントが載っています。その中で目を引いたのが、上村達男早大教授。
>「株式分割や時間外取引の手法など違法行為のオンパレード」と言い切ってい
>ます。
株式分割が違法だというのは根拠がわかりませんね。でも、「株式分割や
時間外取引の手法など違法行為のオンパレード」(記事より)と言い切って
いるわけだから、何か根拠があるのだろうなあと素人は思うわけです。
振り返ってみれば、2001年10月の商法改正で一株当たり純資産額規制が撤廃
されているわけで。改正前の規定を一部企業が独自解釈して分割を強行し、
一時法務省もそれを容認していた事実もあるわけですが、それを実行したの
はあの楽天だったり(その他数社)。
その後、法改正で堂々と株式分割ができるようになったわけですが、この規
制緩和を求めたのは経団連(当時)、規制改革委員会、そしてアメリカ合衆
国ということになっています。(*1)
株式分割後の需給不一致を利用した錬金術に問題があるとすれば、規制緩
和を要求した彼らにも責任の一端はあろうかと思いますが。100分割は非常
識?でも改正後の法に触れてはいないよね。
時間外取引のほうについては、黒に近いグレーだと個人的には思っていたの
で意見は近い。が、違法行為と言い切るほどの根拠は持ち合わせていないな。
*1 http://www.moj.go.jp/PRESS/010330/kanwa14.html
--
つばめどん
===
標題: Re: すごい早稲田教授
---
>株式分割が違法だというのは根拠がわかりませんね。でも、「株式分割や
>時間外取引の手法など違法行為のオンパレード」(記事より)と言い切って
>いるわけだから、何か根拠があるのだろうなあと素人は思うわけです。
週刊ダイヤモンド2006年2月4日号の緊急特集「ライブドアスキャンダルの
正体」に、上村達男早大教授のコメントが載っています。それによると(以下、
引用ではなく、私、中村(show)によるまとめ)、
ありとあらゆる事態を想定した法整備は無理だから、包括規定が重要。
たとえば、米国SEC規則10b-5がそう。
個々の条文には違反していなくても全体として不正行為を企み行なったら、最
後の手段として包括規定で一網打尽にする。
日本の証券取引法にも包括規定があってそれが第157条であり、今回適用さ
れた第158条の偽計取引。
検察は、金融庁や東証に業を煮やして、ついに包括規定を適用した
だそうです。
だから彼は、違法行為のオンパレードといってるようですね。
では逆に、その包括規定を検察が使うことの妥当性が問われているというこ
とになるんでしょうか。
包括規定濫用なら、これ、検察ファッショですよね。
起訴されたら弁護側は、そこを焦点にするんですかね。
よーわからん。\(^O^)/
でも、今回の事件、金融庁や東証が役立たずだったということは、わかった。
\(^O^)/ 当時の金融庁長官は誰? 竹中平蔵? だとしたら、あまりにで
きすぎですね。
中村(show)
===
標題: Re: すごい早稲田教授
---
その記事が掲載された週刊ダイヤモンドはさきほど風呂の中で読んで
ましたが、気になったのは別な部分でした。
(温泉の素を吸って濡れてしまったので引用はしません:-))
金融庁によるノーアクションレターで事前確認したというが、これが
いかがなものかというくだり。国会で質問しても金融庁幹部が躊躇
なく「問題ない」と答えるのもなんだかなあと。
それまで市場ではできないというのが通説だったわけで、それを曲げ
る根拠ぐらいは示すべきではないのかと。
憲法でさえ解釈改憲とやらで曲げてしまうような国だから、組織防衛
とか政治力なんていう言い訳さえあれば何でもできるような気がする
もんだ。
しかしまあ、これで堀江容疑者がもし当選していたら、または民主党
から出馬していたら、いろいろと妄想がふくらむ今日この頃なわけで
ございますな。
--
つばめどん
===
標題: Re: すごい早稲田教授
---
>それまで市場ではできないというのが通説だったわけで、それを曲げ
>る根拠ぐらいは示すべきではないのかと。
先に挙げた週刊ダイヤモンドの鈴木棟一の連載「新・永田町の暗闘」による
と、ライブドアに800億円貸した外資のリーマンブラザーズが時間外取引につ
いて金融庁からあらかじめ一札取っていたようですね。
ある証券会社の社長の弁だと「この一札はよほどの政治力がないと取れない。
すごい、と感じた」そうです。
別の一流証券会社社長は、「5%を超える取引は、時間外ではできないルー
ルがあった。誰がやっても違法なことが適法として法律が曲げられた。権力の
横暴としか思えない」そうです。
で、
このときの金融担当相は伊藤達也氏。前任の竹中平蔵現総務相の「イエスマン」
と呼ばれる人物だ。
だそうです。\(^O^)/
竹中平蔵の応援演説は、「小泉首相、ホリエモン、私がスクラムを組んで改
革を進める」だったんですね。武部幹事長の「堀江さんはわが弟、息子だ」
