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Re: SICP第2版の和田先生の訳は、ほんとにそんなにひどいのか2005年10月14日 07時03分33秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
>おれがさびしいのは、ベさんレベルの人が、もう面倒だからといって戦うの
>をやめちゃったということです。

そう言われちゃうと「バーカ」と言われるよりツラんだけど(笑),コトこの
言葉に関して言えば「高級言語」でも「誤訳」とまではいかないし,「高水準
言語」(こっちのほうがより適切と感じることには賛成ですが)の代わりにこ
れを使うことがライターの資格を疑われるほどツミのある悪しきことだとは思
わないんですよ。「フジモトさぁん,高級言語の方が読者にはわかりやすいで
す,Googleでもいっぱい見つかるし」と言われれば「あ,そう?」と変える。
「諦めてしまって」と書いたけど,もともとココではあんまり「戦って」ない。

ちらっと「HP」とか書いたけど,あれは半分ジョークで,いまだにウェブサイ
トのことをホームページって記述するのには抵抗があります。「企業のホーム
ページ」とか,少なくとも書き言葉では使わない。いわばオレの中では,あれ
をホームページと呼称する方が High Level Language を高級言語と呼ぶより
抵抗があるし「戦ってる」部分なのね。確かこっちはshowちゃん使ってたよ
ね?

と,これぢゃあんまりなので後智恵でちと調べてみました。
High Level Language における「Level」の意味は「Position on real or
imaginary scale」(OXFORD英英 6版)だと思います。直訳すれば「現実,
あるいは空想上のモノサシの上の位置」です。「水準」をこれにあてる例とし
てウチにある辞書には「学力水準」という例を載せています。対して「級」で
すが,これはこの漢字自身の持つ意味に「序列,段階,程度」があります。こ
れらはみな「現実,あるいは空想上のモノサシの上の位置」を表す言葉だと思
うけれど違いますか?
こうしてみると「高水準」という訳語の方がより現代日本語っぽく,「高級」
と訳すのはやや漢語がかって古風かなとは感じますが,論理的に「『高級』は
言語道断なる誤訳であーる」とまで断じる根拠は見当たりません。

ま,オレは自分がshowちゃんより言語感覚,読解力,筆力,いずれにおいて
も上だとはけして思ってないので(笑),もそっと説得力のある論拠を示され
ればすっぱりココロを入れ替えて,満腔熱誠「高水準言語」普及に邁進しない
でもないですけど,ね。

べ@これが「ちょき」。

===
標題: 標題: Re: SICP第2版の和田先生の訳は、ほんとにそんなにひどいのか
---
 「級」を使うと「水準」よりも、余計な意味がくっついてくる。
  中でも、高級というと、水準が高いという意味以外に、高価なもの、贅沢
なもの、いわゆる高級感の高級の意味がくっつく。これはプログラミング言語
にふさわしくない。
 プログラミング言語の水準は、その言語のもつマシンハードウェアからの抽
象度の高低なのだがら、直接、そのことだけを表現する訳語がよい。
 たとえば、Cのコンパイラが10万円、Rubyが無料。どっちが高水準なプログ
ラミング言語か。CよりRubyに決まっている。でも高級なのは10万円のCコンパ
イラ。高級言語というと、そこがあいまい。それがいや。
 よって、水準を使って、High Level Languageを高水準言語と訳す。
 というのが、おれの理屈。
 説得力があるかどうかはわからないが。

 それから、ホームページという用語について。
 制約なく書けるときは、ホームページとは書かない。ウェブページやページ
と書く。これが、この言葉に関するおれの基準。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4005003915/showshotcorne-22/
ref=nosim
拙著「新版 インターネットを使いこなそう」(岩波ジュニア新書)
(買ってね)では、ホームページという言葉を本文では使っている。
 これは中高生をターゲットにしたジュニア新書であるを念頭においた編集者
からの要請でもあった。
 しかし、おれはそれに反対し、結局、なぜ、ホームページという言葉は誤用
であると説明して使うことで、折り合いをつけた。
 いくつか、関連する部分を、同書より抜粋する。
 本文より。
--- ここから ---
 ブラウザを起動したときに最初に表示されるページが,本来の意味でのホー
ムページですが,いまでは,Webページのことを何でもホームページとよぶの
が一般的になっています.そのサイトやサービスの入り口になるページは,ト
ップページやウェルカムページとよびよびますが,これもいまでは,ホームペ
ージとよばれています.
--- ここまで ---
 用語集より。
--- ここから ---
 ページ(page)  Webページともいう.インターネットでページといえば,
Web用にHTMLで記述された文書やその一部のこと.ページのうち特別な意味を
もつのがホームページ.→HTML,ホームページ.

 ホームページ(home page) 本来は,Webブラウザが起動したときに最初に表
示するページのこと.Webページのことを何でもホームページとよぶのは誤用
だが,現在は,NHKや朝日新聞ですら誤用をそのまま使っている.ほかに,Web
サーバにおける玄関のような役割を果たすページをトップページやウェルカム
ページというが,これをホームページとよぶ誤用もある.本書では,誤用と知
りながら,入門書としてのわかりやすさを優先させてホームページと書いてい
る部分がある.
--- ここまで ---

 ホームページという言葉を使うにあたっては、一応、これくらいの抵抗をし
て、編集者を説き伏せて使っている。
 面倒は面倒だが、自分の美意識や語感に合わないものを書くのなら、書く意
味はない。

コメント

_ ぷう ― 2005年10月23日 18時39分34秒

はじめまして、以前から時々拝見させていただいているものです。

さて、今回の議論興味深く拝読させていただいております。というのも、私自身はあまり言葉の表現は得意ではないのですが、時々新聞やテレビで「超電導」などの誤表記をみて、苦々しく思感じているところに某巨大掲示板の影響で、あえて誤字、誤変換、用法などを面白がって使う風潮にうんざりしていたからです。

ところで、中村さんは「ホームページ」の用法をかなり限定されているようですが根拠をお聞かせいただければ幸いです。といいますのも、英語などでは、個人や団体のウェブサイトの入り口を指して"home page"という使い方は非常に一般的だからです。たとえば"My home page"とか"W3C Home Page"というような具合です。

http://www.w3.org/People/Berners-Lee/WorldWideWeb.html

この中の世界最初のブラウザのスクリーンショットには既に"--'s home page"の用法が見られます。いわゆるブラウザのデフォルトのホームページは単に"Home"とされています。

現在IE、Firefoxなどのオプション設定画面では確かにこの項目を"Home Page"としていますが、これは逆に、Homeに設定するpageという意味とも取れますがいかがでしょうか。

もちろん日本語と英語の語感の違いもありますし、個人差も大きいので、私は中村さんの定義が間違いだと主張するわけではありませんのであしからずご了承ください。(Wikipediaの各国語版のHomepageに関する項目を比較するとその辺の違いが如実に出ていて面白いです)

以上、長文失礼いたしました。

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_ ホットコーナーの舞台裏 - 2015年04月07日 10時08分24秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 これまで何度も紹介してきた、TAOCP, SICP, CTMCPなどコンピュータサイ
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