谷岡ヤスジ展 ― 2005年10月01日 23時09分14秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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>べ@谷岡ヤスジ展ていつまでだっけ?
たけくまメモ: 谷岡ヤスジ展にて
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2005/09/post_cab4.html
によれば、10/23 までのようです。
#最近見てる深夜アニメ(*)に谷岡ヤスジネタが何回か登場してます
#(*) http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/paniponi/
KUSANO, Takayuki <URL:http://www.asahi-net.or.jp/~AE5T-KSN/>
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標題: Re: 谷岡ヤスジ展
---
おお,情報サンクス。
そっかまだまだ機会はあるな。
べ@と言ってるウチに行きそびれることがよくある
===
標題: Re: 谷岡ヤスジ展
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三鷹でやってる谷岡ヤスジ展、行ってきました。
精神的に落ち込んでいて、気分悪かったけど、行ってよかった。
やっぱ、ヤスジは、パワーあるよ。
元気になって、帰って来ました。\(^O^)/
ありがと、ヤスジ!
入り口に、鼻血ブーのオブジェがおいてあります。これで、記念写真、撮れ
るようになってます。
草野さんが紹介してくれた「たけくまメモ」からたどると、いろんな漫画家
が、鼻血ブーで記念写真撮ってますね。
おれ、カメラ、もっていかなかったし、撮ってないけど、隣に牛のタロがい
て、タロと一緒に記念写真も取れるようになってました。
「よーこそ、来てくださいました。やで、うれし」みたいなセリフが描いて
ありました。
展示で実に興味深かったのは、初期の持ち込み作品。
出版社に持ち込んで、ボツになった原画の裏に、その日に編集者からいわれ
たことなどを、事細かに書いてあります。
谷岡さん、作品のイメージと違って、実にきめ細かな人なんですよね。
編集者、新人にでかい態度、冷たい態度取ると、あとでひどい目に遭うかも
ね。気をつけないと。^^;
初期作品は、ほのぼの系なんですね。目が、丸くてニコニコ目が多いけど、
大人向けのエロも多い漫画雑誌から少年マガジンに進出して出世作になった
「メッタメタガキ道講座」のころは、テンション上がりまくりで、つりあがっ
た目のトゲトゲ目が多いですね。1970年代の時代の気分なんでしょう。
それが、後期になると、村(ソン)の世界になって、また丸くてニコニコ目の
世界になります。ルーツに戻り、描きたいものに戻ったんでしょう。
ただ、初期と違って、もはや巨匠ですから、ヒネリを効かせたり、オチをつ
けたりする必要、全然なし。そのまま描けば、それだけで作品です。
思えば、遠くに来たもんだという気分か。いやいや遠くに来たというより、
ハイテンション時代に遠征して、ぐるりと回ってすぐそばに戻ったんだろうね。
手作りのスケジュール帳が実にユニーク。毎年、横長の巻物状の紙に手書き
で日付と仕事の締切を書き、クリアしたら赤で消すということやってます。ち
ょろちょろと編集者の名前や日常のことも書いてあったりして。
殺人的なのは、やはり絶頂期。月産350ページだったんですって。
スケジュールは、日に3本4本と締切があって、これが土日も関係なく、毎日、
ずっと年中続くんです。1983年4月の終わりから5月に、父急病のため休載とい
う休みがありましたが。
それにしても、恐ろしいわ。
天才は、才能が天才なのではなく、驚異的、超人的努力を日々続けられる天
才だから、天才たりうる。才能がある、頭がいいというだけじゃだめ。ふさわ
しい体力もないと天才になれないこと、改めて痛感しました。
ヤスジ作品のひとコマを、縦横数メートルの布に拡大して、アートとして展
示しているのも興味深かった。
真っ白なところに地平線が1本。真ん中に入道雲。左端に遠くにみえる2階
建ての家。空にオーシツクツク、オーシの文字。そして右下端手前に、汗をか
きつつ黙々と歩くバター犬の後姿。
いやあ、すごい。ヤスジの絵は大画面にすると、白と黒以外の一切の色と過