はよく放映されているけど、竹中平蔵のはあんまり流れないね。
しかし、これで竹中平蔵が失脚して、放送改革が進まないと、政官業の癒着
談合護送船団でテレビ屋が電波利権を握り続けて、国民の共有財産たる広大な
電波帯を独占して非効率な使い方をし続けるままになっちゃうんですよね。
フジテレビの日枝会長は、インタビューでほんと笑いをかみ殺してますよね。
うれしくて仕方ないんですね。
これ、21世紀日本にとって、ゆゆしき問題なのに、テレビはもちろんいわ
ないし、親会社の新聞もテレビで儲かってるからいわないしね。これで公正中
立な報道とか、ジャーナリズムなんていってるだもんね。
ネット関係者からすると、地上デジタルなんて無駄な公共事業の代表。嘘も
いいとこ。携帯電話の電波利用料から穴埋めするし、新東京タワーの問題もあ
るし、テレビ屋やり放題。携帯電話使ってる奴で、何人がそういうこと知って
るんだろうね。
ま、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106101505/showshotcorne-22/ref=nosim
池田信夫著「電波利権」(新潮新書)
でも読んでください。
中村(show)
===
標題: Re: すごい早稲田教授
---
> 2006/01/24の日経朝刊14版の5面に、ライブドア問題について経済界などの
>コメントが載っています。その中で目を引いたのが、上村達男早大教授。
>「株式分割や時間外取引の手法など違法行為のオンパレード」と言い切ってい
>ます。
株式分割が違法だというのは根拠がわかりませんね。でも、「株式分割や
時間外取引の手法など違法行為のオンパレード」(記事より)と言い切って
いるわけだから、何か根拠があるのだろうなあと素人は思うわけです。
振り返ってみれば、2001年10月の商法改正で一株当たり純資産額規制が撤廃
されているわけで。改正前の規定を一部企業が独自解釈して分割を強行し、
一時法務省もそれを容認していた事実もあるわけですが、それを実行したの
はあの楽天だったり(その他数社)。
その後、法改正で堂々と株式分割ができるようになったわけですが、この規
制緩和を求めたのは経団連(当時)、規制改革委員会、そしてアメリカ合衆
国ということになっています。(*1)
株式分割後の需給不一致を利用した錬金術に問題があるとすれば、規制緩
和を要求した彼らにも責任の一端はあろうかと思いますが。100分割は非常
識?でも改正後の法に触れてはいないよね。
時間外取引のほうについては、黒に近いグレーだと個人的には思っていたの
で意見は近い。が、違法行為と言い切るほどの根拠は持ち合わせていないな。
*1 http://www.moj.go.jp/PRESS/010330/kanwa14.html
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つばめどん
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標題: Re: すごい早稲田教授
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>株式分割が違法だというのは根拠がわかりませんね。でも、「株式分割や
>時間外取引の手法など違法行為のオンパレード」(記事より)と言い切って
>いるわけだから、何か根拠があるのだろうなあと素人は思うわけです。
週刊ダイヤモンド2006年2月4日号の緊急特集「ライブドアスキャンダルの
正体」に、上村達男早大教授のコメントが載っています。それによると(以下、
引用ではなく、私、中村(show)によるまとめ)、
ありとあらゆる事態を想定した法整備は無理だから、包括規定が重要。
たとえば、米国SEC規則10b-5がそう。
個々の条文には違反していなくても全体として不正行為を企み行なったら、最
後の手段として包括規定で一網打尽にする。
日本の証券取引法にも包括規定があってそれが第157条であり、今回適用さ
れた第158条の偽計取引。
検察は、金融庁や東証に業を煮やして、ついに包括規定を適用した
だそうです。
だから彼は、違法行為のオンパレードといってるようですね。
では逆に、その包括規定を検察が使うことの妥当性が問われているというこ
とになるんでしょうか。
包括規定濫用なら、これ、検察ファッショですよね。
起訴されたら弁護側は、そこを焦点にするんですかね。
よーわからん。\(^O^)/
でも、今回の事件、金融庁や東証が役立たずだったということは、わかった。
\(^O^)/ 当時の金融庁長官は誰? 竹中平蔵? だとしたら、あまりにで
きすぎですね。
中村(show)
===
標題: Re: すごい早稲田教授
---
その記事が掲載された週刊ダイヤモンドはさきほど風呂の中で読んで
ましたが、気になったのは別な部分でした。
(温泉の素を吸って濡れてしまったので引用はしません:-))