剰でリアリスティックな表現を取り去ったダリですね。\(^O^)/
それから、ヤスジキャラを使ったグッズっていっぱいあるんですね。雑誌の
プレゼントなんかで作ったのもあったり。
クッションやら、マグカップやら、売ってるものならほしいなあと思うもの
も、いろいろありました。
グッズといえば、tti/salonで特別頒布があった筒井さんの「ポルノ惑星の
サルモネラ人間」のフィギュアセット。まだ開けてないです。「ポルノ惑星の
サルモネラ人間」、再読した影響と、ヤスジ展で、チクリ先生をみた影響で、
ゴケハラミ対チクリ先生の対決を妄想してしまいました。
ハリウッドで映画化しないかな。
絶対、できんわな。\(^O^)/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101171475/showshotcorne-22/ref=nosim
筒井康隆「ポルノ惑星のサルモネラ人間」
これは、本としての新バージョンですね。この本のために、作品に登場する
異形の生物のフィギュアが作られて、それを使った写真が載っています。フィ
ギュアは、サンクス・サークルKで販売されたんですが、セット販売がtti/
salonでありました。買ったはいいんだけど、もったいなくてまだ開けていま
せん。
それにつけても、作品を観ながら、「げらげら笑っちゃいかん、静かな場所
なんだから」と我慢しつつも、我慢できずに思わず笑ってしまう展覧会は初め
て。
もうね、「あぬなー」とか「ドシ!」なんて出ると、それだけで笑っちゃう
んですよね。
余談。
パチンコにも、鼻血ブーがあったんですね。
http://www.pachinkovillage.ne.jp//2001mac/crhanaziboy/crhanaziboy.html
ヤスジワールドは、こんなところにも進出していたのか。
やで、うれし。\(^O^)/
ベさんも、早く行ったほうがいいよ。
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>べ@谷岡ヤスジ展ていつまでだっけ?
たけくまメモ: 谷岡ヤスジ展にて
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2005/09/post_cab4.html
によれば、10/23 までのようです。
#最近見てる深夜アニメ(*)に谷岡ヤスジネタが何回か登場してます
#(*) http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/paniponi/
KUSANO, Takayuki <URL:http://www.asahi-net.or.jp/~AE5T-KSN/>
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標題: Re: 谷岡ヤスジ展
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おお,情報サンクス。
そっかまだまだ機会はあるな。
べ@と言ってるウチに行きそびれることがよくある
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標題: Re: 谷岡ヤスジ展
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三鷹でやってる谷岡ヤスジ展、行ってきました。
精神的に落ち込んでいて、気分悪かったけど、行ってよかった。
やっぱ、ヤスジは、パワーあるよ。
元気になって、帰って来ました。\(^O^)/
ありがと、ヤスジ!
入り口に、鼻血ブーのオブジェがおいてあります。これで、記念写真、撮れ
るようになってます。
草野さんが紹介してくれた「たけくまメモ」からたどると、いろんな漫画家
が、鼻血ブーで記念写真撮ってますね。
おれ、カメラ、もっていかなかったし、撮ってないけど、隣に牛のタロがい
て、タロと一緒に記念写真も取れるようになってました。
「よーこそ、来てくださいました。やで、うれし」みたいなセリフが描いて
ありました。
展示で実に興味深かったのは、初期の持ち込み作品。
出版社に持ち込んで、ボツになった原画の裏に、その日に編集者からいわれ
たことなどを、事細かに書いてあります。
谷岡さん、作品のイメージと違って、実にきめ細かな人なんですよね。
編集者、新人にでかい態度、冷たい態度取ると、あとでひどい目に遭うかも
ね。気をつけないと。^^;
初期作品は、ほのぼの系なんですね。目が、丸くてニコニコ目が多いけど、
大人向けのエロも多い漫画雑誌から少年マガジンに進出して出世作になった
「メッタメタガキ道講座」のころは、テンション上がりまくりで、つりあがっ
た目のトゲトゲ目が多いですね。1970年代の時代の気分なんでしょう。
それが、後期になると、村(ソン)の世界になって、また丸くてニコニコ目の
世界になります。ルーツに戻り、描きたいものに戻ったんでしょう。
ただ、初期と違って、もはや巨匠ですから、ヒネリを効かせたり、オチをつ
けたりする必要、全然なし。そのまま描けば、それだけで作品です。
思えば、遠くに来たもんだという気分か。いやいや遠くに来たというより、
ハイテンション時代に遠征して、ぐるりと回ってすぐそばに戻ったんだろうね。
手作りのスケジュール帳が実にユニーク。毎年、横長の巻物状の紙に手書き
で日付と仕事の締切を書き、クリアしたら赤で消すということやってます。ち
ょろちょろと編集者の名前や日常のことも書いてあったりして。
殺人的なのは、やはり絶頂期。月産350ページだったんですって。
スケジュールは、日に3本4本と締切があって、これが土日も関係なく、毎日、
ずっと年中続くんです。1983年4月の終わりから5月に、父急病のため休載とい
う休みがありましたが。
それにしても、恐ろしいわ。
天才は、才能が天才なのではなく、驚異的、超人的努力を日々続けられる天
才だから、天才たりうる。才能がある、頭がいいというだけじゃだめ。ふさわ
しい体力もないと天才になれないこと、改めて痛感しました。
ヤスジ作品のひとコマを、縦横数メートルの布に拡大して、アートとして展
示しているのも興味深かった。
真っ白なところに地平線が1本。真ん中に入道雲。左端に遠くにみえる2階
建ての家。空にオーシツクツク、オーシの文字。そして右下端手前に、汗をか
きつつ黙々と歩くバター犬の後姿。
いやあ、すごい。ヤスジの絵は大画面にすると、白と黒以外の一切の色と過
剰でリアリスティックな表現を取り去ったダリですね。\(^O^)/
それから、ヤスジキャラを使ったグッズっていっぱいあるんですね。雑誌の
プレゼントなんかで作ったのもあったり。
クッションやら、マグカップやら、売ってるものならほしいなあと思うもの
も、いろいろありました。
グッズといえば、tti/salonで特別頒布があった筒井さんの「ポルノ惑星の
サルモネラ人間」のフィギュアセット。まだ開けてないです。「ポルノ惑星の
サルモネラ人間」、再読した影響と、ヤスジ展で、チクリ先生をみた影響で、
ゴケハラミ対チクリ先生の対決を妄想してしまいました。
ハリウッドで映画化しないかな。
絶対、できんわな。\(^O^)/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101171475/showshotcorne-22/ref=nosim
筒井康隆「ポルノ惑星のサルモネラ人間」
これは、本としての新バージョンですね。この本のために、作品に登場する
異形の生物のフィギュアが作られて、それを使った写真が載っています。フィ
ギュアは、サンクス・サークルKで販売されたんですが、セット販売がtti/
salonでありました。買ったはいいんだけど、もったいなくてまだ開けていま
せん。
それにつけても、作品を観ながら、「げらげら笑っちゃいかん、静かな場所
なんだから」と我慢しつつも、我慢できずに思わず笑ってしまう展覧会は初め
て。
もうね、「あぬなー」とか「ドシ!」なんて出ると、それだけで笑っちゃう
んですよね。
余談。
パチンコにも、鼻血ブーがあったんですね。
http://www.pachinkovillage.ne.jp//2001mac/crhanaziboy/crhanaziboy.html
ヤスジワールドは、こんなところにも進出していたのか。
やで、うれし。\(^O^)/
ベさんも、早く行ったほうがいいよ。
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_ ★きっと、たぶん、とても独りよがりなweblogもしくはphotolog - 2005年10月23日 23時16分03秒
pornkingさんのブログで紹介されていた『谷岡ヤスジ展』を観に三鷹に行って来た。谷岡ヤスジ氏は1999年に亡くなられていた。わたしは『メッタメタ』や『アサー!』、『鼻血ブー』というフレーズにピンとこなかったし、あまりよく実際知らなかった。年鑑をみると、ちょうど自....
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