金融庁によるノーアクションレターで事前確認したというが、これが
いかがなものかというくだり。国会で質問しても金融庁幹部が躊躇
なく「問題ない」と答えるのもなんだかなあと。
それまで市場ではできないというのが通説だったわけで、それを曲げ
る根拠ぐらいは示すべきではないのかと。
憲法でさえ解釈改憲とやらで曲げてしまうような国だから、組織防衛
とか政治力なんていう言い訳さえあれば何でもできるような気がする
もんだ。
しかしまあ、これで堀江容疑者がもし当選していたら、または民主党
から出馬していたら、いろいろと妄想がふくらむ今日この頃なわけで
ございますな。
--
つばめどん
===
標題: Re: すごい早稲田教授
---
>それまで市場ではできないというのが通説だったわけで、それを曲げ
>る根拠ぐらいは示すべきではないのかと。
先に挙げた週刊ダイヤモンドの鈴木棟一の連載「新・永田町の暗闘」による
と、ライブドアに800億円貸した外資のリーマンブラザーズが時間外取引につ
いて金融庁からあらかじめ一札取っていたようですね。
ある証券会社の社長の弁だと「この一札はよほどの政治力がないと取れない。
すごい、と感じた」そうです。
別の一流証券会社社長は、「5%を超える取引は、時間外ではできないルー
ルがあった。誰がやっても違法なことが適法として法律が曲げられた。権力の
横暴としか思えない」そうです。
で、
このときの金融担当相は伊藤達也氏。前任の竹中平蔵現総務相の「イエスマン」
と呼ばれる人物だ。
だそうです。\(^O^)/
竹中平蔵の応援演説は、「小泉首相、ホリエモン、私がスクラムを組んで改
革を進める」だったんですね。武部幹事長の「堀江さんはわが弟、息子だ」
はよく放映されているけど、竹中平蔵のはあんまり流れないね。
しかし、これで竹中平蔵が失脚して、放送改革が進まないと、政官業の癒着
談合護送船団でテレビ屋が電波利権を握り続けて、国民の共有財産たる広大な
電波帯を独占して非効率な使い方をし続けるままになっちゃうんですよね。
フジテレビの日枝会長は、インタビューでほんと笑いをかみ殺してますよね。
うれしくて仕方ないんですね。
これ、21世紀日本にとって、ゆゆしき問題なのに、テレビはもちろんいわ
ないし、親会社の新聞もテレビで儲かってるからいわないしね。これで公正中
立な報道とか、ジャーナリズムなんていってるだもんね。
ネット関係者からすると、地上デジタルなんて無駄な公共事業の代表。嘘も
いいとこ。携帯電話の電波利用料から穴埋めするし、新東京タワーの問題もあ
るし、テレビ屋やり放題。携帯電話使ってる奴で、何人がそういうこと知って
るんだろうね。
ま、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106101505/showshotcorne-22/ref=nosim
池田信夫著「電波利権」(新潮新書)
でも読んでください。
中村(show)
テレビが正三郎を連呼 ― 2006年01月29日 10時08分52秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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さっき(2006/01/28 10:10ごろ)から、テレビが正三郎、正三郎と連呼してい
るので何かと思ったら、あなた、「しょうざぶろう」は「しょうざぶろう」で
も、漢字が違っていて、渡辺庄三郎という人の話。
テレビ東京「美の巨人たち」です。
大正時代に浮世絵の復興目指した川瀬巴水。それを支えた版元の渡辺庄三郎.
二人の熱き人生の話でした。
提供スポンサーは、エプソンなんですが、いい番組のスポンサーになってま
すよね。
カラープリンタと芸術はイメージ的に近いこともあるし、イメージアップに
もなるし。
NHKが民営化されたら、エプソンへの対抗上、まず、教育テレビの日曜美術
館のスポンサーにキャノンがなったりして。\(^O^)/
中村(show)
---
さっき(2006/01/28 10:10ごろ)から、テレビが正三郎、正三郎と連呼してい
るので何かと思ったら、あなた、「しょうざぶろう」は「しょうざぶろう」で
も、漢字が違っていて、渡辺庄三郎という人の話。
テレビ東京「美の巨人たち」です。
大正時代に浮世絵の復興目指した川瀬巴水。それを支えた版元の渡辺庄三郎.
二人の熱き人生の話でした。
提供スポンサーは、エプソンなんですが、いい番組のスポンサーになってま
すよね。
カラープリンタと芸術はイメージ的に近いこともあるし、イメージアップに
もなるし。
NHKが民営化されたら、エプソンへの対抗上、まず、教育テレビの日曜美術
館のスポンサーにキャノンがなったりして。\(^O^)/
中村(show)
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